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Oracle Enterprise Manager Oracle Collaboration Suiteメトリック・リファレンス・マニュアル
10gリリース2(10.2)
B28462-01
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45 E-Mailハウスキーパー

このハウスキーパー・ターゲットは、Oracle Collaboration Suiteデータベースに作用するバックグラウンド・プロセスで、削除済メッセージや期限切れメッセージのプルーニングおよび完全削除を行います。Oracle Collaboration Suiteデータベースには、受信者数および別のフォルダにコピーされた回数に応じて、電子メール・メッセージの単一のコピーおよびそのメッセージの複数のインスタンス・レコードが含まれます。Oracle Collaboration Suiteデータベース内のレコードの管理および更新は、ハウスキーパーによって処理されるマルチステップ・プロセスです。

45.1 メッセージのプルーニングおよび収集(Message Pruning and Collection)

「メッセージのプルーニングおよび収集(message pruning and collection)」カテゴリには、ハウスキーパー・プロセスの動作速度に関するメトリックが含まれます。

45.1.1 メッセージの収集率(メッセージ数/分)(Message Collection Rate (Messages/minute))

このメトリックは、ハウスキーパーが収集するメッセージの数を分単位で測定します。

メトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 評価および収集頻度
すべてのリリース 60分ごと

45.1.2 メッセージのプルーニング率(メッセージ数/分)(Message Prune Rate (Messages/minute))

このメトリックは、ハウスキーパーが削除するメッセージ・インスタンス・レコードの数を分単位で測定します。

メトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。

ターゲットのリリース 評価および収集頻度
すべてのリリース 60分ごと

45.2 レスポンス(Response)

ハウスキーパーの「レスポンス(Response)」カテゴリは、ハウスキーパー・サーバー・プロセスがこのORACLE_HOMEで実行されているかどうかをチェックし、表示します。

45.2.1 ステータス(Status)

ステータスは、ターゲット上の1つ以上のハウスキーパー・プロセスを検索してチェックされます。

メトリック・サマリー

次の表は、メトリックの値が収集され、デフォルトのしきい値と比較される頻度を示しています。「通知前の発生の連続回数」列は、しきい値との比較の結果が連続して何回TRUEとなればアラートが生成されるかを示しています。

表45-1 メトリック・サマリー表

ターゲットのリリース 評価および収集頻度 アップロード頻度 演算子 デフォルトの警告のしきい値 デフォルトのクリティカルのしきい値 通知前の発生の連続回数 アラート・テキスト

すべてのリリース

5分ごと

毎サンプル後

=


0

定義なし

1

ハウスキーバーは動作していません


ユーザーの処理

起動しているはずのハウスキーパー・プロセスが起動していない場合は、それらのプロセスが初期化に失敗したことを意味します。原因としては、Oracle Collaboration SuiteデータベースのいずれかまたはシステムのOracleディレクトリ・サーバーに接続できていないことが考えられます。次のチェックを行います。

  1. ターゲット上のプロセスがそのインストールのOracleディレクトリ・サーバーに接続してログインできること確認します。Oracleディレクトリ・サーバーが停止しているか、このホストとOracleディレクトリ・サーバーの間のネットワークが切断されている可能性があります。

  2. Oracle Collaboration Suiteデータベースが実行中であり、正しい接続文字列がインフラストラクチャOracleディレクトリ・サーバーで正しく登録されていることを確認します。