Oracle Containers for J2EE構成および管理ガイド 10g(10.1.3.1.0) B31849-01 |
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OC4Jにはadmin_client.jar
というコマンドライン・ユーティリティが用意されています。このユーティリティを使用すると、Oracle Application Serverのクラスタ化された環境およびスタンドアロンOC4JサーバーのアクティブなOC4Jインスタンスで構成、管理およびデプロイ・タスクを実行できます。また、admin_client.jar
を使用して、OC4Jインスタンスやインスタンスのグループを再起動または停止することも可能です。
admin_client.jar
ユーティリティは、リモートで操作を実行する管理クライアントの一部でもあり、Oracle Application Server 10gリリース3(10.1.3.1.0)のCompanion CDから、またはOracle Technology Networkからダウンロードして入手できます。
特定のOC4Jインスタンスで操作を実行することも、グループ内のすべてのOC4Jインスタンスで同時に操作を実行することも可能です。Oracle Application Server 10gリリース3(10.1.3.1.0)では、グループは同じクラスタ・トポロジ(2つ以上の粗結合のOracle Application Serverノード)に属するOC4Jインスタンスの同期セットです。admin_client.jar
コマンドライン・ユーティリティを使用すると、OC4Jインスタンスまたはクラスタ内のインスタンスのグループで次の操作を実行できます。
Application Server ControlコンソールまたはOC4J Antタスクを使用して類似の操作を実行できます。詳細は、『Oracle Containers for J2EEデプロイメント・ガイド』に記載されている、Application Server Controlコンソールを使用したデプロイに関する項またはOC4J Antタスクを使用したデプロイに関する項を参照してください。
この章の内容は次のとおりです。
admin_client.jar
ユーティリティは、各OC4JインスタンスのORACLE_HOME
/j2ee/
instance
ディレクトリにデフォルトでインストールされます。これは、OC4Jで操作を実行する際に推奨されるコマンドライン・ツールです。このユーティリティはリモートで操作を実行する管理クライアントの一部でもあり、Oracle Application Server 10gリリース3(10.1.3.1.0)のCompanion CDから、またはOracle Technology Networkからダウンロードして入手できます。
OC4Jインスタンスでこのユーティリティを使用して操作を実行するには、インスタンスを起動する必要があります。
この項の内容は次のとおりです。
admin_client.jar
ユーティリティは、次の構文を使用します。
java -jar admin_client.jar uri adminId adminPassword command
コマンドラインで渡される主要なパラメータは、uri
です。これは、指定された1つ以上のコマンドのターゲットを指定します。URIの構文は、ターゲットとなるインスタンスによって異なります。このURIの書式は、次の項を参照してください。
OC4J管理ユーザー名およびパスワードもユーティリティに渡されます。デフォルトの管理者アカウントのユーザー名はoc4jadmin
です。
たとえば、次のコマンドは、petstore
アプリケーションを起動します。このアプリケーションは、クラスタのメンバーであるnode1
上のoc4j_2
という名前のOC4Jインスタンスにインストールされています。
java -jar admin_client.jar deployer:oc4j:opmn://node1.company.com/oc4j_2 oc4jadmin password -application petstore -start
図6-1に、クラスタ内のOracle Application Serverインスタンスの1つであるOC4J_home
という名前のOC4Jインスタンスから実行するよう構成されている4つのプロセスを示します。
次のURIを使用して、グループ内のすべてのOC4Jインスタンスをターゲットとして指定します。グループは、同じクラスタ・トポロジに属するOC4Jインスタンスの同期セットです。グループのすべてのOC4Jインスタンスで、構成、管理およびデプロイ操作を同時に実行できます。たとえば、Oracle Application Serverクラスタ内のoc4j_soa
という名前のグループに属するすべてのOC4Jインスタンスを同時に停止できます。
URIはOPMNベースのクラスタリング・フレームワークを使用します。このフレームワークでは、クラスタ・ノード同士が相互に認識しています。クラスタ内の任意のOracle Application Serverノードに対するホスト名と必要に応じてOPMNリクエスト・ポートを指定するだけで、アプリケーションはクラスタ内のその他すべてのノードに対するホスト名およびOPMNポートを取得できます。
URIの構文は次のとおりです。
deployer:cluster:[rmis]:opmn://opmnHost[:opmnPort]/groupName
次に例を示します。
deployer:cluster:opmn://node1.company.com/oc4j_soa
次のURI構文を使用して、特定のOPMN管理のOC4Jインスタンス(クラスタ内のインスタンスなど)をターゲットとします。接頭辞では、cluster
がoc4j
に置き換えられます。
インスタンスのホストとなるOracle Application Serverノードのホスト名を指定します。ノードのホスト名またはポートが不明な場合は、クラスタ内の別のノードのホスト名とOracle Application Serverインスタンスの名前を指定できます。アプリケーションは、OPMNクラスタリング・フレームワークを使用してOracle Application Serverインスタンスのホストとなるノードを探し出します。
URIの構文は次のとおりです。
deployer:oc4j:[rmis]:opmn://host[:opmnPort]/[iASInstanceName]/oc4jInstanceName
次に例を示します。
deployer:oc4j:opmn://server.company.com:6004/instance2/home
次のURIのいずれかを使用して、スタンドアロンOC4Jサーバー・インスタンスをターゲットとします。
RMIを使用する場合は、次のようにしてURIを指定します。
deployer:oc4j:host:rmiPort
ORMI over SSL(ORMIS)を使用する場合は、次のようにしてURIを指定します。
deployer:oc4j:rmis:host:ormisPort
次に例を示します。
deployer:oc4j:myserver:23791 deployer:oc4j:rmis:myserver:23943
URIは、-validateURI
コマンドを使用して検証できます。
java -jar admin_client.jar uri adminId adminPassword -validateURI
次に例を示します。
java -jar admin_client.jar deployer:cluster:opmn://node1.company.com/default_group oc4jadmin password -validateURI
管理クライアントのディストリビューションには、admin_client.jar
コマンドライン・ユーティリティが含まれています。このユーティリティはOC4JまたはOracle Application Serverターゲットに接続し、一連のライフサイクル、デプロイおよびリソース構成の操作を実行できます。
リモート・システムでOracle Application Serverインスタンスに対して通常の操作を実行する必要があるとします。たとえばリモート・システムに、デプロイ操作、またはアプリケーション固有またはサーバーのJMX MBeansの管理目的での問合せや操作など、自動化された作成またはテスト・プロセスが複数あるとします。または、リモート・システムで、構成およびデプロイ操作の本番セットに対して定期的にスケジュールされたテストを実行するとします。管理クライアント・ディストリビューションを使用してこれを実行すれば、リモート・システムに完全なOC4JまたはOracle Application Serverインストールを用意する必要がなくなります。
Oracle Application Server 10gリリース3(10.1.3.x)の別のディストリビューションである管理クライアントは、Oracle Technology Networkからダウンロードできます。また、Oracle Application ServerのCompanion CDにも含まれています。oc4j_admin_client_101310.zip
