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Oracle Containers for J2EE Enterprise JavaBeans開発者ガイド
10g(10.1.3.1.0)

B31852-03
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12 EJB 2.1セッションBeanの使用方法

この章では、EJB 2.1セッションBeanを使用するために構成する必要のある様々なオプションについて説明します。

表12-1に、これらのオプションをリストし、基本オプション(ほとんどのアプリケーションに適用可能)であるか拡張オプション(より特殊なアプリケーションに適用可能)であるかを示します。

詳細は、次を参照してください。

非アクティブ化の構成

ステートフル・セッションBeanの非アクティブ化は有効および無効にできます(「デプロイXMLの使用方法」を参照)。

次のいずれかの理由で非アクティブ化を無効にすることを選択できます。

詳細は、次を参照してください。

デプロイXMLの使用方法

表12-2に、server.xmlファイルの要素sfsb-configで非アクティブ化を構成するための属性、値およびデフォルトをリストします。

表12-2    server.xml要素sfsb-configの非アクティブ化構成 
属性    デフォルト 

enable-passivation 

truefalse 

true 

非アクティブ化基準の構成

OC4Jがステートフル・セッションBeanを非アクティブ化する条件を指定できます(「デプロイXMLの使用方法」を参照)。

詳細は、次を参照してください。

デプロイXMLの使用方法

表12-3に、orion-ejb-jar.xmlファイルの要素session-deploymentで非アクティブ化基準を構成するための属性、値およびデフォルトをリストします。

表12-3    orion-ejb-jar.xmlの要素session-deploymentの非アクティブ化基準 
属性    デフォルト 

idletime 

非アクティブ化が行われるまでの秒数(正の整数)。

この基準を無効にするには、値neverを指定します。 

300 

memory-threshold 

非アクティブ化が行われるまでに消費できるJVMメモリーの割合。

この基準を無効にするには、値neverを指定します。 

80 

max-instances 

メモリー内に存在できるインスタンス化またはプールされたBeanインスタンスの最大数(正の整数)。

この値に達すると、OC4Jは最低使用頻度(LRU)アルゴリズムを使用してBeanを非アクティブ化しようとします。Beanインスタンスの数を無限に許可する場合は、max-instances属性を0(ゼロ)に設定できます。デフォルトは0(ゼロ)で、無限を意味します。この属性は、ステートレス・セッションBeanおよびステートフル・セッションBeanの両方に適用されます。

インスタンス・プーリングを無効にするには、max-instancesを負の数に設定します。これにより、EJBコールの開始時に新規インスタンスを作成し、コールの終了時に解放します。

詳細は、「Beanインスタンスのプール・サイズの構成」を参照してください。 

0(無制限) 

max-instances-threshold 

非アクティブ化が行われるまでにメモリー内に存在できるBeanのmax-instances数に対する割合。

パーセンテージとして解釈される整数を指定します。max-instancesを100、max-instances-thresholdを90%に定義した場合は、アクティブBeanインスタンス数が90以上になると、Beanの非アクティブ化が発生します。デフォルトは90%です。

この属性を無効にするには、neverを指定します。 

90 

passivate-count 

いずれかのリソースしきい値(memory-thresholdまたはmax-instances-threshold)に達した場合に非アクティブ化するBeanの数(正の整数)。

Beanの非アクティブ化は、最低使用頻度アルゴリズムを使用して実行されます。

このオプションを無効にするには、値0を指定します。 

max-instancesの1/3 

resource-check-interval 

OC4Jがリソースしきい値(memory-thresholdまたはmax-instances-threshold)をチェックする頻度(正の整数の秒数)。

このオプションを無効にするには、値neverを指定します。 

180 

非アクティブ化の場所の構成

OC4Jが非アクティブ化時にステートフル・セッションBeanをシリアライズするディレクトリおよびファイル名を指定できます(「デプロイXMLの使用方法」を参照)。

詳細は、次を参照してください。

デプロイXMLの使用方法

表12-4に、orion-ejb-jar.xmlファイルの要素session-deploymentで非アクティブ化の場所を構成するための属性、値およびデフォルトをリストします。

表12-4    orion-ejb-jar.xmlの要素session-deploymentの非アクティブ化の場所の構成 
属性    デフォルト 

persistence-filename 

OC4Jが非アクティブ化中にBeanインスタンスをシリアライズするファイルの完全修飾パスおよびファイル名 

<OC4J_HOME>¥j2ee¥home¥
application-deployments¥persistence
 

EJB 2.1セッションBeanのライフ・サイクル・コールバック・メソッドの構成

次に、javax.ejb.SessionBeanインタフェースでの指定に従って、セッションBeanが実装する必要のあるEJB 2.1ライフ・サイクル・メソッドを示します(「Javaの使用方法」を参照)。

詳細は、次を参照してください。

Javaの使用方法

例12-1では、EJB 2.1セッションBeanのコールバック・メソッドの実装方法を説明します。

例12-1    EJB 2.1セッションBeanのコールバック・メソッドの実装

public void ejbActivate() {
    // when bean is activated
}


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