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Oracle Business Activity Monitoring Active Studioユーザーズ・ガイド
10g(10.1.3.1.0)
B31880-01
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4 ビューの書式設定

この章では、Active Studioの各ビューで使用可能な書式設定オプションとデータ・プロパティについて詳細に説明します。

この章のトピックは、次のとおりです。

4.1 ビューの書式設定

書式設定によって、ビューの外観が変更されます。レポートには、いくつかの異なるタイプのビューを含めることができます。レポート内の各ビューに書式設定を適用します。

書式設定には、表示タイトルの追加、テキストおよび色の書式設定、値形式の追加などのタスクがあります。一部の書式設定機能は、特定のビュー・タイプにのみ適用されます。ビュー・タイプごとに異なる特性および構造があるため、書式設定オプションはビュー・タイプによって異なります。

4.2 データ修飾子の適用

この項では、フィルタ、上位Nデータ、ドリルおよび計算をビューに適用する方法について説明します。 この項のトピックは、次のとおりです。

4.2.1 データのフィルタ

すべてのビューにデータ・フィルタを追加できます。

単純なフィルタの例として、「売上が12000を超える」を考えてみます。このフィルタがデータに適用されると、12000を超える売上のみがビューに表示されます。 この額より少ない売上は表示されません。

また、フィルタ内の他の行に依存性が含まれている複雑なフィルタを作成することもできます。

エントリとヘッダーを組み合せて追加すると、フィルタ内に階層を作成できます。

データをフィルタするには、次の手順を実行します。

  1. ビュー・エディタで「Data」ボタンをクリックします。 ビュー・エディタを表示するには、編集するビューをダブルクリックするか、または「View Tasks/Options」リスト内の「Edit view」をクリックします。

  2. 「Filter」タブをクリックします。

    追加されたフィルタは存在しないため、最初のフィルタ・ヘッダーのみが表示されます。

  3. 「Add new entry」をクリックします。

    フィルタ・フォームが表示されます。

  4. 「Field」リストからフィールドを選択します。

  5. 「Comparison」リストから式を選択します。選択項目は次のとおりです。

    • is equal to: 厳密値が戻されます。

    • is not equal to: 指定した値以外のすべての値が戻されます。

    • is less than: 指定した値より小さい値が戻されます。

    • is less than or equal to: 指定した値以下の値が戻されます。

    • is greater than: 指定した値より大きい値が戻されます。

    • is greater than or equal to: 指定した値以上の値が戻されます。

    • is like: 文字列パターンと一致する値が戻されます。文字列に、1文字のワイルドカードとしてアンダースコア(_)、1文字以上のワイルドカードとしてパーセント記号(%)を含めます。ワイルドカート文字は、組み合せることができます。たとえば、\xA0%mm _00によって、すべての列(35mm 200、35mm 400、35mm 800)が戻されます。 式には空白を使用しないでください。データが一致するかどうかの確認は、空白も文字として扱い実行されます。

    • is not like: 文字列パターンと一致しない値が戻されます。

    • is null: 列がNULLの値が戻されます。

    • is not null: 列がNULLではない値が戻されます。

    • is in list: リストに含まれている値が戻されます。 リストを作成するには、「Edit」をクリックします。 フィールドに値を入力し、「Add」をクリックしてその値をリストに追加します。必要に応じた数の値を追加します。 値を削除するには、「Remove」をクリックします。 「OK」をクリックしてダイアログ・ボックスを閉じます。

    • is not in list: リストに含まれていない値が戻されます。

    • is within a time interval: 指定した時間間隔に含まれる値が戻されます。 日時フィールドまたはタイムスタンプ・フィールドに対してフィルタを行う場合、表示される時間間隔を時間の経過につれて最新にするには、「Active Now」を選択します。 表示をリフレッシュする頻度は、「Active Now Interval」を構成して指定します。 詳細は、「「Active Now」の使用」を参照してください。

    • is within the current time period: 指定した時間単位に含まれる値が戻されます。 日時フィールドまたはタイムスタンプ・フィールドに対してフィルタを行う場合、表示される時間間隔を時間の経過につれて最新にするには、「Active Now」を選択します。 詳細は、「「Active Now」の使用」を参照してください。

    • is within a time period: 指定した時間帯に含まれる値が戻されます。 日時フィールドまたはタイムスタンプ・フィールドに対してフィルタを行う場合、表示される時間間隔を時間の経過につれて最新にするには、「Active Now」を選択します。 詳細は、「「Active Now」の使用」を参照してください。

  6. 「Value」「Field」または「Formula」を次のリストから選択します。

    「Value」を選択した場合は、次のいずれかを実行します。

    • 文字列フィールドの場合は、「Options」をクリックし、「Browse」を選択して、値のリストを表示します。 リストから値を選択します。リストには、最大50個の値が表示されます。 「Value」フィールドを空白のままにすると、空白文字列に対してフィルタを作成できます。


      注意:

      フィールドの値が50個を超える場合は、値のすべてが「Browse」リストに表示されるわけではありません。 リストに表示する行数は、Oracle Business Activity Monitoring管理者が構成できます。 詳細は、『Oracle Business Activity Monitoringインストレーション・ガイド』を参照してください。

    • 数値フィールドの場合は、「Value」フィールドに数値を入力します。

    • 日時フィールドの場合は、「Calendar」ボタンをクリックし、カレンダで日付、時計で時間を選択します。 次に、「OK」をクリックします。 「is within a time interval」「is within the current time period」または「is within a time period」を選択した場合は、リストを使用して時間帯を構成します。 表示される時間間隔を時間の経過につれて最新にするには、「Active Now」を選択します。 詳細は、「「Active Now」の使用」を参照してください。

    • リストの場合は、「Edit」をクリックした後、値を入力してリストを作成し、「Add」をクリックします。 リストから値を削除するには、「Remove」をクリックします。 次に、「OK」をクリックします。

    • 値をプロンプトまたはパラメータの値に設定する場合は、「Options」をクリックし、既存のプロンプトまたはパラメータを選択します。リストには、フィルタで選択したフィールドと同じデータ型のプロンプトおよびパラメータのみが表示されます。 「*New Parameter/Prompt」を選択すると、このフィルタで使用する新しいプロプトまたはパラメータを作成できます。 プロンプトとパラメータの作成の詳細は、第7章を参照してください。