ファイルには、OC4Jインスタンスのリモートからの管理に必要なものがすべて含まれています。
admin_client.jar
ユーティリティ
管理クライアント・ディストリビューションを開始するには、次のようにします。
oc4j_admin_client_101310.zip
をダウンロードします。
http://download.oracle.com/otn/java/oc4j/10131/oc4j_admin_client_101310.zip
oc4j_admin_client_101310.zip
のコンテンツをローカル・ディレクトリに解凍します。次に例を示します。
>mkdir oc4j_admin_client >cd oc4j_admin_client >jar xvf d:¥software¥oc4j_admin_client_101310.zip
その結果、ディレクトリ構造は次のようになります。
¥j2ee ¥home oc4jclient.jar admin_client.jar ¥lib ejb.jar mail.jar adminclient.jar javax88.jar javax77.jar jmx_remote_api.jar jmxri.jar ¥lib xmlparserv2.jar dms.jar ¥opmn ¥lib optic.jar ¥jlib oraclepki.jar ojpse.jar
次のURIでは、個々のOC4Jターゲットに異なるパターンが使用されます。
admin_client.jar
を1つ以上のターゲットOC4Jインスタンスに接続し、接続をテストします。次に例を示します。
>cd j2ee¥home >java -jar admin_client.jar deployer:oc4j:opmn://test-cycle.oracle.com/testunit oc4jadmin welcome1 -validateURI URI deployer:oc4j:opmn://test-cycle.oracle.com/testunit is valid and connected
admin_client.jar
コマンドのオンライン・ヘルプ・テキストをコンソールに出力するには、-help
とコマンドラインに入力するだけです。次に例を示します。
java -jar admin_client.jar -help
特定のコマンドの詳細なヘルプを表示するには、-usage
の後に続けてコマンド識別子を入力します。次に例を示します。
java -jar admin_client.jar -usage [command]
admin_client.jar
の実行中に発生するエラーのトラブルシューティングを支援するために、このツールを実行する際にJavaロギングを有効にできます。ログ・メッセージはコンソールに出力されます。
ロギングを有効にするには、次のようにします。
logging.properties
ファイルを作成します。
oracle.oc4j.admin.jmx.client.CoreRemoteMBeanServer.level=INFO
このファイルをORACLE_HOME
/j2ee/
instance
以外の場所に作成する場合は、後述のコマンドでファイルへのパスを指定する必要があります。
-Djava.util.logging.config.file=logging.properties
をadmin_client.jar
コマンドラインに設定します。
java -Djava.util.logging.config.file=logging.properties -jar admin_client.jar uri adminId adminPassword command
logging.properties
ファイルの値には、表6-4のJavaログ・レベル値のいずれかを設定できます。
次に例を示します。
oracle.oc4j.admin.jmx.client.CoreRemoteMBeanServer.level=FINE
admin_client.jar
ユーティリティを使用すると、アプリケーション(EAR)、スタンドアロンWebモジュール(WAR)またはスタンドアロン・リソース・アダプタ(RAR)を特定のOC4Jインスタンスまたはクラスタ内のインスタンスのグループにデプロイできます。
この項の内容は次のとおりです。
-deploy
コマンドを使用して、EARファイルとしてパッケージされたJ2EEアプリケーションをデプロイまたは再デプロイします。EAR固有の構文は次のとおりです。
java -jar admin_client.jar uri adminId adminPassword -deploy -file path/filename -deploymentName appName [-bindAllWebApps [webSiteName]] [-targetPath path] [-parent appName] [-deploymentDirectory path] [-enableIIOP] [-iiopClientJar path/filename] [-deploymentPlan path/filename] [-removeArchive]
-bindAllWebApps
サブスイッチを指定して、EAR内のすべてのWebモジュールをそのアクセスに使用されるWebサイトにバインドすることをお薦めします。Webサイトを指定しない場合、モジュールはデフォルトWebサイトにバインドされます。
たとえば、次のコマンドは、クラスタ内のグループdefault_group
に属するすべてのOC4Jインスタンスに、utility
アプリケーションをデプロイします。アプリケーション内のすべてのWebモジュールは、デフォルトWebサイトにバインドされます。
java -jar admin_client.jar deployer:cluster:opmn://node1.company.com/default_group oc4jadmin password -deploy -file C:/dev/utility.ear -deploymentName utility -bindAllWebApps
サブスイッチ | 説明 |
---|---|
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必須。デプロイするEARファイルのパスおよびファイル名。 |
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必須。ユーザー定義のアプリケーションのデプロイ名。OC4J内でアプリケーションを識別する際に使用されます。 |
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任意。すべてのWebモジュールを指定されたWebサイトにバインドします。何も指定されない場合は、デフォルトWebサイトにバインドします。指定しない場合は、「単一のWebサイトへの全Webモジュールのバインド」で説明している
必要に応じて、 |
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任意。EARのデプロイ先となるディレクトリ。指定しない場合、EARは また、デプロイ済EARファイルもこのディレクトリにコピーされます。後続のデプロイのたびに、このEARファイルは上書きされます。 |
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任意。このアプリケーションの親アプリケーション。デフォルトは、 |
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任意。アプリケーションに適用するデプロイ・プランのパスおよびファイル名。プランは、前回のデプロイ時にXMLファイルとして保存されています。ファイルは、ローカル・ホスト上に存在する必要があります。 |
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任意。OC4J固有のデプロイメント・ディスクリプタおよび生成済ファイル(コンパイル済JSPクラスやEJBラッパー・クラスなど)が格納されるディレクトリ。
デフォルトのディレクトリは、 |
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任意。クラスタ内の各OC4Jインスタンスに順々にアーカイブをデプロイする場合に指定します。リクエストは、EARをデプロイ中のインスタンスにはルーティングされません。 指定しない場合、アーカイブはデフォルトで同時にすべてのインスタンスにデプロイされます。 このオプションは、クラスタ化された環境でのみ有効です。スタンドアロンOC4Jでは無効です。 |
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任意。OC4JサーバーでIIOPクライアント・スタブを生成する場合に指定します。
