Oracle Business Intelligence Publisherレポート・デザイナーズ・ガイド リリース10.1.3.4 B51053-02 | ![]() 目次 | ![]() 前へ | ![]() 次へ |
この章では、次のトピックについて説明します。
BI Publisherでは、XMLデータに依存してレポートの書式設定と公開を行います。BI Publisherでは、レポート用にこのデータを取得するための方法が複数サポートされています。また、異なるソースのデータを組み合せて1つのレポートにすることもできます。
BI Publisherでは、次のデータ・モデル・タイプがサポートされます。
管理者が設定したトランザクション・データベースに対してSQL問合せを送信します。BI Publisherには、SQL問合せをGUIで作成できるクエリー・ビルダーも用意されています。
XMLを返すWebからRSSフィードを使用します。
WebサービスのWSDLをBI Publisherに渡してからパラメータをBI Publisherで定義することで、Webサービスを使用してレポート用のデータを返します。
BI Publisherのデータ・エンジンでは、データベースに対してあらゆる種類のXMLデータ構造をスケーラブルで効率的な方法で迅速に生成します。データ・テンプレートという手段により、BI Publisherのデータ・エンジンにデータのリクエストを送信します。
BI PublisherインストールをOracle Business Intelligence Presentation Servicesと統合した場合、Oracle BI Answersリクエストのデータを使用して、レポートを作成できます。この統合の詳細は、『Oracle Business Intelligence Publisher管理者および開発者ガイド』で「Oracle BI Presentation Servicesとの統合の設定」を参照してください。
BI PublisherインストールをOracle Discovererと統合した場合、Oracle Discovererワークシートのデータを使用して、レポートを作成できます。この統合の詳細は、『Oracle Business Intelligence Publisher管理者および開発者ガイド』で「Oracle BI Discovererとの統合の設定」を参照してください。
管理者が設定したディレクトリ内に格納されている事前生成済XMLデータ・ファイルを使用します。
管理者が設定したOLAPデータベースに対してマルチディメンション(MDX)問合せを作成します。
このデータ・セットの「データソース」を選択します。「デフォルトのデータソース」(「レポート・プロパティ」で定義済)を選択するか、リストから新しいデータソースを選択します。
セッションの問合せの結果をキャッシュするには、「結果のキャッシュ」ボックスを選択します。
問合せの結果をキャッシュすることによって、データの再問合せを行わずに複数のテンプレートを結果に適用できます。これによって、オンラインのパフォーマンスが向上します。ただし、セッション中にデータが更新された場合、ユーザーは、キャッシュを消去するまで「レポートの表示」ページに新規データを表示できません。
注意: キャッシュ有効期限とキャッシュ・サイズは構成設定で管理できます。詳細は、『Oracle Business Intelligence Publisher管理者および開発者ガイド』の「サーバー構成オプションの設定」を参照してください。
SQL問合せを入力するか、「クエリー・ビルダー」を選択します。クエリー・ビルダー・ユーティリティの詳細は、「クエリー・ビルダーの使用」を参照してください。
コーディングせずにSQL問合せを作成するには、クエリー・ビルダーを使用します。クエリー・ビルダーを使用すると、SQLに関する最小限の知識で、データベース・オブジェクトの検索とフィルタ処理、オブジェクトと列の選択、オブジェクト間の関連の作成、および書式設定された問合せ結果の表示を行うことができます。
クエリー・ビルダー・ページには、次の3つのセクションがあります。
「オブジェクト選択」ペインには、問合せの作成に使用できるオブジェクトのリストが表示されます。表示されるのは、現在のスキーマのオブジェクトのみです。
「設計」ペインには、「オブジェクト選択」ペインから選択したオブジェクトが表示されます。
「出力」ペインでは、条件の作成、生成されたSQLの表示、または問合せ結果の表示ができます。
問合せを作成するには、次の手順を実行します。
「オブジェクト選択」ペインからオブジェクトを選択します。
オブジェクトを「設計」ペインに追加し、列を選択します。
(オプション)オブジェクト間の関連を作成します。
(オプション)問合せ条件を作成します。
問合せを実行して結果を表示します。
「オブジェクト選択」ペインでは、スキーマを選択したり、オブジェクトの検索およびフィルタ処理ができます。
