ヘッダーをスキップ
Oracle Business Intelligence新機能ガイド
リリース10.1.3.3.3
E06249-01
  目次
目次

戻る
戻る
 
次へ
次へ
 

1 Oracle BI Answersベースのメタデータ・ディクショナリ機能

この新機能により、管理者はOracle BI Answersでメタデータ・リポジトリの統計を分析できます。

Oracle BI Serverでは、リポジトリ内に含まれるメトリックとリポジトリ・オブジェクトの属性を記述したメタデータ・ディクショナリを生成できます。このメタデータ・ディクショナリの出力は、XMLドキュメントの静的なセットになります。メタデータ・ディクショナリの詳細は、『Oracle Business Intelligence Server管理ガイド』を参照してください。

今回のリリースでは、このメタデータ・ディクショナリにOracle BI Answersの選択ペインから直接アクセスできるようになりました。選択ペインには、レポートの構成を説明する特定のメタデータ情報が表示されます。この項で説明する手順に従ってこのOracle BI Answersベースの機能を有効にすると、各サブジェクト・エリアと、そのサブジェクト・エリアの選択ペインに表示されるテーブル名およびカラム名の横にアイコンが表示されます。サブジェクト・エリアのアイコンは常に表示されますが、テーブル名およびカラム名のアイコンはマウスを移動させた場合にのみ表示されます。アイコンをクリックすると特定のメタデータ・ディクショナリのページが開き、その要素に関する情報と、関連するリポジトリ情報へのリンクが表示されます。

1.1 Oracle BI Answersベースのメタデータ・ディクショナリ機能の構成

この項では、Oracle BI Answersベースのメタデータ・ディクショナリ機能の構成方法について説明します。

この機能を構成するには、次の手順に従い、まずOracle BI Administration Toolを使用してメタデータ・ディクショナリを生成する必要があります。

  1. Oracle BIがインストールされているマシンで、Oracle BI Administration Toolを起動します。

  2. 目的のリポジトリにオフライン・モードでログインします。

  3. Tools」→「Utilities」→「Generate Metadata Dictionary」を選択してディクショナリを作成します。

新しく生成され保存されたメタデータ・ディクショナリは、パッケージ化され、実際のインストール環境の該当するアプリケーション・サーバーにデプロイされます。IISをWebサーバーとして使用している場合は、メタデータ・ディクショナリをOracleBIDataディレクトリに配置することをお薦めします(例: OracleBIData\web\res\dictionary内)。任意のHTTPベースの場所でも機能します。

この選択した場所を指定するには、次のSubjectAreaMetadataノードをPresentation Servicesのinstanceconfig.xmlファイルに追加する必要があります。これはServerInstanceノードの下に追加します。instanceconfig.xm構成ファイルの編集方法の詳細は、『Oracle Business Intelligence Presentation Services管理ガイド』の「Oracle BI Presentation Servicesの構成の変更」を参照してください。

前述したIISの場所への相対参照の例を次に示します。その他のアプリケーション・サーバーでは、このパスはWARファイルがデプロイされている場所を指します。

<SubjectAreaMetadata>
<DictionaryURLPrefix>/analyticsres/dictionary/</DictionaryURLPrefix>
</SubjectAreaMetadata>

メタデータ・ディクショナリを生成して構成を変更した後、この機能を使用するにはPresentation Servicesを再起動します。URLが切り捨てられないようにするには、リポジトリ名を156文字より短くすることが最善の方法です。Oracle BI Answersを介したメタデータ・ディクショナリへのアクセスは、メタデータ・ディクショナリへの新しいアクセス権限を使用しても管理できます。最後に、ブラウザのバージョン(IE6やFirefox 1.6など)によっては、ドメインを介してデータソースへアクセスするように構成していないと、これらのXMLベース・ファイルが表示されない場合があります。この設定は有効にする必要があります。