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Oracle Business Activity Monitoring Architectユーザーズ・ガイド
10g(10.1.3.1.0)
B31882-01
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4 外部データ・ソース

この章では、外部データ・ソースの作成および管理に必要な情報について説明します。

この章の内容は次のとおりです。

4.1 外部データ・ソースの概要

外部データ・ソースとは、外部データベースへの接続のことです。 通常、外部データ・ソースには、変更されることが少ないデータまたは大きすぎてActive Data Cacheに収まらないデータが格納されます。

外部データ・ソースの構成は、ICommandを使用してエクスポートおよびインポートできますが、コンテンツは、ICommand、Enterprise LinkまたはArchitectを使用してインポートおよび編集することはできません。パスワードの入力は、クリアテキストで行います。 DSN(データ・ソース名)を使用することはできません。

4.2 外部データ・ソースの表示

既存の外部データ・ソースを表示するには、次の手順を実行します。

図4-1 Architectの機能リスト

Architectの機能リスト
「図4-1 Architectの機能リスト」の説明

4.3 外部データ・ソースの定義

外部データ・ソースを定義するには、次の手順を実行します。

  1. Architectの機能リストから「External Data Sources」を選択します。

  2. 「Create」をクリックします。

  3. 外部データ・ソースの名前および説明を入力します。

  4. たとえば、「Driver」にMicrosoft ODBC for Oracleと入力します。

  5. 「Login」および「Password」フィールドにデータベース・ユーザーの資格証明を入力します。

  6. 「Connection string/URL」を入力します。

Oracleデータベースに対して外部データ・ソースを定義する詳細な例は、「外部データ・ソースの例」を参照してください。

4.4 外部データ・ソースの編集

外部データ・ソースを編集するには、次の手順を実行します。

  1. Architectの機能リストから「External Data Sources」を選択します。

  2. 編集する外部データ・ソースを選択します。

    外部データ・ソースのプロパティが表示されます。

  3. 「Edit」を選択します。

  4. 変更を行い、「Save」をクリックします。

4.5 外部データ・ソースの削除

外部データ・ソースを削除するには、次の手順を実行します。

  1. Architectの機能リストから「External Data Sources」を選択します。

  2. 削除する外部データ・ソースを選択します。

    データ・ソースのプロパティが表示されます。

  3. 「Delete」を選択します

  4. 「OK」をクリックして、データ・ソースを削除することを確認します。

    データ・ソースが削除されます。

4.6 外部データ・ソースの例

この例では、Oracleデータベースにあるサンプル・ユーザー・アカウントscott/tigerおよびEMP表を使用します。 この例を開始する前に、scott/tigerアカウントのロックを解除する必要がある場合があります。

手順1: 外部データ・ソースの作成

  1. Architectの機能リストから「External Data Sources」を選択します。

  2. 「Create」をクリックします。

  3. 「External Data Source Name」フィールドにmyDataSourceと入力します。

  4. 「Description」フィールドにMy Example External Data Sourceと入力します。

  5. 「Driver」フィールドにMicrosoft ODBC for Oracleと入力します。

  6. 「Login」フィールドにscott「Password」フィールドにtigerと入力します。

    このサンプル・アカウントは、Oracleデータベースのインストールに付属しています。 このサンプル・アカウントがない場合は、新しいアカウントを作成してこの例で使用することができます。

  7. 「Connection string/URL」server=net_service_nameと入力します。

    ここには、使用中のtnsnames.oraファイルで定義されているネット・サービス名を入力する必要があります。

  8. 「Save」をクリックします。

  9. 「Continue」をクリックします。

    外部データ・ソースの情報が画面に表示されます。

手順2: 外部データ・ソースを使用したデータ・オブジェクトの作成

  1. Architectの機能リストから「Data Objects」を選択します。

  2. 「Create Data Object」をクリックします。

  3. 「Name for new Data Object」フィールドにEmployeesと入力します。

  4. 「Location for new Data Object」フィールドは、スラッシュ(/)のままにしておきます。

    データ・オブジェクトは、最上位レベルの「Data Objects」フォルダに表示されます。

  5. 「Tip text」フィールドは、空白のままにしておきます。

  6. 「Description」フィールドにOracle Database Sample EMP Tableと入力します。

  7. 「External Data Source」チェック・ボックスを選択します。

  8. 「External Data Source」リストからmyDataSourceを選択します。

  9. 「External Table Name」フィールドにempと入力します。

  10. データ・オブジェクトに次のフィールドを追加します。

    フィールド 外部フィールド名 フィールドの型
    ename ename String
    empno empno Integer
    job job String
    mgr mgr Integer
    hiredate hiredate DateTime
    sal sal Decimal
    comm comm Decimal
    deptno deptno Integer

    表に指定されていないフィールド属性のデフォルト設定はそのままにしておきます。

  11. 「Create Data Object」をクリックします。

  12. 「Continue」をクリックします。

  13. 「Contents」をクリックして、データ・オブジェクトのコンテンツを表示します。

    Employeesデータ・オブジェクトのデータは、Oracleデータベースのサンプル表(EMP表)のデータと一致しています。