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Oracle Business Intelligence Publisher管理者および開発者ガイド
リリース10.1.3.4
B51054-02
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配信オプションの設定

概要

配信オプション・ページを使用して、BI Publisherアプリケーションで使用するすべての配信チャネルを設定します。この章では、次の手順について説明します。

配信オプションの設定

配信構成オプションの設定

  1. 「管理」ページで「配信構成」を選択します。

  2. 次のプロパティを入力します。

プリント・サーバーまたはFAXサーバーの設定

印刷は、Internet Printing Protocol(IPP)を介してのみサポートされます。IPP用にCUPSまたはWindowsのプリント・サーバーを設定する必要があります。「プリント・サーバーの設定」を参照してください。

PDFの印刷について

PDFはビジネス・レポートで一般的に使用される出力フォーマットであり、Adobe Readerなどのビューア・ソフトウェアから印刷できます。ただし、一部のレポートは、レポート・サーバーから直接印刷する必要があります。たとえば給与明細書や請求書などは、通常、スケジュールされたバッチ・ジョブとして印刷されます。Postscript Level 3準拠のラスター画像処理に対応した新型のプリンタにはPDFドキュメントをネイティブにサポートできるものもありますが、PDFドキュメントを直接印刷できないPostscript Level 2のみをサポートするビジネス用プリンタも数多くあります。

BI PublisherサーバーからPDFドキュメントを直接印刷するために、次のオプションが用意されています。

プリント・サーバー用の他の必須フィールドをすべて設定すると、BI Publisherサーバーからシステム上のPostScript Level 2対応プリンタに直接、印刷出力するようにレポートをスケジュールできます。

プリンタまたはFAXを設定する手順は次のとおりです。

  1. 「管理」ページで「プリンタ」または「FAX」を選択してから、「サーバーの追加」を選択します。

  2. 新規サーバーに必要な「サーバー名」と「URI」の必須フィールドを入力します。

    重要: タイプ(プリンタ、FAX、電子メール、WebDAVまたはFTP)に関係なく、各サーバーに対して一意の名前を入力する必要があります。

  3. フィルタ」を入力します(オプション)。

    フィルタにより、Windowsベースのプリント・サーバーに対して、PDFをPostscriptに変換したり、PDFをTIFF(FAX用)に変換するための変換ユーティリティをコールできます。

    BI Publisherには、PDFをPostscriptに変換するフィルタが含まれています。このフィルタは、PDFをPostscript Level 2に変換します。BI Publisherの事前定義済フィルタを使用する場合は、リストから「PDFをPostScriptへ」を選択します。詳細は、「PDFの印刷について」を参照してください。

    カスタム・フィルタについて

    カスタム・フィルタを指定するには、ネイティブOSコマンド文字列に、入力ファイル名用と出力ファイル名用の2つのプレースホルダ{infile}と{outfile}を設定して渡します。

    この機能は、IPPプリンタを直接コールする場合、またはMicrosoft Internet Information Service(IIS)でIPPをコールする場合に特に有効です。CUPSとは異なり、これらのプリント・サーバーでは、プリンタが認識できる書式にプリント・ファイルが変換されません。したがって、サポートされる文書書式は限定されています。フィルタ機能を使用すると、任意のネイティブOSコマンドをコールして、ターゲットのプリンタが認識できる書式に文書を変換できます。

    たとえば、PDF文書をPostscript書式に変換するには、PDFからPSに変換する次のコマンドを「フィルタ」フィールドに入力します。

    pdftops {infile} {outfile}

    LinuxからMicrosoft IISでHP LaserJetプリンタの設定をコールするには、Ghostscriptをフィルタとして設定することで、PDF文書をHP LaserJetが認識できる書式に変換できます。これを実行するには、「フィルタ」フィールドに次のGhostscriptコマンドを入力します。

    gs -q -dNOPAUSE -dBATCH -sDEVICE=laserjet -sOutputFile={outfile} {infile} 

    FAXサーバーの場合は、フィルタを使用することで、ファイルをTag Image File Format(TIFF)に変換できます。

  4. (オプション)必要に応じて、次のフィールドを入力します。

WebDAVサーバーの設定

  1. 「管理」ページから「WebDAV」を選択します。すでに追加されているサーバーのリストが表示されます。「サーバーの追加」を選択します。

  2. 新規サーバーの「名前」と「ホスト」を入力します。

    重要: タイプ(プリンタ、FAX、電子メール、WebDAVまたはFTP)に関係なく、各サーバーに対して一意の名前を入力する必要があります。

  3. (オプション)必要に応じて、次のフィールドを入力します。

HTTPサーバーの設定

レポートが完了した後の通知要求の送信先HTTPサーバーとして、アプリケーションのURLを登録するかHTTP URLを後処理できます。BI Publisherによって送信されるHTTP通知では、この画面で指定するURLに、ジョブID、レポートURLおよびジョブ・ステータスが追加されます。

HTTP通知を設定してサード・パーティ・アプリケーションと統合する方法の詳細は、「After Reportトリガーの設定」を参照してください。スケジュールされたレポートへのトリガーの追加方法は、『Oracle Business Intelligence Publisherレポート・デザイナーズ・ガイド』の「レポートのスケジュール」を参照してください。

  1. 「管理」ページから「HTTP」を選択します。すでに追加されているサーバーのリストが表示されます。「サーバーの追加」を選択します。

  2. サーバー名とURLを入力します。レポートの処理が完了すると、ここで指定したURLに、ジョブID、レポートのURLおよびジョブ・ステータスが追加されます。

  3. 必要に応じて、「セキュリティ」情報を入力します。サーバーがパスワードで保護されている場合は、「ユーザー名」および「パスワード」を入力します。「認証タイプ」(「なし」、「Basic」、「ダイジェスト」)および「暗号化タイプ」(「なし」、「SSL」)を選択します。

  4. 通知がプロキシ・サーバー経由で送信される場合は、完全修飾された「ホスト」名、「ポート」、「ユーザー名」と「パスワード」、およびプロキシ・サーバーの「認証タイプ」を入力します。

電子メール・サーバーまたはFTPサーバーの設定

  1. 「管理」ページから「電子メール」または「FTP」を選択します。すでに追加されているサーバーのリストが表示されます。「サーバーの追加」を選択します。

  2. 電子メール・サーバーまたはFTPサーバーの「名前」と「ホスト」を入力します。

    重要: タイプ(プリンタ、FAX、電子メール、WebDAVまたはFTP)に関係なく、各サーバーに対して一意の名前を入力する必要があります。

  3. (オプション)必要に応じて、次のフィールドを入力します。

Common Unix Printing System(CUPS)サーバーの設定

  1. 「管理」ページから「CUPSサーバー」を選択します。すでに追加されているサーバーのリストが表示されます。「サーバーの追加」を選択します。

  2. CUPSサーバーの「サーバー名」と「ホスト」、および「ポート」を入力します。

    詳細は、「CUPSの設定」を参照してください。