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カスタム・ストア
BI Presentation Servicesの資格証明ストアは、カスタム・ストレージ・システム内の鍵とシークレットの記憶域をサポートしています。管理者は次の処理を行うプログラムまたはシェル・スクリプトを作成する必要があります。プログラムまたはシェル・スクリプトで行う処理は、資格証明データをカスタム・ストアから抽出してから、テキスト・ベースで適切に定義された交換フォーマットで標準出力に書き込む処理です。このカスタム・ローダーは、instanceconfig.xmlファイルのCredentialStorage要素のcommandLine属性で指定する必要があります。BI Presentation Servicesの資格証明ストアの初期化時に、カスタム実行可能ファイルやスクリプトが起動され、資格証明ストア・サービスによって、カスタム・プログラムの標準出力にアクセスするための匿名パイプが作成されるため、機密データがディスク上の一時ファイルに書き込まれることはありません。
カスタム資格証明ストア・ローダーを実行するためのコマンドラインには、実行可能ファイルやスクリプトへのパスと必要な引数のみが必要です。BI Presentation Servicesでは結果を読み込むための標準出力が必要なため、標準出力をリダイレクトしても正常に実行されません。また、標準出力のリダイレクトはサポートされていません。
カスタム実行可能ファイルやスクリプトは、選択されたストアから資格証明を抽出してから、テキスト・ベースで適切に定義された交換フォーマットで標準出力に書き込む必要があります。X.509の鍵と証明書には、業界標準のPEM(非暗号化)フォーマットを使用する必要があります。ユーザー名とパスワードをベースにした資格証明には、BI Presentation Servicesによって定義されている独自フォーマットを使用する必要があります。フォーマットは次の項で説明します。
ストリームの構造
ストリームの一般的なフォーマットはプレーン・テキストです。簡単な構文を次に示します。
注意: 同じ別名を持つ証明書と秘密鍵は、1つの資格証明にグループ化されます。
entity (EOL entity)* entity = x509entity | upwdentity x509entity = x509type ":" alias EOL x509body upwdentity = "Username Password" ":" alias EOL upwdbody x509type = "Key Certificate(PEM)" | "Private Key(PEM)" | "CA Certificate(PEM)" alias = Sequence of printable ASCII characters, excluding whitespace. EOL = "\r\n" | "\n" x509body = PEM encoded contents upwdbody = username EOL password username = Sequence of printable ASCII characters excluding EOL password = Sequence of printable ASCII characters excluding EOL
ストリームの例
この項の例には次のエントリがあります。
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