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Oracle Fusion Middleware Oracle Portalユーザーズ・ガイド
11gリリース1(11.1.1)
B61383-01
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15.8 ポートレットの問題のトラブルシューティング

リージョンにコンテンツを追加できません。

コンテンツを追加するための十分な権限を持っていない可能性があります。対象のリージョンを含むページまたはタブに対して、少なくともページ(またはタブ)権限「コンテンツの管理」または「承認付きアイテムの管理」が必要です。

ページがPortalテンプレートに基づいていて、テンプレート・リージョンがロックされている場合は、WebDAVクライアントを介して操作しないかぎり、そのリージョンにはコンテンツを追加できません。テンプレートのデフォルトのアイテム・リージョンが、コンテンツの追加をユーザーに許可しないように設定されている場合は、テンプレートに基づいたページにコンテンツを追加するとき、WebDAVではこの設定を無視します。

リージョンのロックを解除するには、次のようにします。

  1. ページまたはPortalテンプレートを編集モードで開き、リージョンを編集します。

  2. 「このリージョンにコンテンツを含めることをユーザーに許可する」を選択します。

  3. 「OK」をクリックして変更を保存し、ページまたはPortalテンプレートに戻ります。

ページ・ポートレットが、指定したソース・ページのスタイルではなくターゲット・ページのスタイルを使用しています。

ページ・ポートレットでは、ヘッダーおよび境界線の色を常に配置先のページから取得します。これは、ヘッダーおよび境界線の表示が、ソース・ページのスタイルに設定された値によってではなく、ターゲット・ページ上で制御されるためです。

これに対処する方法として、ページ・ポートレットを配置したリージョンを編集し、ポートレットのヘッダーおよび境界線の表示をオフにします。ページ・ポートレットに独自のポートレットが含まれる場合は、ページ・ポートレットのソース・ページでのリージョンのヘッダーおよび境界線の表示もオフにする必要があります。

リージョンのヘッダーおよび境界線をオフにする方法は、10.2.12項「ポートレットのヘッダーおよび境界線の表示または非表示」を参照してください。

ポートレットの背景色は、通常、ポートレットを配置したページに適用されるスタイルによって指定されます。ページ・ポートレットには、ソース・ページの背景色を表示する方法があります。ページ・ポートレットを配置したページ(ターゲット・ページ)に適用されるスタイルを編集します。「ポートレット・ボディ色」スタイル要素について、「背景色」フィールドから値を削除し、「適用」をクリックします。ページ・ポートレットのソース・ページに指定された背景色(すなわち「共通」スタイル要素の「背景色」プロパティ)が表示されます。

これを自分で実証するには、「Source」という名前のページと「Target」という名前のページを作成します。「Source」ページ用にSourceスタイルを、「Target」ページ用にTargetスタイルを作成します。Sourceスタイルの色の値をすべて、カラー・パレットの最後の赤に設定します。Targetスタイルの色の値をすべて、カラー・パレットの最後の青に設定します。


ヒント:

スタイルを編集するとき、スタイル要素のプロパティから別のスタイル要素のプロパティにすばやく移動するには、「スタイルの編集」ページの「プレビュー」セクションでそのスタイル要素のプロパティをクリックします。これにより、スタイル要素のプロパティが選択され、その値がすべて表示されて編集できます。

いくつかのポートレットとアイテムを「Source」ページおよび「Target」ページに追加します。「Source」ページをポートレットとして公開します。「Source」ページ・ポートレットを「Target」ページに配置します。

「Source」ページで「ポートレットを配置したページのスタイルを使用」の選択および選択の解除を試し、「Target」ページでその結果を表示してみます。また、Targetスタイルの「共通」スタイル要素の「背景」プロパティで、値フィールドに値を指定したり、クリアしたりしてみます。

自分のページ・ポートレットで、指定したコンテナ・ページのスタイルが使用されていません。

ページをポートレットとして公開するとき、ソース・ページのスタイルを使用するか、配置先ページのスタイルを使用するかを選択できます。ほとんどの場合、配置先ページのスタイルを使用します。例外は、ソース・ページが連携型Portalアダプタを介して提供される場合です。このような場合、配置先ページのスタイルを使用するための設定は無視されます。ページ・ポートレットでは、ソースに適用されたスタイルを使用します。

