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Oracle Business Intelligence Enterprise Editionデプロイメント・ガイド > 高可用性のためのOracle Business Intelligenceのデプロイ >
共有ファイルと共有ディレクトリ
クラスタ化された環境にデプロイされたBIコンポーネントは、次に説明するように、一部のファイルおよびディレクトリを共有する必要があります。NASやSANなどの共有ストレージ・デバイスを使用できます。共有ディスクに関する重要な考慮事項は、「共有ファイルと共有ディレクトリ」を参照してください。
プレゼンテーション・カタログ
- プレゼンテーション・カタログ用のネットワーク共有を作成します。クラスタ内のすべてのBI Presentation Servicesインスタンスには、この共有に対する読取り権限および書込み権限が付与されている必要があります。
- プレゼンテーション・カタログをネットワーク共有に含めます。
- 共有プレゼンテーション・カタログを、\\FS-HOST\OracleBIData\web\catalog\customCatalogとして参照します。customCatalogはカタログ名の例です。
リポジトリ公開ディレクトリ
- リポジトリ公開ディレクトリ用の共有ディレクトリを作成します。マスターBI Serverには、このディレクトリに対する読取り権限および書込み権限が付与されている必要があります。これ以外のBI Serverにはすべて、読取り権限が付与されている必要があります。
- リポジトリ公開ディレクトリ用のネットワーク共有として\\FS-HOST\OracleBIData\ClusterRpdを参照します。
クラスタ対応キャッシュ
- グローバル・キャッシュ用の共有ディレクトリを作成します。すべてのBI Serverには、このディレクトリに対する読取り権限および書込み権限が付与されている必要があります。
- 共有グローバル・キャッシュを\\FS-HOST\OracleBIData\ClusterCacheとして参照します。
Schedulerスクリプト
- Schedulerスクリプト用のネットワーク共有を作成します。Schedulerサーバーには、この共有に対する読取り権限および書込み権限が付与されている必要があります。
- 共有Schedulerスクリプトを\\FS_HOST\OracleBI\Server\Scripts\Commonおよび\\FS_HOST\OracleBI\Server\Scripts\Schedulerとして参照します。
- デフォルトおよびカスタムのSchedulerスクリプトを、Schedulerスクリプトに対して作成された対応するネットワーク共有にコピーします。
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