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Oracle Enterprise Manager SNMPサポート・リファレンス・ガイド
10gリリース2(10.2)
E05922-01
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B Oracle Database MIBの変数の解釈

この付録では、プライベートOracle Database MIBの各変数の解釈に役立つ情報を提供します。具体的には、次の表にあるSNMP変数について説明します。

この付録に記載されているデータベース・インスタンスのパフォーマンス率の詳細は、第5章「Oracle MIBに基づいた管理アプリケーションの設計」「最も有効なデータベース・インスタンスのパフォーマンス率」の項を参照してください。Oracleデータベース・サーバーおよびこの付録に記載されている特定項目の詳細は、使用しているシステムに対応した『Oracle Databaseリファレンス』および『Oracle Database概要』を参照してください。

oraDbSysTable

oraDbSysTableには、管理対象ノードでの現行セッションのデータベース・アクティビティをサポートするために使用する様々な指標が含まれています。この情報は、データベース・インスタンスのグローバルなパフォーマンス監視に特に有用です。

oraDbSysTableの各エントリは、ノード上の現行データベース・インスタンスを表します。各エントリには、rdbmsDbIndexによって索引が付けられます。ただし、rdbmsDbTableには、SNMPサポート用に構成された各データベースのエントリが、アクティブにオープンされているかどうかに関係なく含まれているため、2つの表のエントリ間に1対1の対応関係が常に成立しているとはかぎりません(この索引の詳細は、付録D「パブリックRDBMS MIBの変数の解釈」を参照)。oraDbSysTableの各変数の値は、管理対象ノードのデータベース・インスタンスのV$SYSSTAT表の対応するフィールドから直接取得されます。

多くの場合、変数は、他の変数との関連で、普通は比率として考えた場合にのみ意味を持ちます。次の変数の説明で取り上げる比率の詳細、およびOracleデータベース・サーバーのチューニングにおける比率の重要度については、使用しているシステムに対応した『Oracle Databaseパフォーマンス・チューニング・ガイド』を参照してください。

表B-1に、oraDbSysTableの各変数および対応するオブジェクトIDを示します。

表B-1 oraDbSysTable変数および対応するオブジェクトID

変数名 オブジェクトID

oraDbSysConsistentChanges

1.3.6.1.4.1.111.4.1.1.1.1

oraDbSysConsistentGets

1.3.6.1.4.1.111.4.1.1.1.2

oraDbSysDbBlockChanges

1.3.6.1.4.1.111.4.1.1.1.3

oraDbSysDbBlockGets

1.3.6.1.4.1.111.4.1.1.1.4

oraDbSysFreeBufferInspected

1.3.6.1.4.1.111.4.1.1.1.5

oraDbSysFreeBufferRequested

1.3.6.1.4.1.111.4.1.1.1.6

oraDbSysParseCount

1.3.6.1.4.1.111.4.1.1.1.7

oraDbSysPhysReads

1.3.6.1.4.1.111.4.1.1.1.8

oraDbSysPhysWrites

1.3.6.1.4.1.111.4.1.1.1.9

oraDbSysRedoEntries

1.3.6.1.4.1.111.4.1.1.1.10

oraDbSysRedoLogSpaceRequests

1.3.6.1.4.1.111.4.1.1.1.11

oraDbSysRedoSyncWrites

1.3.6.1.4.1.111.4.1.1.1.12

oraDbSysSortsDisk

1.3.6.1.4.1.111.4.1.1.1.13

oraDbSysSortsMemory

1.3.6.1.4.1.111.4.1.1.1.14

oraDbSysSortsRows

1.3.6.1.4.1.111.4.1.1.1.15

oraDbSysTableFetchRowid

1.3.6.1.4.1.111.4.1.1.1.16

oraDbSysTableFetchContinuedRow

1.3.6.1.4.1.111.4.1.1.1.17

oraDbSysTableScanBlocks

1.3.6.1.4.1.111.4.1.1.1.18

oraDbSysTableScanRows

1.3.6.1.4.1.111.4.1.1.1.19

oraDbSysTableScansLong

1.3.6.1.4.1.111.4.1.1.1.20

oraDbSysTableScansShort

1.3.6.1.4.1.111.4.1.1.1.21

oraDbSysUserCalls

1.3.6.1.4.1.111.4.1.1.1.22

oraDbSysUserCommits

1.3.6.1.4.1.111.4.1.1.1.23

oraDbSysUserRollbacks

1.3.6.1.4.1.111.4.1.1.1.24


各変数の説明は次のとおりです。

oraDbSysConsistentChanges

構文

Counter32

最大アクセス

読取り専用

説明

この変数は、V$SYSSTATのCONSISTENT CHANGESの値から直接取り出されます。この変数の値は、問合せ一貫性ポイント以降に変更が行われたために、一貫性読取り操作でブロックを現行の状態で受け入れることができなかった場合に増分されます。

oraDbSysConsistentChangesは、データベース・インスタンスのパフォーマンス率のうち、一貫性変更率の算出に使用されます。

代表的な範囲

2桁以上で、oraDbSysConsistentGetsよりも小さい値

重要度

関連する変数

oraDbSysConsistentGets

推奨する表示方法

カウンタ

oraDbSysConsistentGets

構文

Counter32

最大アクセス

読取り専用

説明

この変数は、V$SYSSTATのCONSISTENT GETSの値から直接取り出されます。この変数の値は、Oracle Buffer Managerが、一貫性読取り操作(問合せ)の一部としてデータベース・ブロックの検索を要求されるたびに増分されます。要求されたブロックがOracleのバッファ・キャッシュにない場合のみ、一貫性読取り結果は物理I/Oになります。

oraDbSysConsistentGetsは、データベース・インスタンスのパフォーマンス率のうち、ブロック読取り率、トランザクション当たりのブロック参照回数、キャッシュ・ヒット率、ブロック変更率および一貫性変更率の算出に使用されます。

代表的な範囲

0〜4294967295。最大規模のシステムでは毎秒数千ずつ増分する可能性があるため、この変数はほとんどの場合ラップアラウンドの候補になります。

重要度

関連する変数

oraDbSysUserCommits、oraDbSysConsistentChanges、oraDbSysPhysReads、oraDbSysDbBlockChanges、oraDbSysDbBlockGets

推奨する表示方法

カウンタ

oraDbSysDbBlockChanges

構文

Counter32

最大アクセス

読取り専用

説明

この変数は、V$SYSSTATのDB BLOCK CHANGESの値から直接取り出されます。この変数の値は、データベース・ブロックがメモリー内にあって、使用済ブロックを作成するたびに増分されます。この統計は、データベース作業合計に関する概略を示します。

oraDbSysDbBlockChangesは、データベース・インスタンスのパフォーマンス率のうち、トランザクション当たりのブロック変更回数およびブロック変更率の算出に使用されます。

代表的な範囲

0〜4294967295。最大規模のシステムでは毎秒数千ずつ増分する可能性があるため、この変数はほとんどの場合ラップアラウンドの候補になります。この変数の値は、oraDbSysConsistentGetsの値より低い傾向にあります。

重要度

作業率またはスループットに関する指標のうち、比較的に重要度の低いものの1つ

関連する変数

oraDbSysDbBlockGets、oraDbSysConsistentGets、oraDbSysUserCalls

推奨する表示方法

カウンタ

oraDbSysDbBlockGets

構文

Counter32

最大アクセス

読取り専用

説明

この変数は、V$SYSSTATのDB BLOCK GETSの値から直接取り出されます。この変数の値は、現行モードのデータベース・ブロックにOracle Buffer Managerが必要なたびに増分されます。つまり、読取り一貫性には関係ありません。このモードは、更新するブロックを検索するために使用され、セグメント・ヘッダーなどの制御情報にアクセスするためにも使用されます。要求されたブロックがOracleのバッファ・キャッシュにない場合のみ、データベース・ブロック読取り結果は物理I/Oになります。

oraDbSysDbBlockGetsは、データベース・インスタンスのパフォーマンス率のうち、ブロック読取り率、トランザクション当たりのブロック参照回数、キャッシュ・ヒット率およびブロック変更率の算出に使用されます。

