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Oracle® Enterprise Manager Grid Control基本インストレーション・ガイド
11gリリース1(11.1.0.1.0)
B61019-01
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G 監視対象となるデータベース・ターゲットおよびASMターゲットの構成

Enterprise Manager Grid Controlコンソールで、Oracle Databaseターゲットのホームページを初めて表示するとき、このページには、いずれの監視データも表示されず、データベースのステータスに、メトリック収集エラーの存在が示される場合があります。これは、DBSNMP資格証明が設定されていないか、ログインの試行の失敗によってロックされているためです。

Oracle自動ストレージ管理(Oracle ASM)ターゲットのホームページを初めて表示する場合も、Oracle ASMインスタンスのステータスが不明または取得不可であると表示されることがあります。また、管理エージェントが使用不可(停止中)であると表示される場合もあります。これも、前述の場合と同様に、ASM SYS資格証明を指定していないためです。

Oracle Databaseターゲットでのこの問題を解決するには、次の手順を実行します。

  1. DBSNMPユーザー・アカウントがロックされている場合、そのロックを解除します。これを行うには、次の手順を実行します。

    1. Grid Controlで、「ターゲット」「データベース」をクリックします。

    2. 「データベース」ページで、すべてのデータベースがリストされた表からデータベース名をクリックします。

    3. 「データベース・ホーム」ページで、「サーバー」タブをクリックします。

    4. 「サーバー」ページで、「セキュリティ」セクションの「ユーザー」をクリックします。データベースにログインするように要求された場合は、必ずDBA権限を持つデータベース・ユーザー・アカウント(SYSTEMなど)を使用してください。

    5. 「ユーザー」ページで、DBSNMPユーザー・アカウントを選択します。「アクション」リストから「ユーザーのロック解除」を選択し、「実行」をクリックします。DBSNMPユーザー・アカウントのロックを解除してよいかどうかの確認を求められたら、「はい」をクリックします。

  2. スタンドアロンOracle DatabaseまたはOracle RACデータベースの監視資格証明を設定します。これを行うには、次の手順を実行します。

    1. Grid Controlで、「ターゲット」「データベース」をクリックします。

    2. 「データベース」ページで、データベース・ターゲットを選択し、「監視構成」をクリックします。

    3. 「プロパティ」ページで、「モニター・パスワード」フィールドにDBSNMPユーザーのパスワードを指定します。監視資格証明を確認するには、「接続テスト」をクリックします。

    4. 接続が正常に行われた後、「次へ」をクリックし「発行」をクリックします。

  3. Oracle ASMの監視資格証明を設定します。これを行うには、次の手順を実行します。

    1. Grid Controlで、「ターゲット」「データベース」をクリックします。

    2. 「データベース」ページで、Oracle ASMターゲットを選択し、「監視構成」をクリックします。

    3. 「プロパティ」ページで、「パスワード」フィールドにASMSYSユーザーのパスワードを指定します。監視資格証明を確認するには、「接続テスト」をクリックします。

    4. 接続が正常に行われた後、「次へ」をクリックし「発行」をクリックします。