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Oracle Business Intelligence Standard Edition Oneチュートリアル
リリース10g(10.1.3.2.1)
E05487-01
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3 データ・マートの設定

この章では、Oracle Warehouse Builder(OWB)を使用してデータ・マートの論理設計および物理設計を作成します。

前提条件: この章には前提条件はありません。

この章は次のトピックで構成されています。

3.1 データ・マートの設定について

データ・マートを設定するには、OWBコンポーネントを使用して次の作業を実行します。

  1. データ・マート・スター・スキーマの論理設計を作成します。

  2. 論理設計を物理設計にマップします。

  3. データ・マートのオブジェクトを作成するためのコードを生成します。

  4. データ・マートを移入するためのプロセス・フローを作成します。

  5. プロセス・フローを実行してデータ・マートを移入します。

強力なグラフィカル・インタフェースに加えて、OWBではデータベースに関する詳細な設計情報を保持するメタデータ・リポジトリが提供されます。このリポジトリは、Oracle Databaseの表のセットとして実装されます。リポジトリに入力されたデータは、少なくともリポジトリ・アプリケーション・システムに対して読取りアクセス権を持つユーザーであれば使用できます。

OWBリポジトリにアクセスするには、デザイン・センターと呼ばれるOWBコンポーネントを使用します。これは、ソース、ターゲット、ETLマッピングおよび変換を設計するための主要なOWBクライアントです。OWBデザイン・センターを使用して、データソースの定義のインポート、ターゲット構造の定義、構造の検証、構造を実装するためのコードの生成と配布、およびETLマッピングを行うプロセス・フローを実行したターゲット構造へのデータのロードを行います。配置されたWarehouse Builderは、日常の保守作業や配備されているシステムの監視を支援します。

3.2 完了したWarehouse Builderプロジェクトの検証

GEC_DW(Global Electronics Corporation Data Warehouse)という完了したデータ・ウェアハウス・プロジェクトのツアーから始めましょう。これはスター・スキーマを使用したデータ・ウェアハウスで、1つのキューブ(SALES)と5つのディメンション(CHANNELS、GEOGRAPHY、PRODUCTS、PROMOTIONS、TIME)を持ちます。

この項は次のトピックで構成されています。

3.2.1 OWBデザイン・センターを使用したOWBリポジトリへのアクセス

OWBデザイン・センターを使用してOWBリポジトリにアクセスする手順は次のとおりです。

  1. Windowsの「スタート」メニューから、「すべてのプログラム」→「Oracle - BISE1Home1_WarehouseBuilder」→「Warehouse Builder」→「Design Center」を選択して、Warehouse Builderを起動します。「デザイン・センター・ログオン」ウィンドウが表示されるまで数秒かかります。

  2. ユーザー名とパスワードを使用してログオンする前に、接続情報を確立する必要があります。「詳細の表示」をクリックします。

  3. 「デザイン・センター・ログオン」ウィンドウが拡張されます。インストール時に定義したホスト名、ポート番号、およびサービス名を入力します。

    • ホスト: localhost

    • ポート: 1521

    • サービス名: bise1db

  4. 「デザイン・センター・ログオン」ウィンドウの上部に、OWBリポジトリのユーザー名とパスワードを入力します。

    • ユーザー名: owbrepos_user

    • パスワード: welcome1(または、BISE1インストール時に指定した任意のパスワード)

  5. 「デザイン・センター・ログオン」ウィンドウで「OK」をクリックします。デザイン・センターが表示されます。

図3-1 OWBデザイン・センター

現時点では図の説明はありません。

3.2.2 完了したOWBプロジェクトの表示

デザイン・センターは、「プロジェクト・エクスプローラ」、「接続エクスプローラ」および「グローバル・エクスプローラ」の3つのウィンドウに分割されています。「プロジェクト・エクスプローラ」には、参照用に使用する完了したプロジェクトであるGEC_DW(Global Electronics Corporation Data Warehouse)と、このチュートリアルの手順に従って修正するGEC_DW_TUTORIALという2つのプロジェクトが表示されています。

完了したOWBプロジェクトを表示する手順は次のとおりです。

  1. GEC_DW」プロジェクトを選択して開きます。

  2. プロジェクトは、設計作業を管理するためのコンテナです。Warehouse Builderには、ビジネス・インテリジェンス・システムの設計に役立つ、ウィザード、オブジェクト・エディタ、プロパティ・シート、およびオブジェクト検索ツールが含まれています。GEC_DWプロジェクトの下には、データベース、ファイル、アプリケーション、データ・プロファイルなどの様々なオブジェクト・タイプがツリーで表示されます。

    図3-2 「GEC_DW」プロジェクト

    現時点では図の説明はありません。

    このチュートリアルでは、データベースファイルおよびプロセス・フローのオブジェクト・タイプを使用します。

  3. データベース」ノードを開きます。設計に組み込むことができる、Oracle、Oracle以外、トランスポータブル・モジュールなどの様々なオブジェクト・タイプが表示されます。

    図3-3 「GEC_DW」プロジェクトの「データベース」ノード

    現時点では図の説明はありません。
  4. Oracle」ノードを開きます。GEC_DWプロジェクトに定義されている、BISE1_SALESWHおよびBISE1_SALESという2つのモジュールが表示されます。モジュールは、ソースまたはターゲットの定義を論理的にグループ分けしたものです。ソース・モジュールは、データの抽出元であるソース・システムを記述するメタデータを保持します。ターゲット・モジュールは、ターゲットのデータ・ウェアハウスまたはデータ・マートを記述するメタデータを保持します。各ターゲット・モジュールは、ターゲット・ユーザー・スキーマにマップされている必要があります。適切なロケーションを割り当てて、ターゲット・モジュールがこのターゲット・スキーマを参照するようにします。

    図3-4 「GEC_DW」プロジェクトの「データベース」→「Oracle」ノード

    現時点では図の説明はありません。
  5. BISE1_SALESモジュールはソース・モジュールです。「BISE1_SALES」モジュールを開いて、「」ノードを開きます。これらは、BISE1_SALESWHモジュールに格納されるターゲット・データ・ウェアハウス・オブジェクトの定義を構築するために使用される、業務系データ表の定義です。

    図3-5 「GEC_DW」プロジェクトの「BISE1_SALES」→「表」ノード

    現時点では図の説明はありません。
  6. BISE1_SALESWHモジュールはターゲット・モジュールです。「BISE1_SALESWH」モジュールを開いて、「マッピング」、「ディメンション」、「キューブ」、「」および「順序」ノードを開きます。これらは、データ・ウェアハウスを作成および移入するために使用されるオブジェクトの定義です。

    図3-6 「GEC_DW」プロジェクトの「BISE1_SALESWH」→「マッピング」ノード

    現時点では図の説明はありません。
  7. 「BISE1_SALESWH」モジュールを右クリックし、ポップアップ・メニューから「プロパティ」を選択して、このモジュールのプロパティ設定を表示します。オブジェクトには「ビジネス名」と「物理名」があり、それぞれに異なる名前を指定できます。通常は、同じ名前を使用してください。「プロパティ」ウィンドウを閉じます。