「オブジェクト選択」ペインを非表示にするには、このペインと「設計」ペインの間にあるコントロール・バーを選択します。このバーを再度選択すると、ペインが表示されます。
「スキーマ」リストには、データソースで使用可能なすべてのスキーマが表示されます。ただし、リスト内にアクセスできないスキーマがある場合があります。
「検索」フィールドを使用して、検索文字列を入力します。データソースに100を超える表がある場合は、この「検索」機能を使用して、目的のオブジェクトを検索および選択する必要があります。
「オブジェクト選択」ペインには、選択したスキーマの表、ビューおよびマテリアライズド・ビューがリストされます(Oracleデータベースの場合、シノニムもリストされます)。リストからオブジェクトを選択すると、そのオブジェクトが「設計」ペインに表示されます。この「設計」ペインを使用して、選択したオブジェクトを問合せで使用する方法を識別します。
すべてのタイプの列がオブジェクトとして「設計」ペインに表示されます。列に関する次の制限に注意してください。
各問合せで選択できる列数は60以下です。
選択できるのは次の列タイプのみです。
VARCHAR2、CHAR
NUMBER
DATE、TIMESTAMP
BLOB
注意: BLOBはXMLまたはイメージである必要があります。クエリー・ビルダーで問合せを実行すると、「結果」ペインにBLOBは表示されませんが、問合せはレポート・エディタに保存されるときに正しく作成されます。
XMLType
注意: クエリー・ビルダーで問合せを実行すると、XMLTypeはNULLとして表示されます。問合せをレポート・ビルダーに保存するときは、タイプからXMLを抽出するための関数(getClobval()など)を追加する必要があります。
オブジェクトを選択します。
選択したオブジェクトが「設計」ペインに表示されます。データ型を表すアイコンが列名の横に表示されます。
問合せに含める各列のチェック・ボックスを選択します。
列を選択すると、その列が「条件」タブに表示されます。この「条件」タブの「表示」チェック・ボックスは、問合せ結果に列を含めるかどうかを制御することに注意してください。デフォルトでは、このチェック・ボックスは選択されています。
最初の20列を選択するには、オブジェクトの左上隅にある小さいアイコンをクリックし、「すべてチェック」を選択します。
問合せを実行して結果を表示するには、「結果」を選択します。
ヒント: 問合せは、キー・ストローク[Ctrl] + [Enter]を使用して実行することもできます。
オブジェクトを選択するときは、「設計」ペインと「結果」ペインの間にある灰色の水平線を選択してドラッグすると、ペインのサイズを変更できます。
オブジェクトを削除するには、オブジェクトの右上隅にある「削除」アイコンを選択します。
オブジェクト内の列を一時的に非表示にするには、「列の表示/非表示」アイコンをクリックします。
条件を使用すると、作業対象のデータをフィルタ処理して識別できます。オブジェクト内の列を選択するときは、「条件」タブで条件を指定できます。これらの属性を使用して、列別名の変更、列条件の適用、列のソート、または関数の適用を行うことができます。
問合せに含める列を選択すると、その列は個別の行として「出力」ペインに表示されます。次の表で、「条件」タブで使用可能な属性を説明します。
条件属性 | 説明 |
---|---|
上矢印および下矢印 | 問合せ結果内の列の表示順序を制御します。 |
列 | 列名を表示します。 |
別名 | 列別名を指定します(オプション)。別名とは列名の別称です。別名は、列名をわかりやすくする場合、列名を短くする場合、またはあいまいな参照を防ぐ場合に使用します。 別名にはマルチバイト・キャラクタはサポートされないので注意してください。 |
条件 | 条件によって、問合せのWHERE句が変更されます。列条件を指定する場合は、適切な演算子とオペランドを含める必要があります。標準のSQL条件はすべてサポートされています。次に例を示します。 >=10 ='VA' IN (SELECT dept_no FROM dept) BETWEEN SYSDATE AND SYSDATE + 15 |
ソート・タイプ | 「ASC」(昇順)または「DESC」(降順)を選択します。 |
ソート順 | 数値(1、2、3など)を入力して、選択した列の表示順序を指定します。 |
表示 | 問合せ結果に列を含める場合は、このチェック・ボックスを選択します。フィルタ処理のためにのみ列を問合せに追加する必要がある場合は、「表示」を選択する必要はありません。 たとえば、次の問合せを作成するとします。 この問合せをクエリー・ビルダーで作成する手順は、次のとおりです。
|
関数 | 使用可能な引数関数は次のとおりです。
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グループ別 | 集合関数を使用するときにグループ化の対象となる列を指定します。対象は出力に含まれる列のみです。 |
