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Oracle Real-Time Decisionsインストレーションおよび管理ガイド
リリース3.0
B54058-01
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10 Oracle Real-Time Decisionsの本番環境へのデプロイ

インライン・サービスをテストして本番環境にデプロイする準備ができたら、インライン・サービスを1つ以上の本番用サーバーにデプロイします。システムのハードウェア要件は、オール・イン・ワン構成を選択したか、フル・デプロイ構成を選択したかによって異なります。システム構成は、特定の要件やアプリケーション特性に応じて、調整が必要になる場合があります。

この章の内容は次のとおりです。

10.1 オール・イン・ワン構成

オール・イン・ワン構成は、コンセプトの実証やパイロットタイプの実装をサポートします。この構成を使用する目的は、長期的に本番環境のシステムをサポートすることではなく、Inline Intelligenceソリューションをデプロイするメリットを理解することにあります。この構成は、約100のアカウント・マネージャ、または約50のコール・センター・エージェントをサポートします。

表10-1は、オール・イン・ワン構成のハードウェア要件の一覧です。

表10-1 オール・イン・ワン構成のハードウェア要件

ハードウェア 最小構成

J2EEアプリケーション・サーバー

WebLogic

オペレーティング・システム

Windows

CPU数

2

CPU

2GHz以上

RAM

2GB

ハード・ドライブ

100GB

データベース

SQL Server、Oracle DatabaseまたはDB2


10.2 フル・デプロイ構成

フル・デプロイ構成は、本番環境で約1,500のB2Bアカウント・マネージャまたは約1,000のコール・センター・エージェントをサポートします。システム構成を決定する要素は多数あります。たとえば、1秒当たりのピーク時リクエスト数、選択数、モデルの数とサイズ、データソースの数などがあります。プロフェッショナル・サービス・グループは、ビジネスと技術要件に最も適した構成の決定をサポートします。

表10-2では、フル・デプロイ構成のハードウェア要件の一覧です。

表10-2 フル・デプロイ構成のハードウェア要件

サーバー コンポーネント 最小構成

Decision Server(2)

CPU

2 x 2-CPU、2GHz以上、2GB RAM


J2EEアプリケーション・サーバー

スタンドアロンOC4J、Oracle Application Server、WebSphereまたはWebLogic


オペレーティング・システム

Windows、Solaris、AIX、HP-UXまたはLinux

データベース・サーバー脚注1 

CPU

4-CPU、2GHz以上、8GB RAM


DBMS

SQL Server、Oracle DatabaseまたはDB2

Learning Server脚注2 

CPU

2-CPU、2GHz以上、2GB RAM


J2EEアプリケーション・サーバー

スタンドアロンOC4J、Oracle Application Server、WebSphereまたはWebLogic


オペレーティング・システム

Windows、Solaris、AIX、HP-UXまたはLinux


脚注1 データベース・サーバーのCPUとReal-Time Decision ServerのCPUの比率はほぼ1:1です。

脚注2 Learning ServerのCPUとReal-Time Decision ServerのCPUの比率はほぼ1:4です。