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Oracle Fusion Middleware Oracle Portalユーザーズ・ガイド
11gリリース1(11.1.1)
B61383-01
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10.3 タブに関する作業

タブを使用すると、密集度を高めずにページ上の情報量を増やすことができます。たとえば、ユーザー・ベース全体のホームページを作成するとします。提供する情報には複数の異なる分野が含まれ、各分野は特定のユーザー(テクニカル、人事管理、マーケティング、財務)に関係しています。すべての情報を1つのページに表示するには、各分野を中心に扱う独自のタブを配置します(図10-38)。

図10-38 4つのタブ

4つのタブ

タブは、アクティブまたは非アクティブの2つの状態のいずれかになります。アクティブなタブは、タブ・セットで現在選択されているタブです。図10-38では、「Technical」タブがアクティブなタブです。他のタブは、非アクティブなタブです。アクティブなタブと非アクティブなタブには、異なる色、フォントおよびイメージを指定できます。

タブの使用方法は、ポータル内のナビゲーションをどのように実現するかによって異なります。タブを使用すると、ページで使用できるのと同じ機能の多くを組み込んだタブ・セットのナビゲーション・モデルを簡単にデプロイできます。

Oracle Portalのタブ機能は、ポータルの設計でタブ・セットを実現する1つの方法にすぎません。標準的なHTML技法をポータル・ページと組み合せて使用すると、その他の様々な方法を実現できます。たとえば、JavaScriptを使用すると、ポータル・ページおよびサブページがタブ・セット内の一連のタブとして表示されるような効果を作成できます。

ナビゲーションの詳細は、第13章「ポータルのナビゲーションの設計」を参照してください。

タブを保護する方法は、第17章「コンテンツの保護」を参照してください。

この項では、Oracle Portal固有の機能を使用してタブを処理する方法をいくつか説明します。内容は次のとおりです。

10.3.1 ページへのタブの追加

タブをページに追加するには、次の手順を実行します。

  1. Oracle Portalにログインします。

  2. 「構築」タブをクリックして、前面に表示します。

  3. 「ページ・グループ」ポートレットの「作業場所」ドロップダウン・リストから、タブを追加するページを所有するページ・グループを選択します。

    デフォルトでは、「ページ・グループ」ポートレットは「Portalビルダー」ページの「構築」タブにあります。

  4. 「レイアウトと外観」セクションの「ページ」で、タブを追加するページへのリンクをクリックします。

    ページが編集モードで開きます。

  5. タブを追加するリージョンで、「タブの追加」アイコンをクリックします。

    このとき、リージョンは図10-39のように表示されます。

    同じレベルにさらにタブを追加するには、追加したばかりのタブの横に表示される「タブの追加」アイコンをクリックします(図10-39)。タブの下の「タブの追加」アイコンをクリックすると、最初の列の下に別のタブの列が始まります(つまり、サブタブが作成されます)。

    図10-39 同じレベルでの新しいタブの作成

    前のタブと同じレベルへのタブの追加

リージョンで作成した1つ目のタブには、そのリージョンが含まれます。たとえば、アイテム・リージョンのツールバーの「タブの追加」アイコンをクリックすると、タブが作成され、そのタブの作成元となるアイテム・リージョンが含まれます。同じタブ・セットに作成した2つ目以降のタブには、それぞれ独自の空白のコンテンツ・リージョンが含まれます。

中央に揃えられたリージョンにタブを追加すると、「中央」がタブの位置オプションではなくても、タブは最初中央に配置されます。タブの位置を変更するには、タブ・リージョンを編集して「OK」をクリックします。タブ・リージョンの編集時に、リージョンに対してすでに左揃えが選択されていることが確認される場合があります。それにもかかわらず、最初にタブが左側に揃えられて表示されないのは、タブの作成元となるリージョンからデフォルト値が取得されているためです。タブの位置の変更方法は、10.3.5項「タブの位置の変更」を参照してください。

どんなタブがアクティブでも表示するポートレットまたはアイテム(会社のWebページへのリンクなど)がある場合、ポートレットまたはアイテムを含むリージョンと、タブを含むリージョンの2つにページを分割します(図10-40)。

