Oracle Business Intelligence Publisher管理者および開発者ガイド リリース10.1.3.4 B51054-02 | ![]() 目次 | ![]() 前へ | ![]() 次へ |
配信オプション・ページを使用して、BI Publisherアプリケーションで使用するすべての配信チャネルを設定します。この章では、次の手順について説明します。
「管理」ページで「配信構成」を選択します。
次のプロパティを入力します。
SSL証明書ファイル: SSLがインストールで有効な場合は、このフィールドを空欄のままにして、BI Publisherに組込みのデフォルト証明書を使用できます。VeriSignなどの信頼できる認証局により署名された証明書をサーバーで使用する場合でも、SSLはデフォルト証明書で動作します。このフィールドは、ユーザーが自己署名証明書でSSLを使用する場合のみ必須です。自己署名証明書とは信頼できる認証局以外(通常はユーザー)で署名された証明書のことです。
電子メール送信者アドレス: BI Publisherサーバーからの電子メール・レポートの配信時に表示する送信元アドレスを入力します。デフォルト値は、bipublisher-report@oracle.comです。
配信通知電子メール送信者のアドレス: BI Publisherサーバーから配信された通知に表示する送信元アドレスを入力します。デフォルト値は、bipublisher-notification@oracle.comです。
通知の件名: 成功、警告および失敗の配信タイプごとに電子メールに表示する件名を入力します。
印刷は、Internet Printing Protocol(IPP)を介してのみサポートされます。IPP用にCUPSまたはWindowsのプリント・サーバーを設定する必要があります。「プリント・サーバーの設定」を参照してください。
PDFはビジネス・レポートで一般的に使用される出力フォーマットであり、Adobe Readerなどのビューア・ソフトウェアから印刷できます。ただし、一部のレポートは、レポート・サーバーから直接印刷する必要があります。たとえば給与明細書や請求書などは、通常、スケジュールされたバッチ・ジョブとして印刷されます。Postscript Level 3準拠のラスター画像処理に対応した新型のプリンタにはPDFドキュメントをネイティブにサポートできるものもありますが、PDFドキュメントを直接印刷できないPostscript Level 2のみをサポートするビジネス用プリンタも数多くあります。
BI PublisherサーバーからPDFドキュメントを直接印刷するために、次のオプションが用意されています。
BI Publisherの「PDFをPostScriptへ」フィルタを選択します。これは、UNIXまたはWindowsのプリント・サーバーで有効にできます。
カスタム・フィルタ、またはサード・パーティのフィルタを構成します。
プリント・サーバー用の他の必須フィールドをすべて設定すると、BI Publisherサーバーからシステム上のPostScript Level 2対応プリンタに直接、印刷出力するようにレポートをスケジュールできます。
プリンタまたはFAXを設定する手順は次のとおりです。
「管理」ページで「プリンタ」または「FAX」を選択してから、「サーバーの追加」を選択します。
新規サーバーに必要な「サーバー名」と「URI」の必須フィールドを入力します。
重要: タイプ(プリンタ、FAX、電子メール、WebDAVまたはFTP)に関係なく、各サーバーに対して一意の名前を入力する必要があります。
「フィルタ」を入力します(オプション)。
フィルタにより、Windowsベースのプリント・サーバーに対して、PDFをPostscriptに変換したり、PDFをTIFF(FAX用)に変換するための変換ユーティリティをコールできます。
BI Publisherには、PDFをPostscriptに変換するフィルタが含まれています。このフィルタは、PDFをPostscript Level 2に変換します。BI Publisherの事前定義済フィルタを使用する場合は、リストから「PDFをPostScriptへ」を選択します。詳細は、「PDFの印刷について」を参照してください。
カスタム・フィルタについて
カスタム・フィルタを指定するには、ネイティブOSコマンド文字列に、入力ファイル名用と出力ファイル名用の2つのプレースホルダ{infile}と{outfile}を設定して渡します。
この機能は、IPPプリンタを直接コールする場合、またはMicrosoft Internet Information Service(IIS)でIPPをコールする場合に特に有効です。CUPSとは異なり、これらのプリント・サーバーでは、プリンタが認識できる書式にプリント・ファイルが変換されません。したがって、サポートされる文書書式は限定されています。フィルタ機能を使用すると、任意のネイティブOSコマンドをコールして、ターゲットのプリンタが認識できる書式に文書を変換できます。