代表的な範囲

0〜4294967295。最大規模のシステムでは毎秒数千ずつ増分する可能性があるため、この変数はほとんどの場合ラップアラウンドの候補になります。

重要度

関連する変数

oraDbSysDbBlockChanges、oraDbSysConsistentGets、oraDbSysPhysReads、oraDbSysUserCalls

推奨する表示方法

カウンタ

oraDbSysFreeBufferInspected

構文

Counter32

最大アクセス

読取り専用

説明

V$SYSTATの検査済空きバッファ・パラメータです。

代表的な範囲

0 - 4294967295

重要度

この変数は、バッファを検出するために、最低使用頻度(LRU)キューの末尾からスキップされた再使用可能バッファの数を示します。この値と検査した使用済バッファとの差が、ビジー状態または急速な老化で書込みが必要なため使用できなかったバッファの数です。これらのバッファには、ユーザーや待機中のユーザーがいたり、読込みまたは書込み中の場合があります。

関連する変数

oraDbSysFreeBufferRequested

推奨する表示方法

カウンタ

oraDbSysFreeBufferRequested

構文

Counter32

最大アクセス

読取り専用

説明

V$SYSTATの要求済空きバッファ・パラメータです。

代表的な範囲

0 - 4294967295

重要度

この変数は、ブロックを作成またはロードするために空きバッファが要求された回数のカウントです。

関連する変数

oraDbSysFreeBufferInspected

推奨する表示方法

カウンタ

oraDbSysParseCount

構文

Counter32

最大アクセス

読取り専用

説明

この変数は、V$SYSSTATのPARSE COUNT(total)の値から直接取り出されます。この変数には、接続されたアプリケーションと再帰的コールの両方からRDBMSが受け取った解析コール数がカウントされます。Oracleでは、解析コールは多くの場合、共有SQL領域を参照することで満たされます。この統計では、実行した解析数ではなく、コール数のみが測定されます。

oraDbSysParseCountは、データベース・インスタンスのパフォーマンス率のうち、解析当たりのユーザー・コール数の算出に使用されます。

代表的な範囲

0〜4294967295。毎秒数百を超える増分率を示すことはほとんどありません。

重要度

関連する変数

oraDbLibraryCacheTable、oraDbSysUserCalls

推奨する表示方法

カウンタ

oraDbSysPhysReads

構文

Counter32

最大アクセス

読取り専用

説明

この変数は、V$SYSSTATのPHYSICAL READSの値から直接取り出されます。この変数の値は、データベース・ブロックがディスク・サブシステムから取り出されるたびに増分されますが、マルチブロックI/Oが使用されている場合があるため、必ずしもホスト・オペレーティング・システムに対するI/O要求数とは一致しません。物理読込みは、SGAバッファ・キャッシュ・ミス、障害となるスループット(競合発生)およびCPU(コード・パス長)処理として表示できます。

oraDbSysPhysReadsは、データベース・インスタンスのパフォーマンス率のうち、キャッシュ・ヒット率の算出に使用されます。

代表的な範囲

0〜4294967295。毎秒数百を超える増分率を示すことはほとんどありません。

重要度

関連する変数

oraDbSysConsistentGets、oraDbSysDbBlockGets

推奨する表示方法

カウンタ

oraDbSysPhysWrites

構文

Counter32

最大アクセス

読取り専用

説明

この変数は、V$SYSSTATのPHYSICAL WRITESの値から直接取り出されます。この変数の値は、データベース・ブロックがディスクに書き込まれるたびに増分されます。すべての書込みは、ブロックをSGAから取得し、ディスクに書き戻す2つのバックグラウンド・プロセス(DBWRまたはLGWR)のいずれかによって行われます。

代表的な範囲

0〜4294967295。最大規模のシステムでは毎秒数千ずつ増分する可能性があるため、この変数はほとんどの場合ラップアラウンドの候補になります。

重要度

関連する変数

oraDbSysRedoファミリ

推奨する表示方法

カウンタ

oraDbSysRedoEntries

構文

Counter32

最大アクセス

読取り専用

説明

この変数は、V$SYSSTATのREDO ENTRIESの値から直接取り出されます。このカウンタは、REDOデータがログ・バッファにコピーされるたびに増分されます。この変数は、行われる変更の数によって異なります。

oraDbSysRedoEntriesは、データベース・インスタンスのパフォーマンス率のうち、REDOログ空き領域待機率の算出に使用されます。

代表的な範囲

0〜4294967295。最大規模のシステムでは毎秒数千ずつ増分する可能性があるため、この変数はほとんどの場合ラップアラウンドの候補になります。

重要度

関連する変数

oraDbSysRedoLogSpaceRequests、oraDbSysRedoSyncWrites、oraDbSysUserCommits

推奨する表示方法

カウンタ

oraDbSysRedoLogSpaceRequests

構文

Counter32

最大アクセス

読取り専用

説明

この変数は、V$SYSSTATのREDO LOG SPACE REQUESTSの値から直接取り出されます。この変数には、サーバー・プロセスがREDOログのエントリを取得するために待機した回数がカウントされます。

oraDbSysRedoLogSpaceRequestsは、データベース・インスタンスのパフォーマンス率のうち、REDOログ空き領域待機率の算出に使用されます。

代表的な範囲

0〜10,000,000(値は0が理想的ですが、毎秒1または2の増分であれば問題ありません)

重要度

関連する変数

oraDbSysRedoEntries

推奨する表示方法

カウンタ

oraDbSysRedoSyncWrites

構文

Counter32

最大アクセス

読取り専用

説明

この変数は、V$SYSSTATのREDO SYNC WRITESパラメータの値から直接取り出されます。この変数の値は、通常はコミットの結果として、プロセスがREDO書込みの完了を待機するたびに増分されます。

代表的な範囲

0〜10,000,000(通常の増分値は毎秒1未満)

重要度

関連する変数

oraDbSysRedoEntries、oraDbSysRedoLogSpaceRequest、oraDbSysUserCommits

推奨する表示方法

カウンタ

oraDbSysSortsDisk

構文

Counter32

最大アクセス

読取り専用

説明

この変数は、V$SYSSTATのSORTS DISKSの値から直接取り出されます。この変数は、ディスク作業領域の割当てが必要なソートが実行されるたびに増分されます。

oraDbSysSortsDisksは、データベース・インスタンスのパフォーマンス率のうち、ソート・オーバーフロー率の算出に使用されます。

代表的な範囲

OLTPの場合は0

重要度

関連する変数

oraDbSysRedoEntries、oraDbSysRedoLogSpaceRequest、oraDbSyncWrites、oraDbSysSortsMemory、oraDbUserCommits

推奨する表示方法

カウンタ

oraDbSysSortsMemory

構文

Counter32

最大アクセス

読取り専用

説明

この変数は、V$SYSSTATのSORTS MEMORYの値から直接取り出されます。この変数の値は、ディスク作業領域の割当てが不要なソートが実行されるたびに増分されます。

oraDbSysSortsMemoryは、データベース・インスタンスのパフォーマンス率のうち、ソート・オーバーフロー率の算出に使用されます。

代表的な範囲

0〜4294967295。最大規模のシステムの場合を除いて、毎秒数十を超える速度で増分することはほとんどありません。

重要度

関連する変数

oraDbSysRedoEntries、oraDbSysRedoLogSpaceRequest、oraDbSyncWrites、oraDbSysSortsDisks、oraDbUserCommits

