Oracle Containers for J2EE サーブレット開発者ガイド 10g(10.1.3.1.0) B31859-01 |
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この付録では、OC4J固有のWebモジュール構成ファイルのglobal-web-application.xml
(グローバルおよびデフォルト構成用)およびorion-web.xml
(アプリケーション・レベル構成用)に関する参照情報を提供します。各ファイルの概要と、それらの標準web.xml
ファイルとの関係についても説明します。
Webディスクリプタは、静的ページ、サーブレットおよびJSPページからなるJ2EEのWebコンポーネントのセットを指定および構成します。 各Webコンポーネントは互いに組み合されて独立したWebアプリケーションを形成し、独立したWARファイルにデプロイされます。ただし、通常は、これらのコンポーネントはJ2EEアプリケーションのEARファイル内のWARファイルにデプロイされて、J2EEアプリケーション全体の一部を形成します。
OC4Jでは、3つのカテゴリのWebディスクリプタを使用します。次の項では、各カテゴリの説明と、カテゴリ間の関係についてまとめています。
サーブレット仕様には、web.xml
と呼ばれるWebディスクリプタの概要およびXSDが定義されています。このディスクリプタは、関連するWARファイルの/WEB-INF
ディレクトリに配置する必要があります。web.xml
ファイルは、WARファイルのWebコンポーネント、およびWebコンポーネントによってコールされるEJBなどの他のコンポーネントを指定および構成します。詳細は、サーブレット仕様を参照してください。
次に、サンプルweb.xml
構成の中の、特にサーブレット、サーブレット・マッピングおよびローカルEJBルックアップを指定している箇所を示します。
<web-app> <display-name>stateful, web-app:</display-name> <description>no description</description> <welcome-file-list> <welcome-file>index.html</welcome-file> </welcome-file-list> <ejb-local-ref> <ejb-ref-name>CartBean</ejb-ref-name> <ejb-ref-type>Session</ejb-ref-type> <local-home>cart.CartHome</local-home> <local>cart.Cart</local> </ejb-local-ref> <servlet> <servlet-name>cart</servlet-name> <servlet-class>cart.CartServlet</servlet-class> <init-param> <param-name>param1</param-name> <param-value>1</param-value> </init-param> </servlet> <servlet-mapping> <servlet-name>cart</servlet-name> <url-pattern>/cart</url-pattern> </servlet-mapping> <security-role> <role-name>users</role-name> </security-role> </web-app>
OC4Jのserver.xml
ファイルでは、<global-web-app-config>
要素を使用して、OC4JグローバルWebアプリケーション・ディスクリプタが指定されます。通常、global-web-application.xml
は、server.xml
と同じディレクトリにあります。このディスクリプタでは、OC4JにおけるWebアプリケーションのデフォルトの動作を定義します。
グローバルWebアプリケーション・ディスクリプタは、XSDのorion-web.xsd
で定義されています。このXSDは、次項の「Oracleのorion-web.xml構成ファイル」で説明する、アプリケーション・レベルのOC4J固有のディスクリプタorion-web.xml
のXSDと同一です。
orion-web
XSDは、web.xml
用の標準XSDのスーパーセットです。 orion-web
XSD内のトップレベル要素<orion-web-app>
のサブ要素<web-app>
は、web.xml
のトップレベル要素<web-app>
と同じ仕様です。<orion-web-app>
には、この他にもOC4J固有の機能を指定および構成するためのサブ要素が多くあります。
global-web-application.xml
の<web-app>
要素内で指定するデフォルト設定はすべて、web.xml
の<web-app>
設定を使用して、追加、またはオプションでオーバーライドできます。さらにその結果の設定は、orion-web.xml
の<web-app>
設定を使用して、追加、またはオプションでオーバーライドできます。
global-web-application.xml
の<web-app>
要素外で指定するデフォルト設定については、orion-web.xml
のパラレル設定を使用して、追加、またはオプションでオーバーライドできます。
