この項では、CD-ROMからOracle ConnectとOracle Studioをインストールする方法、およびOracle Studioを使用してOracle Connectを構成する方法について説明します。
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注意: この項で説明するインストール・タスクの他に、Oracle Application ServerとともにJ2CA 1.5 Tuxedoアダプタをインストールする必要があります。 J2CA 1.5 Tuxedoアダプタのインストール方法は、『Oracle Application Server Adapterインストレーション・ガイド』を参照してください。 |
この項の構成は、次のとおりです。
OracleAS Adapter for Tuxedoをインストールする前に、使用しているコンピュータが次の要件を満たしていることを確認してください。
この項では、UNIXプラットフォームでOracle Connectをインストールするための次の要件について説明します。
次の表に、Oracle Connectのソフトウェア要件のサマリーを示します。
表2-2 UNIXのソフトウェア要件
| ソフトウェア・コンポーネント | 要件 |
|---|---|
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HP Tru64 UNIX Version 5.1以上。 HP-UX Version 11以上。 注意: オペレーティング・システムは32ビット・モードで稼働する必要があります。 IBM AIX Version 4.33以上。 注意: オペレーティング・システムは32ビット・モードで稼働する必要があります。 Solaris Operating System(SPARC)Version 2.8以上。注意: オペレーティング・システムは32ビット・モードで稼働する必要があります。 |
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BEA Tuxedo |
バージョン8.0以上。 |
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Oracle Application Server 10g(10.1.3)。 |
この項では、OracleAS Adapter for TuxedoがWindowsプラットフォームで動作する場合に、Oracle StudioおよびOracle Connectをインストールするための次の要件について説明します。
次の表に、OracleAS Adapter for TuxedoがWindowsプラットフォームで動作する場合のOracle StudioおよびOracle Connectのハードウェア要件のサマリーを示します。
この項では、UNIXプラットフォームでCD-ROMからOracle Connectをインストールする方法について説明します。この項の構成は、次のとおりです。
インストール手順を開始する前に、次の情報が使用可能であることを確認します。
Oracle Connectをインストールするルート・ディレクトリ
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注意: システム・ルート・ディレクトリ、/varまたは/tmpはルート・ディレクトリにできません。 |
Oracle Connectを実行するアカウント名
Oracle Connectは、次のオペレーティング・システム固有ファイルに存在します。
HP Tru64 UNIX: ocl1012-alphaunx.taz
HP-UX: ocl1012-hpux.taz
IBM AIX: ocl1012-ibmaix.taz
Solaris Operating System(SPARC): ocl1012-sunsol.taz
これらのファイルは、CD-ROMのOracle_Connect¥Tuxedo_Legacy_Adapterディレクトリにあります。
Oracle Connectをインストールする手順は、次のとおりです。
FTPを使用して、関連するOracle Connectインストール・ファイルをインストールCD-ROMからバイナリ・モードでコピーします。
次のコマンドを使用して、tazファイルの名前を変更します。
mv ocl1012-sunsol.taz ocl1012-sunsol.tar.Z
次のコマンドを使用して、このファイルを解凍します。
uncompress ocl1012-sunsol.tar.Z
次の例に示すように、tarコマンドを実行します。
tar xvf ocl1012-sunsol.tar nav_install
次のメッセージが表示されます。
x nav_install, nnnn bytes, mmmm tape blocks
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注意: インストール・ファイルの実行に使用するディレクトリにWRITE権限が構成されていることを確認してください。 |
Oracle Connectをインストールする手順は、次のとおりです。
次のコマンドを実行します。
./nav_install
このコマンドによって、インストール手順が開始されます。 インストール手順は、一連の画面プロンプトとそれらに対する応答で表示されます。
ディスクのアーカイブ(.tar)ファイルのフルパスを入力して[Enter]を押します。
インストール用のルート・ディレクトリ名を入力して[Enter]を押します。 このディレクトリに対するWRITE権限が必要です。デフォルトのディレクトリは、ユーザーのホーム・ディレクトリです。
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注意:
|
Oracle Connectをインストールするディレクトリの名前を確認して[Enter]を押します。
Oracle Connectを実行するアカウント名を入力して[Enter]を押します。このアカウント名は、クライアントがサーバーに匿名アクセスをするために使用します。このアカウント名はインストール完了後に変更できます。
アカウント名を確認して、[Enter]を押します。
Oracle Connectの実行に必要なシェルを指定して[Enter]を押します。次のオプションが表示されます。
C-shell(/bin/csh)
Korn-shell(/bin/ksh)
Bourne-shell(/bin/sh)
