Oracle ESB Controlを使用して、実行時に図式ダイアグラムでESBフロー内のメッセージ・インスタンス処理を監視します。これによって、処理が正常に実行されたことや、問題が発生した場合はその問題が修正されたことを判断できます。
Oracle ESB Controlでは、ESBフローがグラフィカルに表示されます。様々なOracle Enterprise Service Busサービス間の接続を図式ダイアグラムに表示できます。さらに、ESBサービスをESB外部のアプリケーションからコールする際に必要なURLなども含めて、システム、グループおよびサービスの定義詳細を表示できます。ESBシステム、ルーティング・サービスおよびSOAP呼出しサービスを更新および削除することもできます。
Oracle ESB Controlを使用すると、フィルタ式、トランスフォーメーションおよび実行タイプ(同期または非同期)など、ルーティング・サービスのルーティング・ルールを表示、変更および定義し、実行時処理を調整できます。
宛先に着信しなかったメッセージなど、エラー状態を図式内で表示できます。Oracle ESB Controlのエラー処理では、再試行可能なメッセージは再送信されます。
この章では、次のことを理解できます。
Oracle ESB Controlを使用したメッセージ・インスタンス・フローの監視方法
Oracle ESB Controlを使用したESBシステム定義の確認方法と更新方法
Oracle ESB Controlを使用したESBサービス定義の確認方法と更新方法
Oracle ESB Controlを使用した実行時エラーの処理方法
Oracle ESB Controlの詳細は、『Oracle Enterprise Service Bus開発者ガイド』の「Enterprise Service Busの監視」を参照してください。