Oracle Enterprise Manager Oracle Fusion Middlewareメトリック・リファレンス・マニュアル 10gリリース5(10.2.0.5.0) B54825-01 |
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Oracle Formsサービスの監視用に、様々なメトリックが提供されています。
「JVMコントローラ(Jvm Controllers)」カテゴリは、すべてのJVMコントローラに関する情報を提供します。次の表に、メトリックとその説明を示します。
表19-1 JVMコントローラ(JVM Controllers)メトリック
メトリック | 説明 |
---|---|
クラスパス(Classpath) |
このJVMコントローラのクラスパス。 |
CPU |
このメトリックは、このForms JVMコントローラにおけるCPU使用率の合計から算出されます。 |
Formsセッション(Forms Sessions) |
このJVMコントローラで処理しているFormsセッションの数。 |
JVMオプション(JVM Options) |
このJVMコントローラを開始したJVMオプション。 |
JVM |
このJVMコントローラで処理しているJVMの数。 |
ログ・ファイル(Logfile) |
このJVMコントローラのログ・ファイルの場所。 |
ロギング(Logging) |
このJVMコントローラに対してロギングがオンになっているかオフになっているかを示します。 |
最大プロセス数(Max Processes) |
このJVMコントローラが子JVMを作成する前にサービスを提供できるFormsランタイム・プロセスの最大数。 |
プライベート・メモリー(Private Memory) |
このメトリックは、このForms JVMコントローラにおけるプライベート・メモリー使用率の合計から算出されます。 |
開始時間(Start Time) |
このJVMコントローラの開始時刻。 |
「JVM負荷(Jvm Load)」カテゴリは、Forms JVMプロセスによって生成された現在の負荷に関する情報を提供します。次の表に、メトリックとその説明を示します。
表19-2 JVM負荷(Jvm Load)メトリック
メトリック | 説明 |
---|---|
CPU合計(%)(Total CPU (%)) |
このメトリックは、すべてのForms JVMプロセスにおけるCPU使用率の合計から算出されます。 デフォルトでは、このメトリックのしきい値は設定されていません。必要に応じて、しきい値を編集できます。 |
メモリー合計(Total Memory) |
このメトリックは、すべてのForms JVMプロセスにおけるプライベート・メモリーおよび共有メモリーの使用率の合計から算出されます。 |
合計プライベート・メモリー(Total Private Memory) |
このメトリックは、すべてのForms JVMプロセスにおけるプライベート・メモリー使用率の合計から算出されます。 |
合計共有メモリー(Total Shared Memory) |
このメトリックは、すべてのForms JVMプロセスにおける共有メモリー使用率の合計から算出されます。 |
「ロード(Load)」カテゴリは、Formsプロセスによって生成された現在の負荷に関する情報を提供します。
このメトリックは、すべてのFormsプロセスにおけるCPU使用率の合計から算出されます。デフォルトでは、このメトリックのしきい値は設定されていません。しきい値は必要に応じて変更できます。
メトリック・サマリー
次の表は、メトリックの値が収集され、デフォルトのしきい値と比較される頻度を示しています。「通知前の発生の連続回数」列は、しきい値との比較の結果が連続して何回TRUEとなればアラートが生成されるかを示しています。
表19-3 メトリック・サマリー表
ターゲットのリリース | 評価および収集頻度 | アップロード頻度 | 演算子 | デフォルトの警告のしきい値 | デフォルトのクリティカルのしきい値 | 通知前の発生の連続回数 | アラート・テキスト |
---|---|---|---|---|---|---|---|
すべてのリリース |
毎分 |
12サンプルごと |
> |
定義なし |
定義なし |
1 |
CPU使用率は<value>%です |
データソース
このメトリックの値は、オペレーティング・システム固有のコマンドを使用して計算されます。