推奨する表示方法

カウンタ

oraDbSysSortsRows

構文

Counter32

最大アクセス

読取り専用

説明

この変数は、V$SYSSTATのSORTS ROWSの値から直接取り出されます。この変数の値は、ディスク領域の割当てが必要かどうかには関係なく、ソートが実行されるたびに増分されます。

代表的な範囲

0 - 4294967295

重要度

関連する変数

oraDbSysRedoEntries、oraDbSysRedoLogSpaceRequest、oraDbSyncWrites、oraDbSysSortsMemory、oraDbSortsDisks、oraDbUserCommits

推奨する表示方法

カウンタ

oraDbSysTableFetchRowid

構文

Counter32

最大アクセス

読取り専用

説明

この変数は、V$SYSSTATのTABLE FETCH BY ROWIDの値から直接取り出されます。このカウンタは、ROWID(通常は索引からリカバリ)を使用して行がフェッチされたときに増分されます。この統計には、アプリケーションに戻されたかどうかに関係なく、データベース・エンジンが参照したすべての列が記録されることに注意してください。

oraDbSysTableFetchRowidは、データベース・インスタンスのパフォーマンス率のうち、行の継続率および行ソース率の算出に使用されます。

代表的な範囲

0〜4294967295。最大規模のシステムでは毎秒数万ずつ増分する可能性があるため、この変数はほとんどの場合ラップアラウンドの候補になります。

重要度

関連する変数

oraDbSysRedoEntries、oraDbSysRedoLogSpaceRequest、oraDbSyncWrites、oraDbSysSortsDisks、oraDbSysTableFetchContinuedRow、oraDbSysTableScanRows、oraDbUserCommits

推奨する表示方法

カウンタ

oraDbSysTableFetchContinuedRow

構文

Counter32

最大アクセス

読取り専用

説明

この変数は、V$SYSSTATのTABLE FETCH CONTINUED ROWの値から直接取り出されます。この変数の値は、複数のデータベース・ブロックにまたがる行が見つかった場合、または移行した行がROWIDを使用して取り出された場合に増分されます。

oraDbSysTableFetchContinuedRowは、データベース・インスタンスのパフォーマンス率のうち、行の継続率の算出に使用されます。

代表的な範囲

長いLONG値を使用している場合を除いて、ほぼ0(ゼロ)

重要度

関連する変数

oraDbSysTable FetchRowid、oraDbSysTableScanRows

推奨する表示方法

カウンタ

oraDbSysTableScanBlocks

構文

Counter32

最大アクセス

読取り専用

説明

この変数は、V$SYSSTATのTABLE SCAN BLOCKS GOTTENの値から直接取り出されます。スキャン操作の実行中は、RDBMSでは各行が連続的に取り出されます。このカウンタは、RDBMSによるスキャンが新しいデータベース・ブロックに移るたびに増分されます。OraDbSysTableScanBlocksは、スキャンのためにバッファ・キャッシュから一貫して読み込まれたデータベース・ブロックの数を示します。この値をoraDbSysConsistentGetsの値と比較することで、スキャンに対する一貫性読取りアクティビティの貢献度を推測できます。

代表的な範囲

0〜30億。OLTPではきわめて少なくなります。DSSアプリケーションでは毎秒数千ずつ増分するため、この変数はほとんどの場合ラップアラウンドの候補になります。

重要度

関連する変数

oraDbSysConsistentGets

推奨する表示方法

カウンタ

oraDbSysTableScanRows

構文

Counter32

最大アクセス

読取り専用

説明

この変数は、V$SYSSTATのTABLE SCAN ROWS GOTTENの値から直接取り出されます。このカウンタは、スキャン操作中に行が処理されるたびに増分されます。この行は、ここでカウントするために、コール元アプリケーションに解析して返す必要はないことに注意してください。

oraDbSysTableScanRowsは、データベース・インスタンスのパフォーマンス率のうち、行ソース率および行の継続率の算出に使用されます。

代表的な範囲

0〜100,000,000/日

重要度

関連する変数

oraDbSysTableFetchContinuedRow、oraDbSysTableFetchRowid

推奨する表示方法

カウンタ

oraDbSysTableScansLong

構文

Counter32

最大アクセス

読取り専用

説明

この変数は、V$SYSSTATのTABLE SCANS LONG TABLESの値から直接取り出されます。ロング表とは、最高水位標を下回るデータ・ブロック数が、初期化パラメータSMALL_TABLE_THRESHOLDの値を超える表のことです。全ロング表スキャンの際に参照されたデータベース・ブロックは、LRSリストではプロンプトされません。

代表的な範囲

OLTPでは、通常は0(ゼロ)

重要度

関連する変数

oraDbSysTableScansShort

推奨する表示方法

カウンタ

oraDbSysTableScansShort

構文

Counter32

最大アクセス

読取り専用

説明

この変数は、V$SYSSTATのTABLE SCANS SHORT TABLESの値から直接取り出されます。ショート表は、oraDbSysTableScansLongで定義されるロング表の基準を満たさない表として定義されます。ショート表とは、最低水位標を上回るデータ・ブロック数が、初期化パラメータLONG_TABLE_THRESHOLDの値よりも低い表のことです。

代表的な範囲

0〜4294967295。毎秒数百ずつ増分する可能性があります。

重要度

関連する変数

oraDbSysTableScansLong

推奨する表示方法

カウンタ

oraDbSysUserCalls

構文

Counter32

最大アクセス

読取り専用

説明

この変数は、V$SYSSTATのUSER CALLSの値から直接取り出されます。ユーザー・コールには、解析、実行またはフェッチがあります。Oracleサーバーには遅延および一括実行機能があるため、この統計はクライアント/サーバーのメッセージ通信量との相関関係があるとはかぎりません。

oraDbSysUserCallsは、データベース・インスタンスのパフォーマンス率のうち、トランザクション当たりのブロック変更回数、コール率、トランザクション当たりのコール数、ユーザー再帰コール率、ユーザー・コール率および解析当たりのユーザー・コール数の算出に使用されます。

代表的な範囲

0〜10,000,000/日

重要度

関連する変数

oraDbSysDbBlockChanges、oraDbSysParseCount、oraDbSysUserCommits

推奨する表示方法

カウンタ

oraDbSysUserCommits

構文

Counter32

最大アクセス

読取り専用

説明

この変数は、V$SYSSTATのUSER COMMITSの値から直接取り出されます。この変数には、正常終了および異常終了したデータベース・トランザクションの件数がそれぞれ記録されます。

oraDbSysUserCommitsは、データベース・インスタンスのパフォーマンス率のうち、トランザクション当たりのブロック参照回数、トランザクション当たりのコール数およびトランザクション率の算出に使用されます。

代表的な範囲

現実のほとんどのアプリケーションでは、この値は毎秒1未満

重要度

OLTPでは高

関連する変数

oraDbSysDbBlockGets、oraDbSysConsistentGets、oraDbUserCalls

推奨する表示方法

カウンタ

oraDbSysUserRollbacks

構文

Counter32

最大アクセス

読取り専用

説明

この変数は、V$SYSSTATのUSER ROLLBACKSの値から直接取り出されます。この変数には、異常終了したデータベース・トランザクションの件数が記録されます。

oraDbSysUserRollbacksは、データベース・インスタンスのパフォーマンス率のうち、ユーザー・ロールバック率の算出に使用されます。

代表的な範囲

0 - 4294967295

重要度

関連する変数

oraDbSysUserCommits

推奨する表示方法

カウンタ

oraDbTablespaceTable

oraDbTablespaceTableには、現行のOracleデータベース・インスタンス内の表領域に関する情報が記載されています。表領域は、Oracleデータベースの論理的な部分で、表および索引データへの記憶域の割当てに使用されます。本番環境では、トランザクション・アクティビティの増加につれて、表が満杯になる可能性があります。表領域アクティビティの監視は、表領域の消耗および無駄なスペースの発生を避けるために重要です。

oraDbTablespaceTableの各エントリは、現行データベース・インスタンス内の特定の表領域を表します。各エントリには、最初にrdbmsDbIndex、次にoraDbTablespaceIndexによって索引が付けられます。そのため、rdbmsDbTableのエントリと、それに対応するoraDbTablespaceTableのエントリとの間には、通常、1対多の関係が成立します(rdbmsDbIndexの詳細は、付録D「パブリックRDBMS MIBの変数の解釈」を参照)。各oraDbTablespaceTable変数の現行の値は、対象の表領域について選択を行うDBA_TABLESPACES、DBA_DATA_FILESおよびDBA_FREE_SPACEの結合から直接取り出されます。