OC4JグローバルWebアプリケーション・ディスクリプタの要素と属性の詳細は、「orion-web.xmlおよびglobal-web-application.xmlの要素と属性」を参照してください。
標準Webディスクリプタweb.xml
およびOC4JグローバルWebアプリケーション・ディスクリプタglobal-web-application.xml
(デフォルトの動作を設定)の他に、OC4J固有のアプリケーション・レベルのWebディスクリプタorion-web.xml
があります。
orion-web.xml
ディスクリプタは、対応するXSDで定義されています。このXSDは、前項の「Oracleのglobal-web-application.xml構成ファイル」で説明した、グローバルWebアプリケーション・ディスクリプタのXSDと同一です。
orion-web.xml
ファイルは、web.xml
ファイルと同じ、WARファイルの/WEB-INF
ディレクトリに置くことができます。orion-web.xml
を使用して、global-web-application.xml
の任意のデフォルト設定に追加、またはオプションでオーバーライドできます。同様に、web.xml
の設定も追加、またはオプションでオーバーライドできます。
WARファイル(EARファイル内)へのorion-web.xml
ファイルの組込みは、オプションです。組み込む場合は、デプロイ時に、OC4Jにより、このファイルがデプロイメント・ディレクトリ(デフォルトではj2ee/home/application-deployments
ディレクトリの下)にコピーされます。組み込まない場合は、OC4Jにより、orion-web.xml
がデプロイメント・ディレクトリ内に生成されます。このファイルには、global-web-application.xml
のデフォルト設定が使用されます。一部のweb.xml
設定は、orion-web.xml
の生成に影響を与えます。たとえば、web.xml
内の<resource-ref>
エントリは、orion-web.xml
内の対応する<resource-ref-mapping>
エントリに影響します。
OC4J固有のWebディスクリプタの要素と属性の詳細は、「orion-web.xmlおよびglobal-web-application.xmlの要素と属性」を参照してください。
global-web-application.xml
、web.xml
およびorion-web.xml
間の関係は、次のように考えることができます。
global-web-application.xml
ファイルは、OC4J内のWebアプリケーションのデフォルトを確立します。
web.xml
ファイルは、global-web-application.xml
の<web-app>
要素に定義されている設定すべてをオーバーレイします。この要素に定義されているWebコンポーネントおよびその他の設定を追加したりオーバーライドします。
orion-web.xml
ファイルは、すべての設定をオーバーレイします。global-web-application.xml
およびweb.xml
の設定を追加したりオーバーライドします。
次に、global-web-application.xml
ファイルとorion-web.xml
ファイルの要素の階層の概要を示します。
この項では、orion-web.xml
およびglobal-web-application.xml
ファイルの要素をアルファベット順に説明します。 階層については、前項の「orion-web.xmlおよびglobal-web-application.xmlの階層」を参照してください。
この項の要素の説明は、一般に、global-web-application.xml
またはアプリケーション固有のorion-web.xml
構成ファイルのいずれかに適用可能です。global-web-application.xml
ファイルでグローバル・アプリケーションを構成してデフォルトを設定し、必要に応じて、orion-web.xml
ファイルで特定のアプリケーションのデプロイ用にこれらのデフォルトをオーバーライドします。 サマリーは、「Webアプリケーションの構成ファイル間の関係のサマリー」を参照してください。
オプション、0または1つ
このアプリケーションにオプションのアクセス・マスクを指定するには、<access-mask>
のサブ要素を使用します。クライアントをフィルタリングするには、<host-access>
サブ要素でホスト名またはドメインを使用するか、<ip-access>
サブ要素でIPアドレスとサブネットを使用します。両方を使用することも可能です。
名前 | 説明 |
---|---|
default |
|
なし
オプション、0以上
この要素を使用して、Webアプリケーションのクラスのロードに対する追加コードの場所(ライブラリ・ファイルまたは個別のクラス・ファイルの場所のいずれか)をOC4Jに通知します。
なし
<lookup-context>
を使用する場合は必須、1つ以上
この要素の各出現は、親の<lookup-context>
要素で名前が付けられているデフォルト以外(サード・パーティなど)のJNDIコンテキストに送信するために属性を指定します。
JNDIの中で唯一の必須属性はjava.naming.factory.initial
で、これはコンテキスト・ファクトリの実装のクラス名です。
名前 | 説明 |
---|---|
name |
