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Oracle Business Intelligence新機能ガイド
リリース10.1.3.3.3
E06249-01
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2 ダッシュボード・プロンプトの複数選択機能

この新機能により、ユーザーはダッシュボード・プロンプトを指定するための使いやすくより強力な画面を使用して、データをより簡単に分析できます。たとえば、複数のプロンプト値を指定する複数選択機能や、より強力な検索機能を使用できるようになりました。

以前のリリースでは、多数の値を持つダッシュボード・プロンプトの複数選択は、操作が複雑になる可能性がありました。新しい検索機能では、値が(何百または何千など)多数ある場合に、複数選択プロンプトの値をより適切にナビゲートして選択する機能が追加されています。ダッシュボード・プロンプトの既存の複数選択機能が変更され、ユーザーは4つの一致方式(「開始文字」、「終了文字」、「次を含む」および「パターンと一致する」)を使用して選択可能な値を検索できるようになりました。条件式には、%などのワイルドカードも使用できます。より高度なページング・メカニズムも使用でき、これによってユーザーは、必要に応じて構成された検索セットのサイズに従ったページングを前もって設定できるようになります。「戻される選択項目」の数字に続くプラス記号および「詳細」ボタンは、まだ表示されていない他の値があることを示します。検索セットのサイズの構成については、次の項で説明します。

以前の複数選択プロンプトと同様、フィルタ対象の値を追加するには、選択項目を選択し、シャトル・ボタンを使用して左側のペインに移動します。1回のマウス・クリックで値が1つ選択されます。複数の値を選択するには、[Ctrl]キーを押しながら値をクリックします。範囲を選択するには、[Shift]キーを押しながらクリックします。その後、ボタンを使用して、単一の値、値のセット、または表示可能なすべての値を「選択済み」ペインへ移動したり、「選択済み」ペインから移動させたりします。

「選択済み」ペインでは、「編集」ボタンをクリックすることによって一連の値を編集できます。この操作によって編集可能なダイアログが表示されます。そこに新しい値を入力したり、値リストをコピーしてプロンプトに貼り付けたり、プロンプトの値リストをコピーして貼り付けたりできます。たとえば、Excelの値リストをプロンプトに簡単に貼り付ける、つまりインポートできます。この編集ダイアログでは、値の順序が、改行、タブ区切り、パイプ(|)文字で区切られて解釈されます。また値を手動で入力する場合は、改行および「|」のみが値の区切り文字として使用可能であることに注意してください。タブは、ユーザーがタブで区切られた値をコピーして貼り付けた場合のみ有効な区切り文字になります。

2.1 ダッシュボード・プロンプトの複数選択機能の構成

この項では、ダッシュボード・プロンプトの複数選択機能の構成方法について説明します。

構成では、instanceconfig.xmlを編集して、検索セットごとに返される値の数を指定できます。次のPromptsノードは、ServerInstanceノードの下に追加する必要があります。

<Prompts>
<MaxScrollValues>20</MaxScrollValues>
</Prompts>

instanceconfig.xm構成ファイルの編集方法の詳細は、『Oracle Business Intelligence Presentation Services管理ガイド』の「Oracle BI Presentation Servicesの構成の変更」を参照してください。