表B-2に、これらの各変数および対応するオブジェクトを示します。

表B-2 oraDbTablespaceTable変数および対応するオブジェクトID

変数名 オブジェクトID

oraDbTablespaceIndex

1.3.6.1.4.1.111.4.1.2.1.1

oraDbTablespaceName

1.3.6.1.4.1.111.4.1.2.1.2

oraDbTablespaceSizeAllocated

1.3.6.1.4.1.111.4.1.2.1.3

oraDbTablespaceSizeUsed

1.3.6.1.4.1.111.4.1.2.1.4

oraDbTablespaceState

1.3.6.1.4.1.111.4.1.2.1.5

oraDbTablespaceLargestAvailableChunk

1.3.6.1.4.1.111.4.1.2.1.6


oraDbTablespaceIndex

構文

INTEGER (1〜2147483647)

最大アクセス

アクセス不可

説明

1つのOracleデータベース・インスタンス内の表領域間で一意の数値索引です。この索引は、データベース・インスタンス内の表領域に割り当てられます。割当順序は、インスタンス名のアルファベット順です。ほとんどのプラットフォームでは、データベース・ファイルの数は1023に制限されており、この数は事実上の上限です。一部の管理者は、表領域とデータベース・ファイルの関係が1対1であることを優先しますが、複数のファイルで1つの表領域を構成することもできます。

代表的な範囲

1 - 1,000

重要度

関連する変数

oraDbTablespaceName、rdbmsDbIndex

推奨する表示方法

該当なし

oraDbTablespaceName

構文

DisplayString

最大アクセス

読取り専用

説明

DBA_TABLESPACESのこの表領域の名前をTABLESPACE-NAMEの値から取り出して示します。

代表的な範囲

0〜30文字

重要度

関連する変数

oraDbTablespaceIndex

推奨する表示方法

単純文字列

oraDbTablespaceSizeAllocated

構文

Integer32

最大アクセス

読取り専用

説明

この表領域に割り当てられたディスク領域の量(KB単位)を示します。この値は、表領域に関連付けられたデータ・ファイル・サイズの合計です。

代表的な範囲

0〜10GB

重要度

関連する変数

oraDbTablespaceSizeUsed

推奨する表示方法

単純文字列

oraDbTablespaceSizeUsed

構文

Integer32

最大アクセス

読取り専用

説明

データを格納するために実際に使用されているディスク領域の量(KB単位)を示します。この値は、表領域に関連付けられたデータ・ファイル・サイズの合計と、その表領域に関連付けられた空き領域サイズとの差です。

代表的な範囲

0〜oraDbTablespaceSizeAllocatedの値

重要度

関連する変数

oraDbTablespaceSizeAllocated

推奨する表示方法

ゲージ

oraDbTablespaceState

構文

INTEGER (1)オンライン、(2)オフライン、(3)無効

最大アクセス

読取り専用

説明

この表領域の現行のアクセス可能性を、DBA_TABLESPACESのSTATUSの値から取り出して示します。表領域がオフライン(2)の場合、SQL文では表領域に含まれるオブジェクトを参照できません。無効(3)の表領域とは、すでに削除された表領域を指します。

代表的な範囲

列挙型1〜3

重要度

関連する変数

なし

推奨する表示方法

単純文字列またはアイコン

oraDbTablespaceLargestAvailableChunk

構文

Integer32

最大アクセス

読取り専用

説明

表領域内にある連続した空きデータ・ブロックの最大サイズ(KB単位)を示します。この変数は、DBA_TABLESのNEXT_EXTENTの値から直接取り出されます。表領域内に、NEXT_EXTENTの値がレイアウト・チャンクより大きいオブジェクトがある場合、このオブジェクトは拡張できません。これは、場合によっては重大な問題を引き起こすこともあります。

代表的な範囲

oraDbTablespaceSizeAllocatedからoraDbTablespaceSizeUsedを差し引いた値以下

重要度

関連する変数

oraDbTablespaceSizeAllocated、oraDbTablespaceSizeUsed

推奨する表示方法

ゲージ

oraDbDataFileTable

oraDbDataFileTableには、管理対象ノードの現行データベース・インスタンス内にあるデータ・ファイルに関する情報が記載されています。データ・ファイルには、データベースのデータに割り当てられたディスク領域が示されます。データ・ファイルの監視は、ファイル内の領域が消耗されているかどうかを判断したり、特にディスクのキューの長さを測定する方法が他にないプラットフォームで、ディスク上のデータにアクセスする際のO/Sの応答時間を判断する場合に重要です。

oraDbDataFileTableの各エントリは、ノード上の現行データベース・インスタンス内の特定のデータ・ファイルを表します。各エントリには、最初にrdbmsDbIndex、次にoraDbDataFileIndexによって索引が付けられます。そのため、rdbmsDbTableのエントリと、それに対応するoraDbDataFileTableのエントリとの間には、通常、1対多の関係が成立します(rdbmsDbIndexの詳細は、付録D「パブリックRDBMS MIBの変数の解釈」を参照)。各oraDbDataFileTable変数の現行の値は、該当するデータベース・インスタンス内にある指定したデータ・ファイルのV$FILESTATまたはDBA_DATA_FILESの対応するフィールドから直接取り出されます。

表B-3に、oraDbDataFileTableの各変数および対応するオブジェクトIDを示します。

表B-3 oraDbDataFileTable変数および対応するオブジェクトID

変数名 オブジェクトID

oraDbDataFileIndex

1.3.6.1.4.1.111.4.1.3.1.1

oraDbDataFileName

1.3.6.1.4.1.111.4.1.3.1.2

oraDbDataFileSizeAllocated

1.3.6.1.4.1.111.4.1.3.1.3

oraDbDataFileDiskReads

1.3.6.1.4.1.111.4.1.3.1.4

oraDbDataFileDiskWrites

1.3.6.1.4.1.111.4.1.3.1.5

oraDbDataFileDiskReadBlocks

1.3.6.1.4.1.111.4.1.3.1.6

oraDbDataFileDiskWrittenBlocks

1.3.6.1.4.1.111.4.1.3.1.7

oraDbDataFileDiskReadTimeTicks

1.3.6.1.4.1.111.4.1.3.1.8

oraDbDataFileDiskWriteTimeTicks

1.3.6.1.4.1.111.4.1.3.1.9


oraDbDataFileIndex

構文

INTEGER (1〜2147483647)

最大アクセス

アクセス不可

説明

1つの表領域に関連付けられた複数のデータ・ファイル間で一意の数値索引です。oraDbDataFileIndexの値は、DBA_DATA_FILESのFILE_IDの値から直接取り出されます。小規模なデータベースの場合、通常は1つの表領域に1つのデータ・ファイルが含まれます。典型的な大規模データベース(80GB)の場合は、1つの表領域に200のデータ・ファイルが含まれます。上限は、1023にハード・コーディングされています。

代表的な範囲

重要度

関連する変数

rdbmsDbIndex

推奨する表示方法

該当なし

oraDbDataFileName

構文

DisplayString

最大アクセス

読取り専用

説明

このデータ・ファイルの完全修飾名を示します。値は、DBA_DATA_FILESのFILE_NAMEの値から取り出されます。

代表的な範囲

10〜100文字。約15文字がRAWパーティション用です。

重要度

関連する変数

oraDbTablespaceName(ファイルが表領域のメンバーであるため)