    図3-7 BISE1_SALESWHのプロパティ

    現時点では図の説明はありません。
  8. BISE1_SALESWH」モジュールをダブルクリックして、エディタ・ウィンドウを起動します。ほとんどすべてのオブジェクトは、プロパティ・ウィンドウとエディタ・ウィンドウの両方を持ちます。エディタ・ウィンドウを使用して、オブジェクトの定義と構成を設定できます。エディタ・ウィンドウを閉じます。

    図3-8 BISE1_SALESWHのエディタ・ウィンドウ

    現時点では図の説明はありません。

これで完了したデータ・ウェアハウス・プロジェクトの検証が済み、GEC_DW_TUTORIALという独自のデータ・ウェアハウス・プロジェクトを完成させる準備が整いました。GEC_DW_TUTORIALプロジェクトでは、GEC_DWプロジェクトと同じデータ・ウェアハウスを構築します。この2つのプロジェクトの唯一の相違点は、データ・ウェアハウスのターゲットです。GEC_DWプロジェクトがBISE1_SALESWHターゲットに配布されるのに対して、GEC_DW_TUTORIALプロジェクトはBISE1_TUTORIALWHターゲットに配布します。

3.3 ディメンションおよびキューブの作成

Warehouse Builderでは、ウィザードやエディタを使用してディメンションおよびキューブを定義できます。ウィザードを使用すると、ディメンションおよびキューブ・オブジェクトを簡単に作成できます。ウィザードによって、ディメンションまたはキューブ・オブジェクト・データを格納する実装オブジェクトを含む、完全に機能するディメンションまたはキューブ・オブジェクトが作成されます。この場合、特定の機能には事前定義されたデフォルト設定が使用されます。あるいは、エディタを使用してディメンションまたはキューブ・オブジェクトを作成または編集することもできます。ウィザードのデフォルト設定と異なる設定を指定する場合や、ウィザードでは提供されていない特別な設定にアクセスする場合は、ウィザードのかわりにエディタを使用します。

この項は次のトピックで構成されています。

3.3.1 ウィザードを使用したCHANNELSディメンションの作成

ウィザードを使用してCHANNELSディメンションを作成する手順は次のとおりです。

  1. デザイン・センターの「プロジェクト・エクスプローラ」で、「GEC_DW_TUTORIAL」→「データベース」→「Oracle」→「BISE1_TUTORIALWH」の順に開きます。

  2. ディメンション」を右クリックして、「新規」→「ウィザードを使用」を選択します。ディメンションの作成ウィザードが起動します。「ようこそ」ページで、「次へ」をクリックします。

  3. 「名前と説明」ページに、次の内容を入力します。

    • 名前: CHANNELS

    • 説明: Channels Dimension

  4. 次へ」をクリックします。

  5. 「記憶域タイプ」ページで、「ROLAP: リレーショナル記憶域」を選択して「次へ」をクリックします。


    注意:

    更新頻度の高いデータや詳細データが大量にある場合は、ROLAP記憶域タイプが最適です。データをリレーショナル・フォームに保存する場合、OWBではデフォルトでスター・スキーマ実装方法が使用されます。

  6. 「ディメンション属性」ページには、IDNAMEおよびDESCRIPTIONという事前定義された3つの列があります。

  7. DESCRIPTION列を削除します。削除するには、DESCRIPTIONの左側にある列番号3を右クリックし、図3-9に示すように「削除」を選択します。

    図3-9 「ディメンション属性」ページ: DESCRIPTION列の削除

    現時点では図の説明はありません。
  8. NAME属性の「識別子」ドロップダウン・リストで空の値を選択し、「長さ」を60に変更します。

    図3-10 「ディメンション属性」ページ: 「長さ」を60に変更

    現時点では図の説明はありません。
  9. 図3-11に示すように、新しい属性SOURCE_ID(ビジネス、Varchar2、40)を追加して、「次へ」をクリックします。

    図3-11 「ディメンション属性」ページ: SOURCE_ID属性の追加

    現時点では図の説明はありません。
  10. 図3-12に示すように、「レベル」ページで3つのレベルを作成します。

    図3-12 「レベル」ページ

    現時点では図の説明はありません。
  11. 次へ」をクリックします。

  12. 「レベル属性」ページで、次のように各レベルの属性を指定します。

    • TOTALレベルには、図3-13に示すように属性を選択します。

      図3-13 TOTALレベルの属性

      現時点では図の説明はありません。
    • CLASSレベルには、図3-14に示すように属性を選択します。

      図3-14 CLASSレベルの属性

      現時点では図の説明はありません。
    • CHANNELレベルは、図3-15に示すように属性を選択します。

      図3-15 CHANNELレベルの属性

      現時点では図の説明はありません。

      注意:

      最低レベルでは、すべての属性がデフォルトで選択されています。

  13. 次へ」をクリックします。

  14. 「データ・ポリシー」ページで、デフォルトの選択「タイプ1: 履歴を保存しない」を維持して、「次へ」をクリックします。


    注意:

    緩やかに変化するディメンション(SCD)とは、データ・ウェアハウスで長期的に現行データと履歴データを保存および管理するディメンションです。SCDには、製品のパッケージ・サイズ、パッケージ・タイプ、価格および国名などが含まれます。データ値の更新履歴を追跡する必要がある場合は、「タイプ2」または「タイプ3」を選択します。これには、Oracle Warehouse Builder Enterprise ETLオプションの個別のライセンスが必要です。

    図3-16 「データ・ポリシー」ページ

    現時点では図の説明はありません。
  15. 「作成前の設定」ページを確認して、「次へ」をクリックします。

  16. 「ディメンション作成の進行状況」でディメンションが実装され、正しく作成されます。「次へ」をクリックします。

    図3-17 ディメンション作成の進行状況

    現時点では図の説明はありません。
  17. 「サマリー」ページに、ディメンション定義のリストが表示されます。データベース表と順序も同様に作成されます。「終了」をクリックします。

    図3-18 「サマリー」ページ

    現時点では図の説明はありません。
  18. デザイン・センターのツールバーで「すべて保存」アイコンをクリックして作業内容を保存します。

    図3-19 「すべて保存」アイコン

    現時点では図の説明はありません。
  19. 「Warehouse Builder警告」ダイアログ・ボックスで、「はい」をクリックします。


    注意:

    警告ダイアログ・ボックスは、「すべて保存」をクリックするたびに表示されます。

3.3.2 エディタを使用したPRODUCTSディメンションの作成

エディタを使用してPRODUCTSディメンションを作成する手順は次のとおりです。

  1. デザイン・センターの「プロジェクト・エクスプローラ」で、開かれていない場合は、「GEC_DW_TUTORIAL」→「データベース」→「Oracle」→「BISE1_TUTORIALWH」の順に開きます。

  2. ディメンション」を右クリックして、「新規」→「エディタを使用」を選択します。データ・オブジェクト・エディタが起動します。

  3. 「ディメンションの詳細」ウィンドウで、「名前」タブが選択されていることを確認します。「名前」フィールドで、「DIMENSION_1」を「PRODUCTS」に変更します。「説明」フィールドに、「Product dimension」と入力します。