すべてのEJBモジュールに対して生成されるアプリケーション・レベルのスタブは、
この機能を使用するには、OC4Jの起動時に |
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任意。IIOPクライアント・スタブの出力先となるJARのパスおよびファイル名。
すべてのEJBモジュールに対して生成されるアプリケーション・レベルのスタブは、
また、各EJBモジュールに対するスタブは、
この機能を使用するには、OC4Jの起動時に |
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任意。デプロイ後にサーバーのファイル・システムから削除するEARファイルを指定します。 |
次の例では、リモート・クライアントからOracle Application Serverの特定のOC4JインスタンスにEARをデプロイする方法を示します。
cd j2ee/home >java -jar admin_client.jar deployer:oc4j:opmn://test-cycle.oracle.com/testunit oc4jadmin welcome1 -deploy -file d:¥temp¥rupg¥testru.ear -deploymentName testru -bindAllWebApps 06/06/20 17:00:16 Notification ==>Uploading file testru.ear ... 06/06/20 17:00:18 Notification ==>Application Deployer for testru STARTS. 06/06/20 17:00:19 Notification ==>Copy the archive to /scratch/sbutton/m1_060618/j2ee/admin/applications/testru.ear 06/06/20 17:00:19 Notification ==>Initialize /scratch/sbutton/m1_060618/j2ee/admin/applications/testru.ear begins... 06/06/20 17:00:19 Notification ==>Unpacking testru.ear 06/06/20 17:00:20 Notification ==>Done unpacking testru.ear 06/06/20 17:00:20 Notification ==>Unpacking testru-web.war 06/06/20 17:00:20 Notification ==>Done unpacking testru-web.war 06/06/20 17:00:20 Notification ==>Initialize /scratch/sbutton/m1_060618/j2ee/admin/applications/testru.ear ends... 06/06/20 17:00:20 Notification ==>Starting application : testru 06/06/20 17:00:20 Notification ==>Initializing ClassLoader(s) 06/06/20 17:00:20 Notification ==>Initializing EJB container 06/06/20 17:00:20 Notification ==>Loading connector(s) 06/06/20 17:00:20 Notification ==>Starting up resource adapters 06/06/20 17:00:20 Notification ==>Initializing EJB sessions 06/06/20 17:00:20 Notification ==>Committing ClassLoader(s) 06/06/20 17:00:20 Notification ==>Initialize testru-web begins... 06/06/20 17:00:20 Notification ==>Initialize testru-web ends... 06/06/20 17:00:21 Notification ==>Started application : testru 06/06/20 17:00:21 Notification ==>Binding web application(s) to site default-web-site begins... 06/06/20 17:00:21 Notification ==>Binding testru-web web-module for application testru to site default-web-site under context root /testru 06/06/20 17:00:22 Notification ==>Binding web application(s) to site default-web-site ends... 06/06/20 17:00:22 Notification ==>Application Deployer for testru COMPLETES. Operation time: 3785 msecs
-deploy
コマンドを使用して、WARファイルとしてパッケージされたスタンドアロンWebモジュールをデプロイまたは再デプロイします。
WAR固有の構文は次のとおりです。
java -jar admin_client.jar uri adminId adminPassword -deploy -file path/filename -deploymentName appName [-bindAllWebApps [webSiteName]] [-targetPath path] [-parent appName] [-deploymentDirectory path] [-contextRoot context] [-removeArchive]
WARは、まだWebモジュール・コンポーネントがない別のデプロイ済アプリケーションの子として指定できます。指定しない場合は、default
アプリケーションにデプロイされます。
WARは、すでにWebモジュールが存在するアプリケーションの子としてはデプロイできません。つまり、acme
アプリケーションにすでにacme-web.war
がある場合、そのアプリケーションには追加のWARファイルをデプロイできません。かわりに、アプリケーションのEARファイルにWARを再パッケージし、そのアプリケーションを再デプロイします。
次のコマンドは、node1
がメンバーであるクラスタ内のdefault_group
に属するすべてのOC4Jインスタンスのdefault
アプリケーションに、スタンドアロンacme-web.war
Webモジュールをデプロイします。-bindAllWebApps
サブスイッチが指定されていますが、バインド先のWebサイトが指定されていないため、モジュールはデフォルトWebサイトにバインドされます。
java -jar admin_client.jar deployer:cluster:opmn://node1.company.com/default_group oc4jadmin password -deploy -file C:/dev/acme-web.war -deploymentName utility -bindAllWebApps -parent default
-deploy
コマンドを使用して、RARファイルとしてパッケージされたJavaコネクタ・アーキテクチャに準拠するリソース・アダプタをデプロイまたは再デプロイします。デフォルトでは、リソース・アダプタはORACLE_HOME
/j2ee/
instance
/connectors
ディレクトリにデプロイされます。
スタンドアロンRARの再デプロイまたはアンデプロイでは、default
アプリケーションを再起動する必要はありません。
RAR固有の構文は次のとおりです。
java -jar admin_client.jar uriadminId
adminPassword
-deploy -filepath/filename
-deploymentNameconnectorName
[-nativePathLibpath
] [-grantAllPermissions] [-removeArchive]
次のコマンドは、クラスタ内のdefault_group
に属するすべてのOC4Jインスタンスにacme-rar.rar
モジュールをデプロイします。
java -jar admin_client.jar deployer:cluster:opmn://node1.company.com/default_group oc4jadmin password -deploy -file /dev/acme-rar.rar -deploymentName acme-rar -grantAllPermissions -removeArchive