    「Field」を選択した場合は、最初のフィールドと比較するフィールドを「Field」リストで選択します。

    「Formula」を選択した場合は、最初のフィールドと比較する式を「Formula」フィールドに入力します。

    たとえば、サンプルのCall Centerデータ・オブジェクトを使用してリスト・ビューを作成し、次の属性を持つフィルタを作成した場合、

    • Field. Total

    • Comparison. is equal to

    • Formula

    • Formula. Quantity*2

    このフィルタからは、Total列の値がQuantity列の値の2倍に等しい行のみが得られます。

  7. フィルタ式にエントリを追加するには、「Add Entry」をクリックします。

    最上位のヘッダーに下線が追加されます。

複雑なフィルタを作成するには、エントリとヘッダーを組み合せて追加します。エントリの意味を変更するには、異なる演算子をヘッダーに選択します。次に、オプションおよびそのオプションでデータが戻される条件を示します。

  • ALL: 含まれているエントリのすべてが真の場合

  • NONE: 含まれているすべてのエントリが真でない場合

  • AT LEAST ONE: 含まれている1つ以上のエントリが真の場合

  • NOT ALL: 含まれている一部のエントリが真であるか、またはすべてのエントリが真ではない(真ではないエントリが含まれている)場合

数値データ型の場合、0または0以外の値を戻すフィルタに対してNULLは戻されません。

4.2.1.1「Active Now」の使用

データ・フィルタの「Active Now」の機能を使用すると、常に、定義した時間ウィンドウ内のデータの一部をビューに表示できます。 時間の経過につれて、フィルタに定義された時間間隔内のデータでビューが更新されます。 時間の経過とともに、ビューから古いデータが削除され、新しいデータが追加されます。

「Active Now」は、次のいずれかの比較式を選択した場合に使用できます。

  • is within a time interval

  • is within the current time period

  • is within a time period

「Active Now」の動作は、選択した比較式によって異なります。

「is within a time interval」を選択した場合は、「Active Now Interval」設定を使用して、データのリフレッシュ頻度を制御できます。

たとえば、「is within a time interval」「previous」タイプ、「1」「Hours」単位、および「Active Now」を使用するフィルタを作成し、「Active Now Interval」を60秒に設定した場合、現在の時刻が午後3:25だとすると、午後2:25から3:25のデータがビューに表示されます。 現在の時刻が午後3:26に変わると午後2:26から3:26のデータがビューに表示されます。 60秒が経過するたびに、最も古い1分間のデータがビューから削除され、最新の1分間のデータが追加されます。

「is within the current time period」または「is within a time period」を選択した場合は、期間が変化したときにデータがリフレッシュされます。

たとえば、「is within the current time period」「Hours」単位、および「Active Now」を使用するフィルタを作成した場合、現在の時刻が午後3:25だとすると、午後4:00までは、午後3:00から3:59のデータがビューに表示されます。午後4:00になると、午後3:00から3:59のデータはすべてビューから削除され、午後4:00から4:59の間に蓄積されるデータがビューに表示されます。

4.2.2 上位Nデータの表示

棒グラフ(2Dおよび3D)、線グラフ(2Dおよび3D)、面グラフ(2Dおよび3D)、組合せグラフ(2Dおよび3D)、積上げ棒グラフ(2Dおよび3D)、更新順序付きリストおよびアクション・リストのビューでは、最初のフィールド系列の上位の値のみを表示するように選択できます。

更新順序付きリストとアクション・リスト・ビューでは、上位Nを適用する前にフィールドをソートする必要があります。上位Nの選択は、最初のソートされたフィールドに適用されます。

上位Nのデータを表示するには、次の手順を実行します。

  1. ビュー・エディタで「Data」ボタンをクリックします。 ビュー・エディタを表示するには、編集するビューをダブルクリックするか、または「View Tasks/Options」リスト内の「Edit view」をクリックします。

  2. 「Top N」タブをクリックします。

  3. 「Quantity」フィールドの横にあるチェック・ボックスを選択します。

  4. 表示する値の数を1から100の間で選択します。たとえば、上位の値を5個のみ表示する場合は5を選択します。

  5. 更新順序付きリスト・ビューとアクション・リスト・ビューでは、「ranking」チェック・ボックスを選択し、フィールドの名前を入力して上位N値のランキングを表示できます。

  6. 「Apply」または「OK」をクリックしてビューを更新します。

4.2.3 ドリルの使用

この項のトピックは、次のとおりです。

ドリルを実行することによって、系列内のアイテムの選択、および詳細レベルでのデータの表示または実際のデータ行の表示を行うことができます。複数レベルにドリルダウンするには、データ・オブジェクトに、ビュー・エディタの「Drilling」タブで選択されているディメンション階層が含まれている必要があります。

ユーザーが複数レベルにドリルダウンできるようにビューを設計する場合は、使用する階層内の最上位レベルでグループ化します。中間レベルを選択すると、ユーザーは階層内のそのレベルからのみドリルダウンできます。グラフで選択したレベルより上位にはドリルできません。

ドリルは、表示中のレポートでは実行できますが、編集中のレポートでは実行できません。ドリルを実行すると、アクティブ・データが停止し、その後再開されます。

4.2.3.1 ドリルダウン

ドリルダウンは、ドリル・パスの1つ下のレベルのデータを現行のレポートでのビュー・タイプと同じビュー・タイプで表示することを意味します。ドリルダウンは、ドリル・パスに中間レベルが存在し、その1つ下のレベルがドリル・パスの最後のレベルではない場合のオプションです。中間レベルの1つ下のレベルがドリル・パスの最後レベルの場合は、ドリルスルーのみが可能です。詳細オプションへのドリルスルーはレポート設計者が無効にできるため、ドリルスルーがオプションではない場合もあります。

ドリル領域には、棒グラフの横軸上の棒やラベル、円グラフのセグメントや凡例などがあります。ドリル・オプションを表示するには、右クリックします。

ドリルダウンするには、次の手順を実行します。

  • 次のいずれかを実行します。

    • ドリルダウンする系列の棒または円のスライス上にカーソルを移動します。虫眼鏡アイコンが表示されます。ドリルダウンする棒または円のスライスをクリックします。

    • ドリルダウンする系列の棒または円のスライスを右クリックし、「Drill Down」を選択します。

4.2.3.2 ドリルアップ

ドリルアップは、ドリル・パスの1つ上のレベルのデータを表示することを意味します。

ドリルアップするには、次の手順を実行します。

  • ドリルアップする系列の棒または円のセグメントを右クリックし、「Drill Up」を選択します。

4.2.3.3 ドリルスルー

ドリルスルーは、ドリル・パスの最下位レベルのデータを更新順序付きリスト・ビューまたはアクション・リスト・ビューに表示することを意味します。ドリルスルーによって、最も詳細なリスト・レベルでデータが表示されます。 ドリルスルーは、レポート設計者が「Drilling」タブの「Enable drill through to detail」チェック・ボックスを選択解除していないかぎり、ほとんどのグラフ・ビュー、KPIビューおよびクロス集計ビューで使用できます。 詳細は、「詳細データへのドリルスルーの有効化」を参照してください。

