「ページ・グループの作成」リンクが「ページ・グループ」ポートレットに表示されません。
「ページ・グループの作成」リンクを「ページ・グループ」ポートレットに表示するには、「すべてのページ・グループ」オブジェクト・タイプに対して「作成」以上のグローバル権限を持っている必要があります。
グローバル権限は、「Portalユーザー・プロファイル」ポートレットで割り当てられます。通常のインストール環境では、このポートレットは、Portalビルダーの「管理」タブの「Portal」サブタブにあります。「Portalユーザー・プロファイル」ポートレットで、ユーザー名を入力して「編集」をクリックし、次に「権限」タブをクリックして、前面に表示します。
「ページ・グループ」ポートレットでリストされたページ・グループを参照できません。そのページ・グループは確実に存在しています。
「ページ・グループ」ポートレットでページ・グループを参照するには、そのページ・グループに対して「表示」以上の権限を持っているか、「すべてのページ・グループ」オブジェクト・タイプに対して「表示」グローバル権限を持っている必要があります。
「表示」ページ・グループ権限は、ページ・グループ・プロパティの「アクセス」タブで割り当てます。「表示」グローバル権限は、「Portalユーザー・プロファイル」ポートレットで割り当てます。これらの権限を取得するには、ページ・グループ管理者またはPortal管理者に問い合せてください。
「ユーザーをブラウズ」アイコンが「アクセス」タブに表示されません。
Portal管理者が、スクリプトserlacl.sql
を実行して、ロールベースのセキュリティを強制した可能性があります。ロールベースのセキュリティにより、権限受領者はグループに限定されます。個々のユーザーには、権限を付与できません。このスクリプトは、実行後に付与される権限に影響を及ぼします。スクリプトの実行前に付与された権限は、変化しません。つまり、スクリプトの実行前に権限を保有していたユーザーは、個々に割り当てられた権限を保有し続けます。このスクリプトが実行されると、「ユーザーをブラウズ」アイコンは、「アクセス」タブの「権限受領者」フィールドの横に表示されません。また、「権限」タブが「Portalユーザー・プロファイルの編集」ページに表示されません。
詳細は、Oracle Fusion Middleware管理者ガイド for Oracle Portalを参照してください。
ページ・グループに対する「表示」権限を持っているのは一部のユーザーのみであるのに、多くのユーザーがそのページ・グループを閲覧できます。
ページ・グループに対する「表示」ページ・グループ権限を持っていないのに、そのページ・グループを閲覧できるユーザーは、そのようなアクセスを許可するグローバル権限を持っている可能性があります。最も制限されたグローバル権限(「すべてのページ・グループ」オブジェクト・タイプに対する「表示」グローバル権限)でも、ユーザーは現在のページ・グループ(およびその他すべてのユーザーのページ・グループ)を閲覧できます。
ページ・グループを閲覧できるユーザーのリストを制限するには、明示的にそのページ・グループに対する「表示」権限を付与されているユーザーのリストに加え、このグローバル権限を付与されているユーザーを制限する必要があります。
何人かのユーザーの持つページ・グループに対するアクセス権限を削除しましたが、まだそのページ・グループに対するアクセスが可能です。
そのユーザーは、ページ・グループのページのキャッシュ・バージョンを閲覧している可能性があります。ページ・グループに対するアクセス権限を失ったユーザーがそのページ・グループのいずれかのバージョンにアクセスすることを禁止するには、アクセス権限を変更した後に、ページ・グループの「アクセス」タブに移動し、「キャッシュのクリア」リンクをクリックします。これにより、残っているページのキャッシュ・バージョンがすべてクリアされるため、アクセス設定の変更結果をすぐに確認できます。
ページ・グループの1つ以上のページに対する「スタイルの管理」権限をユーザーに付与しましたが、ユーザーは異なるページ・スタイルを選択できません。
ページ・グループのプロパティの「メイン」タブを確認してください。次のオプションのいずれかまたは両方が選択されている必要があります。
権限が付与されたユーザーにページ・スタイルの管理を許可する
権限を付与されたユーザー(「スタイルの管理」ページ権限を持つユーザーなど)に、ページ・グループですべてのユーザーが閲覧する1つ以上のページ(つまり、「スタイルの管理」権限の対象となるすべてのページ)のページ・スタイルを変更することを許可する場合、このオプションを選択します。
権限が付与されたユーザーにページ・スタイルのパーソナライズを許可する