管理権限のあるユーザーのアカウント名を入力します。 または、[Enter]を押すと、すべてのユーザーがOracle Connectを管理できるようになります。
Oracle Connectをインストールした後は、次のタスクを実行します。
Oracle ConnectがUNIXプラットフォームにインストールされている場合は、FTPを使用して、brand.binファイルをインストールCDのOracle Connect¥Tuxedo Legacy AdapterディレクトリからOracleAS Adapter for TuxedoコンピュータのNAVROOT/binにバイナリ・モードでコピーします。
NAVROOTは、Oracle Connectがインストールされているディレクトリです。
次のTuxedo環境変数が正しく設定されていることを確認します。
TUXDIRがTuxedoのルート・ディレクトリに設定されていること。
WSNADDRがOracleAS Adapter for Tuxedoのネットワーク・アドレスに設定されていること。
共有ライブラリ環境変数(LD_LIBRARY_PATH、HP-UXではSHLIB_PATH、IBM AIXではLIBPATH)に、次の例に示すように、Tuxedoのlibディレクトリへのパスが含まれていることを確認します。
LD_LIBRARY_PATH = /disk2/users/tuxedo/tuxedo8.0/lib
Oracle Connectのサーバー・プロセス(nav_server)を管理するプログラムには、C-shell、Bourne-shellおよびKorn-shellのファイルへのシンボリック・リンクを使用してアクセスします。
nav_serverを設定する手順は、次のとおりです。
Oracle Connectがインストールされているディレクトリ下にあるbinディレクトリで、次のコマンドを使用してnav_serverへの既存のリンクを削除します。
rm nav_server
Oracle Connectがインストールされているディレクトリ下にあるbinディレクトリで、次のように、nav_serverの必要なバージョンにリンクします。
C-shell: ln -s nav_server.csh nav_server
Bourne: ln -s nav_server.sh nav_server
Korn: ln -s nav_server.ksh nav_server
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注意: ファイル名を変更するのではなく、シンボリック・リンクを使用します。 |
Oracle Connectのnav_loginプロシージャでは、OracleAS Adapter for Tuxedoを実行する際のデフォルト環境を定義します。 サイト固有の変数を環境に含める場合は、site_nav_loginという名前のファイルを作成し、このファイルをOracle Connectのルート・ディレクトリ下のbinディレクトリに保存します。nav_loginではsite_nav_loginを自動的に実行します。
Oracle Connectを実行するには、nav_loginを起動する必要があります。このプロシージャは、ユーザー・ログイン・スクリプトから起動できます。
|
注意: 環境変数TUXDIRおよびWSNADDRをsite_nav_loginファイルに追加することをお薦めします。これによって、新規サーバー・プロセスを起動してクライアント・リクエストを処理する際にこれらの環境変数を使いやすくなります。 |
nav_loginを起動するためのコマンドラインは、ユーザーが実行しているシェルに応じて異なります。次の表に、コマンドラインを起動する各種のオプションを示します。
| シェル | nav_loginコマンド |
|---|---|
| CSH |
.source root/bin/nav_login
|
| Bourne |
. root/bin/nav_login.sh |
| Korn |
. root/bin/nav_login.sh
|
nav_loginコマンドのrootは、Oracle Connectインストールのルート・ディレクトリを表します。ログイン・プロシージャの実行後、環境変数NAVROOTはこのルート・ディレクトリを指します。
Oracle Connectファイルに対するREAD権限とEXECUTE権限がユーザーにあることを確認します。権限を変更するには、chmodコマンドを使用します。
クライアント/サーバーがOracle Connectにアクセスするには、Oracle Connectデーモンがサーバー上で動作する必要があります。 システム起動でデーモンを起動するには、デーモンを起動する次のコマンドを/etc/inittabファイルの最後に追加します。
nv:3:once:navroot/bin/irpcd -l ip:2552 start >/dev/console 2>&1
このコマンドでは、記号navrootをOracle Connectがインストールされているディレクトリに、ipをコンピュータのIPアドレスに置き換える必要があります。
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注意: クライアント/サーバーのOracle Connectへの自動アクセスを許可するには、システム起動時にスーパーユーザー・アカウントからデーモンを起動します。 |
この項では、CD-ROMからOracle Connectをインストールする方法について説明します。
CD-ROMドライブがDの場合、インストール・ファイルはD:¥Oracle_Connect¥Tuxedo_Legacy_Adapterディレクトリにあります。インストール・バッチ・ファイルOCL1012-win32.batを実行して、Oracle ConnectをCD-ROMからインストールします。
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注意: Windows XPコンピュータでOracle Connectをインストールしている場合は、インストールの「Destination」フォルダとして論理ドライブを指定できません。 |
この項では、CD-ROMからOracle Studioをインストールする方法について説明します。
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注意: 別のレガシー・アダプタも使用しているため、Oracle Studioをすでにインストールしている場合、再インストールする必要はありません。他のレガシー・アダプタは、次のとおりです。
