Oracle Containers for J2EE Enterprise JavaBeans開発者ガイド 10g(10.1.3.1.0) B31852-03 |
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この章では、次のようなEJBのパフォーマンスを向上するために使用できるいくつかの重要なオプションについて簡単に説明します。
パフォーマンス情報の詳細は、『Oracle Application Serverパフォーマンス・ガイド』を参照してください。
セッションBeanのパフォーマンスを向上するには、次の点を考慮します。
セッションBeanでは、Beanインスタンスのプーリングを使用してBean作成によるオーバーヘッドを削減することで、パフォーマンスが向上する可能性があります。詳細は、「Beanインスタンス・プールの管理」を参照してください。
EJB 3.0セッションBeanでは、使用するインターセプタがステートレスの場合、シングルトン・インターセプタを指定できます。OC4J EJB 3.0拡張により、インターセプタ・クラスごとにシングルトンが作成されます。このシングルトンは、そのインターセプタ・クラスを使用するすべてのセッションBeanインスタンスで共有されます。これにより、メモリー要件とライフ・サイクル管理が削減されます。詳細は、「シングルトン・インターセプタ」を参照してください。
JPAエンティティのパフォーマンスを向上するには、次の点を考慮します。
EJB 3.0エンティティでは、Beanインスタンスのプーリングを使用してBean作成によるオーバーヘッドを削減することで、パフォーマンスが向上する可能性があります。詳細は、
「Beanインスタンス・プールの管理」を参照してください。
すべてのEJB 3.0マッピング・タイプで、遅延ロードまたは即時ロードのいずれかを使用してデータベースからデータをフェッチする方針を定義できます。これにより、エンティティの特定部分に対するアクセスが少ないとわかっている場合は、パフォーマンスを向上できる可能性があります。この方法は、実行されるSQLの量の削減、問合せ実行時間の短縮、およびオブジェクトのロード時間の短縮が可能な関連マッピングに対して特に有効です。詳細は、
「遅延ロードの構成」を参照してください。
コンテナ管理の永続性を備えたEJB 2.1エンティティBeanのパフォーマンスを向上するには、次の点を考慮します。
詳細は、『Oracle Application Serverパフォーマンス・ガイド』のEJB CMP 2.1パフォーマンスの向上に関する項を参照してください。
コンテナ管理の永続性を備えたEJB 2.1エンティティBeanでは、Beanインスタンスのプーリングを使用してBean作成によるオーバーヘッドを削減することで、パフォーマンスが向上する可能性があります。詳細は、「Beanインスタンス・プールの管理」を参照してください。
アクティブ化後に変更されないコンテナ管理の永続性を備えたEJB 2.1エンティティBeanでは、ロック・モードを読取り専用に指定できます。詳細は、「同時実行性(ロック)モード」を参照してください。
Bean管理の永続性を備えたEJB 2.1エンティティBeanのパフォーマンスを向上するには、次の点を考慮します。
アクティブ化後に変更されないBean管理の永続性を備えたEJB 2.1エンティティBeanでは、エンティティBeanを読取り専用に指定できます。Bean管理の永続性を備えたエンティティBeanを読取り専用として構成した場合、OC4Jはコミット・オプションAの特殊ケースを使用して次の操作を実行し、パフォーマンスを向上させます。
詳細は、「Bean管理の永続性を備えた読取り専用エンティティBeanの構成」を参照してください。
EJB 2.1 BMPアプリケーションでは、BMPコミット・オプションをAまたはCに構成できます。コミット・オプションAでは、ejbLoad
メソッドへのコールを延期することでパフォーマンスが向上します。詳細は、「コミット・オプションおよびBMPアプリケーション」を参照してください。
Bean管理の永続性を備えた読取り専用エンティティBeanでコミット・オプションAを使用するよう構成する場合、Bean管理の永続性を備えた読取り専用エンティティBeanのキャッシングを利用することでパフォーマンスをさらに向上させることができます。詳細は、「Bean管理の永続性を備えた読取り専用エンティティBean」を参照してください。
メッセージドリブンBeanのパフォーマンスを向上するには、次の点を考慮します。
詳細は、『Oracle Application Serverパフォーマンス・ガイド』のMDBパフォーマンスの向上に関する項を参照してください。
メッセージドリブンBeanでは、Beanインスタンスのプーリングを使用してBean作成によるオーバーヘッドを削減することで、パフォーマンスが向上する可能性があります。詳細は、「Beanインスタンス・プールの管理」を参照してください。
EJB 3.0メッセージドリブンBeanでは、使用するインターセプタがステートレスの場合、シングルトン・インターセプタを指定できます。OC4J EJB 3.0拡張により、インターセプタ・クラスごとにシングルトンが作成されます。このシングルトンは、そのインターセプタ・クラスを使用するすべてのメッセージドリブンBeanインスタンスで共有されます。これにより、メモリー要件とライフ・サイクル管理が削減されます。詳細は、「シングルトン・インターセプタ」を参照してください。
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