図10-40 ロゴ用のリージョンとタブ・セット用のリージョン

2つのリージョン(タブがないリージョンと3つのタブがあるリージョン)

10.3.2 タブの命名

最初にタブをページに追加すると、タブに表示されるテキストはデフォルトの「新規タブ」になります。このテキストを変更して、用途に合せてタブにラベルを付けることができます。


注意:

タブのテキストを変更するには、少なくとも「管理」タブ権限が必要です。ただし、ページをパーソナライズできる場合は、自分が追加したタブのテキストのパーソナライズはできますが、他のユーザーが追加したタブのテキストのパーソナライズはできません。

タブのテキストを変更するには、次の手順を実行します。

  1. Oracle Portalにログインします。

  2. 「構築」タブをクリックして、前面に表示します。

  3. 「ページ・グループ」ポートレットの「作業場所」ドロップダウン・リストから、タブの名前を変更するページを所有するページ・グループを選択します。

    デフォルトでは、「ページ・グループ」ポートレットは「Portalビルダー」ページの「構築」タブにあります。

  4. 「レイアウトと外観」セクションの「ページ」で、タブの名前を変更するページへのリンクをクリックします。

    ページが編集モードで開きます。

  5. 該当するタブの「タブの編集」アイコン(図10-41)をクリックします。

    図10-41 「タブの編集」アイコン

    「タブの編集」アイコン
  6. 「名前」フィールドに、タブの名前を入力します。

    最大60文字を入力できます。任意の文字が使用できますが、次の文字を除きます。

    , & # % \ / : * ? < > | "

    名前は大/小文字を区別し、タブ・セット内では一意である必要があります。タブ・セットとは、同じレベルのすべてのタブを指します。ただし、タブ・セットのメンバーであるサブタブは除きます。また、名前は配置先のページのサブページ間でも一意である必要があります。


    注意:

    Oracle Portalのユーザー・インタフェースでは、値が必要なフィールドにアスタリスク(*)が表示されます。

    タブの名前は、タブにアクセスするためのパスベースのURLに使用されます。


    注意:

    URLの生成の詳細は、付録C「Oracle PortalでのURLの構成」を参照してください。

  7. 「表示名」フィールドに、タブに表示するテキストを入力します。

    任意の最大256文字を入力できます。指定しない場合、表示名はデフォルトの「新規タブ」になります。Oracle Portalに用意されたデフォルトのイメージではなく、独自のタブ・イメージを使用すると、表示名はユーザーがマウス・ポインタをタブの上に移動したときに表示される代替テキストとして使用されます。独自のタブ・イメージを使用する場合、そのイメージには、表示するテキストならどんなものでも含める必要があります。


    注意:

    Oracle Portalにおけるオブジェクトの命名規則の概要は、付録D「Oracle Portalのオブジェクト命名規則」を参照してください。

  8. 「OK」をクリックして変更を保存し、ページに戻ります。

10.3.3 リージョン内のタブの順序の並替え

ページ設計を改良または更新するとき、タブ・セットの元の表示順序を並び替えることが必要になる場合があります。Oracle Portalでは、タブの順序を簡単に並び替えることができます。


注意:

ページのタブを並び替えるには、少なくとも「コンテンツの管理」ページ権限が必要です。ただし、ページをパーソナライズできる場合は、ページの個人用ビューでタブの順序を並び替えることもできます。

