| Oracle Business Activity Monitoring管理者ガイド 10g (10.1.3.1.0) B31881-01 |
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この章では、プラン・モニターの追跡に使用できるツールについて説明します。
内容は次のとおりです。
プラン・モニターを使用すると、Design Studioで作成したプランを監視できます。Administratorから、監視対象プランの表示、監視対象プランを実行するData Flow Serviceに関する情報の表示、および実行中のプランの停止を実行できます。
また、Plan Monitor Serviceのステータスも表示できます。これには、Plan Monitor Serviceで監視されているプランの数および現在実行されている監視対象プランの数が表示されます。この情報は、Plan Monitor Service Statusと呼ばれるシステム・データ・オブジェクトに保存されます。
大量のプランを実行する実装に対し、複数のプラン・モニターをインストールできます。詳細は、『Oracle Business Activity Monitoringインストレーション・ガイド』を参照してください。
Plan Monitor Serviceを実行する前に、次のサービスを起動する必要があります。
Data Flow Serviceを起動または再起動する場合は、「コントロール パネル」→「サービス」に移動してOracle BAM Plan Monitor Serviceを再起動する必要があります。
プラン・モニターのステータスを表示するには、次の手順を実行します。
| アイテム | 説明 |
|---|---|
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Time of last status change |
プラン・モニターのステータスが変更された時間。 |
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Status |
プラン・モニターのステータスは、「Starting」、「Stopping」、「Sleeping」、「Working」および「Stopped」のいずれかになります。 |
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Message |
監視対象プランの数および実行されている監視対象プランの数が表示されます。 |
監視対象プランのステータスを表示できます。この情報は、Plan Monitor Plan Statusと呼ばれるシステム・データ・オブジェクトに保存されます。
プランのステータスを表示するには、次の手順を実行します。
「Plan Status」ウィンドウが開きます。表9-2に、この画面に表示されるプランのステータス情報の説明を示します。
「Plan settings」ウィンドウで監視するプランを選択できます。特定のプランに対してプランの監視を有効にした後で、プランが完了した後またはプランで障害が発生した後に実行するアクションなどの他のオプションを選択できます。
特定のプランに対してプランの監視を有効にするには、次の手順を実行します。
「Plan Settings」ウィンドウが表示されます。
この設定がプランの実行頻度を制御することはありません。プラン・モニター・レベルで、これを実行する方法はありません。ユーザーは、Data Flow Serviceがプランの実行に必要とする時間(プランの構造、Data Flow Serviceのリソース使用状況などに基づく)を予測できないためです。ただし、ArchitectまたはActive Studioでアラートを作成し、プランをx分ごとに実行することはできます。これによって、プランの新しいインスタンスが起動します。このため、インスタンスの実行時間がインスタンスのアラート・トリガー時間より長い場合に、実行中のプランのインスタンスが複数存在する可能性があります。
Data Flow Serviceのステータスおよび接続情報を表示できます。AdministratorからData Flow Serviceの構成を編集することはできません。
Data Flow Serviceのステータスを表示するには、次の手順を実行します。
「Data Flow Service Status」ウィンドウが表示されます。
| アイテム | 説明 |
|---|---|
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Client Sessions |
接続しているユーザー(Plan Monitor Serviceを含む)。 |
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Executions |
手動で過去に実行されたか、または現在実行されている監視対象プランが表示されます。 |
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Cached Result |
各エントリに、実行されたプラン、プランIDおよびプラン実行中のステータスが表示されます。 |
実行中のプランを停止できます。停止するプランをそのリクエストIDで指定する必要があります。プランを最近実行した場合は、「Data Flow Service status」ウィンドウ、「Plan Monitor Journal」ウィンドウまたは「Status of Monitored Plans」ウィンドウで情報を表示してリクエストIDを検索します。
実行中のプランを停止するには、次の手順を実行します。
ダイアログ・ボックスが表示されます。
停止がリクエストされたことを示すメッセージが、「Data Flow Service status」ウィンドウに表示されます。プランが停止したことを確認するには、「Data Flow Service Status」ウィンドウを確認します。監視対象プランの場合は、プラン・モニター・ジャーナルまたは監視対象プランのステータスを表示することもできます。
プランの設定確認をリクエストして新しい設定を確認できます。システムにおけるプランの量によっては、プランの設定確認に数分かかる場合があります。
プランの設定確認をリクエストするには、次の手順を実行します。
確認ウィンドウが表示されます。
プラン・モニター・ジャーナルを開いて、実行された日時、および障害が発生したか、エラーなしで完了したかなどのプランのサマリー情報を表示できます。プランで障害が発生した場合は、プラン・モニター・ジャーナルにエラー・テキストが表示されます。また、プラン・モニター・ジャーナルには、Plan Monitor Serviceのステータス(「starting」、「stopping」、「errors」など)の変更も記録されます。この情報は、プラン・モニター・ジャーナルと呼ばれるシステム・データ・オブジェクトに保存されます。
プラン・モニター・ジャーナルを表示するには、次の手順を実行します。
「Plan Monitor Journal」ウィンドウが表示されます。表9-4に、プラン・モニター・ジャーナルに表示される情報の説明を示します。
システム・データ・オブジェクトに対してプラン・モニター用のアラートを作成できます。これによって、プランまたはPlan Monitor Serviceの障害がすぐに通知され、迅速に対処できるようになるため、非常に役立ちます。これは、プランが常に動作している必要があるリアルタイム・プランの場合に非常に有効です。管理者がAdministratorのプラン・モニターのステータスを定期的に確認する場合を除き、これ以外に、これらの発生を把握する方法はありません。アラートの構成の詳細は、『Oracle Business Activity Monitoring Architectユーザーズ・ガイド』または『Oracle Business Activity Monitoring Active Studioユーザーズ・ガイド』を参照してください。
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