ページをポートレットとして公開し、ページに配置して、選択したリージョンを表示しました。それが今は空白で表示されています。

これにはソース・ページとPortalテンプレートが関係しています。選択したリージョンを表示するように「ページ」ポートレットを編集またはパーソナライズした後、ポートレットのソース・ページに、テンプレートに関連する変更(テンプレートの追加または切離し、またはポートレットでの表示を選択したリージョンに対応するテンプレート・リージョンの削除)を行った場合、ポートレットの「選択したリージョンを表示」設定ではこのような変更を解決できません。その結果、ポートレットがコンテンツなしで、つまり空白で表示されることになります。この状況を解決するには、ポートレットのリージョン表示設定を再編集するか、パーソナライズします。

ポートレットをパーソナライズするには、ページ表示モードで、ポートレット・ヘッダーの「パーソナライズ」リンクをクリックします。ページ・ポートレットでのリージョンの表示を制限する方法は、8.5.3項「表示するページ・ポートレットのリージョンの選択」を参照してください。

ポートレットを編集モードのページに追加しましたが、表示モードでは表示されません。

ポートレットまたはそのコンテナ・ページは、システム・レベルでキャッシュされていますか。システム・レベルでキャッシュされたポートレットでは、パブリック・コンテンツのみ表示されます。ポートレットで表示されるオブジェクトがパブリックでない場合、それらは表示されません。通常、これらのオブジェクトが表示されるか否かは、オブジェクトに対するユーザー・レベルの権限によって決まります。

十分な権限がある場合は、ページを編集するか、ポートレット・インスタンスを編集し、キャッシュ・オプションをシステム・レベル以外のキャッシュに変更します。ページ・キャッシュ・オプションは、ページ・プロパティの「メイン」タブにあります。ポートレット・インスタンス・キャッシュは、ページ編集モードで該当するポートレットの横の「操作」をクリックすることで使用できます。

「ページ」ポートレットまたはナビゲーション・ページでは、指定したソース・ページではなく、コンテナ・ページの背景色が使用されています。

ページ・ポートレットまたはナビゲーション・ページで、配置先のページに指定した背景色ではなく、独自の背景色が使用されるようにするには、次のようにします。

  1. ポートレットとして公開するときに、ページ・ポートレットまたはナビゲーション・ページで独自のスタイルを使用することを確認します(つまり、ポートレットとして使用しているページまたはナビゲーション・ページのこのオプションの選択を解除します)。

  2. ターゲット・ページ(つまり、ページ・ポートレットまたはナビゲーション・ページを配置するページ)で使用されるスタイルでは、「ポートレット・ボディ色」スタイル要素を「NULL」(値なし)に設定します。

ポートレットを閉じましたが、リストアされています。

一部のユーザーは、ポートレット・ヘッダー上の「閉じる/リストア」アイコンの表示を抑止できるレベルの権限を持っています。アイコンの表示が抑止されると、影響を受けるページ上の閉じられたポートレットのすべてのインスタンスが自動的にリストアされ、それらが永久に閉じられた状態でスタックされることを防ぎます。

権限を持つユーザーが、「閉じる/リストア」アイコンの表示をポートレットで元に戻すと、すべてのポートレット・インスタンスが、アイコン表示が抑止される前の状態にリセットされます。

ポートレットの編集およびパーソナライズ画面で、装飾(グラフィックスやリンク)はどうすれば削除できますか。

PortalのURLで_decoration=trueパラメータを探し、値を_decoration=falseに変更します。PortalのURLに_decorationパラメータが含まれていない場合、URLの最後に&_decoration=falseのように追加します。

このパラメータは、これらのリンクや装飾を使用しないポートレットを開発するときに、Portal Developer Kit(PDK)と使用すると便利です。

Oracle Technology Networkの追加情報
PDKについては、Oracle Technology Network(http://www.oracle.com/technology/products/ias/portal/portlet_development_10g1014.html)のポートレット開発ページをお読みください。