タブの順序を並び替えるには、次の手順を実行します。

  1. Oracle Portalにログインします。

  2. 「構築」タブをクリックして、前面に表示します。

  3. 「ページ・グループ」ポートレットの「作業場所」ドロップダウン・リストから、タブが配置されたページを所有するページ・グループを選択します。

    デフォルトでは、「ページ・グループ」ポートレットは「Portalビルダー」ページの「構築」タブにあります。

  4. 「レイアウトと外観」セクションの「ページ」で、タブが配置されたページへのリンクをクリックします。

    ページが編集モードで開きます。

  5. 該当するリージョンの「タブの配置」アイコン(図10-42)をクリックします。

    図10-42 「タブの配置」アイコン

    「タブの配置」アイコン

    「タブの配置」ページが開きます。

  6. 「タブの配置」リストでタブを選択し、「移動」アイコンを使用してリスト内の他のタブに対する順序を並び替えます。

  7. 並び替えるタブごとに、手順6を繰り返します。

  8. 「OK」をクリックして変更を保存し、ページに戻ります。

10.3.4 タブの非表示/表示

状況によって、タブをユーザーに対して非表示にすることがあります。たとえば、他のユーザーが使用できるようにする前に、タブに対して作業する場合があります。タブを非表示にすると、他のユーザーはページを表示したときにそのタブを表示することができません。ただし、タブの作成者は、編集モードで表示および作業することができます。一部のユーザーはページを編集またはパーソナライズするときにそのタブを表示できますが、非表示タブとして識別され、アクセスできません。

システム・レベルのキャッシュ・オプションは、非表示タブがページ編集モードのグラフィカル・ビューに表示されるかどうかに影響を及ぼします。これは、ページ定義や完全に組み立てられたページのコンテンツがシステム・レベルでキャッシュされると、全ユーザーに対して、同じソースから同じ情報がレンダリングされるためです。

  • ユーザー・レベルでキャッシュされたページでは、非表示タブは「コンテンツの管理」以上のページ権限またはタブ権限を持っているユーザーに対してのみ(「非表示」として)表示されます。他のユーザーには表示されません。

  • ページ定義のみシステム・レベルでキャッシュされたページでは、非表示タブは「コンテンツの管理」以上のページ権限またはタブ権限を持っているユーザーに対してのみ(「非表示」として)表示されます。他のユーザーには表示されません。

  • 特定の期間(キャッシュの有効期間)にシステム・レベルでキャッシュされたページでは、非表示タブはすべてのユーザーに(「非表示」として)表示されます。


注意:

ページ上のタブを非表示または表示するには、少なくとも「管理」ページ権限が必要です。ただし、ページに対してパーソナライズの権限がある場合は、ページのパーソナライズ時にタブを非表示および表示することができます。

ページをパーソナライズするときにタブを非表示にすると、タブはページの個人用ビューでのみ非表示になります。他のユーザーは変らずそのタブを表示できます。


この項では、1つ以上のタブを非表示にする方法について説明します。この項の内容は、次のとおりです。

10.3.4.1 タブの非表示および表示

1つのタブを非表示にするには、次の手順を実行します。

  1. Oracle Portalにログインします。

  2. 「構築」タブをクリックして、前面に表示します。

  3. 「ページ・グループ」ポートレットの「作業場所」ドロップダウン・リストから、タブが配置されたページを所有するページ・グループを選択します。

    デフォルトでは、「ページ・グループ」ポートレットは「Portalビルダー」ページの「構築」タブにあります。

  4. 「レイアウトと外観」セクションの「ページ」で、タブが配置されたページへのリンクをクリックします。

    ページが編集モードで開きます。

  5. 非表示にするタブの「操作」アイコン(図10-43)をクリックします。

    図10-43 「操作」アイコン

    「操作」アイコン

    「操作の選択」ページが開きます。

  6. 「非表示」リンクをクリックします。

    タブは、編集モードではグレー表示されます。表示モードに切り替えると、そのタブは表示されなくなります。必要に応じて、編集モードでタブを編集し、再び表示することはできます。

