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Oracle Web Services Managerデプロイメント・ガイド
10g(10.1.3.1.0)
B31905-01
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B Oracle Web Services Manager WSMADMINコマンド

この付録では、Oracle Web Services Manager(Oracle WSM)wsmadminコマンドの機能の概要を説明します。

WSMADMINコマンドの概要

Oracle WSMをインストールしたら、トポロジの要件に応じたインストールの構成およびカスタマイズに、Oracle WSMコンフィギュレーション・アシスタントを使用する上で、この付録の情報を役立ててください。

WSMADMINコマンドの場所

wsmadminコマンドは、次のディレクトリから実行します。

ORACLE_HOME\owsm\bin

wsmadmin startコマンドを使用したOracle WSMサーバーの起動

スタンドアロンのOracle WSMインストールの場合、Oracle WSMサーバーは、wsmadmin startコマンドを使用して起動する必要があります。「start」を参照してください。


注意:

バンドルされたアプリケーション・サーバーを単独で起動すると、Oracle WSMは動作しません。

Oracle WSMをOracle Application Server 10gリリース3(10.1.3.1.0)の一部としてインストールした場合、サーバーの起動の詳細は、『Oracle Application Server管理者ガイド』を参照してください。

WSMADMINコマンドの構文

次に示すのは、wsmadminコマンドの構文です。

wsmadmin operation parameters

operationの有効値は、次のとおりです。

コマンドには、大文字と小文字の区別があります。各操作については、後続の項で説明します。

buildApps

この操作では、JARおよびJSPソース・ファイルを使用して、デプロイされるJ2EEアプリケーションWARまたはEARファイルを作成します。

構文

wsmadmin buildApps

使用方法

インストール済アプリケーションの値は、Oracle WSMインストール時にinstall.propertiesファイルに保存されています。buildApps操作の実行後、deployApps操作を実行する必要があります。アプリケーションを個人で作成し、デプロイする必要が生じる場合があります。たとえば、buildApps操作とdeployApps操作の間に、次の手動の作業が必要になる場合があります。

buildApps操作でアプリケーションの作成が終了すると、deployAppsを使用して、標準設定でアプリケーション・アーカイブをデプロイします。

configApps

この操作では、install.propertiesファイルの値に基づいて新しいアプリケーションの構成ファイルを生成します。

構文

wsmadmin configApps

使用方法

buildAppsまたはdeployを実行する前に、この操作を使用します。この操作を実行しても、JSSO対応アプリケーションに影響はありません。この操作を使用して、データベース・パスワード変更してから、アプリケーションを再デプロイできます。