ドリルスルーのターゲットを構成して、別のレポートにドリルアクロスすることもできます。 「ドリルアクロス・ターゲットの構成」を参照してください。

ドリルスルーするには、次の手順を実行します。

  • ドリルダウンする系列の線、棒または円のスライスを右クリックし、「Show Details」を選択します。

  • 目的のドリルスルー・ターゲットに到達するまで、線、棒または円のスライスを左クリックします。

4.2.3.4 ドリルアクロス

ドリルアクロス処理とは、あるビューを別のレポート(ターゲット)で置き換えるか、レポート全体を別のレポートで置き換えるか、またはレポートを別のウィンドウで開く処理です。

ドリルアクロスを実行するには、次の手順を実行します。

  • ビューを右クリックし、ターゲット・レポートの名前を選択します。

  • ビューのタイトル・バーで「Menu」を選択し、ターゲット・レポートの名前を選択します。

選択したレポートが、どのように構成されているかによって、現行のビューまたはレポート全体のかわりに表示されるか、新しいウィンドウで開きます。

詳細は、「ドリルアクロス・ターゲットの構成」を参照してください。

4.2.3.5 ビューへのドリル階層の追加

ドリル階層を選択して、次のビューのドリルスルーを有効にできます。

  • 閉じたリスト

  • 棒グラフ(2Dおよび3D)

  • 線グラフ(2Dおよび3D)

  • 面グラフ(2Dおよび3D)

  • 組合せグラフ(2Dおよび3D)

  • 円グラフ(2Dおよび3D)

  • 積上げ棒グラフ(2Dおよび3D)

階層にディメンションが含まれているデータ・オブジェクトを選択できます。 データ・オブジェクトの階層は、Architectを使用して作成します。

ドリル階層を選択するには、次の手順を実行します。

  1. 編集中のレポートで、「Drilling」タブを選択します。

  2. ドリル時に使用する階層を選択します。

    リストにアイテムが表示されない場合は、データ・オブジェクトにドリル階層が定義されていません。 データ・オブジェクトの階層を構成する方法については、『Oracle Business Activity Monitoring Architectユーザーズ・ガイド』を参照してください。

  3. 基データのドリル(更新順序付きリスト・ビューまたはアクション・リスト・ビューに表示される)をユーザーが行えないようにするには、「Enable drill through to detail」の選択を解除します。

  4. 「OK」または「Apply」をクリックします。

4.2.3.6 詳細データへのドリルスルーの有効化

次のビューでは、データ・オブジェクトにディメンション階層が定義されているかどうかに関係なく、詳細データをドリルスルーして(更新順序付きリストまたはアクション・リストに)表示できます。

  • 閉じたリスト

  • 棒グラフ(2Dおよび3D)

  • 線グラフ(2Dおよび3D)

  • 面グラフ(2Dおよび3D)

  • 組合せグラフ(2Dおよび3D)

  • 円グラフ(2Dおよび3D)

  • 積上げ棒グラフ(2Dおよび3D)

  • ファンネル・チャート

  • 矢印

  • 相場矢印

  • レンジ・ゲージ

  • ダイヤル・ゲージ

  • クロス集計

  • サマリー・クロス集計

  • マトリックス

詳細データへのドリルスルーが可能でも、階層ドリルができないビューもあります。

詳細データへのドリルスルーを有効にするには、次の手順を実行します。

  1. 編集中のレポートで、「Drilling」タブをクリックします。

  2. 「Enable drill through to detail」を選択します。

  3. 更新順序付きリストとアクション・リストのどちらに詳細データを表示するかを選択します。

  4. 詳細ビューに表示するフィールドを選択します。 フィールドを選択しなかった場合は、ビューを作成するために(「Fields」タブで)選択されたすべてのフィールドおよびドリル階層が表示されます。

  5. 「OK」または「Apply」をクリックします。

4.2.3.7 ドリルアクロス・ターゲットの構成

任意のビューを、別のターゲット・レポートにドリルアクロスするように構成できます。 現行のビューをターゲット・レポートで置き換えるか、レポート全体をターゲット・レポートで置き換えるか、またはターゲット・レポートを新しいウィンドウで開くことができます。 1つのビューに、複数のドリルアクロス・ターゲットを作成することもできます。 ドリルアクロス機能はすべてのビューでサポートされています。

ドリルアクロス・ターゲットを構成するには、次の手順を実行します。

  1. 編集中のレポートで、「Drilling」タブを選択します。

  2. 「Drill Across Menu」ボックスで「New Target」をクリックします。 「Drill Across Action Creation and Edit」ダイアログ・ボックスが開きます。

  3. 「Destination Type」を選択します。

    • Replace the Current View: 現行ビューが表示されている領域にターゲット・レポートを表示します。

    • Replace the Current Report: レポート全体をターゲット・レポートで置き換えます。 このオプションを選択すると、レポートの上部にブレッドクラムが表示されます。 ブレッドクラムを表示しないようにするには、「Change Report Properties」をクリックし、「Advanced」タブを選択し、「Show Breadcrumbs」チェック・ボックスの選択を解除します。

    • Launch a New Window: 新しいブラウザが開き、そこにターゲット・レポートが表示されます。

  4. 必要に応じて、コンテキスト・オプションを選択します。

    • Show With Context: すべてのデータ行またはグラフ要素の右クリック・メニューにターゲットを含めます。

    • Show With No Context: データ行およびグラフ要素の範囲外での右クリック・メニューにターゲットを含めます。また、ビュー・タイトル・バー・メニューにもターゲットを含めます。

  5. 「Next」をクリックします。

  6. 「Browse」をクリックして、ターゲット・レポートを選択します。 URLへのドリルアクロスを実行する場合の詳細は、「URLへのドリルアクロス」を参照してください。

  7. 「Next」をクリックします。

  8. 必要に応じて、ターゲット・レポートのパラメータとプロンプトにフィールドをマッピングします。

    ターゲット・レポートにプロンプトとパラメータが含まれる場合は、この手順でフィールドをマッピングして、プロンプトとパラメータに値を送信することができます。 送信する値は、ターゲットの選択時にクリックしたデータ行またはグラフ要素から選択されます。 たとえば、棒グラフ・ビューの棒を右クリックした場合、その棒が表すフィールド値でプロンプトまたはパラメータにマッピングされているものがターゲット・レポートに送信されます。

  9. 「OK」をクリックしてダイアログ・ボックスを閉じます。

  10. このドリルアクロス・ターゲットをドリルスルー・ターゲットに構成するには、「Drill Across Menu」ボックスの「Drill Through」をクリックし、「Drill Level Properties」ボックスの「Enable drill through to details」を選択解除します。