非表示タブを表示するには、そのタブの「操作」アイコン(図10-43)をクリックし、「表示」を選択します。

10.3.4.2 複数のタブの同時非表示および表示

複数のタブを非表示にするには、次の手順を実行します。

  1. Oracle Portalにログインします。

  2. 「構築」タブをクリックして、前面に表示します。

  3. 「ページ・グループ」ポートレットの「作業場所」ドロップダウン・リストから、タブが配置されたページを所有するページ・グループを選択します。

    デフォルトでは、「ページ・グループ」ポートレットは「Portalビルダー」ページの「構築」タブにあります。

  4. 「レイアウトと外観」セクションの「ページ」で、タブが配置されたページへのリンクをクリックします。

    ページが編集モードで開きます。

  5. ページ上部のツールバーにある「ビューの編集: レイアウト」リンクをクリックします。

  6. レイアウト・ビューで、非表示にするタブの横のチェック・ボックスを選択します。

  7. ページ上部の「操作」の横の「非表示」ボタンをクリックします。

非表示タブを(レイアウト・ビューに)表示するには、表示するタブの横のチェック・ボックスを選択し、ページ上部の「操作」の横の「表示」ボタンをクリックします。

10.3.5 タブの位置の変更

タブをリージョンの左側または右側のどちらに表示するかを指定できます。また、リージョンの開始または終了の位置に表示することも指定できます。これにより、現在のポータルの言語の読む方向に従って、タブの表示を自動的に切り替えることができます。これは、双方向言語に対応する必要がある環境で使用すると特に便利です。

既存のタブの位置のみ変更できます。つまり、タブを作成する前にタブの位置をあらかじめ設定することはできません。

図10-44は、異なるタブの位置設定を指定した同じリージョンを示しています。

図10-44 異なるタブの位置設定を指定した同じリージョン

タブの左揃えおよび右揃えの図

タブの位置を変更するには、次の手順を実行します。

  1. Oracle Portalにログインします。

  2. 「構築」タブをクリックして、前面に表示します。

  3. 「ページ・グループ」ポートレットの「作業場所」ドロップダウン・リストから、タブが配置されたページを所有するページ・グループを選択します。

    デフォルトでは、「ページ・グループ」ポートレットは「Portalビルダー」ページの「構築」タブにあります。

  4. 「レイアウトと外観」セクションの「ページ」で、タブが配置されたページへのリンクをクリックします。

    ページが編集モードで開きます。

  5. タブが配置されたリージョンの「リージョンの編集」アイコン(図10-45)をクリックします。

    図10-45 「リージョンの編集」アイコン

    「リージョンの編集」アイコン

    注意:

    タブ内のリージョンではなく、タブのあるリージョン内のアイコン(つまり、タブの右側にあるアイコン)をクリックします。

  6. 表示されたページで、「タブの位置」リストから位置合せオプションを選択します。

    次の中から選択します。

    • 左: タブをリージョンの左端に揃えます。

    • 右: タブをリージョンの右端に揃えます。

    • 開始: ポータルの現在の言語の読む方向に従ってタブを揃えます。左から右に読む言語ではタブを左に、右から左に読む言語ではタブを右側に揃えます。

    • 終了: ポータルの現在の言語の読む方向に従ってタブを揃えます。左から右に読む言語ではタブを右に、右から左に読む言語ではタブを左に揃えます。


    注意:

    中央に揃えられたリージョンにタブを追加すると、「中央」がタブの位置オプションではなくても、タブは最初中央に配置されます。タブの位置を変更するには、タブ・リージョンを編集して「OK」をクリックします。タブ・リージョンの編集時に、リージョンに対してすでに左揃えが選択されていることが確認される場合があります。それにもかかわらず、最初にタブが左側に揃えられて表示されないのは、タブの作成元となるリージョンからデフォルト値が取得されているためです。

  7. 「OK」をクリックして、ページに戻ります。

10.3.6 タブ・イメージの変更

一部のページ設計では、Oracle Portalに用意されたデフォルトのイメージのかわりに独自のタブ・イメージを使用する場合があります。イメージは、アクティブなタブと非アクティブなタブの両方に追加します。アクティブなイメージは、タブが選択されるときに表示され、非アクティブなイメージはタブが選択されないときに表示されます。また、ユーザーがタブの上にマウス・ポインタを移動したときに、アクティブなイメージが非アクティブなタブに表示されるように反転効果を追加できます(10.3.7項を参照)。

アクティブなタブと非アクティブなタブで視覚的な差異が必要ない場合は、アクティブなタブ・イメージのみを追加できます。このイメージは、アクティブなタブと非アクティブなタブの両方に使用されます。

