Oracle Enterprise Manager Oracle Collaboration Suiteメトリック・リファレンス・マニュアル 10gリリース2(10.2) B28462-01 |
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Oracleのメッセージ転送エージェントでは、SMTPアウトバウンド・サーバーを使用してメールがルーティングされます。
このカテゴリには、電子メール・メッセージの受信および配信に関する情報を提供するメトリックが含まれます。
このメトリックは、SMTPインバウンド・サーバーおよびSMTPアウトバウンド・サーバーによって受信された配信リスト・メッセージの数を表します。
メトリック・サマリー
次の表は、メトリックの値が収集される頻度を示しています。
ターゲットのリリース | 評価および収集頻度 |
---|---|
すべてのリリース | 10分ごと |
このメトリックは、メール配信の目的でローカルまたは外部のメッセージ転送エージェントにSMTPアウトバウンド・サーバーが転送したメッセージの数を分単位で表します。
メトリック・サマリー
次の表は、メトリックの値が収集され、デフォルトのしきい値と比較される頻度を示しています。「通知前の発生の連続回数」列は、しきい値との比較の結果が連続して何回TRUEとなればアラートが生成されるかを示しています。
表55-1 メトリック・サマリー表
ターゲットのリリース | 評価および収集頻度 | アップロード頻度 | 演算子 | デフォルトの警告のしきい値 | デフォルトのクリティカルのしきい値 | 通知前の発生の連続回数 | アラート・テキスト |
---|---|---|---|---|---|---|---|
すべてのリリース |
10分ごと |
毎サンプル後 |
> |
1000 |
1500 |
1 |
SMTPアウトバウンド・メッセージの転送率: <value>メッセージ/分 |
ユーザーの処理
サーバー・ログをチェックして、サーバーがオープン・リレーとして使用されていないことを確認します。サーバーが送信者からフラッド攻撃を受けている場合は、ブロックするIPアドレスのリストにこの送信者を追加することを検討してください。esd_logscan.plを使用してサーバー・ログ・ファイルをスキャンします。
このカテゴリには、SMTPアウトバウンド・サーバーによって使用されるネットワーク・リソースの情報を提供するメトリックが含まれます。この情報には、サーバーによって送信されたデータの量、およびネットワーク接続に関する情報が含まれます。
このメトリックは、メール配信をリレーする目的でSMTPアウトバウンド・サーバーによって現在オープンになっている外部または固有のメッセージ転送エージェントへのソケット接続の数を表します。
メトリック・サマリー
次の表は、メトリックの値が収集され、デフォルトのしきい値と比較される頻度を示しています。「通知前の発生の連続回数」列は、しきい値との比較の結果が連続して何回TRUEとなればアラートが生成されるかを示しています。
表55-2 メトリック・サマリー表
ターゲットのリリース | 評価および収集頻度 | アップロード頻度 | 演算子 | デフォルトの警告のしきい値 | デフォルトのクリティカルのしきい値 | 通知前の発生の連続回数 | アラート・テキスト |
---|---|---|---|---|---|---|---|
すべてのリリース |
10分ごと |
毎サンプル後 |
> |
200 |
250 |
1 |
現行のアウトバウンドSMTP接続は<value>です |
ユーザーの処理
応答が遅い特定の宛先への接続について、ログを確認します。宛先メール・ストアのSMTPおよびOracle Collaboration Suiteデータベースをチェックし、リソース制約がないか確認します。また、ログをチェックして、サーバーがオープン・リレーとして使用されていないことを確認します。
このメトリックは、メール配信の目的でソケット接続を介してローカルまたは外部のメッセージ転送エージェントにSMTPアウトバウンド・サーバーが転送したKB数を分単位で表します。
メトリック・サマリー
次の表は、メトリックの値が収集され、デフォルトのしきい値と比較される頻度を示しています。「通知前の発生の連続回数」列は、しきい値との比較の結果が連続して何回TRUEとなればアラートが生成されるかを示しています。
表55-3 メトリック・サマリー表