この操作では、install.propertiesファイルから次のプロパティを読み取ります。

表B-1 configApps実行時に使用されるinstall.properties

属性名 説明

install.appserver.type

アプリケーション・サーバーのタイプをoracle-asとして選択します。

install.http.host

HTTPホスト名を指定します。

install.http.port

HTTPポートを指定します。

install.oc4j.instance

アプリケーションをデプロイするコンテナの名前を指定します。

install.sso.support

Oracle WSM Controlに対してシングルサインオンを有効にする場合にのみ、値をtrueとして指定します。

install.proxy.host

プロキシ・サーバーの名前。

install.proxy.port

プロキシ・サーバーのポート番号。

install.noproxy.hosts

プロキシ・サーバーを使用して接続しないホストをリストにします。縦棒(|)で区切られたリストを作成でき、ワイルドカード一致にアスタリクス(*)を使用できます。

install.db.type

値をoracle、またはoliteに設定します。

install.db.driver.type

ドライバ・タイプをthickまたはthinに指定します。

install.db.host

データベースがインストールされているマシン名、またはIPアドレスを指定します。

install.db.port

データベースのポート番号を指定します。

install.db.userid

データベース・ユーザーIDを指定します。

install.db.password

データベースのパスワードを指定します。

sqlserver.jdbc.jars.path

SQL Server JDBC JARファイルの場所を指定します。


この操作を実行すると、既存のファイルが上書きされ、次のファイルが作成されます。

ORACLE_HOME\owsm\bin\agent.properties

ORACLE_HOME\owsm\bin\coresv.properties

ORACLE_HOME\owsm\config\ccore\logging.xml

ORACLE_HOME\owsm\config\ccore\logging.xml

ORACLE_HOME\owsm\config\ccore\ui-config-installer.properties

ORACLE_HOME \owsm\config\clientagent\clientagent-config-installer.properties

ORACLE_HOME\owsm\config\clientagent\logging.xml

ORACLE_HOME\owsm\config\coreman\logging.xml

ORACLE_HOME\owsm\config\coreman\monitor-config-installer.properties

ORACLE_HOME \owsm\config\gateway\gateway-config-installer.properties

ORACLE_HOME\owsm\config\gateway\logging.xml

この操作により、copyDBConfig操作の使用時に作成されるファイルのサブセットも含め、すべてのアプリケーションの構成に必要な全ファイルが作成されます。

変更を伝播するために、アプリケーションを再デプロイする必要があります。

copyDBConfig

この操作では、データベース構成パラメータを構成ディレクトリ・プロパティ・ファイルにコピーします。

構文

wsmadmin copyDBConfig

構文

buildAppsまたはdeployを実行する前に、この操作を使用します。この操作では、coresv.propertiesファイルから次の値を読み取ります。

表B-2 copyDBConfig実行時に使用されるcoresv.properties

属性名 説明

dataload.messagelog.db.url

データベースURLの場所

dataload.messagelog.db.driver

データベース・ドライバのタイプ(thickまたはthin

dataload.messagelog.db.userid

データベースのログインに使用されるユーザーID

dataload.messagelog.db.password

データベースにログインするための暗号化されたパスワード


この操作では、値を読み取った後、次のcoresv.propertiesファイルが変更されます。

ORACLE_HOME\owsm\bin\agent.properties

ORACLE_HOME\owsm\bin\coresv.properties

ORACLE_HOME\owsm\config\ccore\ui-config-installer.properties

ORACLE_HOME \owsm\config\clientagent\clientagent-config-installer.properties

ORACLE_HOME\owsm\config\coreman\monitor-config-installer.properties

ORACLE_HOME\owsm\config\gateway\gateway-config-installer.properties

変更を伝播するために、アプリケーションを再デプロイする必要があります。

dataGenerator

この操作は、Oracle WSM Monitorで表示できるデータを生成するテスト・ツールです。wsmadmin dataGeneratorを使用して、次のタイプのデータを表示します。

構文

wsmadmin dataGenerator

使用方法

wsmadmin dataGeneratorを使用して、次のタイプのデータを表示します。

次のプロパティは、Oracle WSM Monitor専用です。この操作では、coresv.propertiesファイルから次の値を読み取ります。

表B-3 dataGenerator実行時に使用されるcoresv.properties

属性名 説明

dataload.monitor.rmi.host

Oracle WSM Monitorがインストールされているホスト名

dataload.monitor.rmi.port

Oracle WSM Monitorがインストールされているポート番号


dataload

この操作では、dataloadConfigure操作で生成されたSQLスクリプトをプライマリOracle WSMデータベースにロードします。

構文

wsmadmin dataload database_server_password

パラメータ

database_server_password: データベース・サーバー・パスワード

使用方法

dataload操作では、データをOracle WSMデータベースにロードする前に、そのデータがデータベースにすでに存在しているかどうかをチェックします。データが存在している場合、操作は終了します。

dataloadの実行前に、dataloadConfigure操作を実行する必要があります。dataloaddataloadConfigureの2つの操作により、データベースにロードする前にデータを柔軟にカスタマイズできます。

initialize操作は、dataload操作とdataloadConfigure操作を結合します。

dataload操作では、coresv.propertiesファイルから次の属性を読み取ります。

表B-4 dataload実行時に使用されるcoresv.properties

属性名 説明

dataload.messagelog.db.url

データベースURLの場所

dataload.messagelog.db.driver

データベース・ドライバのタイプ(thickまたはthin

dataload.messagelog.db.userid

データベースにログインするためのユーザーID

dataload.messagelog.db.password

データベースにログインするための暗号化されたパスワード


dataloadConfigure

この操作では、データベース・スキーマの作成とシード・データのロードに使用されるSQLスクリプトを生成します。

構文

wsmadmin dataloadConfigure

使用方法

データベース・ファイルは、ORACLE_HOME\owsm\dbに作成されます。dataloadConfigure操作では、coresv.propertiesファイルから次の属性を読み取ります。

