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Oracle Enterprise Manager Oracle Collaboration Suiteメトリック・リファレンス・マニュアル
10gリリース2(10.2)
B28462-01
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4 カレンダ・サーバー冗長性グループ

「カレンダ・サーバー冗長性グループ」ターゲットは、カレンダ・サーバー・エージェントによって監視される、構成、特性および機能が同じ全ターゲットの集まりです。単一のカレンダ・サーバー・インスタンスは、そのインスタンスのホストまたはシステムの失敗による影響を受けますが、冗長なカレンダ・サーバーのグループでは、カレンダ・サーバー・インスタンスの1つが損失しても、そのような失敗はクライアントに一切表示されず、グループ内の他のカレンダ・サーバー・インスタンスによるリクエスト処理が許可されて機能し続けます。

4.1 接続(Connections)

「接続(Connections)」カテゴリは、カレンダ・サーバーへの接続数の情報を提供します。


注意:

リリース1.0の場合、各メトリックの評価および収集頻度は15分ごとです。

次の表では、メトリックとその説明を示します。

表4-1 「接続(Connections)」メトリック

メトリック 説明

予約済接続数(Number of Reserved Connections)

サーバーによって内部で確立された予約済接続の合計数。通常はSNCエンジンおよびCWSに関係します。この値は、カレンダ・サーバー・エージェントによって監視されるターゲットでのすべての予約済接続の合計です。

共有接続の数(Number of Shared Connections)

Oracle Calendar Webクライアント・インタフェースやOracle Calendar SyncなどのWebアプリケーションによって確立された共有接続の合計数。これらのアプリケーションでは、すべての接続ユーザー間で共有されるカレンダ・サーバーへの接続プールが確立されます。この値は、カレンダ・サーバー・エージェントによって監視されるターゲットでのすべての共有接続の合計です。

カレンダ接続の合計数(Total Number of Calendar Connections)

すべてのタイプのカレンダ・サーバーへの接続の合計数。この値は、カレンダ・サーバー・エージェントによって監視されるターゲットでのすべての接続の合計です。

ユーザー数 - ネイティブ・クライアント(Users-Native Client)

専用接続の合計数。Oracle Calendar、Oracle Connector For Outlookまたは任意のカレンダSDKベースのアプリケーションなどのデスクトップ・クライアントによって確立された接続が含まれます。この値は、カレンダ・サーバー・エージェントによって監視されるターゲットでのすべての専用接続の合計です。


4.2 QueueStats

「QueueStats」カテゴリは、現在キューにあるワイヤレス通知/アラーム・リクエストの数を示します。


注意:

リリース1.0の場合、各メトリックの評価および収集頻度は15分ごとです。

次の表では、メトリックとその説明を示します。

表4-2 「QueueStats」メトリック

メトリック 説明

アラート・リクエスト(Alert Requests)

現在キューにあるワイヤレス通知/アラーム・リクエストの数。この値は、カレンダ・サーバー・エージェントによって監視されるターゲットでのすべてのアラート・リクエストの合計です。

メール・リクエスト(Mail Requests)

現在キューにあるメール・リクエストの数。この値は、カレンダ・サーバー・エージェントによって監視されるターゲットでのすべてのメール・リクエストの合計です。

レプリケーション・リクエスト(Replication Requests)

現在キューにあるノード間レプリケーション・リクエストの数。この値は、カレンダ・サーバー・エージェントによって監視されるターゲットでのすべてのレプリケーション・リクエストの合計です。

Webカンファレンス・リクエスト(Web Conf.Requests)

現在キューにあるWebカンファレンス・アイテムのリクエストの数。この値は、カレンダ・サーバー・エージェントによって監視されるターゲットでのすべてのWebカンファレンス・リクエストの合計です。


4.3 レスポンス(Response)

「レスポンス(Response)」カテゴリは、クライアント・アプリケーションから見たカレンダ・サーバーのレスポンス特性を取得します。

4.3.1 ステータス(Status)

このメトリックは、カレンダ・サーバーのステータスを表示します。ターゲットを監視するカレンダ・サーバー・エージェントが1つでも使用可能であれば、ステータスは「稼働中」になります。

ユーザーの処理

カレンダ・サーバー冗長性グループのステータスが「停止中」の場合は、カレンダ・サーバー・エージェントによって監視される各ターゲットのステータスを確認して、停止中のターゲットを特定します。