    図3-20 ディメンションの詳細: 「名前」タブ

    現時点では図の説明はありません。
  4. 記憶域」タブをクリックします。デフォルト・オプションの「ROLAP: リレーショナル記憶域」を維持します。「実装」で、「スター」を選択します。

    図3-21 ディメンションの詳細: 「記憶域」タブ

    現時点では図の説明はありません。
  5. 属性」タブをクリックします。「選択」をクリックします。「利用可能な順序」ダイアログ・ボックスで、「BISE1_TUTORIALWH」を開き、「PROD_DIM_SEQ」を選択します。「OK」をクリックします。

    図3-22 「利用可能な順序」ダイアログ・ボックス

    現時点では図の説明はありません。
  6. この順序はディメンション・キーに移入されます。図3-23に示すように属性情報を入力します。

    図3-23 ディメンションの詳細: 「属性」タブ

    現時点では図の説明はありません。
  7. レベル」タブをクリックします。このタブには、「レベル」と、「<レベル名>のレベル属性」という2つのセクションがあります。

    1. レベル」セクションで、図3-24に示すように情報を入力します。

      図3-24 ディメンションの詳細: 「レベル」タブの「レベル」セクション

      現時点では図の説明はありません。
    2. 各レベルの「レベル属性」で、次のように指定します。

      • TOTALのレベル属性を、図3-25に示すように設定します。

        図3-25 ディメンションの詳細: TOTALのレベル属性

        現時点では図の説明はありません。
      • CATEGORYのレベル属性を、図3-26に示すように設定します。

        図3-26 ディメンションの詳細: CATEGORYのレベル属性

        現時点では図の説明はありません。
      • SUBCATEGORYのレベル属性を、図3-27に示すように設定します。

        図3-27 ディメンションの詳細: SUBCATEGORYのレベル属性

        現時点では図の説明はありません。
      • PRODUCTのレベル属性を、図3-28に示すように設定します。

        図3-28 ディメンションの詳細: PRODUCTのレベル属性

        現時点では図の説明はありません。
  8. 階層」タブをクリックします。図3-29に示すように、ドロップダウン・リストから「レベル」の値を選択します。

    図3-29 ディメンションの詳細:: 「階層」タブ

    現時点では図の説明はありません。
  9. SCD」タブをクリックします。デフォルトの選択は「タイプ1: 履歴を保存しない」であることに注意してください。

  10. ディメンション表を作成してリポジトリにバインドします。キャンバスで「PRODUCTS」ディメンションを右クリックし、「自動バインド」を選択します。自動バインドを実行すると、キューブのメジャーとディメンション参照が、それらのデータを格納するデータベース列に自動的にマップされます。

    図3-30 自動バインド

    現時点では図の説明はありません。
  11. これで、PRODUCTSディメンションが作成されました。図3-31に、バインド処理が完了したときの表示を示します。

    図3-31 PRODUCTSディメンション

    現時点では図の説明はありません。
  12. データ・オブジェクト・エディタのツールバーで「すべて保存」アイコンをクリックして作業内容を保存します。

  13. データ・オブジェクト・エディタを閉じます。

3.3.3 タイム・ウィザードを使用したTIMESディメンションの作成

タイム・ウィザードを使用してTIMESディメンションを作成する手順は次のとおりです。

  1. デザイン・センターの「プロジェクト・エクスプローラ」で、「GEC_DW_TUTORIAL」→「データベース」→「Oracle」→「BISE1_TUTORIALWH」の順に開きます。「ディメンション」を右クリックして、「新規」→「タイム・ウィザードを使用」を選択します。時間ディメンションの作成ウィザードが起動します。「ようこそ」ページで、「次へ」をクリックします。

  2. 「名前と説明」ページに、次の内容を入力します。

    • 名前: TIMES

    • 説明: Times Dimension

  3. 次へ」をクリックします。

  4. 「記憶域タイプ」ページで、デフォルトの「ROLAP: リレーショナル記憶域」を維持して「次へ」をクリックします。「データ生成」ページが表示されます。

  5. 次の情報を入力します。

    • 開始年: 2003

    • 年数: 4

    • カレンダ」オプションが選択されていることを確認します。


      注意:

      「データ生成」ページでは、ウェアハウスに必要な時間データの範囲を指定します。この情報は、時間ディメンションを移入するマッピングの生成に使用されます。このマッピングでは入力した日付がパラメータとして追加されるため、後から日付を指定してマッピングを再実行できます。

      図3-32 「データ生成」ページ

      現時点では図の説明はありません。

    次へ」をクリックします。

  6. 「レベル」ページで、「通常階層」を選択し、図3-33に示すように「カレンダ年」、「カレンダ四半期」、「カレンダ月」を選択して、「次へ」をクリックします。

    図3-33 「レベル」ページ

    現時点では図の説明はありません。
  7. 「作成前の設定」ページで詳細を確認して、「次へ」をクリックします。プログレス・バーによって、オブジェクト作成の進捗状況が示されます。

  8. 正常に完了したら、「次へ」をクリックします。「サマリー」ページで再度詳細を確認して、「終了」をクリックします。

  9. 「プロジェクト・エクスプローラ」で、完全に機能するTIMESディメンションに必要な4つのオブジェクトが生成されていることを確認します。

    1. GEC_DW_TUTORIAL」→「データベース」→「Oracle」→「BISE1_TUTORIALWH」→「ディメンション」の順に開きます。TIMESディメンションが表示されます。

    2. GEC_DW_TUTORIAL」→「データベース」→「Oracle」→「BISE1_TUTORIALWH」→「順序」の順に開きます。時間ディメンション・レベルのサロゲート識別子を移入するTIMES_SEQ順序が表示されます。

    3. GEC_DW_TUTORIAL」→「データベース」→「Oracle」→「BISE1_TUTORIALWH」→「」の順に開きます。TIMES表が表示されます。これは、時間データを物理的に保存する時間ディメンションのリレーショナル実装をサポートします。

    4. GEC_DW_TUTORIAL」→「データベース」→「Oracle」→「BISE1_TUTORIALWH」→「マッピング」の順に開きます。TIMES_MAPマッピングが表示されます。これにより、時間ディメンションが移入されます。

      図3-34 プロジェクト・エクスプローラ: TIMESディメンション、TIMES_SEQ、TIMES表、TIMES_MAP

      現時点では図の説明はありません。
  10. すべて保存」をクリックして、作業内容を保存します。

3.3.4 エディタを使用したSALESキューブの作成

エディタを使用してSALESキューブを作成する手順は次のとおりです。

  1. デザイン・センターの「プロジェクト・エクスプローラ」で、「GEC_DW_TUTORIAL」→「データベース」→「Oracle」→「BISE1_TUTORIALWH」の順に開きます。「キューブ」を右クリックして、「新規」→「エディタを使用」を選択します。データ・オブジェクト・エディタ・ウィンドウが表示されます。

  2. 「キューブの詳細」ウィンドウで、「名前」タブが選択されていることを確認します。「名前」フィールドで、「CUBE_1」を「SALES」に変更します。「説明」フィールドに、「Sales cube」と入力します。