表B-5 dataloadConfigure実行時に使用されるcoresv.properties

属性名 説明

dataload.messagelog.db.url

データベースURLの場所

dataload.messagelog.db.driver

データベース・ドライバのタイプ(thickまたはthin

dataload.messagelog.db.userid

データベースにログインするためのユーザーID

dataload.messagelog.db.password

データベースにログインするための暗号化されたパスワード


dataloadConfigureの実行後に、dataload操作を実行します。詳細は、「dataload」を参照してください。

initialize操作は、dataload操作とdataloadConfigure操作を結合します。

deploy

この操作では、コンポーネントを作成、デプロイし、OC4Jアプリケーション・エンジンにバインドします。

構文

wsmadmin deploy application_server_password component

使用方法

この操作を使用して、コントロール、ゲートウェイ、モニターまたはポリシー・マネージャのインスタンスの作成、デプロイ、バインドを行います。すべてのコンポーネント上でこれらの作業を同時に実行できます。この操作を実行して、デプロイ前にカスタマイズすることなく、アプリケーションをデプロイします。デプロイ前にアプリケーションをカスタマイズするには、「buildApps」を参照してください。

deployApps

この操作では、コンポーネントをOC4Jアプリケーション・エンジンにデプロイします。

構文

wsmadmin deployApps application_server_password component

パラメータ

使用方法

この操作を使用して、Web Services Manager Control、Oracle WSM Gateway、Oracle WSM MonitorまたはOracle WSM Policy Managerのインスタンスをデプロイします。allパラメータを使用して、すべてのコンポーネントを一度にデプロイすることも、個々のコンポーネントをデプロイすることもできます。buildApps操作の使用後に、この操作を使用します。詳細は、「buildApps」を参照してください。deployApps操作では、coresv.propertiesファイルから次の属性を読み取ります。

表B-6 deployApps実行時に使用されるcoresv.properties

属性名 説明

oc4j.j2ee.home

OC4Jコンテナの場所

external.oc4j.home

外部OC4Jインストールの場所

external.oc4j.host

外部OC4Jインストールのホスト名

external.oc4j.port

外部OC4Jインストールのポート番号

external.oc4j.adminPort

外部OC4Jインストールの管理者のポート番号

external.oc4j.adminID

外部OC4Jインストールの管理者のユーザー名

external.oc4j.instance

OC4Jインスタンスの場所


encodePasswords

この操作では、プロパティ・ファイル内のパスワードをエンコードします。

構文

wsmadmin encodePasswords propertyFile properties

パラメータ

使用方法

複数のパスワードはコロン(:)で区切ることができます。ただし、空白は使用できません。

exportDBData

この操作では、Oracle WSMデータベースからファイルにデータをエクスポートします。

構文

wsmadmin exportDBData database_server_password

パラメータ

database_server_password: データベース・サーバー・パスワード

使用方法

このコマンドを実行すると、次のメッセージが表示されます。

警告: 入力ディレクトリのデータが削除されます。続行しますか。Y-Yes N-No:

データのエクスポートを続行するには、Yを選択します。

エクスポートされた表は、XMLファイルとして格納されます。この操作は、次の理由で実行します。


注意:

PATH環境変数がSQL*Plusのインストールされている場所に設定されていることを確認します。

exportDBData操作では、coresv.propertiesファイルから次の属性を読み取ります。

表B-7 exportDBData実行時に使用されるcoresv.properties

属性名 説明

db.export.dir

Oracle WSMデータベース・ファイルを格納するデフォルトの場所は、c:\tempです。この値を希望する場所に変更します。


help

この操作では、wsmadmin操作のリストを表示します。

構文

wsmadmin help [operation]

パラメータ

[operation]: この付録で説明されている任意の有効なwsmadmin操作。wsmadmin操作の完全なリストは、「WSMADMINコマンドの構文」を参照してください。

使用方法

コマンドwsmadmin helpを実行すると、このコマンドで実行できる有効な操作のリストが表示されます。操作で指定可能な引数を含め、特定の操作のヘルプを表示するには、operation変数でその操作の名前を指定します。

importDBData

この操作では、ファイルのデータをOracle WSMデータベースにインポートします。

構文

wsmadmin importDBData database_server_password

パラメータ

database_server_password: データベース・サーバー・パスワード

使用方法

次の要件が満たされていることを確認します。

importDBData操作では、coresv.propertiesファイルから次の属性を読み取ります。

表B-8 importDBData実行時に使用されるcoresv.properties

属性名 説明

db.import.dir

Oracle WSMデータベースにデータを転送するデフォルトの場所は、c:\tempです。この値は別の場所に変更できます。


initialize

この操作では、プライマリ・データベースを初期化します。

構文

wsmadmin initialize database_server_password

パラメータ

database_server_password: データベース・サーバー・パスワード

使用方法

この操作を使用して、Oracle Liteデータベースを初期化し、スキーマを作成します。ただし、Oracleデータベースを初期化するには、この操作を使用する前に、スキーマを終了する必要があります。データベースにロードするデータのカスタマイズが必要な場合、dataloadConfigure操作とdataload操作を使用します。詳細は、「dataloadConfigure」「dataload」を参照してください。