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Oracle ConnectはOracle Studioを使用して構成できます。 Oracle Studioを使用するには、最初に、OracleAS Adapter for Tuxedoが動作しているプラットフォームにアクセスできるようにOracle Studioを構成します。
Oracle Connectを構成する前に、次の要件が満たされていることを確認してください。
OracleAS Adapters for Tuxedoが動作しているプラットフォームへのアクセス権限があります。
このコンピュータでOracle Connectデーモンが実行されています。
Tuxedoキュー・スペースおよびキューが定義されています。
Tuxedoキューで継続メッセージを格納できます。
TMQUEUEサーバーがQ-spaceを処理するように設定されています。
EventBrokerサーバー・プロセスが設定されています。 ユーザー・イベントにはTMUSREVT、システム・イベントにはTMSYSEVTが設定されています。
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注意: BEA Tuxedoの詳細は、BEA Tuxedo関連のマニュアルを参照してください。 |
Oracle Connectの構成方法は、次の各項を参照してください。
Oracle StudioでOracleAS adapter for Tuxedoを構成する手順は、次のとおりです。
「スタート」メニューから、「プログラム」→「Oracle」→「Studio」を選択します。Oracle Studioが開き、「Design perspective」と「Welcome」ペインが表示されます。
Configuration Explorerで「Machines」を右クリックし、「Add Machine」を選択します。
次の図に示すように、「Add Machine」画面が表示されます。
接続先のコンピュータの名前を入力するか、または「Browse」をクリックして、デフォルト・ポート(2552)を使用するコンピュータを選択します。
Oracle Connectのインストール時に管理者として指定されたユーザーのユーザー名とパスワードを指定します。
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注意: 「Anonymous connection」を選択すると、コンピュータへのアクセス権限があるすべてのユーザーが管理者になることができます。 |
「Finish」をクリックします。次の図に示すように、選択したコンピュータがConfiguration Explorerに表示されます。
Oracle Studioには、Oracle Connectへのアクセスを保護するためのメカニズムが、設計時と実行時の両方で用意されています。
設計時には、次のセキュリティ・メカニズムを適用できます。
実行時は、ユーザー・プロファイルによってOracle Connectへのクライアント・アクセスが提供されます。
最初は、Oracle Studioを使用して実行する操作にパスワードは必要ありません。パスワードは、Oracle Studioからサーバーへのアクセスに関係する最初の操作で入力が必要になります。
Oracle Studioへのパスワード・アクセスを設定する手順は、次のとおりです。
「スタート」メニューから、「プログラム」→「Oracle」→「Studio」を選択します。Oracle Studioが開きます。
メニュー・バーから「Window」を選択し、「Preferences」を選択します。「Preferences」ウィンドウが表示されます。
次の図に示すように、「Studio」ノードをクリックします。
「Change master password」をクリックして「Change Master Password」画面を開きます。
「Change Master Password」画面では、「Enter current master password」フィールドは空白のままにし、新規マスター・パスワードを入力します。
確認のために新規パスワードを再入力します。
「OK」をクリックします。
デフォルトでは、Oracle Studioからそのコンピュータの設定を変更する権限があるのは、インストール時に管理者として指定されたユーザーのみです。この管理者は、選択したコンピュータに対する定義を変更または表示する権限を他のユーザーに付与できます。
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注意: デフォルトでは、インストール時にすべてのユーザーに管理権限が付与されます。 |
管理権限を持つユーザーを指定する手順は、次のとおりです。
「スタート」メニューから、「プログラム」→「Oracle」→「Studio」を選択します。Oracle Studioが開き、「Design perspective」が表示されます。
Configuration Explorerで対象のコンピュータを右クリックし、「Administration Authorization」を選択します。
次の図に示すように、「Administration Authorization」画面が表示されます。
この画面には次の3つのセクションがあります。
Administrators: 管理者は、選択したコンピュータに関するすべての定義をOracle Studioで表示および変更できます。Oracle Studioへの初回の登録時は、すべてのユーザーがシステム管理者として定義されます。
Designers: 設計者は、Oracle Studioでコンピュータの定義すべてを表示できます。また、選択したコンピュータについて、「Bindings」および「Users」ノードの下にある定義を変更できます。
たとえば、Oracle Studioのデータベース管理者は、データソースおよびアダプタを新たに追加したり、データソースの表のメタデータ定義を変更できます。
Users: ユーザーは、選択したコンピュータに関するすべての定義をOracle Studioで表示できます。通常のユーザーは、定義を変更できません。
関連するセクションに対応する「Add User」または「Add Group」をクリックして、ユーザーまたはグループを追加します。
追加するユーザーまたはグループは、そのコンピュータに対する有効なユーザーまたはグループとして認識されている必要があります。
