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Oracle Enterprise Manager Configuration Change Consoleインストレーション・ガイド
10gリリース5(10.2.0.5) for Microsoft Windows or UNIX Systems
B55859-01
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7 Configuration Change Consoleエージェントの概要

この章では、Configuration Change Consoleエージェントの概要について説明します。

概要

Configuration Change Consoleは、ITインフラストラクチャから様々なデータセットを直接取得して、トラブルシューティング、変更管理およびコンプライアンスをサポートします。

すべてのデータ収集はConfiguration Change Consoleエージェントによって実行されます。エージェントがインストールされて実行される各サーバーは、Configuration Change Consoleで監視および管理するITインフラストラクチャに含まれます。エージェントは、サーバーのオペレーティング・システムやセキュリティ機能と連携して、必要なデータを収集します。収集されたデータは、分析と処理のために専用のConfiguration Change Consoleサーバーに送られます。

エージェントはWindowsサーバー上でサービスとして実行されます。同様に、すべてのUNIXプラットフォームではデーモン・プロセスとして実行されます。

データ収集

次のようなデータを収集します。

OS変更イベント

OS変更イベントは、ユーザーまたはアプリケーションによってIT環境に行われた変更を検出します。ファイル、プロセスおよびユーザーに対するこのような変更(多くの場合は小さな変更)を記録することで、Configuration Change Consoleは、実行された一連のアクティビティを再構築することができます。検出される変更イベントを次に示します。

リソースの使用率

次に、様々なリソース使用率を示します。

アーカイブ

アーカイブによって、指定したオブジェクトの内容が変更されると、そのオブジェクトのコピーが取得され格納されます。各オブジェクトについて最大5つのバージョンが保存されます。内容に対して行われた変更を識別するためにバージョンを比較することができます。サーバーのユーザー・インタフェースを介して、保存する各ファイルのインスタンス数を指定できます。

サーバー構成

「サーバー構成」は、15分おきに収集および更新されます。過去の構成は保存されません。「サーバー構成」のデータ・ポイントは次のとおりです。

追加のデータ収集要件

どのデータ収集を行う場合でも、適切なConfiguration Change Consoleエージェントを監視対象サーバーにインストールする必要があります。ほとんどのデータセットは、Configuration Change Consoleエージェント、標準サーバー・インタフェースおよびオペレーティング・システム・インタフェースのみを使用して収集されます。

一部のデータセットについては、オペレーティング・システムで追加の設定やソフトウェアが必要になる場合があります。追加のデータ収集要件を次に示します。

ここに示していないすべてのデータセットは、標準のConfiguration Change Consoleエージェントによって収集されます。