Oracle Enterprise Manager Grid Controlアドバンスト・インストレーションおよび構成ガイド 11gリリース1(11.1.0.1.0) B61023-01 |
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Enterprise Manager Grid ControlコンソールでOracle Databaseターゲットのホームページを初めて表示するとき、データベースのホームページに監視データが表示されず、データベースのステータスでメトリック収集エラーがあると示されることがあります。これは、DBSNMPの資格証明が構成されていないか、またはログイン試行に失敗したためにDBSNMPの資格証明がロックされたことが原因です。
同様に、Oracle Automatic Storage Management(Oracle ASM)ターゲットのホームページを初めて表示するとき、Oracle ASMインスタンスのステータスが不明または使用不可となり、ホームページに管理エージェントが使用不可である(停止している)と示されることがあります。これについても、ASM SYSの資格証明を指定していないことが原因です。
Oracle Databaseターゲットに対してこの問題を修正するには、次の手順を実行します。
DBSNMPユーザー・アカウントがロックされている場合は、ロックを解除します。これを行うには、次の手順を実行します。
Grid Controlで、「ターゲット」→「データベース」の順にクリックします。
「データベース」ページで、すべてのデータベースが一覧表示された表からデータベース名をクリックします。
データベースのホームページで、「サーバー」タブをクリックします。
「サーバー」ページで、「セキュリティ」セクションから「ユーザー」をクリックします。データベースにログインするように要求されたら、必ずSYSTEMなどのDBA権限を持つデータベース・ユーザー・アカウントを使用してください。
「ユーザー」ページで、DBSNMPユーザー・アカウントを探して選択します。「アクション」リストから「ユーザーのロック解除」を選択し、「実行」をクリックします。DBSNMPユーザー・アカウントをロック解除するかどうか確認を求められたら、「はい」をクリックします。
スタンドアロンのOracle DatabaseまたはOracle RACデータベースに監視資格証明を設定します。これを行うには、次の手順を実行します。
Grid Controlで、「ターゲット」→「データベース」の順にクリックします。
「データベース」ページで、データベース・ターゲットを探して選択し、「監視構成」をクリックします。
「プロパティ」ページで、「モニター・パスワード」フィールドにDBSNMPユーザーのパスワードを指定します。監視資格証明を検証するには、「接続テスト」をクリックします。
接続に成功したら、「次へ」をクリックし、「発行」をクリックします。
Oracle ASMの監視資格証明を設定します。これを行うには、次の手順を実行します。
Grid Controlで、「ターゲット」→「データベース」の順にクリックします。
「データベース」ページで、Oracle ASMターゲットを探して選択し、「監視構成」をクリックします。
「プロパティ」ページで、「パスワード」フィールドにASMSYSユーザーのパスワードを指定します。監視資格証明を検証するには、「接続テスト」をクリックします。
接続に成功したら、「次へ」をクリックし、「発行」をクリックします。