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注意: セクションに名前が追加されると、そのユーザー名でログインしたユーザーまたはグループにのみ、関連する権限が付与されます。 |
実行時は、ユーザー・プロファイルによってOracle Connectへのクライアント・アクセスが提供されます。ユーザー・プロファイルには、匿名アクセスが許可されていない場合、実行時にコンピュータ、データソースまたはアプリケーションへのアクセスに使用される名前とパスワードのペアが含まれます。
OracleAS adapter for Tuxedoへの実行時ユーザー・アクセスを構成する手順は、次のとおりです。
Configuration Explorerで、ユーザー名とパスワードを設定するコンピュータのノードを開きます。
「Users」ノードを開きます。
「NAV」ユーザー・プロファイルを右クリックして「Edit User」を選択します。 「NAV」ユーザー・プロファイル・エディタが表示されます。
次の図に示すように、ユーザー・エディタで、「Add」をクリックして「Add Authenticator」画面を開きます。
「Remote Machine」リソース・タイプを選択します。
Oracle Studioで定義されているOracleAS Adapter for Tuxedoコンピュータの名前を入力します。
コンピュータへのアクセスに使用されるユーザー名とパスワードを入力し、確認のためにパスワードを再入力します。
「OK」をクリックします。
OracleAS Adapter for Tuxedoの相互作用のモデリングでは、Oracle Studioを使用してOracle Connectのバックエンド・アダプタが定義されます。
Oracle Studioで指定された定義はすべて、OracleAS Adapter for Tuxedoが稼働するプラットフォームに書き込まれます。
この項の構成は、次のとおりです。
Oracle Connectを使用するには、OracleAS Adapter for Tuxedoが稼働するプラットフォームでアダプタ定義を構成して、Tuxedoサービスとの相互作用を処理する必要があります。
Oracle Studioを使用してアダプタ定義を指定する手順は、次のとおりです。
「スタート」メニューから、「プログラム」→「Oracle」→「Studio」を選択します。
Configuration Explorerで、「Oracle StudioでのOracleAS Adapter for Tuxedoの構成」で定義したコンピュータのノードを開きます。
「Bindings」ノードを開きます。このコンピュータで使用可能なバインディング構成がリストされます。
「NAV」バインド・ノードを開きます。NAVバインディング構成には、コンピュータに格納されているデータソースとアダプタのブランチが含まれています。
「Adapters」を右クリックして「New Adapter」を選択し、「New Adapter」ウィザードを開きます。
バックエンド・アダプタの名前を入力します。
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注意: eventは予約語であり、アダプタ名には使用できません。 |
次の図に示すように、「Type」リストから、バックエンド・アダプタ・タイプとして「Tuxedo」を選択します。
「Events」を選択してアダプタのイベント・キューを作成します。
「Finish」をクリックします。バックエンド・アダプタがアダプタ・リストに追加され、編集用にその定義が開きます。
|
注意: 「Type」リストに表示されるその他のアダプタは、サイトにインストールされているOracle Connectのバージョンではサポートされません。 |
Oracle Connectには、アダプタとの情報の受渡しで使用する構造など、アダプタ相互作用を記述したメタデータが必要です。
BEA JOLTバルク・ローダー・ファイルか、Tuxedo構成とアダプタを記述したFMLまたはVIEWソース・ファイルのいずれかが使用可能な場合は、Oracle Studioの「Design perspective」で「Metadata Import」ウィザードを使用してそのファイルをインポートし、相互作用メタデータを生成できます。BEA JOLTバルク・ローダー・ファイルか、Tuxedo構成と入出力構造を記述したFMLまたはVIEWソース・ファイルのいずれかが使用不可の場合は、メタデータを手動で定義する必要があります。メタデータ定義の詳細は、付録A「メタデータの高度なチューニング」を参照してください。
インポート手順では、次の情報が必要です。
BEA JOLTバルク・ローダー・ファイルか、Tuxedo構成とFMLまたはVIEWソース・ファイル。これらのファイルは、インポート手順の一部として、Oracle Studioが動作しているコンピュータにコピーされます。
Oracle Studioを使用して相互作用メタデータを生成するには、次のメタデータのインポート手順を完了します。
「スタート」メニューから、「プログラム」→「Oracle」→「Studio」を選択します。
Configuration Explorerで、「Oracle StudioでのOracleAS Adapter for Tuxedoの構成」で定義したコンピュータのノードを開きます。
「Bindings」ノードを開きます。このコンピュータで使用可能なバインディング構成がリストされます。
「NAV」バインド・ノードを開きます。
「Adapters」ノードを開きます。
「Oracle Connectアダプタの構成」で定義したTuxedoバックエンド・アダプタを右クリックします。
「Edit Metadata」を選択して「Metadata」タブを開きます。アダプタ・リストの下にTuxedoバックエンド・アダプタが表示されます。
Tuxedoバックエンド・アダプタを右クリックして「New Import」を選択します。新規メタデータ・インポートの画面が表示されます。
インポートの名前を入力します。名前に使用できるのは、文字と数字、およびアンダースコアのみです。
メタデータのインポート・タイプを選択します。メタデータは、BEA JOLTファイル、またはTuxedoレコード定義ファイル(FMLまたはVIEWファイル)からインポートできます。