推奨する表示方法

単純文字列

oraDbDataFileSizeAllocated

構文

Integer32

最大アクセス

読取り専用

説明

データ・ファイルに割り当てられたサイズ(KB単位)を、DBA_DATA_FILESのBYTESの値から取り出して示します。現時点で使用済となっている領域の量を示します。この変数の監視は、領域が不足すると、このデータ・ファイルがサポートしている表によっては、データベースの停止が必要になる場合があるため重要です。ただし通常は、別のデータ・ファイルを表領域に追加することで問題を解決できます。

代表的な範囲

100MB〜2GB

重要度

関連する変数

なし

推奨する表示方法

単純文字列

oraDbDataFileDiskReads

構文

Counter32

最大アクセス

読取り専用

説明

データベース・インスタンスの起動後にこのデータ・ファイルに対して発行された読込みの総数を、V$FILESTATのPHYRDSの値から取り出して示します。

代表的な範囲

10,000〜100,000またはそれ以上。インスタンスの存続期間によって異なります。

重要度

関連する変数

oraDbDataFileDiskReadBlocks、oraDbDataFileDiskReadTimeTicks

推奨する表示方法

カウンタ

oraDbDataFileDiskWrites

構文

Counter32

最大アクセス

読取り専用

説明

データベース・インスタンスの起動後にこのデータ・ファイルに対して発行された書込みの総数を、V$FILESTATのPHYWRTSの値から取り出して示します。

代表的な範囲

10,000〜100,000またはそれ以上。インスタンスの存続期間によって異なります。

重要度

関連する変数

oraDbDataFileDiskWriteBlocks、oraDbDataFileDiskWriteTimeTicks

推奨する表示方法

カウンタ

oraDbDataFileDiskReadBlocks

構文

Counter32

最大アクセス

読取り専用

説明

データベース・インスタンスの起動後にこのデータ・ファイルから読み込まれた物理ブロックの総数を示します。値は、V$FILESTATのPHYBLKRDの値から取り出されます。読み込まれたバイト数は、この値にoraDbConfigDbBlockSizeの値(通常は2KB)を乗算して判断できます。

代表的な範囲

10,000〜100,000またはそれ以上。インスタンスの存続期間によって異なります。

重要度

関連する変数

oraDbConfigDbBlockSize、oraDbDataFileDiskReads

推奨する表示方法

カウンタ

oraDbDataFileDiskWrittenBlocks

構文

Counter32

最大アクセス

読取り専用

説明

データベース・インスタンスの起動後にこのデータ・ファイルへ書き込まれた物理ブロックの総数を示します。値は、V$FILESTATのPHYBLKWRTの値から取り出されます。書き込まれたバイト数は、この値にINIT.ORAパラメータのDB_BLOCK_SIZEの値(通常は2KB)を乗算して判断できます。

代表的な範囲

10,000〜100,000またはそれ以上。インスタンスの存続期間によって異なります。

重要度

関連する変数

oraDbDataFileDiskWrites

推奨する表示方法

カウンタ

oraDbDataFileDiskReadTimeTicks

構文

Counter32

最大アクセス

読取り専用

説明

INIT.ORAパラメータTIMED_STATISTICSがTRUEの場合に、データベース・インスタンス起動後にこのデータ・ファイルへの書込みに費やした時間を示します。(UNIXプラットフォームでは、10msを1ティックとして計測されます)。TIMED_STATISTICSがFALSEの場合は、値0(ゼロ)が戻ります。oraDbDataFileDiskReadTimeTicksの値は、V$FILESTATのREADTIMの値から取り出されます。

ブロック当たりのI/O実行時間の認識が統計として意味があるため、合計したこの指標はあまり重要ではありません。読込み実行の平均時間が常に2ティックを超えている場合は、I/Oサブシステムの応答時間に問題があります。ほとんどの高性能ディスク・ドライブでは、ディスク上のどのセクターでも10ms以内で容易に検索できます。

代表的な範囲

0 - 4294967295

重要度

関連する変数

oraDbDataFileDiskReads

推奨する表示方法

クロック

oraDbDataFileDiskWriteTimeTicks

構文

Counter32

最大アクセス

読取り専用

説明

INIT.ORAパラメータTIMED_STATISTICSがTRUEの場合に、データベース・インスタンス起動後にこのデータ・ファイルへの書込みに費やした時間を示します。(UNIXプラットフォームでは、10msを1ティックとして計測されます)。TIMED_STATISTICSがFALSEの場合は、値0(ゼロ)が戻ります。oraDbDataFileDiskWriteTimeTicksの値は、V$FILESTATのWRITETIMの値から取り出されます。

ブロック当たりのI/O実行時間の認識が統計として意味があるため、合計したこの指標はあまり重要ではありません。ミラー化されていないデータに対する書込み実行の平均時間が常に3ティックを超えている場合は、I/Oサブシステムの応答時間に問題があります。ほとんどの高性能ディスク・ドライブでは、15ms以内で容易に書込みを実行できます。

代表的な範囲

アクセスの多いデータベースの場合、約3日間連続のインスタンス操作で2147483647を上限として、繰り返しカウント可能

重要度

関連する変数

oraDbDataFileDiskWrites

推奨する表示方法

クロック

oraDbLibraryCacheTable

oraDbLibraryCacheTableには、データベース・インスタンスが最後に起動されてからのライブラリ・キャッシュ・アクティビティを測定する変数が含まれています。ライブラリ・キャッシュとは、共有SQLおよびPL/SQL領域を収めたメモリー構造です。ライブラリ・キャッシュの監視は、Oracleの共有プールのサイズを変更する必要があるかどうかを判断するために重要です。

oraDbLibraryCacheTableの各エントリは、ノード上の現行データベース・インスタンス内の特定のライブラリ・キャッシュを表します。各エントリには、最初にrdbmsDbIndex、次にoraDbLibraryCacheIndexによって索引が付けられます。そのため、rdbmsDbTableのエントリと、それに対応するoraDbLibraryCacheTableのエントリとの間には、通常、1対多の関係が成立します(rdbmsDbIndexの詳細は、付録D「パブリックRDBMS MIBの変数の解釈」を参照)。各oraDbLibraryCacheTable変数の現行の値は、該当するデータベース・インスタンス内にある指定したライブラリ・キャッシュのV$LIBRARYCACHE表の対応するフィールドから直接取り出されます。

表B-4に、oraDbLibraryCacheTableの各変数および対応するオブジェクトIDを示します。

表B-4 oraDbLibraryCacheTable変数および対応するオブジェクトID

変数名 オブジェクトID

oraDbLibraryCacheIndex

1.3.6.1.4.1.111.4.1.4.1.1

oraDbLibraryCacheNameSpace

1.3.6.1.4.1.111.4.1.4.1.2

oraDbLibraryCacheGets

1.3.6.1.4.1.111.4.1.4.1.3

oraDbLibraryCacheGetHits

1.3.6.1.4.1.111.4.1.4.1.4

oraDbLibraryCachePins

1.3.6.1.4.1.111.4.1.4.1.5

oraDbLibraryCachePinHits

1.3.6.1.4.1.111.4.1.4.1.6

oraDbLibraryCacheReloads

1.3.6.1.4.1.111.4.1.4.1.7

oraDbLibraryCacheInvalidations

1.3.6.1.4.1.111.4.1.4.1.8


oraDbLibraryCacheIndex

構文

INTEGER (1〜2147483647)

