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Oracle Application Server 管理者ガイド
10gリリース3(10.1.3.1.0)

B31834-01
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19 OracleAS Recovery Managerのトラブルシューティング

この章では、OracleAS Recovery Managerの使用時に発生する場合がある一般的な障害と、その解決方法について説明します。この章は、次の項で構成されています。

19.1 障害と解決策

この項では、一般的な障害と解決策について説明します。この項の項目は次のとおりです。

19.1.1 restore_config操作時にファイルが見つからないことを示すメッセージの受信

restore_config操作によって、ファイルが見つからないことを示すメッセージが生成されます。

障害

restore_config操作時に、ファイルが見つからないことを示すメッセージを受信しました。次に例を示します。

Could not copy file C:¥Product¥OracleAS¥Devkit_1129/testdir/ to 
C:¥Product¥OracleAS¥Devkit_1129¥backup_restore¥cfg_bkp/2006-12-01_03-26-22.
解決策

restore_config操作時には、構成の一時バックアップが作成されます。これにより、リストアに失敗した場合に、この一時バックアップをリストアしてインスタンスをリストア前と同じ状態に戻せます。

リストア操作の前に一部のファイル(config_misc_files.inpに指定されているファイルとディレクトリを含む)が削除されている場合は、一時バックアップ時に、特定のファイルが見つからないことを示すメッセージが表示されます。見つからないファイルはrestore_config操作の一環としてリストアされるため、このエラーまたは警告メッセージは無視できます。

19.1.2 opmn.xmlファイルの消失または破損による失敗

opmn.xmlファイルの消失または破損により操作に失敗しました。

障害

opmn.xmlファイルの消失または破損により次のエラーが発生します。

ADMN-906025 
Base Exception:
The exception, 100999, occurred at Oracle Application Server instance
"J2EE_1123.stad.oracle.com"
解決策

次の手順に従って、opmn.xmlファイルをリストアします。

  1. 次のコマンドを実行します。

    bkp_restore.bat -m restore_config -t timestamp
    
    
  2. このコマンドに失敗した場合は、OC4Jプロセスを停止します。

  3. 次のコマンドを再実行します。

    bkp_restore.bat -m restore_config -t timestamp
    

19.1.3 opmnctl stopallコマンドによるプロセス停止時におけるタイムアウトの発生

backup_instance_coldbackup_instance_cold_incrおよびrestore_instance操作時にopmnctl stopallコマンドを使用してプロセスを停止すると、タイムアウトが発生する場合があります。

障害

サーバー・インスタンスのバックアップやリストアなどの一部の操作では、opmnctl stopallコマンドを使用してプロセスを停止すると、タイムアウトが発生する場合があります。この障害は、マシンへの負荷が高いか、プロセスの停止に時間がかかっているときに発生する場合があります。この状況では、次のようなエラー・メッセージが表示されます。

Oracle Application Server instance backup failed.
Stopping all opmn managed processes ... 

Failure : backup_instance_cold_incr failed 

Unable to stop opmn managed processes !!! 
解決策

opmnctl stopallを再度実行すると、この障害は解決されます。


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