Oracle TimesTen In-Memory Databaseは、メモリーが最適化されたリレーショナル・データベースです。アプリケーション層にデプロイされたOracle TimesTen In-Memory Databaseは、標準のSQLインタフェースを介して物理的なメモリーと完全適合したデータベース上で機能します。トランザクションのリアルタイム・レプリケーションによって、メモリー内データベースの高可用性が実現されます。
このマニュアルでは次の情報を提供します。
TimesTenの動作の理解に役立つ基礎知識
最も一般的なタスクの実行方法を説明するステップバイステップ形式の手順と例
このマニュアルは、データベース・システムの仕組みを理解しているとともに、Structured Query Language(SQL)についての一般的な知識を持っていることを前提としています。
TimesTenのドキュメントは、次のURLのOracle Technology Network Japanで入手できます。
http://www.oracle.com/technetwork/database/timesten/documentation
TimesTenは複数のプラットフォームをサポートしています。このマニュアルに記述されている内容は、特に表記しないかぎり、サポートされるすべてのプラットフォームに適用されます。WindowsはWindows 2000、Windows XPおよびWindows Server 2003を表します。UNIXはSolaris、Linux、HP-UXおよびAIXを表します。
注意: TimesTenのドキュメントでは、「データ・ストア」と「データベース」という用語を同じ意味で使用しています。特に表記しないかぎり、どちらもTimesTenデータベースを表します。 |
このマニュアルの表記規則は、次のとおりです。
規則 | 意味 |
---|---|
太字 | 太字は、操作に関連するGraphical User Interface要素、または本文中で定義されている用語および用語集に記載されている用語を示します。 |
イタリック体 | イタリックは、ドキュメントのタイトル、強調またはユーザーが特定の値を指定するプレースホルダ変数を示します。 |
固定幅フォント |
固定幅フォントは、段落内のコマンド、URL、サンプル内のコード、画面に表示されるテキスト、または入力するテキストを示します。 |
固定幅フォントのイタリック |
固定幅フォントのイタリックは、置き換える必要があるコード例の変数です。次に例を示します。
|
[ ] | 大カッコは、カッコ内の項目を任意に選択することを表します。大カッコは、入力しないでください。 |
{ } | 中カッコは、カッコ内の項目のうち、1つが必須であることを表します。中カッコは、入力しないでください。 |
| |
縦線(パイプ)は、選択項目の引数を区切ります。 |
. . . | 引数の後の水平の省略記号は、1行のコマンドラインで複数の引数を使用できることを表します。 |
% |
%は、UNIXのシェル・プロンプトを表します。 |
# |
#は、UNIXのルート・プロンプトを表します。 |
このマニュアルでは、次の変数を使用して、パス、ファイルおよびユーザー名を表します。
規則 | 意味 |
---|---|
install_dir |
TimesTenの現在のリリースがインストールされているディレクトリのパスです。 |
TTinstance |
TimesTenのインストールで指定するインスタンス名です。インストール時に、英数字の一意のインスタンス名でTimesTenの各インストールを識別する必要があります。この名前はインストール・パスに表示されます。 |
bits またはbb |
32または64の2桁の数字は、32-bitまたは64-bitのオペレーティング・システムを表します。 |
release またはrr |
TimesTenのリリース番号の冒頭の3桁を示します。ドットが付く場合と付かない場合があります。例: 1121および11.2.1は、TimesTenリリース11.2.1を表します。 |
jdk_version |
2桁の数字は、JDKのメジャー・リリースのバージョン番号を表します。たとえば、JDK 1.4は14と表します。JDK 5は5と表します。 |
timesten |
TimesTenのインスタンス管理者を示す名前の例です。TimesTenの管理者名に、適切な名前を任意に使用することができます。Windowsの場合は、TimesTenのインスタンス管理者はAdministratorsグループのメンバーである必要があります。すべてのTimesTenインスタンスには、一意のインスタンス管理名があります。 |
DSN |
データソースの名前です。 |
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