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Oracle Application Server 管理者ガイド
10gリリース3(10.1.3.1.0)

B31834-01
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13 中間層でのSSLの有効化

この章では、Oracle Application Server中間層インストールでSSLを有効にする方法について説明します。


注意

この章では、次のOracle Application Server製品を参照する情報は、リリース10.1.4、リリース2(10.1.2)またはそれ以前のソフトウェアにのみ該当します。

  • Oracle Single Sign-On

  • Oracle Web Cache

  • Oracle Internet Directory

10gリリース3(10.1.3.1.0)と互換性のある各バージョンの詳細は、Oracle Application Serverのアップグレード・ガイドを参照してください。 


この章の項目は次のとおりです。

13.1 中間層でのSSL通信経路

この項では、Oracle Application Server中間層のインストール・タイプで使用するすべてのSSL通信経路を特定し、Oracle Application Serverドキュメント・ライブラリ内のコンポーネントのマニュアルに記載されている構成手順への相互参照を示します。

Oracle Application Server中間層で使用される各通信経路と、それらに関連するSSLの構成手順を次に示します。

13.2 推奨されるSSL構成

『Oracle Application Serverセキュリティ・ガイド』では、セキュリティの概念について詳しく説明されており、様々な構成でのセキュリティ構成の推奨事項が示されています。「推奨される配置トポロジ」の章では、インストール・タイプに対するアーキテクチャの例が示されています。SSLを有効にする必要のあるコンポーネントを特定したら、この章および第12章「InfrastructureでのSSLの有効化」で説明している方法に従って、コンポーネントを構成します。

13.3 中間層の一般的なSSL構成作業

この項では、Oracle Application Server中間層インストール・タイプで一般的に使用される一部のSSL構成を特定し、Oracle Application Serverドキュメント・ライブラリ内のコンポーネントのマニュアルに記載されている構成手順への相互参照を示します。

13.3.1 Oracle Web CacheでのSSLの有効化

Oracle Web Cacheは、Oracle Application Server中間層インストールの構成要素です。これにSSLを構成するには、『Oracle Application Server Web Cache管理者ガイド』の「HTTPSリクエストをサポートするためのOracle Web Cacheの構成」の手順に従ってください。

13.3.2 Oracle HTTP ServerでのSSLの有効化

Oracle HTTP Serverは、あらゆるOracle Application Server中間層インストールの構成要素です。これにSSLを構成するには、『Oracle HTTP Server管理者ガイド』の「SSLの有効化」の手順に従ってください。

13.3.3 OC4JでのSSLの有効化

OC4JクライアントへのSSL接続を構成するには、『Oracle Containers for J2EEセキュリティ・ガイド』のクライアント接続に対するOracle HTTPSに関する項の手順に従ってください。

13.3.3.1 Oracle HTTP ServerからOC4JへのSSLの構成

SSLを介したAJP通信を構成するには、mod_oc4jiasptデーモンの通信を構成する必要があります。この通信を構成するには、『Oracle HTTP Server管理者ガイド』の「mod_oc4jとOC4J間でのSSLの有効化」の手順に従ってください。

13.3.3.2 Oracle HTTP ServerからOC4Jへのポート・トンネリング(iaspt)の使用

SSL用にこの接続経路を構成するには、『Oracle HTTP Server管理者ガイド』の「ポート・トンネリングの概要」の手順に従ってください。

13.3.3.3 ORMI/HTTP SSLの構成

ORMI over SSLはサポートされていません。同種の機能を構成するには、最初にORMI over HTTPを構成してから、HTTP over SSLを構成します。

ORMIまたはHTTPの構成手順は、『Oracle Containers for J2EEサービス・ガイド』の「HTTPを介したORMIトンネリングの構成」を参照してください。

13.3.3.4 Oracle Internet DirectoryによるOracle Application Server Java Authentication and Authorization Service (JAAS) ProviderへのSSLの構成

プロバイダを構成するには、『Oracle Application Serverエンタープライズ・デプロイメント・ガイド』の「アプリケーションの認証と認可の構成」の手順に従ってください。プロバイダにSSLを構成するには、SSL_ONLY_FLAGtrueに設定します。

13.3.3.5 Oracle HTTP ServerへのSSLの構成

『Oracle Containers for J2EEセキュリティ・ガイド』の「OC4JでのSSLの有効化」では、Oracle HTTP ServerにSSLを構成する方法について説明しています。

13.3.3.6 スタンドアロンOC4JインストールでのSSLの構成

『Oracle Containers for J2EEセキュリティ・ガイド』の「OC4JでのSSLの有効化」では、SSLを使用してクライアントとOC4Jインスタンス間の通信を保護する方法について説明しています。

13.3.4 J2EE and Web CacheインストールでのSSLの有効化

セキュリティの要求やOracle Application Server J2EE and Web Cacheインストールの構成に応じて、インストールされているコンポーネントの1つ以上にセキュアな通信を実装できます。最初のリスナー(Oracle Web CacheまたはOracle HTTP Server)を構成するだけで十分な場合もあります。

Oracle HTTP ServerにSSLを構成するには、『Oracle HTTP Server管理者ガイド』の「Oracle HTTP ServerでのSSLの有効化」の手順に従ってください。

Oracle Web CacheにSSLを構成するには、『Oracle Application Server Web Cache管理者ガイド』の「HTTPSリクエストをサポートするためのOracle Web Cacheの構成」の手順に従ってください。

13.3.5 仮想ホストでのSSLの有効化

仮想ホストを使用して、1つのOracle HTTP Serverに複数のWebサイトをデプロイできます(たとえば、HTTPプロトコルおよびHTTPSプロトコルでアプリケーションを使用可能にできます)。

『Oracle Application Server Single Sign-On管理者ガイド』の「仮想ホストでのmod_ossoの構成」では、mod_ossoによって保護されるSSL仮想ホストの構成手順が記載されています。名前ベースの仮想ホスティングは使用できません。IPベースまたはポートベースの仮想ホスティングを使用する必要があります。

説明のシナリオでは、次の条件が満たされていることを想定しています。

13.3.6 Oracle Enterprise Manager 10gに対するSSLの構成

第12.3.7項「Oracle Enterprise Manager 10gに対するSSLの構成」を参照してください。


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