    図3-35 キューブの詳細: 「名前」タブ

    現時点では図の説明はありません。
  3. 記憶域」タブをクリックします。次のように設定を選択します。

    • デフォルトの選択「ROLAP: 関係データ構造」を維持します。このオプションを使用して、キューブの定義とそのデータをデータベースのリレーショナル・フォームに保存します。

    • ビットマップ索引の作成」を選択解除します


      注意:

      ビットマップ索引により、パフォーマンスを向上させることができます。ビットマップ索引を使用するには、Oracle Database Enterprise Editionの個別のライセンスが必要です。

    図3-36 キューブの詳細: 「記憶域」タブ

    現時点では図の説明はありません。
  4. ディメンション」タブをクリックします。図3-37に示すように、「ディメンション」列のドロップダウン・リストでディメンションを選択して、「レベル」列で対応するレベルを選択します。

    図3-37 キューブの詳細: 「ディメンション」タブ

    現時点では図の説明はありません。
  5. 図3-38に示すように、「メジャー」タブをクリックして情報を入力します。

    図3-38 キューブの詳細: 「メジャー」タブ

    現時点では図の説明はありません。
  6. 集計」タブをクリックします。デフォルトの集計関数「SUM」がすべてのディメンションで選択されています。これはキューブ・データの集計に使用されます。このデフォルト設定を使用してかまいません。図3-39の例では、GEOGRAPHYディメンションの「キューブ集計方法」に「SUM」が選択されています。

    図3-39 キューブの詳細: 「集計」タブ

    現時点では図の説明はありません。

    キューブ構造を定義したら、キューブ・データを格納するデータベース表やビューの詳細を指定します。

  7. キャンバスのデータ・オブジェクト・エディタで、「SALES」キューブを右クリックして「自動バインド」を選択します。自動バインドを実行すると、キューブのメジャーとディメンション参照が、それらのデータを格納するデータベース列に自動的にマップされます

    図3-40に、「自動バインド」を選択した後のキャンバスを示します。

    図3-40 SALESキューブ

    現時点では図の説明はありません。
  8. 作業内容を保存してデータ・オブジェクト・エディタを閉じます。

3.4 マッピングの作成

この項では、次の作業を実行します。

この項は次のトピックで構成されています。

3.4.1 PRODUCTSディメンションをロードするためのマッピングの設計

PRODUCTSディメンションをロードするためのマッピングを設計する手順は次のとおりです。

  1. デザイン・センターの「プロジェクト・エクスプローラ」で、「GEC_DW_TUTORIAL」→「データベース」→「Oracle」→「BISE1_TUTORIALWH」の順に開きます。「マッピング」ノードを右クリックし、「新規」を選択します。「マッピングの作成」ウィンドウが表示されます。

  2. 「マッピングの作成」ウィンドウで、マッピングの名前に「LOAD_PRODUCTS」と入力します。「OK」をクリックします。マッピング・エディタが表示されます。

  3. 「エクスプローラ」パネルで、「使用可能なオブジェクト」タブが選択されていることを確認します。「データベース」→「Oracle」→「BISE1_SALES」→「」の順に開きます。「CATEGORIES」表および「PRODUCTS」表をキャンバスにドラッグします。


    注意:

    2つの表を同時にキャンバスへドラッグすると、最初は「マッピング」キャンバスに表が1つしか表示されない場合があります。多くの場合、2番目の表は、表示されている表の後ろに隠れています。2番目の表を表示するには、表示されている表をクリックして少し上にドラッグします。

    図3-41 マッピング・エディタ: 「CATEGORIES」および「PRODUCTS」

    現時点では図の説明はありません。
  4. キャンバスで、「PRODUCTS」表のヘッダー領域をダブルクリックします。

  5. 表エディタで「名前」タブが選択されていることを確認します。「名前」フィールドで、「PRODUCTS」を「PRODUCTS_IN」に変更します。「OK」をクリックします。

  6. 「エクスプローラ」パネルで「BISE1_SALES」モジュールを閉じ、「BISE1_TUTORIALWH」→「ディメンション」の順に開きます。

  7. PRODUCTS」ディメンションをキャンバスにドラッグします。

    図3-42 マッピング・エディタ: PRODUCTS

    現時点では図の説明はありません。
  8. PRODUCTS」ディメンションのヘッダー領域をダブルクリックします。表エディタの「名前」フィールドで、「PRODUCTS」を「PRODUCTS_OUT」に変更して「OK」をクリックします。

  9. CONSTANTおよびFILTER演算子をキャンバスに追加します。「パレット」から「定数」演算子をキャンバスにドラッグします。フィルタは2つ必要なので、「フィルタ」演算子を2回キャンバスにドラッグします

    図3-43 マッピング・エディタ: 「定数」および「フィルタ」

    現時点では図の説明はありません。
  10. マッピング・エディタのツールバーで「自動レイアウト」アイコンをクリックして、キャンバスのオブジェクトを配置します。

    図3-44 マッピング・エディタのツールバー: 「自動レイアウト」アイコン

    現時点では図の説明はありません。
  11. キャンバスが図3-45に示すように表示されます。

    図3-45 「自動レイアウト」を選択した後のキャンバス

    現時点では図の説明はありません。
  12. CONSTANT」演算子のヘッダーをダブルクリックして、その名前を「TOTALS」に変更します。定数エディタで「出力属性」タブを選択します。

    図3-42 定数エディタ: TOTALS

    現時点では図の説明はありません。
  13. 追加」ボタンをクリックして、次の2つの属性を追加します。

    • TOT: VARCHAR2(20)

    • SRC_ID: VARCHAR2(20)

    図3-47 定数エディタ: 出力属性

    現時点では図の説明はありません。
  14. OK」をクリックして定数エディタ・ウィンドウを閉じます。

  15. キャンバスで、「TOTALS」定数演算子をクリックして「TOT」属性を選択します。左側にあるプロパティ・インスペクタ・ウィンドウで、「」の横にあるフィールドをクリックして「'Product Total'」と入力します。

    図3-48 TOT属性

    現時点では図の説明はありません。
  16. キャンバスで、「TOTALS」定数演算子が選択された状態で「SRC_ID」属性をクリックします。プロパティ・インスペクタ・ウィンドウで、「」の横にあるフィールドをクリックして「'99999'」と入力します。

    図3-49 SRC_ID属性

    現時点では図の説明はありません。
  17. キャンバスで、「FILTER」演算子のヘッダーをダブルクリックします。名前を「FILTER」から「CATS」に変更します。「OK」をクリックしてフィルタ・エディタを閉じます。

  18. すべての属性が明確に表示されるように、「CATEGORIES」演算子を最大化します。

  19. 表3-1に示すように、演算子CATEGORIES.INOUTGRP1の属性から演算子CATSINOUTGRP1に接続線を追加します。

    表3-1 CATEGORIES.INOUTGRP1からCATSへのマッピング

    CATEGORIES.INOUTGRP1 CATS

    ID

    INOUTGRP1

    NAME

    INOUTGRP1

    DESCRIPTION

    INOUTGRP1

    CATEGORY_ID

    INOUTGRP1


    接続線を描画するには、各CATEGORIES属性の右側の矢印をクリックして、マウス・ボタンを押しながらCATS.INOUTGRP1の左側の矢印まで線をドラッグします。