削除 | 列の選択を解除して、問合せから列を除外します。 |
列を選択して条件を定義すると、クエリー・ビルダーによってSQLが記述されます。
基礎となるSQLを表示するには、「SQL」タブをクリックします。
オブジェクト間の関連は、結合を作成することによって作成できます。結合によって、複数の表、ビューまたはマテリアライズド・ビューの間の関連が識別されます。
結合問合せを記述する際は、2つのオブジェクト間の関連を示す条件を指定します。この条件は結合条件と呼ばれます。結合条件によって、あるオブジェクトの行と別のオブジェクトの行を結合する方法が決まります。
クエリー・ビルダーでは、内部結合、外部結合、左結合および右結合がサポートされています。内部結合(単純結合とも呼ばれます)は、結合条件を満たす行を戻します。外部結合は、単純結合の結果を拡張します。外部結合は、結合条件を満たすすべての行を戻し、さらに、一方の表に結合条件を満たす行がない場合は、結合条件を満たす一部またはすべての行をもう一方の表から戻します。
注意: 結合条件の詳細は、『Oracle Database SQLリファレンス』を参照してください。
「設計」ペインの「結合」列を選択して、結合を手動で作成します。
「オブジェクト選択」ペインから、結合するオブジェクトを選択します。
結合する列を識別します。
列名に隣接する「結合」列を選択して、結合を作成します。「結合」列はデータ型の右側に表示されます。カーソルを適切な位置に置くと、次のヘルプ・ヒントが表示されます。
結合対象の列を選択するには、ここをクリックしてください
最初のオブジェクトに対して、適切な「結合」列を選択します。
選択すると、「結合」列が選択表示になります。「結合」列の選択を解除するには、「結合」列を再度選択するか、[Esc]を押します。
2番目のオブジェクトに対して、適切な「結合」列を選択します。
結合すると、2つの列が線で結ばれます。次の図に、例を示します。
問合せに含める列を選択します。結合線にカーソルを置くと、結合した結果のSQL文を表示できます。
「結果」をクリックして問合せを実行します。
問合せを作成して実行した後は、「保存」ボタンを選択してレポート・エディタに戻ります。問合せが「SQL問合せ」ボックスに表示されます。
クエリー・ビルダーからレポート・エディタに問合せを保存した後は、「クエリー・ビルダー」を再度選択するだけで、問合せを編集できます。クエリー・ビルダーが問合せを解析し、変更用のクエリー・ビルダー・インタフェースが表示されます。
HTTPデータソース・タイプを使用して、WebのRSSフィードからレポートを作成できます。
HTTP(XML入力)にパラメータを含める場合は、最初にパラメータを定義して、データソースの設定時にそのパラメータを選択できるようにする必要があります。「パラメータと値リストの追加」を参照してください。
XML入力のURLを入力します。
メソッドのGetまたはPostを選択します。
必要に応じて、URLに対するユーザー名、パスワードおよびレルムを入力します。
セッションの問合せの結果をキャッシュするには、「結果のキャッシュ」ボックスを選択します。
問合せの結果をキャッシュすることによって、データの再問合せを行わずに複数のテンプレートを結果に適用できます。これによって、オンラインのパフォーマンスが向上します。ただし、セッション中にデータが更新された場合、ユーザーは、キャッシュを消去するまで「レポートの表示」ページに新規データを表示できません。
注意: キャッシュ有効期限とキャッシュ・サイズは構成設定で管理できます。詳細は、『Oracle Business Intelligence Publisher管理者および開発者ガイド』の「サーバー構成オプションの設定」を参照してください。
パラメータを追加するには「追加」リンクを選択します。名前を入力して値を選択します。「パラメータ」セクションで定義したパラメータ識別子によって、「値」リストが移入されます。「パラメータと値リストの追加」を参照してください。
BI Publisherでは、次のデータ型を戻す文書またはリテラルのWebサービス・データソースをサポートしています。
文字列
ブール
日時
小数
整数
ヒント: WSDLのURLが企業ファイアウォールの外部にある場合は、プロキシ・パラメータを使用してBI Publisherサーバーを起動する必要があります。
BI Publisherでは単純なデータ型や複合データ型を戻すWebサービスをサポートしています。Webサービスのデータ・モデルを定義する際に、単純データ型と複合データ型とを区別する必要があります。各データ型の設定の詳細は、「単純なWebサービスの追加例」と「複合的なWebサービスの追加」を参照してください。
Webサービス・メソッドにパラメータを含める場合は、最初にパラメータを定義して、データソースの設定時にそのパラメータを選択できるようにする必要があります。「パラメータと値リストの追加」を参照してください。
