Bookshelf v7.8.2: Javaキーストア

BI Presentation Servicesの資格証明ストアには、鍵と証明書の格納と管理ができる標準Javaキーストアを使用できます。Java 2 SDKに用意されているデフォルト・キーストア実装は、Java Keystore（JKS）と呼ばれるフラット・ファイルです。JKSキーストアは、JDKに付属のkeytoolコマンドライン・ユーティリティを使用して管理できます。詳細は、JDKのドキュメントを参照してください。

BI Presentation Servicesにおいてこのタイプの資格証明ストアがロードされるには、表9に示すオプションを使用してJavaプロパティ・ファイルを指定します。

表9. Javaキーストア・プロパティ・ファイルのオプション
プロパティ	必須	デフォルト	説明
KeyStore	×	システム・プロパティjavax.net.ssl.keyStoreの値	秘密鍵とそれに関連付けられている証明書が管理されているファイルです。
KeyStorePwd	×	システム・プロパティjavax.net.ssl.keyStorePasswordの値	資格証明ストアにアクセスするためのパスワードです。
KeyStoreType	×	JKS	Javaベースの資格証明ストアのタイプです（Javaインストールにおいてサポートされている必要がある）。JKSは、KeyStoreのデフォルト実装です。
KeyAlias			鍵と証明書のペアの別名で、鍵と証明書のペアをストアから取得するために使用します。指定しない場合、存在する鍵と証明書がすべて抽出されます。
KeyPwd	×	KeyStorePwdの値	ストアから取得する特定の鍵と証明書のためのパスワードです。
TrustStore		システム・プロパティjavax.net.ssl.trustStoreの値	信頼できるCA証明書が管理されているファイルです。
TrustStoreType		JKS	Javaベースのストアのタイプです（Javaインストールにおいてサポートされている必要がある）。
TurstStorePwd			信頼ストアにアクセスするためのパスワードです（必要な場合）。

次の例は、BI Presentation Servicesが使用するJavaプロパティ・ファイルです。

注意: Windows上のファイルの場所を示すには、円記号が2つ必要です。

# The file where the private keys and their associated certificates are maintained
KeyStore = D:\\jks\\private.keystore

# What type of keystore this is (your Java runtime must support it)
KeyStoreType = JKS

# The alias of the key/certificate you wish to retrieve from the store
KeyAlias = obips

# The password for the key/certificate you wish to retrieve
# Defaults to the value of KeyStorePwd
KeyPwd = obips

# The file where the trusted CA certificates are maintained
TrustStore = D:\\jks\\trust.keystore

# What type of trust store this is (your Java runtime must support it)
# TrustStoreType = JKS