  11. ビュー・エディタで「OK」または「Apply」をクリックします。

4.2.3.8 URLへのドリルアクロス

新しいウィンドウでターゲットを起動する場合は、レポートではなく任意のURLをターゲットとして選択できます。

URLのドリルアクロス・ターゲットを構成するには、次の手順を実行します。

  1. 編集中のレポートで、「Drilling」タブを選択します。

  2. 「Drill Across Menu」ボックスで「New Target」をクリックします。 「Drill Across Action Creation and Edit」ダイアログ・ボックスが開きます。

  3. 「Launch a New Window」を選択します。

  4. 必要に応じて、コンテキスト・オプションを選択します。

    • Show With Context: マウスが任意のデータ行またはグラフ要素上にあるときの右クリック・メニューにターゲットを含めます。

    • Show With No Context: データ行およびグラフ要素の範囲外での右クリック・メニューにターゲットを含めます。また、ビュー・タイトル・バー・メニューにもターゲットを含めます。

  5. 「Next」をクリックします。

  6. 「Destination URL」フィールドにURLを入力します。

  7. ドリル・メニューに表示する「Destination Name」を入力します。

  8. 必要に応じてウィンドウの外観を編集します。

  9. 「Next」をクリックします。

  10. 問合せ文字列を作成する外部パラメータに対してフィールドをマッピングします。

  11. 「OK」をクリックしてダイアログ・ボックスを閉じます。

  12. ビュー・エディタで「OK」または「Apply」をクリックします。

4.2.4 計算の追加

この項のトピックは、次のとおりです。

レポート内のビューに計算用フィールドを追加できます。計算は、ビュー内の「Sales」、「Costs」などの他のフィールドに基づいて作成できます。カルキュレータには、新しい計算用フィールドを作成するために既存のデータ・フィールドと組み合せる集計関数、文字列関数、日時関数などが含まれています。 作成した計算用フィールドはビューに追加できます。また、他の計算用フィールドに基づいて計算用フィールドをさらに作成することもできます。

リスト・ビューに対して集計された計算用フィールドを作成する場合は、そのフィールドをリスト内のフィールドとしては追加できません。

計算用フィールドを追加するには、次の手順を実行します。

  1. ビュー・エディタで「Data」ボタンをクリックします。 ビュー・エディタを表示するには、編集するビューをダブルクリックするか、または「View Tasks/Options」リスト内の「Edit view」をクリックします。

  2. 「Calculation」タブを選択します。

  3. 次のいずれかを実行して計算用フィールドの式を開始します。

    • カルキュレータの数値、演算子またはカッコ・ボタンを選択します。

    • 「Field」リストからフィールドを選択し、「Insert Field」をクリックします。

    • 「Expression」リストから関数を選択し、「Insert Expr」をクリックします。 詳細は、「計算用フィールドでの式の使用」を参照してください。

    • 計算用フィールドの領域に直接入力します。

    • 「Group By」をクリックし、集計の基準とするフィールドを1つ以上選択します。集計が実行されない計算に対して集計を行うことはできません。


    注意:

    HTML文字列を式に挿入して、計算用フィールドに書式を追加できます。 詳細は、「計算でのHTMLの使用」を参照してください。

  4. 計算用フィールドの式の作成後、「Enter」をクリックします。

    基本的な構文チェックが実行され、構文に問題がない場合は緑色のチェックマーク、問題がある場合は赤色の感嘆符が表示されます。

    計算の構文チェックで問題が検出されなかった場合は、右側の「calculated fields」リストに新しいフィールドが表示されます。

  5. 表示するフィールドを追加するには、ビュー・エディタの「Fields」タブをクリックし、新しいフィールド名の横のチェック・ボックスを選択します。

  6. 「Apply」または「OK」をクリックしてビューを更新します。

計算用フィールドの名前を変更するには、次の手順を実行します。

  1. 「calculated fields」リスト内のフィールドを選択し、「Rename」をクリックします。

    「Rename」ダイアログ・ボックスが表示されます。

  2. 計算用フィールドの新しい名前を入力し、「OK」をクリックします。 このフィールド名の最初には、文字またはアンダースコアを使用する必要があります。また、このフィールド名は、30字以下(文字、数字およびアンダースコア)で指定する必要があります。 空白は使用できません。

計算用フィールドは、フィールドとしてビューに含めるか、フィルタに含めるかまたは他のアプリケーションに含めた後で名前を変更すると、ビューで正常に実行されない場合があります。 計算用フィールドの名前を変更する処理は、ビューまたはフィルタに追加する前に行ってください。

計算用フィールドを削除するには、次の手順を実行します。

  • フィールドを選択し、「Delete」をクリックします。

    計算用フィールドが削除されます。

4.2.4.1 計算用フィールドでの式の使用

この項では、計算用フィールドで使用できる式の構文と例を示します。

4.2.4.1.1 Avg

指定したフィールドのすべての値の平均が戻されます。 Avgには、IntegerFloatまたはDecimal型のフィールド・パラメータを1つ指定できます。

構文:

Avg(Number)

例:

Avg(Revenue)

4.2.4.1.2 Ceiling

指定した値以上で最も小さな整数が戻されます。 Ceiling(2.9)では3が戻され、Ceiling(-2.3)では-2が戻されます。 Ceilingには、IntegerFloatまたはDecimal型のフィールド・パラメータを1つ指定でき、数値を入力することもできます。

構文:

Ceiling(Number)

例:

Ceiling(Total)
Cieling(3.7)

4.2.4.1.3 Concat

2つの文字列が1つに結合されます。 Concatには、String型のフィールド・パラメータを2つ指定できます。文字列値を入力することもできます。

構文:

Concat(String,String)

例:

Concat(Description," overstock")

4.2.4.1.4 Count

NULL以外のすべての値の数が戻されます。 Countには、任意のデータ型のフィールド・パラメータを1つ指定できます。

構文:

Count(Field)

例:

Count(SaleComplete)

4.2.4.1.5 CountDistinct

1つのフィールド内の異なる値の数が戻されます。 CountDistinctには、任意のデータ型のフィールド・パラメータを1つ指定できます。

構文:

CountDistinct(Field)

例:

CountDistinct(Salesperson)

4.2.4.1.6 DateAdd

フィールド値に補正値が加算されます。 DateAddの最初のパラメータは、DateTime型のフィールドにする必要があります。後ろの7つのパラメータには、Integer型のフィールドまたは整数値を指定できます。 補正値が不要な場合は、0(ゼロ)を指定できます。

構文:

DateAdd(DateTime, Years, Months, Days, Hours, Minutes, Seconds, Milliseconds)

例:

DateAdd({Last Modified}, 0, 0, 7, 0, 0, 0, 0)
//adds 7 days to the Last Modified value

DateAdd({Last Modified}, 0, 0, DaysToFollowup, 0, 0, 0, 0)
//adds DaysToFolowup number of days to the Last Modified value
4.2.4.1.7 DayName

ある日付の曜日が戻されます。 DayNameには、DateTime型のフィールド・パラメータを1つ指定できます。

構文:

DayName(DateTime)

例:

DayName({Last Modified})

4.2.4.1.8 DayOfMonth

ある日付のその月の日が1から31の範囲で戻されます。DayOfMonthには、DateTime型のフィールド・パラメータを1つ指定できます。

構文:

DayOfMonth(DateTime)

例:

DayOfMonth({Last Modified})

4.2.4.1.9 DayOfWeek

ある日付の曜日が1から7の範囲で戻されます。DayOfWeekには、DateTime型のフィールド・パラメータを1つ指定できます。

構文:

DayOfWeek(DateTime)

例:

DayOfWeek({Last Modified})

4.2.4.1.10 DayOfYear

ある日付のその年の日が1から366の範囲で戻されます。DayOfYearには、DateTime型のフィールド・パラメータを1つ指定できます。

構文:

DayOfWeek(DateTime)

例:

DayOfWeek({Last Modified})

4.2.4.1.11 Floor

指定したフィールドの値以下で最も大きな整数が戻されます。 Floor(2.9)では2が戻され、Floor(-2.3)では-3が戻されます。 Floorには、IntegerFloatまたはDecimal型のフィールド・パラメータを1つ指定でき、数値を入力することもできます。

構文:

Floor(Number)

例:

Floor(Sales)
Floor(46.75)
4.2.4.1.12 Hour

時間の値が0から23の範囲で戻されます。Hourには、DateTime型のフィールド・パラメータを1つ指定できます。

構文:

Hour(DateTime)

例:

Hour({Last Modified})

4.2.4.1.13 If

If-Then-Else文が作成されます。 Ifのパラメータには、任意のデータ型のフィールド、式および値を指定できます。

構文:

If(x)
  Then(y)
  Else(z)

例:

If(Sum(Quantity) > Max(Total))
  Then(1)
  Else(2)
4.2.4.1.14 IfNull

テスト値xがNULLの場合に、指定した値yが戻されます。 IfNullには、2つのパラメータを指定できます。指定できるのは、任意のデータ型のフィールドまたは値です。

構文:

IfNull(x,y)

例:

IfNull(Quantity, 0)

4.2.4.1.15 Length

文字列の長さが戻されます。 Lengthには、パラメータを1つ指定できます。指定できるのは、String型のフィールド、引用符で囲んだ文字列値、あるいは文字列またはString型のフィールドが含まれている式です。

構文:

Length(String)

例:

Length(Description)
Length("string")
Length(Concat(Description,"Description"))

4.2.4.1.16 Lower

文字列が小文字に変換されます。 Lowerには、パラメータを1つ指定できます。指定できるのは、String型のフィールド、引用符で囲んだ文字列値、あるいは文字列またはString型のフィールドが含まれている式です。

構文:

Lower(String)

例:

Lower(Description)
Lower("Description")
Lower(Concat(Description,"Description"))

4.2.4.1.17 Max

指定したフィールドまたは式の最大値が戻されます。 Maxには、フィールド・パラメータを1つ指定できます。指定できるのは、任意の型のフィールドまたは他の有効な式です。

構文:

Max(x)

例:

Max(Quantity)
Max(Concat(Description," overstock"))

4.2.4.1.18 Min

指定したフィールドまたは式の最小値が戻されます。 Minには、フィールド・パラメータを1つ指定できます。指定できるのは、任意の型のフィールドまたは他の有効な式です。

構文:

Min(x)

例:

Min(Quantity)
Min(Concat(Description," overstock"))

4.2.4.1.19 Minute

分の値が0から59の範囲で戻されます。Minuteには、DateTime型のフィールド・パラメータを1つ指定できます。

構文:

Minute(DateTime)

例:

Minute({Last Modified})

4.2.4.1.20 Month

ある日付の月の値が1から12の範囲で戻されます。Monthには、DateTime型のフィールド・パラメータを1つ指定できます。

構文:

Month(DateTime)

例:

Month({Last Modified})

4.2.4.1.21 MonthName

ある日付の月の名前が戻されます。 MonthNameには、DateTime型のフィールド・パラメータを1つ指定できます。

構文:

MonthName(DateTime)

例:

MonthName({Last Modified})

4.2.4.1.22 Now

現在の日付と時刻が戻されます。 Nowには、パラメータを指定できません。

構文:

Now()

例:

DateAdd(Now(), 0, 0, 7, 0, 0, 0, 0)

4.2.4.1.23 PercentOfTotal

指定したフィールドについてその合計値の割合を示す百分率の値が戻されます。 PercentOfTotalには、IntegerFloatまたはDecimal型のフィールド・パラメータを1つ指定できます。

構文:

PercentOfTotal(Number)

例:

PercentOfTotal(Quantity)

4.2.4.1.24 Power

ある値xをもう1つの値yでべき乗した値が戻されます。Powerには、2つのパラメータを指定します。指定できるのは、IntegerFloatまたはDecimal型のフィールドか、または数値です。

構文:

Power(Number,Number)

例:

Power(Quantity, 2)

4.2.4.1.25 Quarter

四半期の値が1から4の範囲で戻されます。Quarterには、DateTime型のフィールド・パラメータを1つ指定できます。

構文:

Quarter(DateTime)

例:

Quarter({Last Modified})

4.2.4.1.26 Repeat

文字列が指定回数だけ繰り返されます。 Repeatには、パラメータを2つ指定します。最初のパラメータには、文字列値またはString型のフィールドを指定します。2番目のパラメータには、整数値またはInteger型のフィールドを指定します。 どちらのパラメータでも式を使用できます(最初のパラメータには文字列を戻す式、2番目のパラメータには整数を戻す式を指定します)。

構文:

Repeat(String,Integer)

例:

Repeat("string", 5)
Repeat(Description, 2)
Repeat(Description, Quantity)
Repeat(Concat(Description," overstock"),Quantity+2)

4.2.4.1.27 Replace

文字列xの中に文字列yが存在すると、文字列zに置換されて戻されます。Replaceには、String型のフィールド・パラメータまたは文字列値を3つ指定できます。

構文:

Replace(String,String,String)

例:

Replace(Description, "ing", "tion")