複数のパラメータがサポートされています。メソッド名が正しいことと、パラメータの順序がメソッド内での順序と一致することを確認します。Webサービスで2つのパラメータを受け入れるメソッドをコールする場合、それらの2つのパラメータに対して、レポート内で定義した2つのパラメータをマッピングする必要があります。サポートされているパラメータは、文字列や整数などの単純型のパラメータのみです。
WSDL URLおよびWebサービス・メソッドを入力します。
重要: 文書またはリテラルのWebサービスのみがサポートされています。
パラメータを指定するには、「追加」リンクを選択します。次に、リストからパラメータを選択します。
注意: パラメータは、レポート定義の「パラメータ」セクションですでに設定されている必要があります。「パラメータと値リストの追加」を参照してください。
この例では、WebサービスをデータソースとしてBI Publisherに追加する方法を示します。このWebサービスは、株価情報を戻します。また、株の銘柄記号を示す1つのパラメータを渡します。
WSDL URLは次のとおりです。
http://www.webservicex.net/stockquote.asmx?WSDL
Webサービスでコールできるメソッドとパラメータがわからない場合は、このURLをブラウザで開いて表示できます。このWebサービスには、GetQuoteというメソッドが含まれており、株の銘柄記号を示す1つのパラメータを取得します。
Webサービスをデータソースとして追加するには:
データ・セット情報を入力します。
データ・セットの「名前」を入力し、「タイプ」として「Webサービス」を選択します。
「複合タイプ」に「False」を選択します。
「WSDL URL」に、「http://www.webservicex.net/stockquote.asmx?WSDL」と入力します。
「メソッド」に「GetQuote」と入力します。
必要に応じて、「タイムアウト」の時間を秒単位で入力します。BI PublisherサーバーでWebサービスとの接続を確立できない場合、指定したタイムアウト時間が経過すると接続の試行はタイムアウトになります。
パラメータを定義し、そのパラメータをWebサービスのデータ・セットで使用可能にします。
「レポート」定義ペインで「パラメータ」を選択し、「新規」をクリックして、新しいパラメータを作成します。次のように入力します。
識別子: パラメータの内部識別子を入力します。
データ型: 文字列。
デフォルト値: 必要に応じて、パラメータのデフォルト値を入力します。
パラメータ・タイプ: テキスト。
表示ラベル: パラメータに表示するラベルを入力します。
テキスト・フィールド・サイズ: テキスト入力フィールドのサイズを文字数単位で入力します。
Webサービス・データ・セットに戻り、パラメータを追加します。
「パラメータ」の「詳細」セクションで、「追加」を選択します。指定した「Quote」パラメータが、リストから使用できるようになりました。
結果のXMLを表示するには、「表示」を選択します。Stock Quoteパラメータの有効な値を入力し、「表示」を再度選択します。
複合的なWebサービスをBI Publisherにデータソースとして追加することもできます。複合的なWebサービスは、単純なXML文字列でなく、複合的なデータ型を戻します。
複合的なWebサービスをデータソースとして使用するには、「複合タイプ」に「True」を選択してから、WSDL URLを入力します。WSDL URLをロードして解析すると、使用可能なWebサービスと操作がレポート・エディタの画面に表示されます。選択された各操作に対して、レポート・エディタには入力パラメータの構造が表示されます。「オプション・パラメータの表示」を選択すると、すべてのオプション・パラメータも表示できます。
Webサービスでコールできるメソッドとパラメータがわからない場合は、このURLをブラウザで開いて表示できます。
複合的なWebサービスをデータソースとして追加するには:
データ・セット情報を入力します。
データ・セットの「名前」を入力し、「タイプ」として「Webサービス」を選択します。
「複合タイプ」に「True」を選択します。
セキュリティ・ヘッダーを選択します。
無効: セキュリティ・ヘッダーを挿入しません。
2002: http://docs.oasis-open.org/wss/2004/01/oasis-200401-wss-wssecurity-secext-1.0.xsdの2002ネームスペースによりWS-Securityユーザー名トークンを有効にします。
2004: 次の2004ネームスペースによりWS-Securityユーザー名トークンを有効にします。
http://docs.oasis-open.org/wss/2004/01/oasis-200401-wss-username-token-profile-1.0#PasswordText