デフォルトのタブ・イメージ以外のタブ・イメージを使用すると、タブの表示名はタブに表示されません。これは、表示名がデフォルトのタブ・イメージとともに表示されるためです。かわりに、表示名は代替テキストとして使用され、ユーザーが非アクティブなタブの上でマウス・ポインタを動かすとポップアップされます。デフォルトのタブ・イメージ以外のイメージを使用するタブにラベルを付ける場合は、そのラベル・テキストを含むイメージを指定する必要があります。


注意:

タブ・イメージを変更するには、該当するタブに対して少なくとも「管理」タブ権限が必要です。ただし、ページに対してフル・パーソナライズ権限を持っている場合は、ページをパーソナライズするときに、自分が追加したタブのイメージを変更できます。パーソナライズでは、自分が作成していないタブに対してタブ・イメージをアップロードできません。

イメージは、JPEGやGIFなど、ブラウザで表示できるタイプである必要があります。

タブ・イメージを変更するには、次の手順を実行します。

  1. Oracle Portalにログインします。

  2. 「構築」タブをクリックして、前面に表示します。

  3. 「ページ・グループ」ポートレットの「作業場所」ドロップダウン・リストから、タブが配置されたページを所有するページ・グループを選択します。

    デフォルトでは、「ページ・グループ」ポートレットは「Portalビルダー」ページの「構築」タブにあります。

  4. 「レイアウトと外観」セクションの「ページ」で、タブが配置されたページへのリンクをクリックします。

    ページが編集モードで開きます。

  5. 該当するタブの「タブの編集」アイコン(図10-46)をクリックします。

    図10-46 「タブの編集」アイコン

    「タブの編集」アイコン

    「タブの編集」ページが開きます。


    注意:

    タブの横や下ではなく、タブ自体に表示されている「編集」アイコンを必ずクリックしてください。

  6. 「アクティブなタブ・イメージ」フィールドの横の「ブラウズ」ボタンをクリックして、先頭のタブに表示するグラフィックを探して選択します。

    あるいは、次のようなイメージの場所とファイル名を手動で入力します。

    c:\webimages\maintab_on.gif

  7. 必要に応じて、「アクティブなタブ・イメージ」フィールドの横の「ブラウズ」ボタンをクリックして、先頭以外のタブに表示するグラフィックを探して選択します。

    あるいは、次のようなイメージの場所とファイル名を手動で入力します。

    c:\webimages\maintab_off.gif


    注意:

    非アクティブなタブ・イメージは、現在選択されているタブではないときのタブの外観を変える場合、または反転効果を使用する場合に指定します(10.3.7項を参照)。それ以外の場合は、非アクティブなタブ・イメージはタブ・イメージ・オプションが機能するのに不要です。

  8. 「OK」をクリックして変更を保存し、ページに戻ります。

タブ・イメージを削除するには、手順1〜5を実行した後、イメージの横の「削除」アイコンをクリックします。(「削除」アイコンは、デフォルトのタブ・イメージ以外のタブ・イメージが存在する場合にのみ表示されます。)

10.3.7 タブへの反転効果の追加

反転効果を使用すると、ユーザーがタブの上にマウス・ポインタを移動したときに、非アクティブなタブ・イメージがアクティブなタブ・イメージに切り替ります。タブ・リージョンで反転効果を有効にし、タブにアクティブなイメージとアクティブでないイメージを適用することによって、反転効果をタブに追加できます。

反転効果が正しく機能するには、デフォルトのタブ・ページではなくアクティブなタブ・イメージと非アクティブなタブ・イメージを追加する必要があり(10.3.6項を参照)、ページには1つ以上のタブが必要です。つまり、タブを作成する前に反転効果をあらかじめ構成することはできません。反転効果は、ページ編集モードではなく、ページ表示モードで実行されます。