最大アクセス

読取り専用

説明

oraDbLibraryCacheTableの各行に対する一意の整数です。

代表的な範囲

8のみ

重要度

関連する変数

oraDbLibraryCacheNameSpace

推奨する表示方法

該当なし

oraDbLibraryCacheNameSpace

構文

DisplayString

最大アクセス

読取り専用

説明

この行が関連付けられているV$LIBRARYCACHE表のネームスペースを示します。値は、V$LIBRARYCACHEのNAMESPACEの値から取り出されます。

代表的な範囲

0〜30文字

重要度

関連する変数

oraDbLibraryCacheIndex

推奨する表示方法

単純文字列

oraDbLibraryCacheGets

構文

Counter32

最大アクセス

読取り専用

説明

データベース・インスタンス起動後に、システムがこのネームスペース内のライブラリ・オブジェクトへのハンドルを要求した回数を示します。oraDbLibraryCacheGetsの値は、V$LIBRARYCACHEのGETSの値から取り出されます。

代表的な範囲

0〜50,000/日

重要度

関連する変数

oraDbLibraryCacheGetHits

推奨する表示方法

カウンタ

oraDbLibraryCacheGetHits

構文

Counter32

最大アクセス

読取り専用

説明

データベース・インスタンス起動後に、ハンドルがすでにキャッシュ内に割り当てられていた回数を示します。oraDbLibraryCacheGetHitsの値は、V$LIBRARYCACHEのGETHITSの値から取り出されます。

代表的な範囲

0 - 4294967295

重要度

関連する変数

oraDbLibraryCacheGets

推奨する表示方法

カウンタ

oraDbLibraryCachePins

構文

Counter32

最大アクセス

読取り専用

説明

データベース・インスタンス起動後に、システムがキャッシュ内のオブジェクトにアクセスするために、ピン要求を発行した回数を示します。oraDbLibraryCachePinsの値は、V$LIBRARYCACHEのPINSの値から取り出されます。

oraDbLibraryCachePinsは、データベース・インスタンスのパフォーマンス率のうち、ライブラリ・キャッシュ・ミス率の算出に使用されます。

代表的な範囲

0 - 4294967295

重要度

関連する変数

oraDbLibraryPinHits、oraDbLibraryCacheReloads

推奨する表示方法

カウンタ

oraDbLibraryCachePinHits

構文

Counter32

最大アクセス

読取り専用

説明

データベース・インスタンス起動後に、システムがピンしているオブジェクトがキャッシュ内にすでに割り当てられ、初期化されていた回数を示します。oraDbLibraryCachePinHitsの値は、V$LIBRARYCACHEのPINHITSの値から取り出されます。

代表的な範囲

0 - 4294967295

重要度

関連する変数

oraDbLibraryCachePins

推奨する表示方法

カウンタ

oraDbLibraryCacheReloads

構文

Counter32

最大アクセス

読取り専用

説明

データベース・インスタンス起動後に、ライブラリ・オブジェクトが老化または無効化したため、再初期化およびデータの再ロードを実行する必要があった回数を示します。oraDbLibraryCacheReloadsの値は、V$LIBRARYCACHEのRELOADSの値から取り出されます。

oraDbLibraryCacheReloadsは、データベース・インスタンスのパフォーマンス率のうち、ライブラリ・キャッシュ・ミス率の算出に使用されます。

代表的な範囲

0 - 4294967295

重要度

関連する変数

oraDbLibraryCachePins

推奨する表示方法

カウンタ

oraDbLibraryCacheInvalidations

構文

Counter32

最大アクセス

読取り専用

説明

データベース・インスタンス起動後に、非永続ライブラリ・オブジェクト(共有SQL領域など)を無効にした回数を示します。oraDbLibraryCacheInvalidationsの値は、V$LIBRARYCACHEのINVALIDATIONSの値から取り出されます。

代表的な範囲

0 - 4294967295

重要度

関連する変数

なし

推奨する表示方法

カウンタ

oraDbLibraryCacheSumTable

LibraryCacheSum表は、LibraryCache表が個別のキャッシュについて追跡する情報と同じ情報を、1つのデータベース・インスタンス内のすべてのライブラリ・キャッシュについて包括的に追跡します。これは主に便宜上の処理です。

表B-5 oraDBLibraryCacheSumTable変数および対応するオブジェクトID

変数名 オブジェクトID

oraDbLibraryCacheSumGets

1.3.6.1.4.1.111.4.1.5.1.1

oraDbLibraryCacheSumGetHits

1.3.6.1.4.1.111.4.1.5.1.2

oraDbLibraryCacheSumPins

1.3.6.1.4.1.111.4.1.5.1.3

oraDbLibraryCacheSumPinHits

1.3.6.1.4.1.111.4.1.5.1.4

oraDbLibraryCacheSumReloads

1.3.6.1.4.1.111.4.1.5.1.5

oraDbLibraryCacheSumInvalidations

1.3.6.1.4.1.111.4.1.5.1.6


oraDbLibraryCacheSumGets

構文

Counter32

最大アクセス

読取り専用

説明

データベース・インスタンス起動後に、システムがこのネームスペース内のライブラリ・オブジェクトへのハンドルを要求した回数を示します。oraDbLibraryCacheSumGetsの値は、V$LIBRARYCACHEのGETSの値から導出されます。

代表的な範囲

0〜50,000/日

重要度

関連する変数

oraDbLibraryCacheSumGetHits

推奨する表示方法

カウンタ

oraDbLibraryCacheSumGetHits

構文

Counter32

最大アクセス

読取り専用

説明

データベース・インスタンス起動後に、ハンドルがすでにキャッシュ内に割り当てられていた回数を示します。oraDbLibraryCacheSumGetHitsの値は、V$LIBRARYCACHEのGETHITSの値から導出されます。

代表的な範囲

0 - 4294967295

重要度

関連する変数

oraDbLibraryCacheSumGets

推奨する表示方法

カウンタ

oraDbLibraryCacheSumPins

構文

Counter32

最大アクセス

読取り専用

説明

データベース・インスタンス起動後に、システムがキャッシュ内のオブジェクトにアクセスするために、ピン要求を発行した回数を示します。oraDbLibraryCacheSumPinsの値は、V$LIBRARYCACHEのPINSの値から導出されます。

oraDbLibraryCacheSumPinsは、データベース・インスタンスのパフォーマンス率のうち、ライブラリ・キャッシュ・ミス率の算出に使用されます。

代表的な範囲

0 - 4294967295

重要度

関連する変数

oraDbLibraryPinHits、oraDbLibraryCacheSumReloads

推奨する表示方法

カウンタ

oraDbLibraryCacheSumPinHits

構文

Counter32

最大アクセス

読取り専用

説明

データベース・インスタンス起動後に、システムがピンしているオブジェクトがキャッシュ内にすでに割り当てられ、初期化されていた回数を示します。oraDbLibraryCacheSumPinHitsの値は、V$LIBRARYCACHEのPINHITSの値から導出されます。

代表的な範囲

0 - 4294967295

重要度

関連する変数

oraDbLibraryCacheSumPins

推奨する表示方法

カウンタ

oraDbLibraryCacheSumReloads

構文

Counter32

最大アクセス

読取り専用

説明

データベース・インスタンス起動後に、ライブラリ・オブジェクトが老化または無効化したため、再初期化およびデータの再ロードを実行する必要があった回数を示します。oraDbLibraryCacheSumReloadsの値は、V$LIBRARYCACHEのRELOADSの値から導出されます。

oraDbLibraryCacheSumReloadsは、データベース・インスタンスのパフォーマンス率のうち、ライブラリ・キャッシュ・ミス率の算出に使用されます。

代表的な範囲

0 - 4294967295

重要度

関連する変数

oraDbLibraryCacheSumPins

推奨する表示方法

カウンタ

oraDbLibraryCacheSumInvalidations

構文

Counter32

最大アクセス

読取り専用

説明

データベース・インスタンス起動後に、非永続ライブラリ・オブジェクト(共有SQL領域など)を無効にした回数を示します。oraDbLibraryCacheSumInvalidationsの値は、V$LIBRARYCACHEのINVALIDATIONSの値から導出されます。