このメトリックは、すべてのFormsプロセスにおけるプライベート・メモリーおよび共有メモリーの使用率の合計から算出されます。
デフォルトでは、このメトリックのクリティカルのしきい値は90に、警告のしきい値は80に設定されています。メトリック値がクリティカルのしきい値を1回超えると、クリティカル・アラートが生成されます。警告アラートは、メトリック値が警告のしきい値を1回超えると生成されます。必要に応じて、しきい値を編集できます。
メトリック・サマリー
次の表は、メトリックの値が収集され、デフォルトのしきい値と比較される頻度を示しています。「通知前の発生の連続回数」列は、しきい値との比較の結果が連続して何回TRUEとなればアラートが生成されるかを示しています。
表19-4 メトリック・サマリー表
ターゲットのリリース | 評価および収集頻度 | アップロード頻度 | 演算子 | デフォルトの警告のしきい値 | デフォルトのクリティカルのしきい値 | 通知前の発生の連続回数 | アラート・テキスト |
---|---|---|---|---|---|---|---|
すべてのリリース |
毎分 |
12サンプルごと |
> |
80 |
90 |
1 |
メモリー使用率は<value>%です |
データソース
このメトリックの値は、オペレーティング・システム固有のコマンドを使用して計算されます。
「レスポンス」カテゴリは、Formsサーブレットの反応に関する情報を提供します。
このメトリックは、Oracle Formsサーブレットのレスポンス時間をミリ秒単位で表示します。
デフォルトでは、このメトリックのクリティカルのしきい値は1000に、警告のしきい値は500に設定されています。メトリック値がクリティカルのしきい値を1回超えると、クリティカル・アラートが生成されます。警告アラートは、メトリック値が警告のしきい値を1回超えると生成されます。必要に応じて、しきい値を編集できます。
メトリック・サマリー
次の表は、メトリックの値が収集され、デフォルトのしきい値と比較される頻度を示しています。「通知前の発生の連続回数」列は、しきい値との比較の結果が連続して何回TRUEとなればアラートが生成されるかを示しています。
表19-5 メトリック・サマリー表
ターゲットのリリース | 評価および収集頻度 | アップロード頻度 | 演算子 | デフォルトの警告のしきい値 | デフォルトのクリティカルのしきい値 | 通知前の発生の連続回数 | アラート・テキスト |
---|---|---|---|---|---|---|---|
すべてのリリース |
毎分 |
12サンプルごと |
> |
500 |
1000 |
1 |
Formsリスナーのレスポンス時間は許容されません。 |
データソース
このメトリックの値は、Formsの「概要」ページに表示されるサーブレットURLへのレスポンスを測定することによって取得されます。
デフォルトでは、このメトリックのクリティカルのしきい値は0に設定されています。これは、Formsサーブレットが使用不可であることを示します。クリティカル・アラートは、メトリック値がクリティカルのしきい値と1回等しくなると生成されます。このしきい値はデフォルトのままにしておくことをお薦めします。
メトリック・サマリー
次の表は、メトリックの値が収集され、デフォルトのしきい値と比較される頻度を示しています。「通知前の発生の連続回数」列は、しきい値との比較の結果が連続して何回TRUEとなればアラートが生成されるかを示しています。
表19-6 メトリック・サマリー表
ターゲットのリリース | 評価および収集頻度 | アップロード頻度 | 演算子 | デフォルトの警告のしきい値 | デフォルトのクリティカルのしきい値 | 通知前の発生の連続回数 | アラート・テキスト |
---|---|---|---|---|---|---|---|
すべてのリリース |
毎分 |
12サンプルごと |
= |
定義なし |
0 |
1 |
Formsインスタンスにアクセスできません。 |
データソース
このメトリックの値は、Formsの「概要」ページに表示されるサーブレットURLの可用性を測定することによって取得されます。このメトリックの現在の値は、Formsの「概要」ページの「レスポンス(Response)」および「ロード(Load)」でも確認できます。
ユーザーの処理
OC4J_BI_Forms OC4Jインスタンスが起動しているかどうかを確認します。起動している場合は、forms90app.earアプリケーションが正常にデプロイされています。