    図3-50 CATEGORIES.INOUTGRP1からCATSへの接続

    現時点では図の説明はありません。

    図3-51は、接続を追加した後の表示を示します。

    図3-51 CATEGORIES.INOUTGRP1とCATS間の完了した接続

    現時点では図の説明はありません。
  20. CATSフィルタ演算子のフィルタ条件を「INOUTGRP1.CATEGORY_ID IS NULL」と指定します。

    そのためには、キャンバスで「CATS」フィルタ演算子のヘッダー領域をクリックします。左側の「フィルタ・プロパティ: CATS」ウィンドウで、「フィルタ条件」の横にあるフィールドをクリックします。省略記号()をクリックします。フィルタ条件の式ビルダーが起動します。OWBでは、条件を構築したり、フィルタ条件を入力したりすることができます。

    図3-52 「フィルタ条件」の指定

    現時点では図の説明はありません。
  21. 「式ビルダー」の左側で、「INOUTGRP1」を開きます。「CATEGORY_ID」をダブルクリックします。INOUTGRP1.CATEGORY_IDが右側のフィルタ条件フィールドに表示されます。

    右下の領域で、「その他」ドロップダウン・リストから「IS NULL」を選択して「貼付け」をクリックします。「CATSのフィルタ条件」フィールドに式「INOUTGRP1.CATEGORY_ID IS NULL」が表示されます。

    図3-53 CATSのフィルタ条件: 「IS NULL」の貼付け

    現時点では図の説明はありません。
  22. 検証」をクリックします。結果が「検証結果」フィールドに表示されます。検証に成功したら、「OK」をクリックします。

    図3-54 式の検証

    現時点では図の説明はありません。
  23. もう一方のFILTER演算子をSUBCATSに変更します。キャンバスで、「FILTER」演算子のヘッダーをダブルクリックします。名前を「FILTER0」から「SUBCATS」に変更します。「OK」をクリックしてフィルタ・エディタを閉じます。

  24. すべての属性が明確に表示されるように、「CATEGORIES」演算子を最大化します。

  25. 表3-2に示すように、演算子CATEGORIES.INOUTGRP1の属性から演算子SUBCATSINOUTGRP1に接続線を追加します。

    表3-2 CATEGORIES.INOUTGRP1からSUBCATSへのマッピング

    CATEGORIES.INOUTGRP1 SUBCATS

    ID

    INOUTGRP1

    NAME

    INOUTGRP1

    DESCRIPTION

    INOUTGRP1

    CATEGORY_ID

    INOUTGRP1


    図3-55は、接続を追加した後の表示を示します。

    図3-55 CATEGORIES.INOUTGRP1とSUBCATS間の完了した接続

    現時点では図の説明はありません。
  26. SUBCATSフィルタ演算子のフィルタ条件を「INOUTGRP1.CATEGORY_ID IS NOT NULL」と指定します。

    そのためには、キャンバスで「SUBCATS」フィルタ演算子のヘッダー領域をクリックします。左側の「フィルタ・プロパティ: SUBCATS」ウィンドウで、「フィルタ条件」の横にあるフィールドをクリックします。省略記号()をクリックします。フィルタ条件の式ビルダーが起動します。

  27. 「式ビルダー」の左側で、「INOUTGRP1」を開きます。「CATEGORY_ID」をダブルクリックします。INOUTGRP1.CATEGORY_IDが右側のフィルタ条件フィールドに表示されます。

    右下の領域で、「その他」ドロップダウン・リストから「IS NOT NULL」を選択して「貼付け」をクリックします。「SUBCATSのフィルタ条件」フィールドに式INOUTGRP1.CATEGORY_ID IS NOT NULLが表示されます。

  28. 検証」をクリックします。結果が「検証結果」フィールドに表示されます。検証に成功したら、「OK」をクリックします。

    図3-56 SUBCATSのフィルタ条件

    現時点では図の説明はありません。
  29. 表3-3に示すように、TOTALSのOUTGRP1定数演算子の属性からPRODUCTS_OUTディメンション演算子のグループの属性へ接続線を描画します。

    表3-3 TOTALS.OUTGRP1からPRODUCTS_OUTへのマッピング

    TOTALS.OUTGRP1 PRODUCTS_OUT

    TOT

    TOTAL.NAME

    TOT

    TOTAL.DESCRIPTION

    SRC_ID

    TOTAL.SOURCE_ID

    SRC_ID

    CATEGORY.TOTAL_SOURCE_ID


    図3-57は、接続を追加した後の表示を示します。

    図3-57 TOTALS.OUTGRP1とPRODUCTS_OUT間の完了した接続

    現時点では図の説明はありません。
  30. 表3-4に示すように、CATSフィルタ演算子のINOUTGRP1の属性からディメンション演算子PRODUCTS_OUTCATEGORYグループの属性へ接続線を描画します。

    表3-4 CATS.INOUTGRP1からPRODUCTS_OUTへのマッピング

    CATS.INOUTGRP1 PRODUCTS_OUT

    ID

    CATEGORY.SOURCE_ID

    NAME

    CATEGORY.NAME

    DESCRIPTION

    CATEGORY.DESCRIPTION


    図3-58は、接続を追加した後の表示を示します。

    図3-58 CATS.INOUTGRP1とPRODUCTS_OUT間の完了した接続

    現時点では図の説明はありません。
  31. 表3-5に示すように、SUBCATSフィルタ演算子のINOUTGRP1の属性からディメンション演算子PRODUCTS_OUTSUBCATEGORYグループの属性へ接続線を描画します。

    表3-5 SUBCATS.INOUTGRP1からPRODUCTS_OUTへのマッピング

    SUBCATS.INOUTGRP1 PRODUCTS_OUT

    CATEGORY_ID

    SUBCATEGORY.CATEGORY_SOURCE_ID

    ID

    SUBCATEGORY.SOURCE_ID

    NAME

    SUBCATEGORY.NAME

    DESCRIPTION

    SUBCATEGORY.DESCRIPTION


    図3-59は、接続を追加した後の表示を示します。

    図3-59 SUBCATS.INOUTGRP1とPRODUCTS_OUT間の完了した接続

    現時点では図の説明はありません。
  32. 表3-6に示すように、表演算子PRODUCTS_ININOUTGRP1の属性からディメンション演算子PRODUCTS_OUTPRODUCTグループの属性へ接続線を描画します。

    表3-6 PRODUCTS_IN.OUTGRP1からPRODUCTS_OUTへのマッピング

    PRODUCTS_IN.OUTGRP1 PRODUCTS_OUT

    SUBCATEGORY_REFERENCE

    PRODUCT.SUBCATEGORY_SOURCE_ID

    IDENTIFIER

    PRODUCT.SOURCE_ID

    NAME

    PRODUCT.NAME

    DESCRIPTION

    PRODUCT.DESCRIPTION

    PACK_SIZE

    PRODUCT.PACK_SIZE

    LIST_PRICE

    PRODUCT.LIST_PRICE


    図3-60は、接続を追加した後の表示を示します。

    図3-60 PRODUCTS_IN.OUTGRP1とPRODUCTS_OUT間の完了した接続

    現時点では図の説明はありません。

    注意:

    「最小化」アイコンをクリックするとキャンバス上のオブジェクトを縮小できます。

    「最小化」アイコンは左下を指す矢印です。

  33. メニューから「マッピング」→「検証」を選択して、LOAD_PRODUCTSマッピングを検証します。

    図3-61 LOAD_PRODUCTSマッピングの検証

    現時点では図の説明はありません。
  34. 「生成結果」パネルが表示されます。暗黙的なデータ型変換の警告は無視してかまいません。Oracle Databaseでは、自動データ型変換が実行されます。

    図3-62 「生成結果」パネル

    現時点では図の説明はありません。
  35. マッピング」メニューから「生成」を選択します。これにより、設計の実装に必要なコードが生成されます。警告は無視します(7つの警告)。「生成結果」ウィンドウを閉じます。

  36. 作業内容を保存して、マッピング・エディタを閉じます。

3.4.2 CHANNELSディメンションとSALESキューブのマッピングを作成するtclスクリプトの使用

Tcl(Tool Command Language)は、タスクを自動化および単純化できるスクリプト言語です。Oracle Warehouse Builderには、OMB*Plusという高度なTclインタフェースが含まれています。OMB*Plusは、コマンドラインから起動することも、OWBデザイン・センター内から起動することもできます。

ChannelsディメンションとSalesキューブのマッピングを作成する手順は次のとおりです。

  1. OWBデザイン・センターで、メニューから「ウィンドウ」→「OMB*Plus」を選択します。

  2. 「OMB*Plus」パネルの「OMB+>」プロンプトで、次のように入力します。

    OMB+> cd BISE1_installation_location/tutorial/owb/tcl
    OMB+> source allinit.tcl
    

    注意:

    スラッシュ(/)文字はOMB*Plus TCLインタプリタに固有であり、指定したとおりに入力する必要があります。

  3. OWBREPOS_OWNERおよびSYSデータベース・アカウントのパスワードを入力します。tclファイルの場所を入力します(<BISE1のインストール場所>/tutorial/owb/tcl)。「OK」をクリックします。

    図3-63 「接続情報」ダイアログ・ボックス

    現時点では図の説明はありません。
  4. OMB+>」プロンプトで、次のように入力します。

    OMB+> source loadmaps.tcl
    
  5. 「プロジェクト・エクスプローラ」を使用して、LOAD_SALESおよびLOAD_CHANNELSオブジェクトが作成されていることを確認します。

    図3-64 プロジェクト・エクスプローラ: LOAD_CHANNELSおよびLOAD_SALES

    現時点では図の説明はありません。
  6. 作業内容を保存します。これで、ウェアハウスの設計の完成に必要なすべてのマッピングが揃いました。次の項では、「生成」オプションを使用して、設計を実装するコードを生成します。

3.5 マッピングの生成

LOAD_PRODUCTSマッピングの設計および生成は終了しました。ここで、その他のディメンションとSALESキューブのマッピングを生成する必要があります。

その他のディメンションおよびSALESキューブのマッピングを生成する手順は次のとおりです。

  1. デザイン・センターで、「BISE1_SALESWH」→「マッピング」の順に開きます。

  2. LOAD_CHANNELS」マッピングを右クリックして、「生成」を選択します。

    図3-65 「LOAD_CHANNELS」マッピング: 生成

    現時点では図の説明はありません。
  3. 「生成結果」ウィンドウに結果が表示されます。警告は無視します。エラーはないはずです。「生成結果」ウィンドウを閉じます。

    図3-66 「生成結果」ウィンドウ

    現時点では図の説明はありません。
  4. 残りの各マッピングについても、手順23を繰り返します。警告は無視してかまいません。

    • LOAD_PROMOTIONSは3つの警告を返します。

    • LOAD_GEOGRAPHYは9つの警告を返します。

    • LOAD_SALESは5つの警告を返します。

    • TIMES_MAPは警告を返しません。

3.6 プロセス・フローの設計

ビジネス・インテリジェンスのニーズに応じて、設計の配布方法を指定できます。個々のマッピングを実行すれば、ターゲット表の移入を実行できます。しかし、プロセス・フロー内に相互に依存するマッピングを複数編成して、複数のマッピング間の依存性および順序を制御したい場合もあります。プロセス・フローを操作する場合は、Oracle Workflowのロケーションを使用します。Oracle Workflowのロケーションは、このチュートリアル用に事前に定義されています。

この項は次のトピックで構成されています。

3.6.1 新しいプロセス・フローの作成

新しいプロセス・フローを作成する手順は次のとおりです。

  1. デザイン・センターで、「接続エクスプローラ」パネルから「ロケーション」→「プロセス・フローとスケジュール」→「Oracle Workflow」の順に開きます。

  2. OWF_MGR_LOCATION」をダブルクリックします。OWF_MGRのパスワードを入力します(インストール時に指定)。「接続テスト」をクリックします。成功したら、「OK」をクリックします。

  3. デザイン・センターの「プロジェクト・エクスプローラ」で、「GEC_DW_TUTORIAL」→「プロセス・フロー」の順に開きます。「プロセス・フロー・モジュール」を右クリックして、「新規」を選択します。モジュールの作成ウィザードが起動します。「ようこそ」ページで、「次へ」をクリックします。

    図3-67 新しいプロセス・フロー・モジュール

    現時点では図の説明はありません。
  4. 「名前と説明」ページに、次の情報を入力します。

    • 名前: PF_BISE1_TUTORIALWH

    • 説明: Process Flow module for BISE1_TUTORIALWH

    次へ」をクリックします。

  5. 「接続情報」ページで、「ロケーション」ドロップダウン・リストから「OWF_MGR_LOCATION」を選択します。「次へ」をクリックします。

    図3-68 モジュールの作成: 接続情報

    現時点では図の説明はありません。
  6. 「サマリー」ページでサマリーの詳細を確認し、「終了」をクリックします。「プロセス・フロー・パッケージの作成」ダイアログ・ボックスが表示されます。

  7. 「プロセス・フロー・パッケージの作成」ダイアログ・ボックスで、プロセス・フロー・パッケージの名前に「PK_SALES」と入力して、「OK」をクリックします。「プロセス・フローの作成」ダイアログ・ボックスが表示されます。

  8. 「プロセス・フローの作成」ダイアログ・ボックスで、プロセス・フローの名前に「LOAD_BISE1_TUTORIALWH」と入力して、「OK」をクリックします。プロセス・フローが作成され、プロセス・エディタが起動します。

3.6.2 FORKアクティビティの追加

FORKアクティビティを追加するには、プロセス・エディタの「パレット」から「FORK」アクティビティをキャンバスにドラッグします。FORKアクティビティは、STARTアクティビティの後、ENDアクティビティの前に配置します。