「ユーザー名」と「パスワード」: 必要に応じてWebサービスのユーザー名とパスワードを入力します。
必要に応じて、「タイムアウト」の時間を秒単位で入力します。BI PublisherサーバーでWebサービスとの接続を確立できない場合、指定したタイムアウト時間が経過すると接続の試行はタイムアウトになります。
WSDL URLを入力します。WSDLを入力すると、「Webサービス」リストにそのWSDLから使用可能なWebサービスが移入されます。
Webサービスをリストから選択します。Webサービスをリストから選択すると、「メソッド」リストに使用可能なメソッドが移入されます。
「メソッド」を選択します。メソッドを選択すると、「パラメータ」が表示されます。オプション・パラメータも表示するには、「オプション・パラメータの表示」を選択します。
パラメータを定義し、そのパラメータをWebサービスのデータ・セットで使用可能にします。
「レポート」定義ペインで「パラメータ」を選択し、「新規」をクリックして、新しいパラメータを作成します。次のように入力します。
識別子: パラメータの内部識別子を入力します。
データ型: 文字列。
デフォルト値: 必要に応じて、パラメータのデフォルト値を入力します。
パラメータ・タイプ: テキスト。
表示ラベル: パラメータに表示するラベルを入力します。
テキスト・フィールド・サイズ: テキスト入力フィールドのサイズを文字数単位で入力します。
Webサービス・データ・セットに戻り、パラメータを追加します。
「パラメータ」の入力フィールドには、${Parameter_Identifier}の構文で入力します。Parameter_Identifierには、パラメータをBI Publisherに定義したときに「識別子」に入力した値を指定します。
結果のXMLを表示するには、「表示」を選択します。パラメータの値を入力し、「表示」を再度選択します。
複雑なSQL問合せを作成するには、BI Publisherのデータ・テンプレートを使用します。機能と使用方法については、「データ・テンプレートの作成」を参照してください。現在、字句パラメータは、Oracle E-Business Suiteインスタンスへの問合せを実行する場合にのみサポートされていることに注意してください。
データ・テンプレート・コードを「データ・テンプレート」テキスト・ボックスに直接入力するか、別のテキスト・ソースからデータ・テンプレートをコピー・アンド・ペーストします。
重要: データ・テンプレートをコピーする場合、テキスト・ボックスへの入力は、<dataTemplate>要素で始まる必要があります。XML宣言は含めないでください。
Oracle Business Intelligence Presentation Servicesとの統合を有効にした場合は、BIカタログにアクセスして、Oracle BI Answersリクエストをデータソースとして選択できます。Oracle BI Answersは、Oracle Business Intelligence Enterprise Editionに含まれている非定型の問合せ作成ツールです。Oracle BI Answersでの作成方法の詳細は、『Oracle Business Intelligence Answers, Delivers, and Interactive Dashboardsユーザーズ・ガイド』を参照してください。
データ・セットの「タイプ」として、「Oracle BI Answers」を選択します。
注意: BI Publisherでは、Oracle BI Answersリクエストのデータ・セット・タイプとして値リストとパラメータがサポートされていません。
参照アイコンを選択して、Oracle BI Answersカタログに接続します。これにより、Oracle BI Presentation Servicesサーバー上のアクセス権を持つフォルダが表示されます。
注意: Oracle BI Answersをデータ・セットの「タイプ」として指定するには、Oracle BI Presentation Servicesとの統合を設定する必要があります。
レポートのデータ・セットとして使用するAnswersリクエストを選択します。
セッションの問合せの結果をキャッシュするには、「結果のキャッシュ」ボックスを選択します。
問合せの結果をキャッシュすることによって、データの再問合せを行わずに複数のテンプレートを結果に適用できます。これによって、オンラインのパフォーマンスが向上します。ただし、セッション中にデータが更新された場合、ユーザーは、キャッシュを消去するまで「レポートの表示」ページに新規データを表示できません。
注意: キャッシュ有効期限とキャッシュ・サイズは構成設定で管理できます。詳細は、『Oracle Business Intelligence Publisher管理者および開発者ガイド』の「サーバー構成オプションの設定」を参照してください。
