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Oracle Enterprise Manager Grid Controlアドバンスト・インストレーションおよび構成ガイド
11gリリース1(11.1.0.1.0)
B61023-01
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31 グラフィック・モードでのOracle Management Agentの削除

この章では、グラフィック・モードでスタンドアロンOracle Management Agent(管理エージェント)またはクラスタベース管理エージェントをクラスタのすべてのノードから削除する方法について説明します。特に、次の内容について説明します。


注意:

クラスタの1つのみのノードから管理エージェントを削除する方法、および共有管理エージェントを削除する方法の詳細は、第32章「サイレント・モードでのOracle Management Agentの削除」を参照してください。

前提条件

管理エージェントを削除する前に、管理エージェントのOracleホームから次のコマンドを実行して、管理エージェントを停止します。

<ORACLE_HOME>/bin/emctl stop agent

削除手順

この項では、次について説明します。

スタンドアロンまたはクラスタベースのOracle Management Agentの削除

クラスタのすべてのノードからスタンドアロン管理エージェントまたはクラスタベース管理エージェントを削除するには、管理エージェントのOracleホームから次のコマンドを実行します。

  1. 次のコマンドを実行して、管理エージェントのOracleホームからインストーラを起動します。

    $<ORACLE_HOME>/oui/bin/runInstaller -removeallfiles


    注意:

    Microsoft Windowsの場合は、setup.exeを起動してください。また、runInstaller -helpを実行すると、オプション-nowarningonremovefilesがリストに表示されます。このオプションは現在サポートされていないため、使用しても無効になります。

  2. Enterprise Manager Grid Controlのインストール・ウィザードで、「My Oracle Supportの詳細」画面から「インストールされた製品」をクリックします。

  3. 「インベントリ」画面で、管理エージェントのOracleホーム(agent11g)を選択し、「削除」をクリックします。

    たとえば、/u01/app/Oracle/Middleware/agent11gなどです。


注意:

この手順を実行すると、クラスタのすべてのノードから管理エージェントが削除されます。

クラスタの1つのみのノードからのクラスタベースOracle Management Agentの削除

クラスタの1つのみのノードからクラスタベース管理エージェントを削除するには、次の手順を実行します。

  1. 管理エージェントを削除するノードで、「前提条件」の説明に従って管理エージェントを停止した後、次のコマンドを実行して、管理エージェントのOracleホームからインストーラを起動します。

    $<ORACLE_HOME>/oui/bin/runInstaller -removeallfiles


    注意:

    Microsoft Windowsの場合は、setup.exeを起動してください。また、runInstaller -helpを実行すると、オプション-nowarningonremovefilesがリストに表示されます。このオプションは現在サポートされていないため、使用しても無効になります。

  2. Enterprise Manager Grid Controlのインストール・ウィザードで、「My Oracle Supportの詳細」画面から「インストールされた製品」をクリックします。

  3. 「インベントリ」画面で、管理エージェントのOracleホーム(agent11g)を選択し、「削除」をクリックします。

    たとえば、/u01/app/Oracle/Middleware/agent11gなどです。

  4. 他のすべてのノードから、次のコマンドを実行します。

    ./runInstaller -updateNodeList ORACLE_HOME=<Oracle_Home_of_Agent> "CLUSTER_NODES=<other_nodes_separate_by_a_comma>"

    たとえば、5つのノードからなるクラスタで、node1に対して手順(1)を実行した場合、node2、nod3、node4およびnode5に対して実行します。

    ./runInstaller -updateNodeList ORACLE_HOME=<Oracle_Home_of_Agent> "CLUSTER_NODES=<node2, node3, node4, node5>"

削除後

管理エージェントを削除した後は、次の手順を実行します。

  1. Oracleホームおよびその他のディレクトリが正常に削除されているかどうかを確認します。これを行うには、次の手順を実行します。

    1. 管理エージェントのOracleホームから次のコマンドを実行して、インストーラを起動します。

      $<ORACLE_HOME>/oui/bin/runInstaller


      注意:

      Microsoft Windowsの場合は、runInstallerではなくsetup.exeを起動してください。

    2. Enterprise Manager Grid Controlのインストール・ウィザードで、「My Oracle Supportの詳細」画面から「インストールされた製品」をクリックします。

    3. 「インベントリ」画面で、削除したOracleホームおよびその他のディレクトリが表示されるかどうかを確認します。正常に削除された場合、これらのOracleホームおよびディレクトリは表示されません。

  2. 削除したOracleホームが、中央インベントリおよびoratabファイルから登録解除されます。ただし、一部のファイルがこれらのOracleホームに残ることもあります。その場合は、手動でファイルを削除できます。

  3. Microsoft Windowsプラットフォームで削除した場合は、次の手順を実行します。そのホストに対する管理者権限を持つユーザーとしてログインしていることを確認してください。

    Microsoft Windowsレジストリからのエントリの削除

    1. 「スタート」「ファイル名を指定して実行」を選択して、レジストリ・エディタを起動します。「regedit」と入力し、「OK」をクリックします。

    2. HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Oracleに移動し、管理エージェント・エントリを削除します。

      たとえば、管理エージェント11gを使用していた場合は、次のエントリを選択して削除します。

      HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Oracle\Key_agent11g
      
    3. HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Servicesに移動します。管理エージェントのキーを削除します。

    4. HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet2\Servicesに移動します。管理エージェントのサービスを削除します。

    5. レジストリ・エディタを終了します。

    環境設定のクリーンアップ

    1. 「環境変数」ウィンドウを開きます。

      Microsoft Windows NTの場合、「スタート」「設定」「コントロール パネル」「システム」「環境」を選択します。

      Microsoft Windows XPまたは2000の場合、「スタート」「設定」「コントロール パネル」「システム」「詳細設定」「環境変数」を選択します。

    2. 「システム環境変数」セクションで、変数PATHをクリックし、値を変更します。

    3. 管理エージェント・ホームを削除します。

    4. 「適用」をクリックし、「OK」をクリックします。

    5. 「コントロール パネル」ウィンドウを閉じます。

    6. ホストを再起動します。


      注意:

      クラスタ上で、すべてのノードを再起動してください。