図3-69 FORKアクティビティの追加

現時点では図の説明はありません。

3.6.3 マッピングの追加

マッピングを追加する手順は次のとおりです。

  1. プロセス・エディタの「ウィンドウ」メニューで「エクスプローラ」を選択します(まだ選択されていない場合)。「エクスプローラ」パネルが表示されます。

    図3-70 「エクスプローラ」パネルの選択

    現時点では図の説明はありません。
  2. 「エクスプローラ」パネルで、「使用可能なオブジェクト」タブをクリックします。「マッピング」→「BISE1_TUTORIALWH」の順に開きます。次のマッピングをキャンバスにドラッグします。

    • LOAD_CHANNELS

    • LOAD_PROMOTIONS

    • LOAD_GEOGRAPHY

    • LOAD_PRODUCTS

    • TIMES_MAP

    • LOAD_SALES

    図3-71 マッピングの選択

    現時点では図の説明はありません。
  3. 次のマッピング・アクティビティが、FORKアクティビティの後、ENDアクティビティの前に、上から下へ次の順番で並ぶようにプロセス・フロー・キャンバスのアクティビティを配置します。

    LOAD_GEOGRAPHYLOAD_CHANNELSLOAD_PRODUCTSLOAD_PROMOTIONSTIMES_MAP

    キャンバス内でアクティビティを移動させるには、アクティビティを選択します。カーソルをアクティビティのヘッダー領域に置きます。これにより、矢先が1つの矢印にカーソルが変化します。ヘッダー領域をクリックして、左マウス・ボタンを押さえたまま目的の位置にドラッグします。

    図3-72 アクティビティの移動

    現時点では図の説明はありません。

    図3-73は、アクティビティの順序を示しています。

    図3-73 アクティビティの順序

    現時点では図の説明はありません。

3.6.4 ANDおよびコントロール・アクティビティの追加

ANDおよびコントロール・アクティビティを追加する手順は次のとおりです。

  1. 「パレット」から「AND」アクティビティをキャンバスにドラッグします。「パレット」が表示されていない場合は、「ウィンドウ」メニューから「パレット」を選択します。

  2. プロセス・エディタの「パレット」パネルから「エラー終了」および「警告終了」アクティビティをキャンバスにドラッグして、図3-74に示す位置に配置します。

    図3-74 「エラー終了」および「警告終了」アクティビティのドラッグ

    現時点では図の説明はありません。

3.6.5 推移の追加

アクティビティ間の推移を追加する手順は次のとおりです。

  1. ソースとして機能するアクティビティ(たとえば、START)内にカーソルを置きます(矢先が1つの矢印に変化します)。左マウス・ボタンを押しながらターゲット・アクティビティの中央までドラッグし、ボタンを放します。表3-7に示すように推移を作成します。

    表3-7 アクティビティの推移

    ソース ターゲット

    START

    FORK

    FORK

    LOAD_CHANNELS

    FORK

    LOAD_PROMOTIONS

    FORK

    LOAD_GEOGRAPHY

    FORK

    LOAD_PRODUCTS

    FORK

    TIMES_MAP

    LOAD_CHANNELS

    AND

    LOAD_PROMOTIONS

    AND

    LOAD_CUSTOMERS

    AND

    LOAD_PRODUCTS

    AND

    TIMES_MAP

    AND

    AND

    LOAD_SALES

    LOAD_SALES

    END_SUCCESS

    LOAD_SALES

    END_ERROR

    LOAD_SALES

    END_WARNING


    推移の追加が完了すると、プロセス・フローは図3-75のようになります。

    図3-75 アクティビティの推移

    現時点では図の説明はありません。
  2. LOAD_SALESアクティビティからEND_SUCCESSアクティビティへの推移線をクリックします。「オブジェクトの詳細」パネルで、「条件」をクリックします。コロン(:)ボタンをクリックします。

    図3-76 LOAD_SALESからEND_SUCCESSへの推移の作成

    現時点では図の説明はありません。

    推移条件エディタで、「列挙された条件」ドロップダウン・リストから「SUCCESS」を選択します。「OK」をクリックします。

    図3-77 推移条件エディタ

    現時点では図の説明はありません。
  3. LOAD_SALESアクティビティからEND_ERRORアクティビティへの推移線をクリックします。「オブジェクトの詳細」パネルで、「条件」をクリックします。コロン(:)ボタンをクリックします。推移条件エディタで「列挙された条件」ドロップダウン・リストから「ERROR」を選択します。「OK」をクリックします。

  4. LOAD_SALESアクティビティからEND_WARNINGアクティビティへの推移線をクリックします。「オブジェクトの詳細」パネルで、「条件」をクリックします。コロン(:)ボタンをクリックします。推移条件エディタで「列挙された条件」ドロップダウン・リストから「WARNING」を選択します。「OK」をクリックします。

    エラー処理プロセス・フローは、図3-78のように表示されるはずです。

    図3-78 エラー処理プロセス・フロー

    現時点では図の説明はありません。
  5. 作業内容を保存します。

3.7 プロセス・フローの検証と生成

プロセス・フローを検証および生成する手順は次のとおりです。

  1. プロセス・エディタで、「プロセス・フロー」メニューから「検証」を選択します。「コンパイル結果」パネルに検証結果が表示されます。

    図3-79 「コンパイル結果」パネル

    現時点では図の説明はありません。
  2. プロセス・エディタで、「プロセス・フロー」メニューから「生成」を選択します。スクリプトが生成され、「コンパイル結果」ウィンドウに表示されます。

    図3-80 生成されたプロセス・フロー

    現時点では図の説明はありません。
  3. 作業内容を保存して、プロセス・エディタを閉じます。

3.8 マッピングの配布とデータのロード

ここまで、ターゲット・システムの論理定義を設計および構成してきました。この項では、ターゲットの物理インスタンスを配布および作成する方法について学習します。まずリレーショナル・オブジェクトとディメンション・オブジェクトを配布します。次にETLマッピングを配布します。最後にプロセス・フローを配布および実行します。

オブジェクト、マッピングおよびプロセス・フローを個別に配布するかわりに、すべてを一度に配布することもできます。このチュートリアルでは、それぞれの配布後に結果を確認できるよう、個別に配布します。

この項は次のトピックで構成されています。

3.8.1 ロケーションの登録

ロケーションは、Oracle Database、SAPアプリケーション、フラット・ファイルなど、モジュールのタイプによって異なります。フラット・ファイル・モジュールでは、ロケーションはフラット・ファイルが存在するファイル・システム内のパスまたはドライブとディレクトリになります。Oracle Databaseモジュールでは、ロケーションにデータベース接続情報が含まれます。

ロケーションを登録する手順は次のとおりです。

  1. デザイン・センターで、「ツール」メニューから「コントロール・センター・マネージャ」を選択します。コントロール・センター・マネージャが起動します。

  2. コントロール・センターの左側にあるナビゲーション・ツリーで、「BISE1_TUTORIALWH_LOCATION」を右クリックして「登録」を選択します。

    図3-81 BISE1_TUTORIALWH_LOCATION: 登録

    現時点では図の説明はありません。
  3. 「Oracle Databaseのロケーションの編集」ダイアログ・ボックスが表示されます。詳細を確認し、パスワードを入力して、「接続テスト」をクリックします。接続に成功したら、「OK」をクリックします。