BI Discovererと統合するには、Oracle BI Publisherの「管理」ページから「統合」ページの「Oracle BI Discoverer」タブを使用してデータソースを構成する必要があります。前提条件、制限および設定の詳細は、『Oracle Business Intelligence Publisher管理者および開発者ガイド』で「Oracle BI Discovererとの統合の設定」を参照してください。
注意: データ・モデルには、Discovererワークシート・ベースのデータ・セットを1つのみ含めることができます。
データ・セット・タイプのリストから「Oracle BI Discoverer」を選択します。そうすると、Discovererデータソースで適切な「詳細」リージョンが使用できるようになります。
詳細を入力します。
接続: 検索アイコンをクリックすると、使用可能なDiscoverer接続のリストが開きます。レポートで使用するワークシートを保持するDiscoverer接続を選択します。
ワークシート: 検索アイコンをクリックすると、使用可能なワークブックのリストが開きます。ワークブックにナビゲートして選択し、レポートのベースとなるワークシートを選択します。そうすると、BI Publisherによりそのフィールドにワークシートの完全修飾パスが挿入されます。
注意: Discovererワークシートがテーブル形式のレイアウトかクロス集計形式のレイアウトのどちらであるかに関係なく、Discoverer Webサービスではフラットなテーブル形式データとしてOracle BI Publisherにデータが返されます。BI Publisherのレイアウト機能を最大限に活用することができる設計になっています。このデータはBI Publisherでクロス集計形式としてレイアウトできます。
レポートを保存します。
「表示」をクリックして、選択したDiscovererワークシートによりレポートにデータが返されていることを確認します。ワークシートにパラメータがある場合、ワークシートでデータを返すためには、デフォルト値以外の値を選択して「表示」を再度クリックする操作が必要になる場合があります。
データソースを設定する場合(『Oracle Business Intelligence Publisher管理者および開発者ガイド』の「データソースの設定」を参照)、ファイル・ディレクトリをデータソースとして定義できます。XML文書をそのファイル・ディレクトリに配置すると、レポートのデータソースとして直接アクセスできるようになります。
データ・セットの「タイプ」として、「ファイル」を選択します。
「データソース」として、適切なファイル・ディレクトリを選択します。
レポートのデータ・セットとして使用するXML文書の「ファイル名」を入力します。ファイルがサブディレクトリにある場合は、そのパスも指定します。
BI Publisherでは、OLAPデータソースに対してマルチディメンション式(MDX)問合せをサポートしています。MDXを使用すると、キューブなどのマルチディメンション・オブジェクトに対して問合せを実行して、キューブのデータを含むマルチディメンション・セルセットを戻すことができます。MDXの構文とサポートされる関数の詳細は、OLAPデータベースのドキュメントを参照してください。
このデータ・セットの「データソース」を選択します。「デフォルトのデータソース」(「レポート・プロパティ」で定義済)を選択するか、リストから新しいデータソースを選択します。OLAP接続として定義されたデータソースのみがこのリストに表示されます。
セッションの問合せの結果をキャッシュするには、「結果のキャッシュ」ボックスを選択します。
問合せの結果をキャッシュすることによって、データの再問合せを行わずに複数のテンプレートを結果に適用できます。これによって、オンラインのパフォーマンスが向上します。ただし、セッション中にデータが更新された場合、ユーザーは、キャッシュを消去するまで「レポートの表示」ページに新規データを表示できません。
注意: キャッシュ有効期限とキャッシュ・サイズは構成設定で管理できます。詳細は、『Oracle Business Intelligence Publisher管理者および開発者ガイド』の「サーバー構成オプションの設定」を参照してください。
MDX問合せを直接入力するか、サード・パーティのMDXエディタからコピー・アンド・ペーストします。
「保存」をクリックします。
「表示」リンクを選択して問合せをテストします。このリンクを選択すると、レポート・ビューアのページが開きます。再度「表示」リンクを選択すると、問合せで戻されたデータ・セットが表示されます。
「編集」リンクを選択すると、レポート・エディタに戻ります。
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