属性の名前を指定します。 |
value |
属性の希望の値を指定します。 |
なし
オプション、0以上
この要素は、次のように、情報を要素自体のコンテンツに挿入します。
orion-web.xml
で、<context-param-mapping>
要素は、サーブレット・コンテキスト・パラメータについて、web.xml
の対応する<context-param>
要素によって指定されている値をオーバーライドします。name
属性を使用してweb.xml
の<param-name>
設定に適合させ、要素の値を使用して新しい値を指定します。
<context-param-mapping name="..." >deploymentValue</context-param-mapping>
名前 | 説明 |
---|---|
name |
新しい値を指定するパラメータの名前です。 |
なし
オプション、0以上
この要素を使用して、EJBのJNDIの場所を宣言します。これは、web.xml
ファイルでEJBを宣言するために、対応する<ejb-ref>
または<ejb-local-ref>
要素とともに使用します。<ejb-ref-mapping>
要素のname
属性は、web.xml
の<ejb-ref-name>
要素に対応し、location
属性はJNDIの場所を指定します。
名前 | 説明 |
---|---|
name |
|
location |
EJBのルックアップを行うJNDIの場所を指定します。 |
なし
オプション、0以上
orion-web.xml
で、<env-entry-mapping>
要素は、環境エントリについて、web.xml
の対応する<env-entry>
要素によって指定されている値をオーバーライドします。name
属性を使用してweb.xml
の<env-entry-name>
設定に適合させ、要素の値を使用して新しい値を指定します。
<env-entry-mapping name="..." >deploymentValue</env-entry-mapping>
名前 | 説明 |
---|---|
name |
新しい値を指定する環境エントリの名前です。 |
なし
オプション、0以上
指定されたリソースのセットに期限を設定します。これは、ブラウザでリソースが期限切れになるまでの期間です。(ブラウザでは、次回のリクエストに応じて期限切れのリソースをリロードします。)これは、ドキュメントほど頻繁にイメージのリロードを行わないなどのキャッシュ・ポリシーに役立ちます。
名前 | 説明 |
---|---|
expires |
期限切れまでの時間(秒単位)を指定します。期限切れを指定しない場合は |
url-pattern |
期限が設定されるURLパターンを指定します。たとえば、次のようになります。 url-pattern="*.gif" |
なし
オプション、0以上
<security-role-mapping>
のサブ要素を使用して、親の<security-role-mapping>
要素で指定されているセキュリティ・ロールにマップするグループを指定します。指定されたグループの全メンバーがこのロールに含まれます。
名前 | 説明 |
---|---|
name |
グループの名前を指定します。 |
なし
オプション、0以上
<access-mask>
のこのサブ要素は、アクセスの許可または拒否の対象となるホスト名またはドメインを指定します。
名前 | 説明 |
---|---|
domain |
ホストまたはドメインを指定します。 |
mode |
特定のホストやドメインからのアクセスを許可するか、または拒否するかを指定します。 |
なし
オプション、0以上
<access-mask>
のこのサブ要素は、アクセスの許可または拒否の対象となる、IPアドレスおよびサブネット・マスクを指定します。
名前 | 説明 |
---|---|
ip |
32ビット値のIPアドレスを指定します |
netmask |
対応するサブネット・マスク(存在する場合)を指定します |
mode |
特定のIPアドレスおよびサブネット・マスクからのアクセスを許可するか、または拒否するかを指定します。 |
なし
オプション、0または1つ
この要素を使用して、OracleAS JAAS ProviderおよびSingle Sign-On(SSO)のプロパティをサーブレットの実行用に構成します。特定のセキュリティ・サブジェクトの権限を使用してサーブレットを起動するには、これらの機能を適切に設定する必要があります。
Oracle Identity ManagementをWebアプリケーションのセキュリティ・プロバイダとして使用し、認証にSSOを使用している場合、<jazn-web-app>
によってサーブレット・セッションをOracleAS JAAS Providerのユーザー・コンテキスト同期化できます。セッションをユーザー・コンテキストと同期化するには、<jazn-web-app>
の<property>
サブ要素で、sso.session.synchronize
プロパティをtrue
(デフォルト)に設定します。
<jazn-web-app ...> <property name="sso.session.synchronize" value="true"/> </jazn-web-app>
または、プロパティをfalseに設定することができます。