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注意: JOLTファイルは、BEA JOLTバルク・ローダーを使用するメタデータとともに、Tuxedoサービスの定義で構成されています。FMLおよびVIEWファイルは、Tuxedoサービスを含む構成ファイルとともにTuxedoで使用されるメタデータ・ファイルです。 |
JOLTファイルの場合は、「Tuxedo Import Manager Using Jolt Bulk Loader File」を選択します。 FMLまたはVIEWファイルの場合は、次の図に示すように、「Tuxedo Import Manager Using VIEW Files」を選択します。
「Finish」をクリックします。「Metadata Import」ウィザードが表示されます。
「Add」をクリックします。「Select」画面が表示されます。この画面には、インポートの入力として使用するために選択したすべてのファイルがリストされます。
この「Select」画面で「Add」をクリックします。「Select Resources」画面が表示されます。この画面で、ローカル・コンピュータからファイルを選択するか、別のコンピュータからファイルをコピーするかを選択できます。
ファイルが別のコンピュータにある場合は、「My FTP Sites」を右クリックして「Add」を選択します。または、「Add FTP site」をダブルクリックします。「Add FTP Site」画面が表示されます。
JOLTバルク・ローダー・ファイルか、FMLまたはVIEWファイルが常駐しているサーバー名またはIPアドレスを入力し、有効なユーザー名とパスワードを入力してコンピュータにアクセスし(匿名接続を使用する場合は、「Anonymous connection」を選択)、「OK」をクリックします。
使用可能なサイトのリストにFTPサイトが追加されます。
次の図に示すように、コンピュータにアクセスすると、メタデータの生成に必要なファイルを参照して転送できます。
対象のコンピュータを右クリックして「Set Transfer Type」を選択します。 転送タイプ(「ASCII」または「BINARY」)を入力し、「OK」をクリックします。
追加したサイトのノードをクリックして、必要なファイルを探します。ルート・ディレクトリを変更するには、コンピュータを右クリックして「Change Root Directory」を選択します。ルート・ディレクトリを入力して「OK」をクリックします。
必要なファイルを選択(複数選択可)し、「Finish」をクリックします。選択したファイルが「Metadata Import」ウィザードに表示されます。
「Next」をクリックします。次に実行する手順は、インポートで使用するのがJOLTファイルか、FMLまたはVIEWファイルかによって異なります。
JOLTファイルを使用する場合は、「Apply Filters」画面が表示されます。
FMLまたはVIEWファイルを使用する場合は、次の図に示すように「Get Tuxedo Records」画面が表示されます。
この画面を使用して、インポートで使用するFMLまたはVIEWファイルにはない単純なレコード定義を追加します。次のTuxedoバッファ・タイプに格納された情報を追加できます。
XMLデータ
STRINGデータ
CARRAY
レコードの名前を指定し、「Field Type」フィールドのリストからバッファ・タイプを選択します。
非構造化メッセージ・バッファは、レコード内で次のようにラップされます。
STRING型のメッセージ・バッファは、文字列型の単一フィールドを含むレコード内でラップされます。
CARRAY型のメッセージ・バッファは、バイナリ型の単一フィールドを含むレコード内で固定サイズでラップされます。
XML型のメッセージ・バッファは、XML型の単一フィールドを含むレコード内でラップされます。
|
関連項目: Tuxedoのメッセージ・バッファとデータ型のサポートの詳細は、付録B「OracleAS Adapter for Tuxedoのメッセージ・バッファとデータ型のサポート」を参照してください。 |
「Next」をクリックします。次に実行する手順は、インポートで使用するのがJOLTファイルか、FMLまたはVIEWファイルかによって異なります。
JOLTファイルを使用する場合は、「Select Interactions」画面が表示されます(図2-10)。この画面には、入力JOLTファイルのサービスが相互作用としてリストされ、各相互作用で使用する入出力構造も表示されます。
実装する相互作用をリストから選択して「Next」をクリックします。
FMLまたはVIEWファイルを使用する場合は、「Add Interactions」画面が表示されます。
「Add」をクリックしてTuxedoアダプタに対する相互作用を追加します。
次の図に示すように、「Add Interaction」画面が表示されます。
必要な数の相互作用を追加します。各相互作用について次の情報を指定します。
Interaction name: 相互作用名。デフォルト名は変更できます。
Mode: 相互作用モード。次のいずれかを選択できます。
sync-send-receive: 相互作用では、リクエストを送信し、レスポンスの受信を待機します。これがデフォルトのモードです。
sync-receive: 相互作用ではレスポンスの受信を待機します。
sync-send: 相互作用では、リクエストを送信しますが、レスポンスの受信は待機しません。
Output: 出力レコードを識別します。出力レコードは、相互作用の結果に対するデータ構造です。手順の開始時に指定した入力ファイルから生成されたレコードがリストされます。相互作用に関連するレコードを選択します。
|
注意: モードをsync-send-receiveまたはsync-receiveに設定した場合は、「Next」をクリックする前に、相互作用に対する出力レコードを指定する必要があります。 |
Input: 入力レコードを識別します。入力レコードは、相互作用に対するデータ構造です。手順の開始時に指定した入力ファイルから生成されたレコードがリストされます。相互作用に関連するレコードを選択します。
|
注意: 「Next」をクリックする前に、各相互作用に対する入力レコードを指定する必要があります。相互作用で入力レコードが不要な場合、ここで指定したレコードは無視されます。 |
Description: 相互作用を説明する自由形式テキスト。
Interaction-Specific Parameters: 次の表に示すTuxedo固有のパラメータ。
表2-5 Interaction-specific Parameters
| パラメータ | 説明 |
|---|---|
|