4.2.4.1.28 Round

最初のパラメータで指定した値が、2番目のパラメータで指定した小数点以下の桁数に四捨五入されます(小数点以下のN+1桁の数が5以上の場合は切り上げられ、そうでなければ切り捨てられます)。 Roundには、2つのパラメータを指定します。指定できるのは、IntegerFloatまたはDecimal型のフィールドか、または数値です。

構文:

Round(Number,N)

例:

Round(Sales,2)

この例の場合、Sales値が12.345であれば、12.35に四捨五入されます。

4.2.4.1.29 Second

秒の値が0から59の範囲で戻されます。Secondには、DateTime型のフィールド・パラメータを1つ指定できます。

構文:

Second(DateTime)

例:

Second({Last Modified})

4.2.4.1.30 Substring

文字列xの位置yから始まってz文字数分のサブストリングが戻されます。Substringには3つのパラメータが必要です。最初のパラメータには文字列値またはString型のフィールドを指定し、2番目と3番目のパラメータには整数値またはInteger型のフィールドを指定する必要があります。

構文:

Substring(String,Integer,Integer)

例:

Substring(Description, 3, 5)

4.2.4.1.31 Sum

指定したフィールドのすべての値の合計が戻されます。 Sumには、IntegerFloatまたはDecimal型のフィールド・パラメータを1つ指定できます。

構文:

Sum(Number)

例:

Sum(Total)

4.2.4.1.32 Switch

Switch文が作成されます。 Switchのパラメータには、任意のデータ型のフィールド、式および値を指定できます。

構文:

Switch(w)
  Case(x):(y)
  Default(z)

例:


4.2.4.1.33 TrimEnd

文字列の末尾にある空白文字(空白、タブ、行頭復帰(CR)、改行(LF)、ページ・フィード、改ページなど)を削除します。 TrimEndには、String型のフィールド・パラメータを1つ指定できます。 文字列値を戻す式を入力することもできます。

構文:

TrimEnd(String)

例:

TrimEnd(Description)
TrimEnd(Concat(Description,Subcategory))

4.2.4.1.34 TrimStart

文字列の冒頭にある空白文字(空白、タブ、行頭復帰(CR)、改行(LF)、ページ・フィード、改ページなど)を削除します。 TrimStartには、String型のフィールド・パラメータを1つ指定できます。 文字列値を戻す式を入力することもできます。

構文:

TrimStart(String)

例:

TrimStart(Description)
TrimStart(Concat(Description,Subcategory))

4.2.4.1.35 Upper

文字列が大文字に変換されます。 Upperには、String型のパラメータを1つ指定できます。 文字列値を戻す式を入力することもできます。

構文:

Upper(String)

例:

Upper({License Plate Number})

4.2.4.1.36 Week

DateTime値に対応する週が0から53の範囲で戻されます。これは、53週目に週の開始日が存在する可能性があるためです。日曜日が、その週の開始日になります。 第1週は、その年の中で、日曜日が含まれる最初の週です。

たとえば、2006年の1月1日は日曜日であるため、第0週は存在しません。この年は、第1週から始まり、第53週まで続きます。2006年の第53週は1日(12月31日の日曜日)のみです。 この日に続く月曜日から土曜日(2007年1月の1日から6日)は、2007年の第0週です。

構文:

Week(DateTime)

例:

Week({Last Modified})

4.2.4.1.37 Year

年の値が1000から9999の範囲で戻されます。Yearには、DateTime型のパラメータを1つ指定できます。

構文:

Year(DateTime)

例:

Year({Last Modified})

4.2.4.2 計算用フィールドでの特殊文字の使用

カルキュレータの予約文字または特殊文字には、+、/、*、-、(、)、"、{、}、%、,があります。

特殊文字を含むフィールド名は、中カッコ{}で囲む必要があります。 文字またはアンダースコアで始まり、数字、文字およびアンダースコアのみを含むフィールド名の場合は、中カッコが不要です。 たとえば、フィールド名がSales+Costsの場合、これを計算に正しく入力するには{Sales+Costs}と入力します。

二重引用符は、二重引用符内で使用する場合、エスケープする必要があります。 たとえば、Length("""Hello World, "" I said")のような場合です。

4.2.4.3 計算でのHTMLの使用

計算用フィールドには、そのフィールドに特別な書式を追加するためのHTMLタグを追加できます。

次の例で、計算用フィールドでHTMLを使用する手順を詳細に示します。

  1. ストリーミング・リスト・ビューを使用して新しいレポートを作成します。

  2. ビュー・エディタが開いたら、SamplesフォルダのCall Centerデータ・オブジェクトを選択し、「Next」をクリックします。

  3. すべてのフィールドを選択し、「Next」をクリックします。

  4. 「Create a calculated field」をクリックします。

  5. 式のボックスに、次のように入力します。

    If(Total > 50)

    Then(Concat(Concat("<div style='color:red'>",Total),"</div>"))

    Else(Concat(Concat("<div style='color:green'>",Total),"</div>"))

  6. 「Enter」をクリックします。 フィールド名が計算用フィールド・リストに表示されます。

  7. 「Apply」をクリックします。

  8. 「Fields」タブを選択します。

  9. 計算用フィールドを選択し、「Apply」をクリックします。

  10. 「Properties」アイコンを選択し、「Value Format」タブを選択します。

  11. 「Apply To」リストから計算用フィールドを選択します。

  12. 「Category」リストから「HTML」を選択します。

  13. 「OK」をクリックします。 計算用フィールドに、緑色または赤色で合計値が表示されます。

4.2.5 見かけのプロンプトの追加

見かけのプロンプトは、リスト、グラフ、KPI、クロス集計、スプレッドシート、Excel、見かけのプロンプトの各ビューに追加できます。

  1. レポートにプロンプトを作成します。 詳細は、「プロンプトの作成」を参照してください。

  2. ビュー・エディタで「Data」ボタンをクリックします。 ビュー・エディタを表示するには、編集するビューをダブルクリックするか、または「View Tasks/Options」リスト内の「Edit view」をクリックします。

  3. 「Surface Prompts」タブを選択します。

    レポートで使用可能なプロンプトが「View Prompts」ボックスに表示されます。

  4. 「Display in」リストを使用して、プロンプトを表示する場所を指定します。

  5. 「Go Button Location」リストを使用して、「Go」ボタンを表示する場所を決定します。

  6. 必要に応じて、「Go」ボタンの新しいテキストを「Go Button Text」ボックスに入力します。

  7. 「OK」または「Apply」をクリックします。

4.3 ビュー・プロパティの書式設定

この項では、ビューのデフォルトの書式設定を変更する方法について説明します。 この項のトピックは、次のとおりです。

ビューの作成時または編集時に「Properties」ボタンをクリックすると、書式設定オプションを表示できます。

4.3.1 一般的なプロパティの書式設定

一般的なプロパティを指定するには、次の手順を実行します。

  1. ビュー・エディタで「Properties」ボタンをクリックします。 ビュー・エディタを表示するには、編集するビューをダブルクリックするか、または「View Tasks/Options」リスト内の「Edit view」をクリックします。