代表的な範囲

0 - 4294967295

重要度

関連する変数

なし

推奨する表示方法

カウンタ

oraDbSGATable

oraDbSGATableには、現行のシステム・グローバル領域(SGA)についての記憶域割当て情報が記載されています。SGAは、現行のセッションをサポートする情報のための共通のデータベース記憶域です。この属性の値は、INIT.ORAファイルで構成されるため、データベース・インスタンスの実行中は変更されません。そのため、この集合体レベルでのSGAの監視は、他のデータベース構造体の場合ほど重要ではありません。

oraDbSGATableの各エントリは、ノード上の現行データベース・インスタンスのSGAを表します。各エントリには、rdbmsDbIndexによって索引が付けられます。ただし、rdbmsDbTableには、SNMPサポート用に構成されたインストール済の各データベースのエントリが、アクティブにオープンされているかどうかに関係なく含まれているため、2つの表のエントリ間に1対1の対応関係が常に成立しているとはかぎりません(rdbmsDbIndexの詳細は、付録D「パブリックRDBMS MIBの変数の解釈」を参照)。各oraDbSGATable変数の現行の値は、該当するデータベース・インスタンスのV$SGA表内の対応するフィールドから直接取り出されます。

表B-6に、oraDbSGATableの各変数および対応するオブジェクトIDを示します。

表B-6 oraDbSGATable変数および対応するオブジェクトID

変数名 オブジェクトID

oraDbSGAFixedSize

1.3.6.1.4.1.111.4.1.6.1.1

oraDbSGAVariableSize

1.3.6.1.4.1.111.4.1.6.1.2

oraDbSGADatabaseBuffers

1.3.6.1.4.1.111.4.1.6.1.3

oraDbSGARedoBuffers

1.3.6.1.4.1.111.4.1.6.1.4


oraDbSGAFixedSize

構文

INTEGER (1〜2147483647)

最大アクセス

読取り専用

説明

V$SGASTATに示された、SGAの固定サイズ部分のサイズ(KB単位)です。

代表的な範囲

1 - 2147483647

重要度

関連する変数

oraDbSGAVariableSize

推奨する表示方法

単純な整数値

oraDbSGAVariableSize

構文

INTEGER (1〜2147483647)

最大アクセス

読取り専用

説明

V$SGASTATに示された、SGAの変数サイズ部分のサイズ(KB単位)です。

代表的な範囲

1 - 2147483647

重要度

関連する変数

oraDbSGAFixedSize

推奨する表示方法

単純な整数値

oraDbSGADatabaseBuffers

構文

INTEGER (1〜2147483647)

最大アクセス

読取り専用

説明

V$SGASTATに示された、SGAに割り当てられたデータベース・バッファの数です。

代表的な範囲

4KB〜2GB

重要度

関連する変数

oraDbSGARedoBuffers

推奨する表示方法

単純な整数値

oraDbSGARedoBuffers

構文

INTEGER (1〜2147483647)

最大アクセス

読取り/書込み

説明

V$SGASTATに示された、SGAに割り当てられたREDOバッファの数です。

代表的な範囲

1 - 2147483647

重要度

関連する変数

oraDbSGADatabaseBuffers

推奨する表示方法

単純な整数値

oraDbConfigTable

oraDbConfigTableには、値がV$PARAMETER表から直接取り出される変数が含まれています。これらのパラメータによって、システム全体のリソースを制御し、このMIBの残りの変数の値に影響を与えることができます。この表には、データベース・インスタンスのパフォーマンス監視タスクに密接に関連する初期化パラメータが含まれています。使用しやすい固定オブジェクトIDを割り当てることで、これらのパラメータを、影響のある動的パフォーマンス値とともに簡単にグラフ表示できます。これらのパラメータの詳細は、使用しているシステムに固有の『Oracle Databaseリファレンス』および『Oracle Database概要』を参照してください。

oraDbConfigTable内の各エントリには、rdbmsDbIndexによって索引が付けられます。ただし、rdbmsDbTableには、インストール済の各データベースのエントリが、アクティブにオープンされているかどうかに関係なく含まれているため、2つの表のエントリ間に1対1の対応関係が常に成立しているとはかぎりません(rdbmsDbIndexの詳細は、付録D「パブリックRDBMS MIBの変数の解釈」を参照)。

表B-7に、oraDbConfigTableの各変数および対応するオブジェクトIDを示します。

表B-7 oraDbConfigTable変数および対応するオブジェクトID

変数名 オブジェクトID

oraDbConfigDbBlockBuffers

1.3.6.1.4.1.111.4.1.7.1.1

oraDbConfigDbBlockSize

1.3.6.1.4.1.111.4.1.7.1.3

oraDbConfigDbMultiBlockReadCount

1.3.6.1.4.1.111.4.1.7.1.5

oraDbConfigLogBuffer

1.3.6.1.4.1.111.4.1.7.1.11

oraDbConfigLogCheckpointInteval

1.3.6.1.4.1.111.4.1.7.1.12

oraDbConfigLogCheckpointTimeout

1.3.6.1.4.1.111.4.1.7.1.13

oraDbConfigOpenCursors

1.3.6.1.4.1.111.4.1.7.1.19

oraDbConfigOpenLinks

1.3.6.1.4.1.111.4.1.7.1.20

oraDbConfigOptimizerMode

1.3.6.1.4.1.111.4.1.7.1.21

oraDbConfigProcesses

1.3.6.1.4.1.111.4.1.7.1.22

oraDbConfigSessions

1.3.6.1.4.1.111.4.1.7.1.24

oraDbConfigSharedPool

1.3.6.1.4.1.111.4.1.7.1.25

oraDbConfigSortAreaSize

1.3.6.1.4.1.111.4.1.7.1.26

oraDbConfigSortAreaRetainedSize

1.3.6.1.4.1.111.4.1.7.1.27

oraDbConfigTransactions

1.3.6.1.4.1.111.4.1.7.1.28

oraDbConfigTransactionsPerRollback

1.3.6.1.4.1.111.4.1.7.1.29


oraDbConfigDbBlockBuffers

構文

INTEGER (1〜2147483647)

最大アクセス

読取り専用

説明

この変数の値は、INIT.ORAファイルのDB_BLOCK_BUFFERSパラメータから直接取り出されます。SGAのメモリー内にキャッシュされたデータベース・ブロック数を示します。このパラメータは、SGAサイズとデータベース・インスタンスのパフォーマンスに関する最も重要な決定要素です。各ブロックのサイズは、oraDbConfigDbBlockSizeを使用することで決定できます。

代表的な範囲

1 - 2147483647

重要度

関連する変数

oraDbConfigDbBlockSize

推奨する表示方法

ゲージまたは単純文字列

oraDbConfigDbBlockSize

構文

INTEGER (1〜2147483647)

最大アクセス

読取り専用

説明

この変数の値は、INIT.ORAファイルのDB_BLOCK_SIZEパラメータから直接取り出されます。データベース用のデータベース・ブロックのサイズをバイト単位で示します。この情報は、他の多くの変数にとって重要です。

代表的な範囲

1024〜8192(O/Sに依存)

重要度

関連する変数

なし

推奨する表示方法

ゲージまたは単純文字列

oraDbConfigDbMultiBlockReadCount

構文

INTEGER (1〜2147483647)

最大アクセス

読取り専用

説明

この変数の値は、INIT.ORAファイルのDB_FILE_MULTIBLOCK_READ_COUNTパラメータから直接取り出されます。順次スキャン中に1回のI/O操作で読み込むブロックの最大数を示します。デフォルトは、INIT.ORAファイルのDB_BLOCK_BUFFERSおよびPROCESSESパラメータの関数です。