詳細は、『Oracle Containers for J2EEデプロイメント・ガイド』の「リソース・アダプタのデプロイ」を参照してください。
admin_client.jar
コマンドラインのデプロイ・コマンドを含むスクリプト・ファイルを指定できます。-script
コマンドでファイルを指定すると、admin_client.jar
によりデプロイメント・マネージャへの1つの接続のみでコマンドのリストを実行できます。バッチ・デプロイの構文は次のとおりです。
java -jar admin_client.jar uri adminId adminPassword -script filename
スクリプト・ファイルfilename
には、この例のように複数の行が含まれます。
-deploy -file /scratch/rpan/apps/hello-planet.ear -deploymentName hello-planet -bindWebApp -appName hello-planet -webModuleName hello-planet-web -stop hello-planet -start hello-planet -redeploy -file /scratch/rpan/apps/hello-planet.ear -deploymentName hello-planet -bindAllWebApps -undeploy hello-planet -validateURI
インストールのスクリプトまたはログを参照し、既存のコンフィギュレーション・アシスタントによって使用される関連行を抽出することで、バッチ・モードに変換できます。
OC4Jにデプロイされた各Webモジュールは、そのアクセスに使用されるWebサイトにバインドする必要があります。
通常、EAR内のWARファイルとしてパッケージされたWebモジュールは、-deploy
コマンドで-bindAllWebApps
サブスイッチを使用して、EARのデプロイ時にバインドします。しかし、EARのデプロイ時に-bindAllWebApps
サブスイッチを指定しなかった場合は、次の各項で説明するように、デプロイ後にモジュールをWebサイトにバインドできます。
-bindAllWebApps
コマンドを使用して、J2EEアプリケーション内のすべてのWebモジュールを同じWebサイトにバインドするか、デフォルトでdefault-web-site
にバインドします。このコマンドの構文は次のとおりです。
java -jar admin_client.jar uri
adminId adminPassword -bindAllWebApps
-appName appName -webSiteName siteName
サブスイッチ | 説明 |
---|---|
|
必須。デプロイ時に指定された親アプリケーションの名前。 |
|
任意。Webモジュールのバインド先となるWebサイトを示す |
-bindWebApp
コマンドを使用して、J2EEアプリケーション内の単一のWebモジュールを特定のWebサイトにバインドするか、デフォルトでdefault-web-site
にバインドします。また、必要に応じて、モジュールへのアクセスに使用されるコンテキスト・ルートを設定することもできます。
構文は次のとおりです。
java -jar admin_client.jar uri adminId adminPassword -bindWebApp -appName appName -webModuleName moduleName -webSiteName siteName -contextRoot contextRoot
-redeploy
コマンドを使用して、すでにデプロイされたアーカイブを再デプロイできます。
この操作は、アプリケーションが稼働中の場合はそのアプリケーションを停止した後にアーカイブをアンデプロイして、正常な再デプロイを実行します。その後、アプリケーションのデプロイおよび再起動を実行します。一方、-deploy
コマンドによるアーカイブの再デプロイは、アプリケーションを停止せず、単にアンデプロイおよび再デプロイした後に再起動します。
構文は次のとおりです。
java -jar admin_client.jar uri adminId adminPassword -redeploy -file path/filename -deploymentName appName [-keepSettings] [-sequential] -removeArchive
-undeploy
コマンドは、次の各項で説明するように、アプリケーションまたはスタンドアロンWebモジュール、スタンドアロン・コネクタ・モジュールをターゲットOC4Jインスタンスから削除します。
EARまたはスタンドアロンWebモジュールをアンデプロイすると、OC4Jランタイムから削除されます。既存のWebサイトのバインディングも同様に削除されます。
EARまたはスタンドアロンWARのアンデプロイの構文は次のとおりです。アプリケーションまたはモジュールの名前を指定する必要があります。
java -jar admin_client.jar uri adminId adminPassword -undeploy appName
スタンドアロンRARのアンデプロイの構文は次のとおりです。-isConnector
サブスイッチをコネクタ名とともに指定する必要があります。
java -jar admin_client.jar uri adminId adminPassword -undeploy connectorName -isConnector
スタンドアロンRARのアンデプロイでは、default
アプリケーションを再起動する必要はありません。
-updateEJBModule
コマンドは、OC4Jインスタンスまたはクラスタ内のインスタンスのグループで稼働中のアプリケーションにおいて、EJBモジュールの増分的または部分的な再デプロイを実行します。この機能により、モジュール全体の再デプロイを必要とせずに、EJB JAR内の変更されたBeanのみを再デプロイできます。
デプロイ済のEJBモジュールで変更されたクラスを更新する構文は、次のとおりです。EJB JARが構成するアプリケーションの名前を指定する必要があります。スタンドアロンEJBモジュールを更新する場合は、default
アプリケーションを指定します。
java -jar admin_client.jar uri adminId adminPassword -updateEJBModule -appName appName -ejbModuleName ejbJarName -file path/ejbJarName
次に例を示します。
java -jar admin_client.jar deployer:cluster:opmn://node1.company.com/default_group oc4jadmin password -updateEJBModule -appName petstore -ejbModuleName customerEjb.jar -file build/customerEjb.jar
オプション | 説明 |
---|---|
|
必須。EJBが構成するアプリケーションの名前。スタンドアロンEJBモジュールを更新する場合は、 |
|
必須。 |
|
必須。更新されたEJB JARのパスおよびファイル名。 |
admin_client.jar
ユーティリティを使用すると、次の項で説明するように、OC4Jインスタンスまたはクラスタ内のインスタンスのグループで共有ライブラリの作成および管理を実行できます。
-publishSharedLibrary
コマンドを使用すると、特定のOC4Jインスタンスまたはクラスタ内のインスタンスのグループに共有ライブラリのディレクトリ構造を作成し、ライブラリを構成するバイナリをその中にインストールできます。共有ライブラリは、各OC4JインスタンスのORACLE_HOME
/j2ee/
instance
/shared-lib
ディレクトリに作成されます。
また、このコマンドは、各OC4Jインスタンスのserver.xml
ファイルの<shared-library>
要素内に共有ライブラリを宣言し、アプリケーションで使用できるようにします。
共有ライブラリのインストールの構文は次のとおりです。複数のコード・ソース(共有ライブラリを構成するバイナリ)のパスおよびファイル名は、それぞれを空白で区切って指定できます。
java -jar admin_client.jar uri adminId adminPassword -publishSharedLibrary -name libName -version libVersion [-parentName parentLibName] [-parentVersion parentLibVersion] [-installCodeSources path [path ...]] [-addCodeSources path [path ...]] [-imports sharedLibName [:min-version][,max-version] [sharedLibName ...]]