initialize操作では、coresv.propertiesファイルから次の属性を読み取ります。

表B-9 dataload実行時に使用されるcoresv.properties

属性名 説明

dataload.messagelog.db.url

データベースURLの場所

dataload.messagelog.db.driver

データベース・ドライバのタイプ(thickまたはthin

dataload.messagelog.db.userid

データベースにログインするためのユーザーID

dataload.messagelog.db.password

データベースにログインするための暗号化されたパスワード

dataload.db.import

データのみ、またはスキーマとデータをインポートする値


install

この操作は、インストール手順の最後に、インストーラにより自動的に起動されます。

構文

wsmadmin install application_server_password database_server_password

パラメータ

使用方法

インストーラは、Oracle WSM構成の最後に、このコマンドを起動します。必要な場合は、構成手順に、バンドルされたOC4JコンポーネントおよびOracle Liteコンポーネントの初期化が含まれます。J2EEアプリケーション(Web Services Manager Control、Oracle WSM Policy Manager、Oracle WSM Monitorなど)の作成およびデプロイも行います。この単一の操作により、次のすべての操作が起動され、実行されます。

encodePasswords操作では、パスワードをinstall.propertiesファイルと比較します。

installAgent

この操作では、agent.propertiesファイルに基づき、J2EEエージェントを作成し、インストールします。

構文

wsmadmin installAgent application_server_password

パラメータ

application_server_password: OC4Jシステム管理者パスワード

使用方法

この操作には、OC4Jインタセプタ・エージェントを作成し、インストールするために、アプリケーション・サーバー・パスワードが必要です。installAgent操作には、agent.propertiesファイルの次の属性が必要です。

表B-10 installAgent実行時に使用されるagent.properties

属性名 説明

agent.componentType

エージェントのタイプは、クライアント・エージェントまたはサーバー・エージェントのいずれかです。



注意:

エージェントのタイプごとのプロパティ設定の詳細は、第6章「Oracle WSM Agentのインストール」を参照してください。

installOC4J

この操作では、スタンドアロン・インストールに含まれているバンドル済のOC4Jアプリケーション・サーバーをインストールします。

構文

wsmadmin installOC4J application_server_password

パラメータ

application_server_password: OC4Jシステム管理者パスワード

使用方法

この操作は、Oracle WSMのOC4Jサーバー・ポートを初期化します。この操作では、最初の実行時に、OC4J管理者パスワードを設定します。

installOLite

この操作では、基本インストールに含まれているバンドル済のOracle Liteデータベースをインストールします。

構文

wsmadmin installOLite database_server_password

パラメータ

database_server_password: Oracle WSMデータベース(orawsm)インスタンスのシステム・ユーザーのパスワード

使用方法

この操作により、次の機能が実行されます。

manageUsergroups

この操作を使用して、データベースでユーザー・グループを管理します。

構文

wsmadmin manageUserGroups database_server_password parameter

パラメータ

使用方法

manageUserGroups操作には、manageUserGrops.propertiesファイルの特定の属性が必要です。propertiesファイルの作成に必要な変更については、『Oracle Web Services Manager管理者ガイド』を参照してください。

md5encode

この操作を使用して、指定したパスワード・ファイルに対して、ユーザーに関連付けられたパスワードをエンコードします。これは、ファイル・ベース認証とともに使用します。

構文

wsmadmin md5encode username password htpasswdfile

パラメータ

使用方法

ユーザー名およびパスワードごとに、md5encodeコマンドを実行します。暗号化された結果はそれぞれ、ファイルの最後に追加されます。htpasswdfileファイルでの例は、次のとおりです。

johndoe:{MD5}JMnhX1KvxHwiW3V+e+4fnQ==

janedoe:{MD5}dqIXO+Y5M1TnL/pNbfEDCg==

migrate

この操作では、プロパティおよびデータベース設定を前のバージョンから移行します。

構文

wsmadmin migrate previous_home application_server_password database_server_password