代表的な範囲

適切な値は4〜32の範囲です。実際の最大値はオペレーティング・システムによって異なります。

重要度

関連する変数

oraDbConfigDbBlockBuffers、oraDbConfigDbProcesses

推奨する表示方法

ゲージまたは単純文字列

oraDbConfigLogBuffer

構文

INTEGER (1〜2147483647)

最大アクセス

読取り専用

説明

この変数の値は、INIT.ORAファイルのLOG_BUFFERパラメータから直接取り出されます。SGAのREDOログ・バッファに割り当てられたバイト数を示します。アクセスの多いシステムの場合は、65536以上の値でも多すぎることはありません。

代表的な範囲

1,000 - 100,000

重要度

関連する変数

なし

推奨する表示方法

ゲージまたは単純文字列

oraDbConfigLogCheckpointInterval

構文

INTEGER (1〜2147483647)

最大アクセス

読取り専用

説明

この変数の値は、INIT.ORAファイルのLOG_CHECKPOINT_INTERVALパラメータから直接取り出されます。次のチェックポイントが発生するまでの経過時間(秒単位)を示します。値を0(ゼロ)に設定すると、時間ベースのチェックポイントが無効になります。

代表的な範囲

1 - 2147483647

重要度

関連する変数

oraDbConfigLogCheckpointTimeout

推奨する表示方法

クロックまたは単純文字列

oraDbConfigLogCheckpointTimeout

構文

INTEGER (0〜2147483647)

最大アクセス

読取り専用

説明

この変数の値は、INIT.ORAファイルのLOG_CHECKPOINT_TIMEOUTパラメータから直接取り出されます。チェックポイント間の経過時間(秒単位)を示します。値を0(ゼロ)に設定すると、時間ベースのチェックポイントが無効になります。

代表的な範囲

0 - 2147483647

重要度

関連する変数

oraDbConfigLogCheckpointInterval

推奨する表示方法

クロックまたは単純文字列

oraDbConfigOpenCursors

構文

INTEGER (1〜2147483647)

最大アクセス

読取り専用

説明

この変数の値は、INIT.ORAファイルのOPEN_CURSORSパラメータから直接取り出されます。1人のユーザーのプロセスが1度に保持できるオープン・カーソル(コンテキスト領域)の最大数を示します。

代表的な範囲

1 - 2147483647

重要度

関連する変数

なし

推奨する表示方法

ゲージまたは単純文字列

oraDbConfigOpenLinks

構文

INTEGER (1〜2147483647)

最大アクセス

読取り専用

説明

この変数の値は、INIT.ORAファイルのOPEN_LINKSパラメータから直接取り出されます。単一のユーザー・プロセスで同時にオープンできる、リモート・データベース・インスタンスへの接続の最大数を示します。このパラメータが示すのは、分散トランザクションに使用する接続のみです。アプリケーション接続として指定された、リモート・データベース・インスタンスへの直接接続はカウントされません。このパラメータを0(ゼロ)に設定すると、分散トランザクションは使用できなくなります。

代表的な範囲

0 - 255

重要度

関連する変数

なし

推奨する表示方法

ゲージまたは単純文字列

oraDbConfigOptimizerMode

構文

DisplayString

最大アクセス

読取り専用

説明

この変数の値は、INIT.ORAファイルのOPTIMIZER_MODEパラメータから直接取り出されます。このパラメータをRULEに設定すると、問合せでヒントを指定した場合を除いて、ルールベースの最適化が使用されます。COSTに設定すると、SQL文でアクセスした表の少なくとも1つにディクショナリに関する統計がある場合、オプティマイザでは、そのSQL文に対してコストベースのアプローチが使用されます(そうでない場合は、ルールベースのアプローチが使用されます)。

代表的な範囲

RULE/COST

重要度

関連する変数

oraDbConfigSessions

推奨する表示方法

アイコンまたは単純文字列

oraDbConfigProcesses

構文

INTEGER (1〜2147483647)

最大アクセス

読取り専用

説明

この変数の値は、INIT.ORAファイルのPROCESSESパラメータから直接取り出されます。複数プロセス操作の場合、このパラメータには1つのOracleサーバーに同時に接続できるユーザー・プロセスの最大数を指定します。PROCESSESパラメータは、INIT.ORAのSESSIONSパラメータを導出するために使用されます。デフォルトは50です。

代表的な範囲

6〜O/S依存の上限値

重要度

関連する変数

oraDbConfigSessions、oraDbConfigTransactions

推奨する表示方法

ゲージまたは単純文字列

推奨する表示方法

ゲージまたは単純文字列

oraDbConfigSessions

構文

INTEGER (1〜2147483647)

最大アクセス

読取り専用

説明

この変数の値は、INIT.ORAファイルのSESSIONSパラメータから直接取り出されます。ユーザー・セッションとシステム・セッションの合計数を示します。パラメータのデフォルト値は、INIT.ORAのPROCESSESパラメータの値に1.1を乗算して導出されます。

代表的な範囲

1 - 2147483647

重要度

関連する変数

oraDbConfigProcesses

推奨する表示方法

ゲージまたは単純文字列

oraDbConfigSharedPool

構文

INTEGER (1〜2147483647)

最大アクセス

読取り専用

説明

この変数の値は、INIT.ORAファイルのSHARED_POOL_SIZEパラメータから直接取り出されます。共有プールのサイズ(バイト単位)を示します。共有プールには、共有カーソルおよびストアド・プロシージャが含まれます。デフォルトは3.5MBです。

代表的な範囲

300KB〜O/S依存の上限値

重要度

関連する変数

なし

推奨する表示方法

ゲージまたは単純文字列

oraDbConfigSortAreaSize

構文

INTEGER (1〜2147483647)

最大アクセス

読取り専用

説明

この変数の値は、INIT.ORAファイルのSORT_AREA_SIZEパラメータから直接取り出されます。外部(ディスク)ソート用のPGAメモリーの最大量(バイト単位)を示します。ほとんどのデータベース操作では、デフォルト値(O/Sに依存)で問題ありません。

代表的な範囲

1 - 2147483647

重要度

なし

関連する変数

oraDbConfigRetainedSize、oraDbConfigSortSpaceMapSize

推奨する表示方法

ゲージまたは単純文字列

oraDbConfigSortAreaRetainedSize

構文

INTEGER (1〜2147483647)

最大アクセス

読取り専用

説明

この変数の値は、INIT.ORAファイルのSORT_AREA_RETAINED_SIZEパラメータから直接取り出されます。メモリー内ソート用のセッション・メモリーの最大量(バイト単位)を示します。デフォルト値は、INIT.ORAのSORT_AREA_SIZEパラメータに割り当てられた値と同じです。

代表的な範囲

0〜oraDbConfigSortAreaSizeの値

重要度

関連する変数

oraConfigSortAreaSize

推奨する表示方法

ゲージまたは単純文字列

oraDbConfigTransactions

構文

INTEGER (1〜2147483647)

最大アクセス

読取り専用

説明

この変数の値は、INIT.ORAファイルのTRANSACTIONSパラメータから直接取り出されます。同時トランザクションの最大数を示します。デフォルト値は、INIT.ORAのPROCESSESパラメータの値に1.1を乗算して導出されます。

代表的な範囲

1 - 2147483647

重要度

関連する変数

oraDbConfigProcesses

推奨する表示方法

ゲージまたは単純文字列

oraDbConfigTransactionsPerRollback

構文

INTEGER (1〜2147483647)

最大アクセス

読取り専用

説明

この変数の値は、INIT.ORAファイルのTRANSACTIONS_PER_ROLLBACK_SEGMENTパラメータから直接取り出されます。各ロールバック・セグメントに許容される同時トランザクションの数を示します。デフォルトは30です。

代表的な範囲

1〜O/S依存の上限値

重要度

関連する変数

oraDbConfigTransactions

推奨する表示方法

ゲージまたは単純文字列