Oracle® Enterprise Manager Oracle Fusion Middleware Managementスタート・ガイド 11g リリース1(11.1.0.1) B61025-01 |
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この章では、Enterprise Manager Grid Controlに備わるアプリケーション・パフォーマンス管理コンポーネントのインストールおよび構成プロセスの概要を示します。対象となるコンポーネントは次のとおりです。
JVM Diagnosticsマネージャ
このコンポーネントではJavaアプリケーションを監視し、パフォーマンスの問題を本稼働環境で直接、診断できます。
Application Dependency and Performance
この機能ではJava EEおよびSOAアプリケーションを分析して様々なアプリケーションの構築ブロック間の関係が取得されるため、分散アプリケーションをより効率的に管理できるようになります。
Request Monitoring
この機能はリクエストに対するエンドツーエンドの可視性を提供し、エンドユーザーのパフォーマンスの問題のローカライズおよび診断を促進します。
これらのコンポーネントは、既存のEnterprise Manager Grid Controlインストールに対してインストールおよび構成されます。つまり、パフォーマンス管理コンポーネントのインストールまたは構成の前に、Enterprise Manager Grid Controlのコア・コンポーネント(Oracle Management Service、Oracle Management AgentsおよびOracle Management Repository)がすべてインストールされ、構成されている必要があります。
推奨されるインストールおよび構成プロセスは次のとおりです。
Enterprise Manager Grid Controlをインストールします。
インストール・プロセスの詳細は『Oracle Enterprise Manager Grid Control基本インストレーション・ガイド』を参照してください。
必ずマニュアルで定義されているすべての前提条件を満たしてから、インストールを開始してください。
JVM Diagnosticsを構成します。
このプロセスの詳細は、第6章「JVM Diagnosticsの構成」を参照してください。
Application Dependency and Performanceをインストールおよび構成します。
この詳細は、第7章「Application Dependency and Performanceのインストールおよび構成」を参照してください。
Request Monitoringを構成します。
この詳細は、第8章「Request Monitoringの構成」を参照してください。