    図3-82 Oracle Databaseのロケーションの編集: BISE1_TUTORIALWH_LOCATION

    現時点では図の説明はありません。
  4. OWF_MGR_LOCATIONおよびBISE1_SALES_LOCATIONについて、手順23を繰り返します。

3.8.2 順序の配布

順序を配布する手順は次のとおりです。

  1. コントロール・センターの左側にあるナビゲーション・ツリーで、「BISE1_TUTORIALWH_LOCATION」→「BISE1_TUTORIALWH」の順に開きます。「順序」を選択します。右側にある「オブジェクトの詳細」パネルに順序がリストされます。「デフォルト・アクション」ボタンをクリックします。

    図3-83 BISE1_TUTORIALWHの順序

    現時点では図の説明はありません。
  2. ツールバーの「配布」ボタンをクリックします。

    図3-84 「配布」ボタン

    現時点では図の説明はありません。
  3. 進捗状況を「コントロール・センター・ジョブ」パネルで監視します。「配布」タブが選択されています。「コントロール・センター・ジョブ」パネルで、配布の進捗状況を監視します。配布の進捗状況は、「生成」から「実行中」、「成功」へと変わります。

    図3-85 「コントロール・センター・ジョブ」パネル

    現時点では図の説明はありません。

    「配布ステータス」列の値に注目してください。配布に成功した各オブジェクトには「正常終了」と表示されています。

3.8.3 表の配布

BISE1_SALESWHターゲット・モジュールに表を配布します。これを行う手順は次のとおりです。

  1. コントロール・センターのナビゲーション・ツリーで、「BISE1_TUTORIALWH_LOCATION」→「BISE1_TUTORIALWH」の順に開きます。「」を選択します。「オブジェクトの詳細」パネルに表がリストされます。「設計ステータス」列、「配布アクション」列および「配布ステータス」列の値に注目してください。

  2. デフォルト・アクション」ボタンをクリックします。


    注意:

    「デフォルト・アクション」をクリックすると、「配布アクション」列の値が「なし」から「作成」に変わります。

  3. ツールバーの「配布」ボタンをクリックします。「コントロール・センター・ジョブ」パネルで、配布の進捗状況を監視します。配布の進捗状況は、「生成」から「実行」、「成功」へと変わります。「配布ステータス」列に「正常終了」が表示されるまで待ちます。

3.8.4 マッピングの配布

マッピングを配布する手順は次のとおりです。

  1. コントロール・センターのナビゲーション・ツリーで、「BISE1_TUTORIALWH_LOCATION」→「BISE1_TUTORIALWH」の順に開きます。「マッピング」を選択します。「オブジェクトの詳細」パネルにマッピングがリストされます。「設計ステータス」列、「配布アクション」列および「配布ステータス」列の値に注目してください。

  2. デフォルト・アクション」ボタンをクリックします。


    注意:

    「デフォルト・アクション」をクリックすると、「配布アクション」列の値が「なし」から「作成」に変わります。

  3. ツールバーの「配布」ボタンをクリックします。「コントロール・センター・ジョブ」パネルで、配布の進捗状況を監視します。配布の進捗状況は、「生成」から「実行」、「成功」へと変わります。「配布ステータス」列に「正常終了」が表示されるまで待ちます。

3.8.5 プロセス・フローの配布

LOAD_BISE1_TUTORIALWHプロセス・フローを配布します。次のように、OWF_MGR_LOCATIONを開いてLOAD_BISE1_TUTORIALWHプロセス・フローを探します。

  1. コントロール・センターのナビゲーション・ツリーで、「OWF_MGR_LOCATION」→「PF_BISE1_TUTORIALWH」の順に開きます。「PK_SALES」を選択します。「オブジェクトの詳細」パネルにプロセス・フロー・パッケージがリストされます。


    注意:

    プロセス・フローを配布する場合、パッケージにリストされているすべてのプロセス・フローが配布されます。

  2. デフォルト・アクション」ボタンをクリックします。

  3. ツールバーの「配布」ボタンをクリックします。「コントロール・センター・ジョブ」パネルで、配布の進捗状況を監視します。配布の進捗状況は、「生成」から「実行」、「成功」へと変わります。「配布ステータス」列に「正常終了」が表示されるまで待ちます。

    図3-86 LOAD_BISE1_TUTORIALWHプロセス・フローの配布

    現時点では図の説明はありません。

3.8.6 プロセス・フローの実行

プロセス・フローを実行する手順は次のとおりです。

  1. LOAD_BISE1_TUTORIALWH」プロセス・フローを選択します。

  2. プロセス・フローを実行するには、ツールバーの「開始」ボタンをクリックします。

    図3-87 プロセス・フローの実行

    現時点では図の説明はありません。

    開始」ボタンをクリックすると、下部セクションの「コントロール・センター・ジョブ」パネルが「実行」タブに切り替わります。

    図3-88 「コントロール・センター・ジョブ」パネル: 「実行」タブ

    現時点では図の説明はありません。
  3. 「コントロール・センター・ジョブ」パネルで、「実行」タブが選択されます。正常に終了するまで実行を監視します。

    図3-89 完了したプロセス・フロー

    現時点では図の説明はありません。

    注意:

    実行は非同期的に行われます。つまり、プロセス・フローやマッピングの実行中にコントロール・センターおよびOWBクライアントを閉じてもかまいません。

  4. 「コントロール・センター・ジョブ」パネルで、「実行」タブが選択されていることを確認します。「ジョブ」列で「LOAD_BISE1_TUTORIALWH」をダブルクリックします。「ジョブの詳細」ウィンドウが表示されます。

    図3-90 LOAD_BISE1_TUTORIALWHの「ジョブの詳細」

    現時点では図の説明はありません。
  5. 実行結果」タブをクリックして、「行アクティビティ」を監視します。


    注意:

    個々のディメンションおよびキューブに挿入された行数が表示されます。

    図3-91 「実行結果」タブ

    現時点では図の説明はありません。
  6. コントロール・センター・マネージャを閉じます。

3.8.7 SALESキューブ・データの表示

SALESキューブが移入されたことを確認するには、OWBデザイン・センターのリレーショナル・データ・ビューアを使用して、次のようにデータを表示します。

  1. デザイン・センターのメニューから、「ビュー」→「リフレッシュ」を選択します。

  2. GEC_DW_TUTORIAL」→「データベース」→「Oracle」→「BISE1_TUTORIALWH」→「」の順に開きます。

  3. SALES」を右クリックして、「データ」を選択します。「リレーショナル・データ・ビューア」ウィンドウが開き、SALESキューブのデータが表示されます。データを確認したら、「データ・ビューア」ウィンドウを閉じてデザイン・センターを終了します。

    図3-92 「リレーショナル・データ・ビューア」ウィンドウ

    現時点では図の説明はありません。

データ・マートの設定はこれで終了です。