たとえば、PDF文書をPostscript書式に変換するには、PDFからPSに変換する次のコマンドを「フィルタ」フィールドに入力します。
pdftops {infile} {outfile}
LinuxからMicrosoft IISでHP LaserJetプリンタの設定をコールするには、Ghostscriptをフィルタとして設定することで、PDF文書をHP LaserJetが認識できる書式に変換できます。これを実行するには、「フィルタ」フィールドに次のGhostscriptコマンドを入力します。
gs -q -dNOPAUSE -dBATCH -sDEVICE=laserjet -sOutputFile={outfile} {infile}
FAXサーバーの場合は、フィルタを使用することで、ファイルをTag Image File Format(TIFF)に変換できます。
(オプション)必要に応じて、次のフィールドを入力します。
「セキュリティ」フィールド: 「ユーザー名」、「パスワード」、「認証タイプ」(「なし」、「Basic」、「ダイジェスト」)および「暗号化タイプ」(「なし」、「SSL」)。
「プロキシ・サーバー」フィールド: 「ホスト」、「ポート」、「ユーザー名」、「パスワード」、「認証タイプ」(「なし」、「Basic」、「ダイジェスト」)。
「管理」ページから「WebDAV」を選択します。すでに追加されているサーバーのリストが表示されます。「サーバーの追加」を選択します。
新規サーバーの「名前」と「ホスト」を入力します。
重要: タイプ(プリンタ、FAX、電子メール、WebDAVまたはFTP)に関係なく、各サーバーに対して一意の名前を入力する必要があります。
(オプション)必要に応じて、次のフィールドを入力します。
「一般」フィールド: 「ポート」。
「セキュリティ」フィールド: 「認証タイプ」(「なし」、「Basic」、「ダイジェスト」)および「暗号化タイプ」(「なし」、「SSL」)。
「プロキシ・サーバー」フィールド: 「ホスト」、「ポート」、「ユーザー名」、「パスワード」、「認証タイプ」(「なし」、「Basic」、「ダイジェスト」)。
レポートが完了した後の通知要求の送信先HTTPサーバーとして、アプリケーションのURLを登録するかHTTP URLを後処理できます。BI Publisherによって送信されるHTTP通知では、この画面で指定するURLに、ジョブID、レポートURLおよびジョブ・ステータスが追加されます。
HTTP通知を設定してサード・パーティ・アプリケーションと統合する方法の詳細は、「After Reportトリガーの設定」を参照してください。スケジュールされたレポートへのトリガーの追加方法は、『Oracle Business Intelligence Publisherレポート・デザイナーズ・ガイド』の「レポートのスケジュール」を参照してください。
「管理」ページから「HTTP」を選択します。すでに追加されているサーバーのリストが表示されます。「サーバーの追加」を選択します。
サーバー名とURLを入力します。レポートの処理が完了すると、ここで指定したURLに、ジョブID、レポートのURLおよびジョブ・ステータスが追加されます。
必要に応じて、「セキュリティ」情報を入力します。サーバーがパスワードで保護されている場合は、「ユーザー名」および「パスワード」を入力します。「認証タイプ」(「なし」、「Basic」、「ダイジェスト」)および「暗号化タイプ」(「なし」、「SSL」)を選択します。
通知がプロキシ・サーバー経由で送信される場合は、完全修飾された「ホスト」名、「ポート」、「ユーザー名」と「パスワード」、およびプロキシ・サーバーの「認証タイプ」を入力します。
「管理」ページから「電子メール」または「FTP」を選択します。すでに追加されているサーバーのリストが表示されます。「サーバーの追加」を選択します。
電子メール・サーバーまたはFTPサーバーの「名前」と「ホスト」を入力します。
重要: タイプ(プリンタ、FAX、電子メール、WebDAVまたはFTP)に関係なく、各サーバーに対して一意の名前を入力する必要があります。
(オプション)必要に応じて、次のフィールドを入力します。
「一般」フィールド: 「ポート」。
「セキュリティ」フィールド: 「ユーザー名」および「パスワード」。
Common Unix Printing System(CUPS)サーバーの設定
「管理」ページから「CUPSサーバー」を選択します。すでに追加されているサーバーのリストが表示されます。「サーバーの追加」を選択します。
CUPSサーバーの「サーバー名」と「ホスト」、および「ポート」を入力します。
詳細は、「CUPSの設定」を参照してください。
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