パラメータ

start

この操作では、基本インストールに含まれているOC4Jアプリケーション・エンジンとOracle Liteデータベース・サーバーを起動します。

構文

wsmadmin start

使用方法

start操作では、coresv.propertiesファイルから次の属性を読み取ります。

表B-11 start実行時に使用されるcoresv.properties

属性名 説明

oc4j.j2ee.home

OC4Jコンテナの場所

proxy.host

OC4Jインストールのホスト名

proxy.port

プロキシ・サーバーのポート番号

noproxy.hosts

プロキシを使用してデータを交換しないホスト・マシンの名前


startOLiteの後にstartOC4Jを使用する場合は、この操作を使用します。

startOC4J

この操作では、基本インストールに含まれているOC4Jアプリケーション・エンジンを起動します。

構文

wsmadmin startOC4J

使用方法

startOC4J操作では、coresv.propertiesファイルから次の属性を読み取ります。

表B-12 start実行時に使用されるcoresv.properties

属性名 説明

oc4j.j2ee.home

OC4Jコンテナの場所。

proxy.host

OC4Jインストールのホスト名。

proxy.port

プロキシ・サーバーのポート番号。

noproxy.hosts

プロキシを介してアクセスしないホスト・マシンの名前。複数のホスト名を入力し、縦棒(|)で区切ることができます。


startOLite

この操作では、基本インストールに含まれているOracle Liteデータベース・サーバーを起動します。

構文

wsmadmin startOLite

stop

この操作では、基本インストールに含まれているOC4Jアプリケーション・エンジンとOracle Liteデータベース・サーバーを停止します。

構文

wsmadmin stop application_server_password

パラメータ

application_server_password: OC4Jシステム管理者パスワード

使用方法

この操作では、coresv.propertiesファイルのoc4j.j2ee.home属性を読み取ります。

stopOC4JstopOLiteを使用する場合は、この操作を使用します。

stopOC4J

この操作では、基本インストールに含まれているOC4Jアプリケーション・エンジンを停止します。

構文

wsmadmin stopOC4J application_server_password

パラメータ

application_server_password: OC4Jシステム管理者パスワード

stopOLite

この操作では、基本インストールに含まれているOracle Liteデータベース・サーバーを停止します。

構文

wsmadmin stopOLite

undeploy

この操作では、指定したコンポーネントをOC4Jインスタンスからアンバインドおよびアンデプロイします。

構文

wsmadmin undeploy application_server_password component

パラメータ

使用方法

undeploy操作では、install.propertiesファイルから次の属性を読み取ります。

表B-13 undeploy実行時に使用されるcoresv.properties

属性名 説明

install.http.host

OC4Jインストールのホスト名

install.oc4j.adminID

OC4Jインストールの管理者ユーザー名

install.oc4j.instance

OC4Jインスタンスの場所


uninstall

Oracle WSM製品のアンインストール時に、インストーラは自動的にこの操作を起動します。

構文

wsmadmin uninstall application_server_password

パラメータ

application_server_password: OC4Jシステム管理者パスワード

使用方法

構成解除手順には、OC4JおよびOracle Liteのコンポーネントのアンインストールが含まれます。J2EEアプリケーションもアンインストールされます。パスワードを指定しないと、操作でOC4Jコンポーネントはアンインストールされません。この操作により、次の全操作の機能が実行されます。

  1. uninstallOC4Jを実行します。パスワードを指定しないと、OC4Jはアンインストールされません。OC4Jを手動でアンインストールする必要があります。

  2. uninstallOLiteを実行します。

  3. 構成ファイルを削除します。


注意:

この操作では、データベースはクリーンアップされません。この手順は別に実行する必要があります。

uninstallOC4J

この操作では、基本インストールに含まれているOC4Jアプリケーション・サーバーを非アクティブ化します。

構文

wsmadmin uninstallOC4J application_server_password

パラメータ

application_server_password: OC4Jシステム管理者パスワード

使用方法

この操作により、次の全操作の機能が実行されます。

undeployAll

stopOC4J

uninstallOLite

この操作では、Oracle WSM基本インストールに含まれているOracle Liteデータベース・サーバーをアンインストールします。

構文

wsmadmin uninstallOLite

使用方法

この操作により、次のタスクが実行されます。

upgrade

この操作では、Oracle WSMデータベースをアップグレードします。

構文

wsmadmin upgrade database_server_password database_type

パラメータ

使用方法

このバージョンのOracle WSMは、Oracleデータベースのみをサポートします。