ターゲットのリリース | 評価および収集頻度 | アップロード頻度 | 演算子 | デフォルトの警告のしきい値 | デフォルトのクリティカルのしきい値 | 通知前の発生の連続回数 | アラート・テキスト |
---|---|---|---|---|---|---|---|
すべてのリリース |
10分ごと |
毎サンプル後 |
> |
100000 |
125000 |
1 |
SMTPアウトバウンド・データの転送率: <value>KB/分 |
ユーザーの処理
サーバー・ログをチェックして、サーバーがオープン・リレーとして使用されていないことを確認します。サーバーが送信者からフラッド攻撃を受けている場合は、ブロックするIPアドレスのリストにこの送信者を追加することを検討してください。esd_logscan.plを使用してサーバー・ログ・ファイルをスキャンします。
このメトリックは、ローカルまたは外部のメッセージ転送エージェントにメールを配信するためにSMTPアウトバウンド・サーバーによってオープンされた接続の割合を分単位で表します。
メトリック・サマリー
次の表は、メトリックの値が収集され、デフォルトのしきい値と比較される頻度を示しています。「通知前の発生の連続回数」列は、しきい値との比較の結果が連続して何回TRUEとなればアラートが生成されるかを示しています。
表55-4 メトリック・サマリー表
ターゲットのリリース | 評価および収集頻度 | アップロード頻度 | 演算子 | デフォルトの警告のしきい値 | デフォルトのクリティカルのしきい値 | 通知前の発生の連続回数 | アラート・テキスト |
---|---|---|---|---|---|---|---|
すべてのリリース |
10分ごと |
毎サンプル後 |
> |
2000 |
2500 |
1 |
SMTPアウトバウンド接続率は<value>接続/分です |
ユーザーの処理
サーバー・ログをチェックして、サーバーがオープン・リレーとして使用されていないことを確認します。サーバーが送信者からフラッド攻撃を受けている場合は、ブロックするIPアドレスのリストにこの送信者を追加することを検討してください。esd_logscan.plを使用してサーバー・ログ・ファイルをスキャンします。
このカテゴリには、SMTPアウトバウンド・サーバーの「稼働中」または「停止中」のステータスに関する情報を提供するメトリックが含まれます。
このメトリックは、SMTPアウトバウンド・サーバーの「稼働中」または「停止中」のステータスに関する情報を提供し、ステータスが「停止中」の場合には警告します。SMTPアウトバウンド・サーバーのステータスが「停止中」になるのは、ホスト上のすべてのプロセスが停止している場合です。
メトリック・サマリー
次の表は、メトリックの値が収集され、デフォルトのしきい値と比較される頻度を示しています。「通知前の発生の連続回数」列は、しきい値との比較の結果が連続して何回TRUEとなればアラートが生成されるかを示しています。
表55-5 メトリック・サマリー表
ターゲットのリリース | 評価および収集頻度 | アップロード頻度 | 演算子 | デフォルトの警告のしきい値 | デフォルトのクリティカルのしきい値 | 通知前の発生の連続回数 | アラート・テキスト |
---|---|---|---|---|---|---|---|
すべてのリリース |
10分ごと |
毎サンプル後 |
> |
0 |
定義なし |
1 |
SMTP OUTサーバーが稼働していません |
ユーザーの処理
SMTPアウトバウンド・サーバーを起動するには、電子メール・アプリケーションのホームページで、ターゲットを選択して「起動」ボタンをクリックします。SMTPアウトバウンド・サーバーが起動しない場合は、サーバーがOracle Collaboration Suiteデータベースのいずれにも接続できないか、システムのOracleディレクトリ・サーバーに接続できないことが原因と考えられます。
ターゲット・ホスト上のプロセスがシステムのOracleディレクトリ・サーバーに接続してログインできることを確認します。
Oracle Collaboration Suiteデータベースが実行中であり、正しい接続文字列がOracleディレクトリ・サーバーで正しく登録されていることを確認します。
OPMNログ・ファイル・ディレクトリ内のログ・ファイルで、エラーがないか確認します。esd_logscan.plを使用してログ・ファイルをスキャンします。
SMTPアウトバウンド・サーバーのログ・ファイルをチェックして、エラーがないか確認します。esd_logscan.plを使用してサーバー・ログ・ファイルをスキャンします。