|
入力に使用するバッファのタイプ。 |
|
|
アウトバウンド相互作用の結果に使用するバッファのタイプ。 |
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トランザクションのコンテキストに関係なく、サービスを実行できます。このパラメータは、常に選択されている必要があります。 |
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現在使用できません。 |
|
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ブロッキング条件がある場合に、FROMリクエストを発行しないようにします。 |
|
|
ブロッキング・タイムアウトを無視します。 |
Signal Restart: 選択すると、シグナルが基礎となるシステム・コールに割り込んだ場合、割り込まれたシステム・コールが再発行されます。
Interaction Type: 次のオプションがあります。
SERVICE: リクエストを送信し、同期にそのリプライを待ちます。 これがデフォルトの設定です。
ENQUEUE: キューにメッセージを置きます。
このオプションを選択する場合、メッセージを置くべきキューが割り当てられるように、「Queue Space Name」フィールドおよび「Queue Name」フィールドにも関連値を入力する必要があります。
POST: サブスクライブされたイベントにより事前定義されたルールおよびフィルタに従い、メッセージを1つ以上のキューに置きます。
このオプションを選択する場合、「Event Name」フィールドも入力する必要があります。
「Next」をクリックします。「Configure Tuxedo Records」画面が表示されます。 次の図に示すように、この画面を使用して、Tuxedoレコードの構成方法を指定します。
「Next」をクリックしてアダプタのメタデータ定義を生成します。
WindowsコンピュータからOracleAS Adapter for Tuxedoが稼動しているコンピュータにメタデータを転送することを指定し、「Finish」をクリックします。
指定したオプションに基づいてメタデータがインポートされ、OracleAS Adapter for Tuxedoが稼働するコンピュータに格納されます。メタデータのXML表記が生成されます。
インポートを実行した後は、Oracle Studioの「Design perspective」の「Metadata」タブでメタデータを表示できます。また、必要に応じてメタデータの微調整および操作も実行できます。
インバウンド相互作用は、Oracle Studioでイベントとして定義されます。 「Oracle Connectアダプタの構成」で説明したように、「Create event queue for the adapter」を選択したTuxedoバックエンド・アダプタを選択すると、イベント・アダプタが自動的に定義されます。このイベント・アダプタは、バックエンド・アダプタ名に「event」が追加された名前で定義されます。
バックエンド・アダプタとイベント・アダプタはOracle Studioによってリンクされます。Configuration Explorerでアダプタまたはイベントを右クリックして「Linked Event」または「Linked Adapter」をそれぞれ選択すると、アダプタ定義とイベント定義の間を移動できます。
イベント・アダプタには、情報の受渡しに使用する構造など、インバウンド相互作用について記述されたメタデータが必要です。
インポート手順の実行時には、BEA JOLTバルク・ローダー・ファイルか、Tuxedo構成とFMLまたはVIEWソース・ファイルが使用されます。これらのファイルは、インポート手順の一部として、Oracle Studioが動作しているコンピュータにコピーされます。
インバウンド相互作用メタデータを生成するメタデータのインポート手順は、次のとおりです。
Configuration Explorerで、「Oracle Connectアダプタの構成」で定義したTuxedoバックエンド・アダプタを右クリックします。
「Linked Event」をクリックして、イベント・アダプタに移動します。
イベント・アダプタを右クリックして「Edit Event」を選択します。
「Properties」タブをクリックして、インバウンド相互作用を取得できるOracle Application Serverユーザーの名前、およびインバウンド相互作用を送信できるユーザーの名前を追加します。
Oracle Application Serverユーザーを追加するには、次の図に示すように、「Routers」ノードを開いて「user」を右クリックし、「Add Item」を選択します。
「Value」列に、追加する項目に対するOracle Application Serverユーザーの名前を入力します。
ユーザーを追加するには、「Senders」ノードを開いて「Users」を右クリックし、「Add item」を選択します。新規エントリが「User」ノードの下に追加されます。
「Value」列に、追加する項目に対するユーザーの名前を入力します。
「Save」をクリックして変更内容を保存します。
Configuration Explorerでイベント・アダプタを右クリックして「Edit Metadata」を選択し、「Metadata」タブを表示します。「Events」リストの下にイベント・アダプタが表示されます。
「Imports」を右クリックして「New Import」を選択します。新規インポートの画面が表示されます。
インポートの名前を入力します。名前に使用できるのは、文字、数字およびアンダースコアのみです。
インポート・タイプとして「Event Queue Import Manager Using Tuxedo View/FML Files」を選択し、「Finish」をクリックします。
インポート・タイプを定義した後は、「Metadata Import」ウィザードがOracle Studioで開きます。メタデータの作成には、FMLまたはVIEWファイルが使用されます。インポート・ウィザードでは、レコード構造が生成されます。これは、インバウンド相互作用に対するレコード構造に使用されます。
「Add」をクリックします。
「Select Resources」画面が表示されます。この画面で、ローカル・コンピュータからファイルを選択するか、別のコンピュータからファイルをコピーするかを選択できます。