タブに反転効果を追加するには、次の手順を実行します。

  1. Oracle Portalにログインします。

  2. 「構築」タブをクリックして、前面に表示します。

  3. 「ページ・グループ」ポートレットの「作業場所」ドロップダウン・リストから、タブが配置されたページを所有するページ・グループを選択します。

    デフォルトでは、「ページ・グループ」ポートレットは「Portalビルダー」ページの「構築」タブにあります。

  4. 「レイアウトと外観」セクションの「ページ」で、タブが配置されたページへのリンクをクリックします。

    ページが編集モードで開きます。

  5. 該当するタブ・リージョンの「リージョンの編集」アイコン(図10-47)をクリックします。

    図10-47 「リージョンの編集」アイコン

    「リージョンの編集」アイコン

    注意:

    タブ自体やタブの下ではなく、タブ・リージョン自体のアイコン(タブの右側のアイコン)を必ずクリックしてください。

  6. 表示されたページで、「リージョン表示オプション」セクションに移動し、「タブ・イメージに反転効果を使用」を選択します。

  7. 「OK」をクリックして変更を保存し、ページに戻ります。

  8. 各タブを編集して、アクティブなイメージと非アクティブなイメージを指定します(10.3.6項を参照)。

アクティブなタブ・イメージは、表示モードでユーザーが非アクティブなタブの上にマウス・ポインタを移動したときに、実行されます。

10.3.8 タブの削除

タブを削除するタスクは単純明快ですが、実行する前に考慮する事項がいくつかあります。コンテンツを含むタブを削除すると、そのコンテンツはタブとともに削除されます。削除操作中にコンテンツを移動することはできません。タブを削除する前に、保持するコンテンツを必ず移動してください。

また、タブがテンプレートから導出されている場合は、そのテンプレートに基づいたページ上のすべてのタブに対して「コンテンツの削除」権限も持っている場合にかぎり、タブを削除できます。これは、適切な権限を持っていないユーザーがコンテンツを管理できないようにするためです。

同時に1つまたは複数のタブを削除できます。この項では、その両方を実行する方法について説明します。この項の内容は、次のとおりです。


注意:

ページからタブを削除するには、親ページ(削除するタブを含むページ)または削除するサブタブを含むタブに対して少なくとも「管理」ページ権限が必要です。

ページに対してフル・パーソナライズ権限を持っている場合は、ページをパーソナライズするときに、自分が作成したタブを削除できますが、自分が作成していないタブを削除することはできません。


10.3.8.1 1つのタブの削除

ページから1つのタブを削除するには、次の手順を実行します。

  1. Oracle Portalにログインします。

  2. 「構築」タブをクリックして、前面に表示します。

  3. 「ページ・グループ」ポートレットの「作業場所」ドロップダウン・リストから、タブが配置されたページを所有するページ・グループを選択します。

    デフォルトでは、「ページ・グループ」ポートレットは「Portalビルダー」ページの「構築」タブにあります。

  4. 「レイアウトと外観」セクションの「ページ」で、タブが配置されたページへのリンクをクリックします。

    ページが編集モードで開きます。

  5. 削除するタブの「操作」アイコン(図10-48)をクリックします。

    図10-48 「操作」アイコン

    「操作」アイコン

    「操作の選択」ページが開きます。

  6. 「削除」リンクをクリックします。

  7. 確認のページで、「はい」をクリックします。

    タブとそのすべてのコンテンツが削除されます。

10.3.8.2 複数のタブの同時削除

複数のタブを同時に削除するには、次の手順を実行します。

  1. Oracle Portalにログインします。

  2. 「構築」タブをクリックして、前面に表示します。

  3. 「ページ・グループ」ポートレットの「作業場所」ドロップダウン・リストから、タブが配置されたページを所有するページ・グループを選択します。

    デフォルトでは、「ページ・グループ」ポートレットは「Portalビルダー」ページの「構築」タブにあります。

  4. 「レイアウトと外観」セクションの「ページ」で、タブが配置されたページへのリンクをクリックします。

    ページが編集モードで開きます。

  5. ページ上部のツールバーにある「ビューの編集: レイアウト」リンクをクリックします。

  6. レイアウト・ビューで、削除する各タブの横のチェック・ボックスを選択します。

  7. 「削除」をクリックします。

  8. 確認のページで、「はい」をクリックします。

    選択したタブとそれらのコンテンツがすべて削除されます。