次のコマンドは、クラスタ内のOC4Jインスタンス(default_group
のすべてのメンバー)のグループにacme.common:2.5
共有ライブラリをデプロイします。
java -jar admin_client.jar deployer:cluster:opmn://server.company.com:6004/default_group oc4jadmin password -publishSharedLibrary -name acme.common -version 2.5 -installCodeSources /myserver/tmp/acme-apis.jar /myserver/tmp/acmeImpl.jar
ターゲットOC4Jサーバー内の結果のディレクトリ構造は、次のとおりです。
ORACLE_HOME/j2ee/home/shared-lib /acme.common /2.5 acme-apis.jar acmeImpl.jar
-modifySharedLibrary
コマンドを使用すると、既存の共有ライブラリの内容を変更できます。また、このコマンドは、各OC4Jインスタンスのserver.xml
ファイル内にある共有ライブラリ定義を更新します。
既存の共有ライブラリを変更する構文は次のとおりです。複数のコード・ソース(共有ライブラリを構成するバイナリ)のパスおよびファイル名は、それぞれを空白で区切って指定できます。
java -jar admin_client.jar uri adminId adminPassword -modifySharedLibrary -name libName -version libVersion [-installCodeSources path [path ...]] [-addCodeSources path [path ...]] [-removeCodeSources path [path ...]] [-addImports sharedLibName[:min-version][,max-version] [sharedLibName ...]] [-removeImports sharedLibName[:min-version][,max-version] [sharedLibName ...]]
次のコマンドは、acme.common:2.5
共有ライブラリを更新します。
java -jar admin_client.jar deployer:cluster:opmn://server.company.com:6004/default_group oc4jadmin password -modifySharedLibrary -name acme.common -version 2.5 -addCodeSources /myserver/tmp/acme-helpers.jar
-describeSharedLibrary
コマンドを使用して、指定された共有ライブラリを構成するコード・ソースとインポート済共有ライブラリを表示します。構文は次のとおりです。
java -jar admin_client.jar uri adminId adminPassword -describeSharedLibrary -name libName -version libVersion
サブスイッチ | 説明 |
---|---|
|
必須。共有ライブラリの名前。 |
|
必須。共有ライブラリのバージョン番号。 |
-listSharedLibraries
コマンドを使用して、1つ以上のターゲットOC4Jインスタンスに定義されているすべての共有ライブラリのリストを出力します。構文は次のとおりです。
java -jar admin_client.jar uri adminId adminPassword -listSharedLibraries
-removeSharedLibrary
コマンドを使用して、1つ以上のターゲットOC4Jインスタンスから共有ライブラリを削除します。構文は次のとおりです。
java -jar admin_client.jar uri adminId adminPassword -removeSharedLibrary -name libName -version libVersion
サブスイッチ | 説明 |
---|---|
|
必須。削除する共有ライブラリの名前。 |
|
必須。削除する共有ライブラリのバージョン番号。 |
admin_client.jar
ユーティリティを使用すると、特定のOC4Jインスタンスで、またはクラスタ内のインスタンスのグループでアプリケーションおよびその子アプリケーションを起動、再起動または停止できます。アプリケーション内のファイルが変更されている場合、アプリケーションは起動時に自動的に再デプロイされます。
これらのコマンドを使用してApplication Server Controlコンソール(ascontrol
)を停止および起動することもできます。
構文は次のとおりです。
java -jar admin_client.jar uri adminId adminPassword -start|-stop appName
次の例では、クラスタ内のnode2
でascontrol
アプリケーションを停止しています。
java -jar admin_client.jar deployer:oc4j:opmn://node2.company.com:6004/home oc4jadmin password -stop ascontrol
admin_client.jar
ユーティリティを使用すると、スタンドアロンOC4Jサーバー、管理環境下にある特定のOC4Jインスタンス、またはクラスタ内のインスタンスのグループを停止できます。-shutdown
コマンドは、指定された1つ以上のOC4Jインスタンスを停止します。OPMN管理のインスタンスの場合には、停止されることがOPMNに通知されます。-restart
コマンドは、指定された1つ以上のインスタンスを再起動します。
次の各項では、これらのコマンドの構文および例を示します。
次に示すように、admin_client.jar
の-restart
コマンドラインを使用すると、OC4Jインスタンスまたはクラスタ内のインスタンスのグループを再起動できます。
java -jar admin_client.jar uri adminId adminPassword -restart
たとえば、次のコマンドは、スタンドアロンOC4Jサーバーを再起動します。
java -jar admin_client.jar deployer:oc4j:localhost oc4jadmin password -restart
次のコマンドは、クラスタ・トポロジ内の各Oracle Application Serverのdefault_group
のメンバーであるすべてのOC4Jインスタンスを再起動します。
java -jar admin_client.jar deployer:cluster:opmn://node1.company.com/default_group oc4jadmin password -restart
次に示すように、admin_client.jar
の-shutdown
コマンドを使用すると、OC4Jインスタンスまたはクラスタ内のインスタンスのグループを停止できます。
java -jar admin_client.jar uri adminId adminPassword -shutdown
たとえば、次のコマンドは、スタンドアロンOC4Jサーバーを停止します。
java -jar admin_client.jar deployer:oc4j:localhost oc4jadmin password -shutdown
このコマンドは、ホスト・マシンが接続されていないかのように、すべてのスレッドを即座に終了させてOC4Jサーバー全体を停止します。このコマンドを使用すると、クラスタ化されたアプリケーションの現在の状態はレプリケートされません。
次のコマンドは、Oracle Application Server管理の環境の指定されたOC4Jインスタンスを停止します。
java -jar admin_client.jar deployer:oc4j:opmn://localhost/home oc4jadmin password -shutdown
次のコマンドは、クラスタ・トポロジ内の各Oracle Application Serverのdefault_group
のメンバーであるすべてのOC4Jインスタンスを停止します。
java -jar admin_client.jar deployer:cluster:opmn://node1.company.com/default_group oc4jadmin password -shutdown
これらのコマンドは指定された1つ以上のインスタンスを停止し、すべてのスレッドを即時に終了します。-shutdown
コマンドを使用すると、クラスタ化されたアプリケーションの現在の状態はレプリケートされません。OPMN管理の各OC4Jインスタンスでは、OPMNが再起動を試行しないように、サーバーを故意に停止中であることがadmin_client.jar
によりOPMNに通知されます。
admin_client.jar
ユーティリティを使用すると、次の各項で説明するように、OC4Jインスタンスまたはクラスタ内のインスタンスのグループでデータソースを管理できます。
admin_client.jar
ユーティリティを使用すると、次の各項で説明するように、OC4Jインスタンスまたはクラスタ内のインスタンスのグループでデータソース接続プールを追加、テストおよび削除できます。
-addDataSourceConectionPool
コマンドを使用すると、OC4Jインスタンスまたはクラスタ内のグループの各OC4Jインスタンスでアプリケーションのデータソース接続プールを追加できます。
データソース接続プールを追加する構文は次のとおりです。
java -jar admin_client.jar uri adminId adminPassword -addDataSourceConectionPool -applicationName applicationName -name name -factoryClass factoryClass -user user -password password -url url [-factoryProperties name1 value1 [name2 value2 [...]]]