ファイルが別のコンピュータにある場合は、「My FTP Sites」を右クリックして「Add」を選択します。または、「Add FTP Site」をダブルクリックします。「Add FTP Site」画面が表示されます。
FMLまたはVIEWファイルが常駐しているサーバー名またはIPアドレスを入力し、有効なユーザー名とパスワードを入力してコンピュータにアクセスし(匿名アクセスを使用する場合は、「Anonymous connection」を選択)、「OK」をクリックします。使用可能なサイトのリストにFTPサイトが追加されます。
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注意: 選択したサーバーへのアクセスには、高位修飾子としてユーザー名が使用されるため、ユーザーがファイルを参照および転送できます。 |
コンピュータを右クリックして「Set Transfer Type」を選択します。 転送タイプ(「ASCII」または「BINARY」)を入力し、「OK」をクリックします。
追加したサイトのノードを開いて、必要なFMLまたはVIEWファイルを探します。高位修飾子を変更するには、コンピュータを右クリックして「Change Root Directory」を選択します。新しい高位修飾子を引用符で囲んで入力し、「OK」をクリックします。
必要なFMLまたはVIEWファイルを選択(複数選択可)し、「Finish」をクリックします。
次の図に示すように、選択したファイルが「Metadata Import」ウィザードに表示されます。
「Next」をクリックします。
「Next」をクリックして、選択したFMLまたはVIEWファイルを分析および変換します。
「Add Events」画面が表示されます。
「Add」をクリックしてイベントを追加します。
「Add Events」画面が表示されます。
必要な数の相互作用を追加します。次の表に示すように、各相互作用について必要な情報を指定します。
「Next」をクリックしてアダプタのメタデータ定義を生成します。
データをWindowsコンピュータからターゲット・プラットフォームに転送することを指定し、「Finish」をクリックします。
指定したオプションに基づいてメタデータがインポートされます。メタデータのXML表記も生成されます。 インポートを実行した後は、Oracle Studioの「Design perspective」の「Metadata」タブでメタデータを表示できます。また、必要に応じてメタデータの微調整および操作も実行できます。
OracleAS Adapter for Tuxedo Queueの相互作用のモデリングでは、Oracle Studioを使用してOracle Connectのバックエンド・キュー・アダプタが定義されます。
Oracle Studioで指定された定義はすべて、OracleAS Adapter for Tuxedo Queueが稼働するプラットフォームに書き込まれます。
この項の構成は、次のとおりです。
Oracle Connectを使用するには、OracleAS Adapter for Tuxedo Queueが稼働するプラットフォームでキュー・アダプタ定義を構成して、Tuxedo Queueからのイベント処理を実行する必要があります。
これらの定義を指定する手順は、次のとおりです。
「スタート」メニューから、「プログラム」→「Oracle」→「Studio」を選択します。
Configuration Explorerで、「Oracle StudioでのOracleAS Adapter for Tuxedoの構成」で定義したコンピュータのノードを開きます。
「Bindings」ノードを開きます。このコンピュータで使用可能なバインディング構成がリストされます。
「NAV」バインド・ノードを開きます。NAVバインディング構成には、コンピュータに格納されているデータソースとアダプタのブランチが含まれています。
「Events」を右クリックして「New Event」を選択します。
「New Event」ウィザードが表示されます。
イベント・キューの名前を入力します。
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注意: eventは予約語であり、イベント名には使用できません。 |
次の図に示すように、「Type」リストから、イベント・タイプとして「Tuxedo Queue」を選択します。
「Finish」をクリックします。
キュー・アダプタには、構造など、インバウンド相互作用について記述されたメタデータが必要です。
インポート手順の実行時には、TuxedoのFMLまたはVIEW構成ソース・ファイルが、インポート手順の一部としてOracle Studioが動作しているコンピュータにコピーされます。 また、この手順では、キュー・アダプタのメタデータを手動で定義できます。
相互作用を生成する前に、次のことに注意してください。
単一のTuxedo Queueアダプタに記述されているすべてのイベントは、同じTuxedoバッファ・タイプである必要があります。
FML/FML32バッファ・タイプが使用されている場合は、すべてのイベントに同じFBNameが付いた共通のフィールドが含まれている必要があります。 このフィールドには、レコード/イベント名が入力されている必要があります。
相互作用は、async-sendタイプです(レスポンスの受信は待機しません)。
インバウンド相互作用のメタデータを生成するート手順は、次のとおりです。
Configuration Explorerで、「Tuxedo Queueアダプタの構成」で定義したTuxedo Queueバックエンド・アダプタを選択します。
Configuration Explorerでキュー・アダプタを右クリックし、「Edit metadata」を選択します。
「Metadata」タブが表示されます。「Adapters」リストの下にキュー・アダプタが表示されます。
「Imports」を右クリックして「New Import」を選択します。
新規インポートの画面が表示されます。
インポートの名前を入力します。名前に使用できるのは、文字、数字およびアンダースコアのみです。
「Import Type」リストからインポート・タイプを選択します。 次のオプションがあります。
Tuxedo Queue Import Manager for XML/STRING/CARRAY Buffers: このオプションは、ファイルをインポートする必要がありません。 このオプションを使用すると、必要なTuxedoレコードを手動で定義できます。
Tuxedo Queue Import Manager for VIEW/VIEW32 Buffers:
Tuxedo Queue Import Manager for FML/FML32 Buffers:
「Finish」をクリックします。
次に実行する手順は、選択したインポート・タイプによって異なります。 VIEW/VIEW32 BuffersまたはFML/FML32 Buffersオプションを選択すると、「Metadata Import」ウイザードが表示されます。その場合は、次の手順に進みます。 XML/STRING/CARRAY Buffersオプションを選択した場合は、「Tuxedo Queueの非構造化レコードの定義」に進みます。
「Add」をクリックします。
「Select Resources」画面が表示されます。この画面で、ローカル・コンピュータからファイルを選択するか、別のコンピュータからファイルをコピーするかを選択できます。
ファイルが別のコンピュータにある場合は、「My FTP Sites」を右クリックして「Add」を選択します。または、「Add FTP Site」をダブルクリックします。「Add FTP Site」画面が表示されます。
必要なファイルが常駐しているサーバー名またはIPアドレスを入力し、有効なユーザー名とパスワードを入力してコンピュータにアクセスし(匿名アクセスを使用する場合は、「Anonymous connection」を選択)、「OK」をクリックします。使用可能なサイトのリストにFTPサイトが追加されます。
コンピュータを右クリックして「Set Transfer Type」を選択します。 適切な転送タイプを入力し、「OK」をクリックします。
追加したサイトのノードを開いて、ファイルを探します。 ディレクトリを変更するには、コンピュータを右クリックして「Change Root Directory」を選択します。 新規のディレクトリ名を入力して「OK」をクリックします。
必要なファイルを選択(複数選択可)し、「Finish」をクリックします。
次の図に示すように、選択したファイルが「Metadata Import」ウィザードに表示されます。
「Next」をクリックします。
次の図に示すように、「Configure Tuxedo Records」画面が表示されます。
次のプロパティの設定が正しいことを確認します。
Buffer type: FML/VIEWファイルから読み取られたバッファ・タイプを示します。 このプロパティは変更しないでください。
Get Tuxedo Queue header field in the output record: 各レコードのヘッダー・フィールドが読み取られたことを示します。 デフォルトの設定はtrueです。
Read strings from buffer as null terminated: 文字列がNULL文字で終了するように処理されていることを示します。 デフォルトの設定はtrueです。
イベント名を含むフィールドのFBNameを指定します。 このフィールドはすべての着信イベントに共通で、レコード名が含まれている必要があります。 このプロパティは、FMLファイルおよびFML32ファイルの場合のみ必要です。
「Next」をクリックしてキュー・アダプタのメタデータ定義を生成します。
データをサーバーに転送するかどうかを指定し、「Finish」をクリックします。
インポート・ウィザードでは、レコード構造が生成されます。これは、インバウンド相互作用に対するレコード構造に使用されます。メタデータは指定したオプションに基づいてインポートされ、ターゲット・プラットフォームに格納されます。
メタデータのXML表記も生成されます。 インポートを実行した後は、Queueアダプタの「Imports」ノードのOracle Studioの「Design perspective」の「Metadata」タブでメタデータを表示できます。 また、メタデータの微調整もできます。
Tuxedoキュー内のすべてのイベントが同じタイプで非構造化である場合、必要なTuxedoレコードを手動で定義できます。 1つのレコードのみ定義されます。
必要なTuxedoレコードを手動で定義する手順は、次のとおりです。
Configuration Explorerで、「Tuxedo Queueアダプタの構成」で定義したTuxedo Queueバックエンド・アダプタを選択します。
Tuxedo Queueアダプタを右クリックして「Edit metadata」を選択します。
「Metadata」タブが表示されます。「Adapters」リストの下にキュー・アダプタが表示されます。
「Imports」を右クリックして「New Import」を選択します。
新規インポートの画面が表示されます。
インポートの名前を入力します。名前に使用できるのは、文字、数字およびアンダースコアのみです。
「Import Type」リストから「Tuxedo Queue Import Manager for XML/STRING/CARRAY Buffers」を選択します。
「Finish」をクリックします。
次の図に示すように、「Get Tuxedo Records」画面が表示されます。
「Add Record」をクリックします。 新規のレコード・エントリがレコード・リストにデフォルト・タイプで追加されます。
「Field Type」リストからフィールド・タイプを選択します。 次のオプションがあります。
STRING(デフォルト)
CARRAY
XML
X_OCTET
「Size」列で最大バッファ・サイズを指定します。 XMLがフィールド・タイプとして選択されている場合は必要ありません。
「Next」をクリックします。
データをターゲット・プラットフォームに転送するかどうかを指定し、「Finish」をクリックします。
レコード構造が生成されます。メタデータはインポートされ、ターゲット・プラットフォームに格納されます。
メタデータのXML表記も生成されます。 インポートを実行した後は、Queueアダプタの「Imports」ノードのOracle Studioの「Design perspective」の「Metadata」タブでメタデータを表示できます。 また、メタデータの微調整もできます。
アダプタ相互作用を記述したXMLスキーマは、Oracle StudioのMetadata Explorerのアダプタ・メタデータ・プロパティの「Source」タブを選択することで表示できます。
XMLスキーマは、「アウトバウンド相互作用の生成」および「インバウンド相互作用の生成」で説明したように、インポート手順の実行時に自動的に作成されます。XMLスキーマは、アダプタ相互作用およびこれらの相互作用の入出力レコードを記述します。