  2. 「General」タブを選択します。

    次の一般的なプロパティは、すべてのビューで使用できます。

    • View Title: このビューのタイトルとタイトル・バーをレポートに表示します。 レポート内のビューには、それぞれ独自のタイトルを設定できます。 ビューのタイトル・バーは、見かけのプロンプト、メニューおよび追加情報ボタンの表示にも使用されます。

    • Display additional info button: フィールドに入力した追加情報が表示されたアイコンをビュー・タイトル内に作成します。

    • Allow view to be detached from report: クリックしたときに新しいブラウザ・ウィンドウでビューを開くアイコンをビュー・タイトル内に作成します。 ブラウザ・ウィンドウの設定は、リンクをクリックして編集できます。

    選択したビューによっては、他のオプションも表示される場合があります。 各ビューの一般的なオプションの詳細は、この章の関連する項を参照してください。

  3. 「Apply」または「OK」をクリックします。

4.3.2 軸プロパティの書式設定

グラフ・ビュー(円グラフを除く)では、軸を書式設定するか、または軸の自動書式設定をそのまま使用することができます。自動書式設定によって、アクティブ・データの軸が調整されます。他のビュー・タイプに軸は含まれていません。

軸プロパティを指定するには、次の手順を実行します。

  1. ビュー・エディタで「Properties」ボタンをクリックします。 ビュー・エディタを表示するには、編集するビューをダブルクリックするか、または「View Tasks/Options」リスト内の「Edit view」をクリックします。

  2. 「Axis」タブを選択します。

  3. 軸の自動書式設定を使用するには、「軸の自動設定」チェック・ボックスを選択します。「Auto Axis」を無効にする場合は、次の設定に数値を指定する必要があります。

    • Data Axis Min

    • Data Axis Max

    • Major Increment Marks

    • Minor Increment Marks

  4. ビュー・タイプが組合せグラフの場合に第2軸を表示するには、「Display Secondary Axis」チェック・ボックスを選択し、第2軸の設定を指定します。

  5. 「Apply」または「OK」をクリックします。

4.3.3 境界線および陰影の書式設定

背景色と境界線の書式設定は、ビュー、ビューのタイトル・バー、リスト・ビュー内の列ヘッダーと任意の列、レポート・プロンプト入力ダイアログ・ボックス、レポート・プロンプトの選択オプション、および実行ボタンに対して行えます。

陰影を書式設定するには、次の手順を実行します。

  1. ビュー・エディタで「Properties」ボタンをクリックします。 ビュー・エディタを表示するには、編集するビューをダブルクリックするか、または「View Tasks/Options」リスト内の「Edit view」をクリックします。

  2. 「Shading」タブを選択します。

  3. 「Apply To」リストから処理対象を選択します。

  4. 「Color」フィールドの横にある色見本をクリックして、背景色を変更します。

    カラー・パレットが表示されます。

  5. パレットで新しい色をクリックします。

    色およびその色の16進数が表示されます。 色は、「Color」フィールドに16進数を入力するか、または貼り付けて指定することもできます。

  6. 「Apply」または「OK」をクリックします。

境界線を書式設定するには、次の手順を実行します。

  1. ビュー・エディタで「Properties」ボタンをクリックします。

  2. 「Shading」タブを選択します。

  3. 「Apply To」リストから処理対象を選択します。

  4. 境界線タイプの横にあるリストから線スタイル(実線、二重線など)を選択します。

  5. 選択したリストの横にある色見本をクリックします。

    カラー・パレットが表示されます。

  6. パレットで新しい色をクリックします。

    色が見本に表示されます。

  7. 色見本の横に数値を入力して線の太さを指定します。

  8. 対象がビューの場合は、「Margin」グループで、ビューの境界線とビューに表示されるデータとの間の空白領域の大きさを調整できます。

  9. 「Apply」または「OK」をクリックします。

4.3.4 テキストの文字位置の書式設定

ビュー・エディタの「Text & Align」タブで、ビューに表示するラベル(ビュー・タイトル、列ヘッダー、列テキスト)を位置合せできます。 テキストの折返しプロパティを構成し、列ヘッダーを編集できます。

テキストの文字位置を書式設定するには、次の手順を実行します。

  1. ビュー・エディタで「Properties」ボタンをクリックします。 ビュー・エディタを表示するには、編集するビューをダブルクリックするか、または「View Tasks/Options」リスト内の「Edit view」をクリックします。

  2. 「Text & Align」タブを選択します。

  3. 「Apply To」リストから処理対象を選択します。

  4. 「Column Heading」テキスト・フィールドに新しい名前を入力して、列ヘッダー名を編集します。 ビューにはこの名前が表示されますが、データ・オブジェクトの列名は変更されません。

  5. テキストの横方向の位置合せ用ラジオ・ボタンと、必要に応じて、縦方向の位置合せ用ラジオ・ボタンを選択します。

  6. 次のいずれかのプロパティを選択します。

    • None: 書式設定は適用されません。 列幅より長いテキストは、超過部分が切り捨てられます。

    • Wrap text: 列の幅がすべての情報を表示できるほど大きくない場合にデータの改行が行われます。

    • Wrap text (break words): 長い単語が切り離されて、折返し表示されます。 ハイフンは使用されません。

    • Ellipses: 設定された幅外のデータが切り捨てられ、リスト・ビュー・タイプでのみ省略記号がインジケータとして表示されます。

    • Width: 列の幅をピクセル、インチまたはパーセント単位で設定します。

    • Height: 行の高さをピクセル単位で設定します。

  7. 「Apply」または「OK」をクリックします。

4.3.5 データ・ラベルの表示

グラフ・ビュー・タイプでは、値、割合(%)またはデータ系列名を示すデータ・ラベルの表示を選択できます。

データ・ラベルを表示するには、次の手順を実行します。

  1. ビュー・エディタで「Properties」ボタンをクリックします。 ビュー・エディタを表示するには、編集するビューをダブルクリックするか、または「View Tasks/Options」リスト内の「Edit view」をクリックします。

  2. 「Data Labels」タブを選択します。

  3. チェック・ボックスを選択してデータ・ラベルを表示します。

    表示するラベル・タイプは、任意に組み合せて選択できます。

  4. 「Apply」または「OK」をクリックします。

4.3.6 フォントの書式設定

ビュー・エディタの「Fonts」タブでは、ビューで使用するフォントを選択し、書式を設定できます。

フォントの書式設定をするには、次の手順を実行します。

  1. ビュー・エディタで「Properties」ボタンをクリックします。 ビュー・エディタを表示するには、編集するビューをダブルクリックするか、または「View Tasks/Options」リスト内の「Edit view」をクリックします。