次に例を示します。
java -jar admin_client.jar deployer:oc4j:localhost oc4jadmin welcome1 -addDataSourceConectionPool -applicationName default -name ScottConnectionPool -factoryClass oracle.jdbc.pool.OracleDataSource -user scott -password tiger -url jdbc:oracle:thin:@localhost:1521:xe
-testDataSourceConnectionPool
コマンドを使用すると、OC4Jインスタンスまたはクラスタ内のグループの各OC4Jインスタンスでデータソース接続プールへのアプリケーションの接続をテストできます。
データソース接続プールへの接続をテストする構文は次のとおりです。
java -jar admin_client.jar uri adminId adminPassword -testDataSourceConnectionPool -connectionPoolName connectionPoolName -sqlStatement sqlStatement [-applicationName applicationName] [-user user] [-password password]
次に例を示します。
java -jar admin_client.jar deployer:oc4j:localhost oc4jadmin welcome1 -testDataSourceConnectionPool -sqlStatement "select * from dual" -applicationName default -connectionPoolName ScottConnectionPool
-removeDataSourceConnectionPool
コマンドを使用すると、OC4Jインスタンスまたはクラスタ内のグループの各OC4Jインスタンスでアプリケーションからデータソース接続プールを削除できます。データソース接続プールを削除する構文は次のとおりです。
java -jar admin_client.jar uri adminId adminPassword -removeDataSourceConnectionPool -name name [-applicationName applicationName]
次に例を示します。
java -jar admin_client.jar deployer:oc4j:localhost oc4jadmin welcome1 -removeDataSourceConnectionPool -name ScottConnectionPool -applicationName default
サブスイッチ | 説明 |
---|---|
|
必須。接続プールの名前。 |
|
任意。データソース接続プールを削除するアプリケーションの名前。 |
admin_client.jar
ユーティリティを使用すると、次の各項で説明するように、OC4Jインスタンスまたはクラスタ内のインスタンスのグループでデータソースを追加、テストおよび削除できます。
-addManagedDataSource
コマンドを使用すると、OC4Jインスタンスまたはクラスタ内のグループの各OC4Jインスタンスでアプリケーションのマネージド・データソースを追加できます。マネージド・データソースを追加する構文は次のとおりです。
java -jar admin_client.jar uri adminId adminPassword -addManagedDataSource -applicationName applicationName -dataSourceName dataSourceName -jndiLocation jndiLocation -connectionPoolName connectionPoolName [-user user] [-password password] [-loginTimeout loginTimeout] [-txLevel txLevel] [-dbSchema dbSchema] [-manageLocalTransactions true|false]
次に例を示します。
java -jar admin_client.jar deployer:oc4j:localhost oc4jadmin welcome1 -addManagedDataSource -applicationName default -dataSourceName ScottDataSource -jndiLocation jdbc/ScottDataSource -connectionPoolName ScottConnectionPool
-removeManagedDataSource
コマンドを使用すると、OC4Jインスタンスまたはクラスタ内のグループの各OC4Jインスタンスでアプリケーションからマネージド・データソースを削除できます。マネージド・データソースを削除する構文は次のとおりです。
java -jar admin_client.jar uri adminId adminPassword -removeManagedDataSource -dataSourceName dataSourceName [-applicationName applicationName]
次に例を示します。
java -jar admin_client.jar deployer:oc4j:localhost oc4jadmin welcome1 -removeManagedDataSource -dataSourceName ScottDataSource -applicationName default
サブスイッチ | 説明 |
---|---|
|
必須。削除するデータソースの名前。 |
|
任意。データソースを削除するアプリケーションの名前。 |
-addNativeDataSource
コマンドを使用すると、OC4Jインスタンスまたはクラスタ内のグループの各OC4Jインスタンスでアプリケーションのネイティブ・データソースを追加できます。ネイティブ・データソースを追加する構文は次のとおりです。
java -jar admin_client.jar uri adminId adminPassword -addNativeDataSource -dataSourceName dataSourceName -user user -password password -jndiLocation jndiLocation -loginTimeout loginTimeout -dataSourceClass dataSourceClass -url url [-applicationName applicationName] [-properties name1 value1 [name2 value2 [...]]]
