Oracle HTTP Server スタンドアロン・デプロイの管理Apache 2.0ベース 10g(10.1.3.1.0) B31848-02 |
|
この章では、IPアドレスとポートを指定する方法、およびサーバーの相互作用とネットワーク接続の永続性を管理する方法について説明します。
最初のSect1エレメントを挿入する前に、Paraなどの導入エレメントを含める必要があります。この要件は、XHTML出力の生成時にSect1で中断するオプションを選択した場合に、章または付録に対し空のXHTMLページが表示されることを防ぐためのものです。
内容は、次のとおりです。
該当する場合は、Apache Software Foundationのマニュアルを参照しています。
Oracle HTTP Serverが起動時にリスニングするポートは、インストール・タイプによって異なります。
表4-1にOracle HTTP Serverのポートに関する情報を示します。
プラットフォーム | 中間層インストール | Infrastructureインストール |
---|---|---|
Solaris |
SSL: 4443(4443〜4543の範囲) |
SSL: 4443(4443〜4543の範囲) |
Windows |
SSL: 443(4443〜4543の範囲) |
SSL: 4443(4443〜4543の範囲) |
たとえば、ポート7777または80が占有されている場合、Oracle HTTP Serverは7777〜7877の範囲内にある、次に使用可能なポート番号でリスニングします。したがって、ポート7778などをリスニングします。
ファイルsetupinfo.txt
は、UNIXではORACLE_HOME
/install
、WindowsではORACLE_HOME
¥install
に自動的に生成されます。このファイルには、Oracle HTTP Serverのポート情報が含まれます。このファイルはインストール時に生成され、その後は更新されません。Oracle HTTP Serverの再起動後は、このファイル内の情報は利用できません。
Oracle HTTP Serverのリスナー・ポート(SSLおよび非SSL)は、インストール後に変更できます。ポートを変更した場合は、新規ポート番号を使用するように他のコンポーネントも更新する必要があります。
サーバーを、複数のポート、選択したアドレスまたはその組合せをリスニングするように指定できます。Listenディレクティブを使用して、リスナーのポートとアドレスを指定します。Listenディレクティブは、httpd.confファイルのGlobal Environmentセクションにあります。複数のListen
ディレクティブを使用して、複数のポートでリスニングできます。
次に例を示します。
次のディレクティブを使用して、サーバーとネットワークの相互作用を指定します。これらのディレクティブは、httpd.conf
ファイルのGlobal Environmentセクションにあります。
ペンディング接続のキューの最大長を指定します。サーバーでTCP
SYN
オーバーロードが発生し、多数の新規接続がオープンされているがタスクが完了しない場合に、このディレクティブが役立ちます。
TCP
バッファのサイズを指定のバイト数まで増やしてパフォーマンスを改善します。
サーバーの、次の最大待機時間を秒単位で設定します。
デフォルトは300秒です。
次のディレクティブを使用して、サーバーによる永続的な接続の処理方法を決定します。これらのディレクティブは、httpd.confファイルのGlobal Environmentセクションにあります。
このディレクティブを「On」に設定すると、HTTP 1.1 KeepAliveのサポートが有効になり、1つのクライアントからの複数のHTTPリクエストに対して同じTCP接続を再利用できます。
サーバーがKeepAlive接続をクローズする前に、後続のリクエストを待機する秒数を設定します。リクエストが受信されると、TimeOutディレクティブで指定したタイムアウト値が適用されます。デフォルトは15秒です。
KeepAliveが「On」になっているときの、接続ごとの許容リクエスト数を制限します。「0」に設定すると、許容リクエスト数は無制限となります。デフォルトは100です。
デフォルトでは、Oracle HTTP ServerのServerNameディレクティブで設定されているローカル・ホスト名を使用してOracle Application Serverがインストールされます。ほとんどのWebサイトが、Webサーバーまたはアプリケーション・サーバー用に特定のホスト名またはドメイン名を使用する傾向があります。ただし、ServerName
ディレクティブを使用すると、Oracle HTTP Serverがローカル・ホストを使用してインスタンス化されるため、そのままでは不可能です。
ドメイン名: www.oracle.com:80 123.456.7.8
(リバース・プロキシ、ロード・バランサまたはファイアウォール上に置かれる)
Oracle Application Serverホストのホスト名: server.oracle.com 123.456.7.9
Oracle Application Serverホストのサーバー名およびポート: server.oracle.com:7777
httpd.conf
ファイルに次の変更を加えます。
Port 80 Listen 7777 Listen 80 # Virtual Hosts # This section is mandatory for URLs that are generated by # the PL/SQL packages of the Oracle Portal and various other components # These entries dictate that the server should listen on port # 7777, but will assert that it is using port 80, so that # self-referential URLs generated specify www.oracle.com:80 # This will create URLs that are valid for the browser since # the browser does not directly see the host server.oracle.com. NameVirtualHost 123.456.7.9:7777 <VirtualHost server.oracle.com:7777> ServerName www.oracle.com Port 80 </VirtualHost> # Since the previous virtual host entry will cause all links # generated by the Oracle Portal to use port 80, the server.company.com # server needs to listen on 80 as well since the Parallel Page # Engine will make connection requests to Port 80 to request the # portlets. NameVirtualHost 123.456.7.9:80 <VirtualHost server.oracle.com:80> ServerName www.oracle.com Port 80 <VirtualHost>
|
Copyright © 2007 Oracle Corporation. All Rights Reserved. |
|