  2. 「Font」タブを選択します。

  3. 「Apply To」リストから処理対象を選択します。

  4. 「Font」リストで、フォント名を選択します。

  5. 「Style」リストで、フォント・スタイルを選択します。

  6. 「Size」リストで、フォント・サイズを選択します。

  7. 色見本をクリックしてフォントの色を変更します。

    カラー・パレットが表示されます。

  8. パレットで新しい色を選択します。

    色見本の色が変更され、その色の16進数が「Color」フィールドに表示されます。色は、このフィールドに16進数を入力するか、または貼り付けて指定することもできます。

  9. チェック・ボックスとラジオ・ボタンを選択して、テキストに適用する効果を選択します。

  10. 「Apply」または「OK」をクリックします。

4.3.7 テーマの書式設定

グラフ・ビューおよびクロス集計ビューのテーマを選択できます。

テーマを選択するには、次の手順を実行します。

  1. ビュー・エディタで「Properties」ボタンをクリックします。 ビュー・エディタを表示するには、編集するビューをダブルクリックするか、または「View Tasks/Options」リスト内の「Edit view」をクリックします。

  2. 「Themes」タブを選択します。

  3. 色スキームを選択するには、ラジオ・ボタンを選択します。

    グラフに2色のみを含める場合、その色は、色スキームに表示されている順序で適用されます。グラフに7色を超える色が必要な場合は、さらに値を示すために、適用されているパターンで色が繰り返されます。

  4. 「Apply」または「OK」をクリックします。

4.3.7.1 テーマの追加と変更

Architect Webアプリケーションを使用して、テーマの色を変更し、別のテーマを追加できます。

テーマを追加するには、次の手順を実行します。

  1. Architect Webアプリケーションを開き、リストから「Data Objects」を選択します。

  2. Data Objects/System/Viewsフォルダにある「Chart Themes」または「Matrix Themes」データ・オブジェクトを選択します。

  3. 「Contents」をクリックします。

  4. 「Edit Contents」をクリックします。

  5. 「Add」をクリックします。

  6. 名前と一意な番号を入力します。

  7. それぞれの色フィールドに、選択する色に対応する16進数を入力します。 「Chart Themes」には、16色まで設定できます。 「Matrix Themes」では、境界色、ヘッダーの境界色、およびセルの境界色を指定できます。 さらに、色とフォントの色をそれぞれ10種類まで追加設定できます。

  8. 「Save」をクリックします。

4.3.8 値の書式設定

値の書式設定を使用して、数値が含まれているフィールドに通貨または小数の書式設定を適用するか、または日時フィールドに日付書式設定を適用します。ビュー・エディタでレポートを作成または編集する際に値の書式を指定できます。

値の書式を指定するには、次の手順を実行します。

  1. ビュー・エディタで「Properties」ボタンをクリックします。 ビュー・エディタを表示するには、編集するビューをダブルクリックするか、または「View Tasks/Options」リスト内の「Edit view」をクリックします。

  2. 「Value Format」タブを選択します。

  3. 「Apply To」リストからフィールドを選択します。

  4. 値の書式を示すカテゴリを選択し、次のいずれかを実行します。

    • 「General」を選択した場合は、他の書式設定は行わないでください。

    • 「Number」を選択する場合は、負の数の書式および含める小数点以下の桁数を指定し、「Digits Grouping Symbol」チェック・ボックスを選択してカンマを千の位のセパレータとして適用します。 20,000を20Kとするように、数値を省略して表示するには、「Round to the nearest」チェック・ボックスを選択します。

    • 「Percent」をクリックした場合は、含める小数点以下の桁数を指定します。

    • 「Currency」を選択した場合は、負の数値書式、含める小数点以下の桁数および通貨記号を指定します。 20,000を20Kとするように、数値を省略して表示するには、「Round to the nearest」チェック・ボックスを選択します。

    • 「Timestamp」を選択した場合は、タイムスタンプ書式を指定します。 「Adjust time zone from GMT to」チェック・ボックスを選択すると、タイムゾーンを調整できます。

    • 「Time」または「Date」を選択した場合は、「Type」リストで時間のタイプまたは日付書式を選択します。 「Adjust time zone from GMT to」チェック・ボックスを選択すると、タイムゾーンを調整できます。

    • 「TimeUnit」を選択した場合は、表現する時間単位を「Type」リストから選択します。

    • 「HTML」を選択した場合は、他の書式設定は行わないでください。

  5. 「Zero」チェック・ボックスを選択し、0(ゼロ)のかわりに使用する値を入力します。このオプションは、「Number」、「Currency」および「Percent」の書式でのみ有効です。

  6. 「NULL」チェック・ボックスを選択し、NULL値のかわりに使用する値を入力します。

  7. 「Apply」または「OK」をクリックします。

4.3.9 アクティブ・データの表示の書式設定

アクティブ・データをビューに追加する際にその表示方法を書式設定できます。 情報の受信時間を示すために色および時間間隔を指定できます。

アクティブ・データの表示を書式設定するには、次の手順を実行します。

  1. ビュー・エディタで「Properties」ボタンをクリックします。 ビュー・エディタを表示するには、編集するビューをダブルクリックするか、または「View Tasks/Options」リスト内の「View Editor」をクリックします。

  2. 「Active Data」タブを選択します。

  3. 「New Transaction Color」色見本をクリックします。

    カラー・パレットが表示されます。

  4. 新しい色を選択します。

    新規トランザクションの色用の色およびその色の16進数が表示されます。色は、このフィールドに16進数を入力するか、または貼り付けて指定することもできます。

  5. 「New Transaction Highlight Interval」フィールドに数値を入力して、新しいデータを強調表示する時間を指定します。

  6. 「Apply」または「OK」をクリックします。

更新順序付きリスト・ビューの場合は、「Show Rank Colors」を選択できます。

アクション・リスト・ビューでは、「Show Rank Colors」および「Does not support active data」を選択できます。

グラフ・ビューの場合は、「Disable chart movement on transition」を選択してパフォーマンスを改善できます。また、「Show New Transaction Color」チェック・ボックスの選択を解除すると、色変更によるアクティブ・データの強調表示を無効にできます。

コラム・レポートの場合のみ、「Use the fade transition effect for Active Data」チェック・ボックスを選択することもできます。アクティブ・データが大量の場合は、この設定を行わないことをお薦めします。 「New Transaction Highlight Area」プロパティを使用すると、「Entire Row」または「Cell Only」を選択して、アクティブ・データがある場所を示すことができます。