26 Single Sign-On Server

Single Sign-On Serverのメトリックを使用して、OracleAS Single Sign-On Serverにおける負荷およびユーザー・アクティビティを監視できます。統計は、過去24時間に取得されたものです。

過去24時間のログイン・サーバー・メトリック（Login Server Metrics For The Last 24 Hours）

「過去24時間のログイン・サーバー・メトリック（Login Server Metrics For The Last 24 Hours）」は、過去24時間のOracleAS Single Sign-On Serverにおけるログイン・アクティビティに関する情報を提供します。次の表に、メトリックとその説明を示します。

注意: ターゲットのすべてのリリースにおいて、各メトリックの収集頻度は5分ごとになります。

表26-1 過去24時間のログイン・サーバー・メトリック（Login Server Metrics For The Last 24 Hours）

メトリック	説明
ログイン試行回数（Number of Login Attempts）	過去24時間のログイン試行回数
成功したログイン試行回数（Number of Successful Login Attempts）	過去24時間の成功したログイン試行回数の合計
失敗したログイン試行回数（Number of Unsuccessful Login Attempts）	過去24時間の失敗したログイン試行回数の合計
成功したログインの割合（Percentage of Successful Logins）	過去24時間の成功したログイン試行回数の割合
失敗したログインの割合（Percentage of Unsuccessful Logins）	過去24時間の失敗したログイン試行回数の割合

過去1時間のログイン・サーバー・メトリック（Login Server Metrics For The Last Hour）

これらのメトリックは、過去1時間のOracleAS Single Sign-On Serverにおけるログイン・アクティビティに関する情報を提供します。次の表に、メトリックとその説明を示します。

注意: ターゲットのすべてのリリースにおいて、各メトリックの収集頻度は60分ごとになります。

表26-2 過去1時間のログイン・サーバー・メトリック（Login Server Metrics For The Last Hour）

メトリック	説明
ログイン試行回数（Number of Login Attempts）	過去1時間のログイン試行回数
成功したログイン試行回数（Number of Successful Login Attempts）	過去1時間の成功したログイン試行回数の合計
失敗したログイン試行回数（Number of Unsuccessful Login Attempts）	過去1時間の失敗したログイン試行回数の合計
成功したログインの割合（Percentage of Successful Logins）	過去1時間の成功したログイン試行回数の割合
失敗したログインの割合（Percentage of Unsuccessful Logins）	過去1時間の失敗したログイン試行回数の割合

最も失敗の多かったログイン・ユーザー・メトリック（Most Failed Login Users Metrics）

「最も失敗の多かったログイン・ユーザー・メトリック（Most Failed Login Users Metrics）」は、失敗した各ログインに関する情報（失敗した時間およびユーザーがログインしようとしたマシンのIPアドレスなど）を提供します。

注意: ターゲットのすべてのリリースにおいて、各メトリックの収集頻度は5分ごとになります。

表26-3 最も失敗の多かったログイン・ユーザー・メトリック（Most Failed Login Users Metrics）

メトリック	説明
頻度（Frequency）	過去24時間にユーザーがログインに失敗した回数
サブスクライバID（Subscriber ID）	ログインしようとしたユーザーのサブスクライバID
サブスクライバ名（Subscriber Name）	ログインしようとしたユーザーのサブスクライバ名

SSOデータベース・インスタンス・メトリック（SSO Database Instance Metric）

「SSOデータベース・インスタンス・メトリック（SSO Database Instance Metric）」は、OracleAS Single Sign-On Serverスキーマが稼働しているOracle Databaseに関する情報を提供します。次の表に、メトリック、説明およびデータソースを示します。

注意: ターゲットのすべてのリリースにおいて、各メトリックの収集頻度は5分ごとになります。

表26-4 SSOデータベース・インスタンス・メトリック（SSO Database Instance Metric）

メトリック	説明	データソース
インスタンス名（Instance Name）	OracleAS Portalスキーマが稼働しているOracle Databaseの名前。	v$instance表のinstance_name
開始時間（Start Time）	Oracle Databaseが最後に起動した時刻	v$instance表のstartup_time
バージョン（Version）	使用するOracle Databaseのバージョン	v$instance表のversion

SSOステータスのメトリック（SSO Status Metric）

「SSOステータスのメトリック（SSO Status Metric）」を使用すると、OracleAS Single Sign-On Serverのステータスを監視できます。

ステータス（Status）

Single Sign-On Serverがアクセス可能かどうかを表示します。

メトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集され、デフォルトのしきい値と比較される頻度を示しています。「通知前の発生の連続回数」列は、しきい値との比較の結果が連続して何回TRUEとなればアラートが生成されるかを示しています。

表26-5 メトリック・サマリー表

ターゲットのリリース	評価および収集頻度	アップロード頻度	演算子	デフォルトの警告のしきい値	デフォルトのクリティカルのしきい値	通知前の発生の連続回数	アラート・テキスト
すべてのリリース	5分ごと	12サンプルごと	=	定義なし	0	1	SSOインスタンスにアクセスできません。

データソース

ステータスのテストには、mod_plsqlを使用しているSingle Sign-On Serverスキーマのパッケージへのpingが含まれます。

ユーザーの処理

ステータスのテストに失敗した場合、Single Sign-On Serverが依存しているコンポーネントのうち1つ以上のコンポーネントに問題があることを示しています。たとえば、Single Sign-On Serverのデータベース・アクセス記述子（DAD）のパスワードが間違っている場合、Oracle HTTP Serverが停止しているか、スキーマが稼働しているOracle Databaseにアクセスできません。