次に例を示します。
java -jar admin_client.jar deployer:oc4j:localhost oc4jadmin welcome1 -addNativeDataSource -dataSourceName ScottDataSource -user scott -password tiger -jndiLocation jdbc/ScottNativeDataSource -loginTimeout 5 -dataSourceClass com.acme.DataSourceImpl -url jdbc:oracle:thin:@localhost:1521:xe
-removeNativeDataSource
コマンドを使用すると、OC4Jインスタンスまたはクラスタ内のグループの各OC4Jインスタンスでアプリケーションからネイティブ・データソースを削除できます。ネイティブ・データソースを削除する構文は次のとおりです。
java -jar admin_client.jar uri adminId adminPassword -removeNativeDataSource -dataSourceClass dataSourceClass [-applicationName applicationName]
次に例を示します。
java -jar admin_client.jar deployer:oc4j:localhost oc4jadmin welcome1 -removeNativeDataSource -dataSourceName ScottDataSource
サブスイッチ | 説明 |
---|---|
|
必須。削除するデータソースの名前。 |
|
任意。データソースを削除するアプリケーションの名前。 |
-testDatabaseConnection
コマンドを使用すると、OC4Jインスタンスまたはクラスタ内のグループの各OC4Jインスタンスでアプリケーションのデータベースへの接続をテストできます。
データベース接続をテストする構文は次のとおりです。
java -jar admin_client.jar uri adminId adminPassword -testDatabaseConnection -sqlStatement sqlStatement -factoryClass factoryClass -user user -password password -url url [-applicationName applicationName]
次に例を示します。
java -jar admin_client.jar deployer:oc4j:localhost oc4jadmin welcome1 -testDatabaseConnection -sqlStatement "select * from dual" -factoryClass oracle.jdbc.pool.OracleDataSource -user scott -password tiger -url jdbc:oracle:thin:@localhost:1521:xe -applicationName default
-testDataSource
コマンドを使用すると、OC4Jインスタンスまたはクラスタ内のグループの各OC4Jインスタンスでアプリケーションのデータソースへの接続をテストできます。
データソースをテストする構文は次のとおりです。
java -jar admin_client.jar uri adminId adminPassword -testDataSource -datasourceName datasourceName -sqlStatement sqlStatement [-applicationName applicationName] [-user user] [-password password]
次に例を示します。
java -jar admin_client.jar deployer:oc4j:localhost oc4jadmin welcome1 -testDataSource -datasourceName ScottDataSource -sqlStatement "select * from dual" -applicationName default -user scott -password tiger
サブスイッチ | 説明 |
---|---|
|
必須。テストするデータソース。 |
|
必須。接続をテストするために使用するSQL文。 |
|
任意。アプリケーションの名前。 |
|
任意。使用するユーザー。 |
|
任意。使用するパスワード。 |
-getDataSourcesDescriptor
コマンドを使用すると、アプリケーションのデータソース・ディスクリプタを取得できます。データソース・ディスクリプタを取得する構文は次のとおりです。
java -jar admin_client.jar uri adminId adminPassword -getDataSourcesDescriptor [-applicationName applicationName]
サブスイッチ | 説明 |
---|---|
|
任意。ディスクリプタが属するアプリケーションの名前。 |
admin_client.jar
ユーティリティを使用すると、次の各項で説明するように、OC4Jインスタンスまたはクラスタ内のインスタンスのグループでJMSリソースを管理できます。
admin_client.jar
ユーティリティを使用すると、次の各項で説明するように、OC4J JMSコネクション・ファクトリを管理できます。
-addJMSConnectionFactory
コマンドを使用すると、OC4Jインスタンスまたはクラスタ内のグループの各インスタンスにJMSコネクション・ファクトリを追加できます。このコマンドの構文は次のとおりです。
java -jar admin_client.jar uri adminId adminPassword -addJMSConnectionFactory
-domain domain -location location [-host host
] [-port port]
[-username username] [-password password] [-clientID clientID] [-isXA true|false]
次に例を示します。
java -jar admin_client.jar deployer:oc4j:localhost oc4jadmin welcome1 -addJMSConnectionFactory -domain Queue -location jms/ExampleQueueCF
-removeJMSConnectionFactory
コマンドを使用すると、1つ以上のOC4JインスタンスからJMSコネクション・ファクトリを削除できます。このコマンドの構文は次のとおりです。
java -jar admin_client.jar uri adminId adminPassword -removeJMSConnectionFactory -location location
次に例を示します。
java -jar admin_client.jar deployer:oc4j:localhost oc4jadmin welcome1 -removeJMSConnectionFactory -location jms/ExampleQueueCF
サブスイッチ | 説明 |
---|---|
|
必須。削除するコネクション・ファクトリのJNDIロケーション。 |
-getJMSConnectionFactories
コマンドを使用すると、OC4Jインスタンスまたはクラスタ内のOC4Jインスタンスのグループで各JMSコネクション・ファクトリの属性を戻すことができます。このコマンドの構文は次のとおりです。
java -jar admin_client.jar uri adminId adminPassword -getJMSConnectionFactories
次に例を示します。
java -jar admin_client.jar deployer:oc4j:localhost oc4jadmin welcome1 -getJMSConnectionFactories
admin_client.jar
ユーティリティを使用すると、次の各項で説明するように、OC4J JMS宛先を管理できます。
-addDestination
コマンドを使用すると、JMS宛先を追加できます。このコマンドの構文は次のとおりです。
java -jar admin_client.jar uri adminId adminPassword -addDestination -domain domain -namename
-jndiLocation jndiLocation [-persistenceFilepersistenceFile
] [-description description]
次に例を示します。
java -jar admin_client.jar deployer:oc4j:localhost oc4jadmin welcome1 -addDestination -domain Queue -name ExampleQueue -jndiLocation jms/ExampleQueue
-removeDestination
コマンドを使用すると、OC4Jインスタンスまたはクラスタ内のグループの各OC4JインスタンスからJMS宛先を削除できます。このコマンドの構文は次のとおりです。
java -jar admin_client.jar uri adminId adminPassword -removeDestination
-name name
[-force true|false] [-removePFile true|false]
次に例を示します。
java -jar admin_client.jar deployer:oc4j:localhost oc4jadmin welcome1 -removeDestination -name ExampleQueue -removePFile true
サブスイッチ | 説明 |
---|---|
|
必須。削除する宛先のOC4J JMSプロバイダ固有の名前。 |
|
任意。メッセージまたはコンシューマが存在するかどうかにかかわらず宛先が削除されます(デフォルトで |
-removePFile |
任意。ファイル・システムから永続性ファイルを削除します(デフォルトで |