権限を付与されたユーザー(「<スタイル>のパーソナライズ」ページ権限を持つユーザーなど)に、ページ・グループでそのユーザーが独自に閲覧する1つ以上のページ(つまり、「<スタイル>のパーソナライズ」)権限の対象となるすべてのページ)のページ・スタイルを変更することを許可する場合、このオプションを選択します。
ページ・グループを作成したユーザーが、所属していた部門から離れました。このユーザーは、その部門のページ・グループに含まれるすべてのページの一番下に連絡先としてリストされています。この連絡先を変更するにはどうすればよいでしょうか。
その前任者がPortalスマート・リンクを使用して各ページに連絡先情報を追加している場合は、ページ・グループの連絡先情報を変更するだけで済みます。この設定は、ページ・グループ・プロパティの「メイン」タブにあります。「連絡先の電子メール」フィールドのエントリを変更してください。
前任者がテキスト・アイテムなどを使用して連絡先情報を追加している場合は、変更対象のテキスト・アイテムを個別に編集する必要があります。その場合、この機会を利用して、かわりにPortalスマート・リンクを追加することをお薦めします。詳細は、4.3.3.1項「ページ・グループ連絡先の電子メール・アドレスの指定」を参照してください。
新しいサブページを作成したときに、そのプロパティ設定が親ページのものと異なります。サブページを親ページと同様の設定にするにはどうすればよいでしょうか。
ページの親ページまたはグループ・ページからプロパティ設定を継承するように継承規則を設定できます。ページの親ページは、ページ階層において元のページの1つ上に位置するページです。ページのページ・グループは、ページの作成場所に相当するページ・グループです。
ページ・グループを制御する継承規則は、ページ・グループ・プロパティの「構成」タブで指定できます。
「構成」タブで、「ページのデフォルト」セクションの「編集」リンクをクリックします。表示されるページの「ページのデフォルト」ヘッダーの下で、次のオプションから選択します。
親ページ・プロパティをコピーして、ページを作成します: このオプションを選択すると、新規作成される子ページのデフォルト設定として親ページのプロパティ設定が使用されます。関連プロパティは、このセクションの初めにリストされています。
ページの作成時にデフォルト・プロパティを使用: このオプションを選択すると、ページ・グループで新規作成されるすべてのページに、デフォルトとしてページ・グループのプロパティ設定が使用されます。この設定は、親ページのプロパティをコピーするオプションとは異なり、親ページのプロパティ設定と異なっているかどうかにかかわらず、新規作成されるすべての子ページに独自のデフォルト設定としてページ・グループの設定が使用されます。
詳細は、4.5.2項「新規作成ページの継承規則の指定」を参照してください。
サブページをページ・グループのルート・ページから直接作成する場合は、ページ・グループ・プロパティとページ・プロパティを区別して考える必要があります。ページ・グループのルート・ページのプロパティ設定は、ページ・グループのプロパティ設定とは異なります。
ページ・グループ・プロパティは、「ページ・グループ」ポートレットの「作業場所」ドロップダウン・リストで選択したページ・グループの横の「構成」リンクをクリックすると表示されます。また、「編集」モードで、ページ上部にあるツールバーの「ページ・グループ」の横の「プロパティ」リンクをクリックしても表示されます。
ページ・プロパティは、「編集」モードで、ページ上部にあるツールバーの「ページ」の横の「プロパティ」リンクをクリックすると表示されます。
一部のプロパティは両方のセットに共通ですが、ページ・グループ・レベルで設定されるプロパティは、ページ・レベルで設定されるプロパティよりも広い範囲に適用される可能性があります。
ページ・グループにデフォルト・スタイルを選択しましたが、新しいページでそのスタイルが使用されません。
現在の継承規則を確認してください。ページ・グループではなく親ページからデフォルトを継承するよう設定されている可能性があります。
新規作成されたページがページ・グループからデフォルトを継承するよう継承規則を設定するには、ページ・グループ・プロパティの「構成」タブに移動し、「ページのデフォルト」の「編集」リンクをクリックします。次に、「ページの作成時にデフォルト・プロパティを使用」のラジオ・ボタンを選択します。次回このページ・グループでページを作成すると、そのスタイルのデフォルト設定は、ページ・グループ・レベルでの設定と同じになります。
ページ・グループにデフォルトのテンプレート(ページ・スキン)を選択しましたが、ページ・グループで新規作成したページのデフォルト選択になりません。
現在の継承規則を確認してください。ページ・グループではなく親ページからデフォルトを継承するよう設定されている可能性があります。
新規作成されたページがページ・グループからデフォルトを継承するよう継承規則を設定するには、ページ・グループ・プロパティの「構成」タブに移動し、「ページのデフォルト」の「編集」リンクをクリックします。次に、「ページの作成時にデフォルト・プロパティを使用」のラジオ・ボタンを選択します。次回このページ・グループでページを作成すると、ページ・グループに選択したデフォルトのテンプレート(ページ・スキン)が使用されます。
ページに適用されているページ・スキンを削除できません。
ページのテンプレート・オプションは、ページ・プロパティの「テンプレート」タブにあります。このタブで、「テンプレートを使用しない」オプションが選択されていることを確認してください。
ページがPortalテンプレートに基づいている場合、テンプレートにページ・スキンが含まれている可能性があります。Portalテンプレートに基づくページは、テンプレートのHTMLページ・スキンを継承します(適用される場合)。Portalテンプレートを使用するページの場合、テンプレートのHTMLページ・スキンを削除することや、それを別のHTMLページ・スキンで上書きすることはできません。つまり、Portalテンプレートに基づくページを編集する場合、HTMLページ・スキンを自由に選択することはできません。独自のページ・スキンを選択するには、最初にページをPortalテンプレートから分離する必要があります。
または、テンプレートに対する権限を持っており、テンプレートを使用する他のすべてのユーザーがその変更に不満を持たないと確信できる場合は、テンプレートを編集してHTMLページ・スキンを削除することも可能です。
新しいページが、指定したとおりにページ・グループからアクセス権限を継承しません。
問題のページがPortalテンプレートに基づいている可能性があります。テンプレートのプロパティの「アクセス」タブを確認してください。「ページに対し、別のアクセスの保持を可能にする」オプションが選択されていない場合、テンプレートに指定されたアクセス・ルールが、そのテンプレートを使用するすべてのページに強制的に適用されます。この場合、テンプレートを使用するページに「アクセス」タブは表示されません。
テンプレートに基づくページが、テンプレートで定義されたものと異なるアクセス・ルールを保持できるようにするには、テンプレートで「ページに対し、別のアクセスの保持を可能にする」オプションを選択します。
テンプレートを使用しているページのツールバーの「アクセス」リンクは、すぐに表示されないことがあります。この場合、テンプレートを使用しているページに移動し、編集モードに入ります。ページ上部のツールバーにある「ページ: プロパティ」リンクをクリックします。「アクセス」タブをクリックして前面に表示します。ここでアクセス設定を変更します。変更を終了したら、必ず「キャッシュのクリア」リンクをクリックしてください。これにより、キャッシュから以前の権限が削除されるため、新規に追加されたユーザーとグループはアクセスが可能となり、新規に削除されたユーザーとグループはアクセスが不可能となります。
ページ・レベルでのアクセス設定の制御を回復するため、テンプレートからページを分離することも可能です。これにより、テンプレートに追加された変更が、分離されたページに継承されなくなります。
Portalナビゲータのテンプレート、ページまたはナビゲーション・ページの横に「共有に移動」リンクが表示されません。
すべてのページ・グループ・オブジェクトのうち、これら3つのオブジェクトだけは、「共有オブジェクト」ページ・グループに移動できません。ページ・グループ間で共有するには、これらのオブジェクトを「共有オブジェクト」ページ・グループ内で新しく作成する必要があります。
詳細は、4.6項「ページ・グループ間でのオブジェクトの共有」を参照してください。
ページをポートレットとして公開すると、ページ・グループ間でページを共有できます。ポートレットとして公開されたページは、ポートレット・リポジトリを通じてすべてのページ・グループで使用できます。詳細は、8.5項「別のページへのページの配置」を参照してください。
Portalをスペイン語と英語の両方で公開しています。ファイル・アイテムをスペイン語バージョンに追加しました。これが英語バージョンにも表示されます。
Portalのデフォルト言語が英語であると仮定すると、Portalの翻訳バージョンに追加されたコンテンツは、デフォルト言語バージョン(この場合は英語バージョン)でも表示されます。ファイルの英語訳を英語バージョンに追加すると、最初にアップロードしたスペイン語バージョンのかわりに表示されます。
ドキュメントの英語翻訳を(同じ場所の)Portalに追加すると、Portalの英語バージョンのユーザーには、ドキュメントの英語バージョンのみが表示されます。
詳細は、19.3.1項「翻訳されたアイテムの追加」を参照してください。