-getDestinations
コマンドを使用すると、OC4Jインスタンスまたはクラスタ内のOC4Jインスタンスのグループで各OC4J JMS宛先の属性を戻すことができます。このコマンドの構文は次のとおりです。
java -jar admin_client.jar uri adminId adminPassword -getDestinations
次に例を示します。
java -jar admin_client.jar deployer:oc4j:localhost oc4jadmin welcome1 -getDestinations
「リモート管理クライアントのダウンロードおよび抽出」で説明されているように、リモート管理クライアントからファイルをインストールすると、リモート・クライアントを使用してOC4Jを管理できます。その後、コマンドライン・ツールまたはJMXリモートAPIを介してadmin_client.jar
を使用できます。
「リモート管理クライアントのダウンロードおよび抽出」で説明されているように、OC4Jアプリケーション・サーバー・ターゲットに接続すると、リモート・クライアントからadmin_client.jar
コマンドを発行できます。OC4Jインスタンス内で使用するのと同じ構文を使用します。
JConsoleは、JDK 5.0に含まれるJMX GUIコンソールです。JConsoleは任意のJVMに接続し、稼働中のMBeanServerにフックできます。これにより、JVMのスレッドやメモリー使用量など、システムの様々な詳細が示された一連のページが表示されます。JConsoleはローカルJVMに接続することも、JMXリモートAPIを使用してリモートJVMに接続することもできます。
管理クライアント・ディストリビューションには、JConsoleによるリモートのOC4JまたはOracle Application Serverインスタンスへの接続に必要なライブラリが含まれています。ターゲット・インスタンスに接続するには、(Windowsプラットフォームでネイティブの実行可能ファイルとして提供されている)JConsoleユーティリティが、管理クライアント・ディストリビューションの関連する詳細とともに構成されている必要があります。
Oracle Application Serverインスタンスに接続するには、次のようにします。
/j2ee/
instance
/admin_client.jar
を追加します。
set CLASSPATH=j2ee/home/admin_client.jar
set CLASSPATH=%CLASSPATH%;%JAVA_HOME%¥lib¥jconsole.jar set CLASSPATH=%CLASSPATH%;%JAVA_HOME%¥lib¥tools.jar
set PROPS= jmx.remote.protocol.provider.pkgs=oracle.oc4j.admin.jmx.remote
%JAVA_HOME%¥bin¥jconsole -J-Djava.class.path=%CLASSPATH% -J-D%PROPS%
これによりJConsoleが起動されます。
OC4Jターゲットでは、JMX URLのパターンは、Oracle Application Serverターゲットのパターンとは異なります。表6-30に、これらのURLパターンの例を示します。
Windowsでは、JConsoleによって使用される環境は、次に示す特別なシステム・プロパティ・フォームを使用して変更できます。
-J-Dname=value
次に、サンプル・コマンドのスクリプトを示します。
setlocal set URL=service:jmx:rmi:///opmn://test-cycle.oracle.com:6010/testunit set JAVA_HOME=C:¥java¥jdk150_07 set JCONSOLE_CP set JCONSOLE_CP=%JCONSOLE_CP%;%JAVA_HOME%¥lib¥jconsole.jar set JCONSOLE_CP=%JCONSOLE_CP%;%JAVA_HOME%¥lib¥tools.jar set ORACLE_HOME=D:¥oc4j_admin_client set ORACLE_CP= set ORACLE_CP=%ORACLE_CP%;%ORACLE_HOME%¥j2ee¥home¥admin_client.jar; set CLASSPATH=%JCONSOLE_CP%;%ORACLE_CP% set PROPS= set PROPS=%PROPS% -J-Djmx.remote.protocol.provider.pkgs=oracle.oc4j.admin.jmx.remote set PROPS=%PROPS% -J-Djava.class.path=%CLASSPATH% jconsole %PROPS% %URL% endlocal
管理クライアント・ディストリビューションは、JMXクライアント・アプリケーションがリモートのOC4Jインスタンスに接続するための完全なクライアント環境を提供します。JMXプログラム・クライアントを使用し、MBeanServerへの接続を確立できるJMXリモートAPI(JSR160)を介してリモートからOC4Jを管理できます。JDK 5.0を使用して実行するために必要なJARファイルは、管理クライアント・ディストリビューションによって提供されるoc4jclient.jar
およびadmin_client.jar
のみです。
次の例では、JMX APIとともにこれらのJARファイルが使用されています。
// A URL is of the form "service:jmx:rmi://127.0.0.1:23791" JMXServiceURL serviceURL = new JMXServiceURL(_url); Hashtable credentials = new Hashtable(); credentials.put("login", _username); credentials.put("password", _password); // Properties required to use the OC4J ORMI protocol Hashtable env = new Hashtable(); env.put(JMXConnectorFactory.PROTOCOL_PROVIDER_PACKAGES, "oracle.oc4j.admin.jmx.remote"); env.put(JMXConnector.CREDENTIALS, credentials); JMXConnector jmxCon = JMXConnectorFactory.newJMXConnector(serviceURL, env); jmxCon.connect(); MBeanServerConnection mbeanServer = jmxCon.getMBeanServerConnection();
JDK 5.0では、このコードのコンパイルにはOracleライブラリは不要で、JDK 5.0に用意されているライブラリのみが使用されます。
clear @echo off @setlocal set J2EE_HOME=c:¥java¥oc4j-1013-prod¥j2ee¥home set JAVA_HOME=c:¥java¥jdk50 set CLASSPATH=. rem rem Uncomment below if using JDK14 rem set CLASSPATH=%CLASSPATH%;%J2EE_HOME%¥lib¥jmxri.jar rem set CLASSPATH=%CLASSPATH%;%J2EE_HOME%¥lib¥jmx_remote_api.jar rem set CLASSPATH=%CLASSPATH%;%J2EE_HOME%¥lib¥javax77.jar rem %JAVA_HOME%¥bin¥javac -classpath %CLASSPATH% -d . *.java @endlocal
oc4j_admin_client_101310.zip
ディストリビューションを使用してコードを実行するには、次のようにします。
コードは、$ORACLE_HOME/j2ee/home/oc4jclient.jar
および$ORACLE_HOME/j2ee/home/admin_client.jar
を使用してJDK 5.0で実行されます。
@echo off @setlocal clear set J2EE_HOME=c:¥java¥oc4j-1013-prod¥j2ee¥home set JAVA_HOME=c:¥java¥jdk50 rem Runtime classpath set CLASSPATH=. set CLASSPATH=%CLASSPATH%;%J2EE_HOME%¥oc4jclient.jar; set CLASSPATH=%CLASSPATH%;%J2EE_HOME%¥admin_client.jar; rem rem Uncomment if using JDK14 rem set CLASSPATH=%CLASSPATH%;%J2EE_HOME%¥lib¥jmxri.jar rem set CLASSPATH=%CLASSPATH%;%J2EE_HOME%¥lib¥jmx_remote_api.jar rem set CLASSPATH=%CLASSPATH%;%J2EE_HOME%¥lib¥javax77.jar @endlocal
この例のメイン・メソッドの接続URLは、ローカルのOC4Jインスタンスに接続するよう設定されています。ORMIポートを介してOracle Application Serverに接続する必要がある場合には、次の形式のサービスURLを使用します。
service:jmx:rmi|ormi:///opmn://stadp57.us.oracle.com:6003/home
サービスURLは、OPMNデーモンからORMIポートを取得します。ORMIポートは実行時に割り当てられます。OPMN接続文字列パスを使用すると、指定されたOC4Jインスタンスに接続できます。
JMXクライアントを使用してリモートからOC4Jインスタンスを管理する方法の詳細は、『Oracle Containers for J2EE開発者ガイド』の「JMXリモートAPI(JSR-160)を使用するリモート管理」を参照してください。
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