JAASおよびこの要素に関して説明した機能の追加情報は、『Oracle Containers for J2EEセキュリティ・ガイド』を参照してください。次のサイトでSun社の関連ドキュメントも参照できます。
http://java.sun.com/j2se/1.4.2/docs/guide/security/jaas/JAASRefGuide.html
Webアプリケーションの場合、web.xml
ファイル内でrun-as
user
を指定すると、Servlet.init()
メソッド以外のすべてのメソッドの起動は、指定されたユーザーとして起動します。 JMS RouterがOC4Jのデフォルト・アプリケーションの場合、ルーターのEJBに対してコールが認可されている必要があります。 これは、JAASの"oc4j-administrators"
ロールにマップされるアプリケーション・ロール"jmsRouter"
を定義し、ルーターのEJBのすべてのメソッドに<method-permission>
を指定して行います。
ルーターのWebモデル内のサーブレットのinit()
メソッドによって、ルーターEJBオブジェクトが作成されます。 サーブレットに対してweb.xml
でrun-as
が指定されているかどうかにかかわらず、セキュリティ例外がスローされます。
@ oracle.oc4j.rmi.OracleRemoteException: anonymous is not allowed to call this EJB method, check your security settings (method-permission in ejb-jar.xml and security-role-mapping in orion-application.xml).
セキュリティ警告を取り除くためには、次に示すように、ejb-jar.xml
内の<method-permission>
の<method-name>
要素の*
をコメントアウトし、jmsRouter
ロールがアクセス可能なAdminMgrBean
内のすべてのメソッドを明示的に列挙します。
<!-- <method-permission> <role-name>jmsRouter</role-name> <method> <ejb-name>AdminMgrBean</ejb-name> <method-name>*</method-name> </method> </method-permission> --> <method-permission> <role-name>jmsRouter</role-name> <method> <ejb-name>AdminMgrBean</ejb-name> <method-name>getConfig</method-name> </method> </method-permission> ...
runAsRoleName
が、正しくServletDescriptor.java
で解析され、HttpApplication.loadServlet()
のinfo
およびthread
に格納されます。
オプション、0または1つ
この要素は、そのlocation
属性により、親の<resource-ref-mapping>
要素でマップされるリソースのルックアップでデフォルトのコンテキストのかわりに使用されるオプションのJNDIコンテキストを指定します。これは、サード・パーティ製のモジュール(サード・パーティ製のJMSサーバーなど)に接続する場合に役立ちます。(リソース・ベンダーが提供するJNDIコンテキストの実装を使用するか、何も存在しない場合はベンダーのソフトウェアとのネゴシエーションを行う実装を作成します。)
名前 | 説明 |
---|---|
location |
デフォルト以外(サード・パーティなど)のJNDIコンテキストの名前を指定します。 |
なし
オプション、0以上
使用するMIMEマッピングが入っているファイルのパスを定義します。
名前 | 説明 |
---|---|
path |
ファイルのパスまたはURLを指定します。絶対パス(URL)または |
なし
オプション、0または1つ
この要素は、表B-14にリストで示すJSP構成パラメータ(属性)を設定します。 この要素をorion-web.xml
ファイルでWebアプリケーションに対して指定する場合、デフォルト値を含むこれらの属性の値は、Webモジュールでインストールされたweb.xml
デプロイメント・ディスクリプタの<init-param>
要素に指定した対応するすべてのJSP構成パラメータの値をオーバーライドします。 ojspc
事前変換ユーティリティの対応するすべてのコマンドライン・オプションは、<ojsp-init>
属性およびweb.xml
内の対応するすべての設定をオーバーライドします。
表B-15に<ojsp-init>
属性および対応するJSPサーブレットの<init-param>
要素およびojspc
コマンドライン・オプションを示します。 JSPサーブレット<init-param>
要素の詳細は、『Oracle Containers for J2EE JavaServer Pages開発者ガイド』を参照してください。 JSPサーブレットojspc
コマンドライン・オプションの詳細は、『Oracle Containers for J2EE JSPタグ・ライブラリおよびユーティリティ・リファレンス』を参照してください。
n/a(ルート)
<access-mask>、<classpath>、<context-param-mapping>、<ejb-ref-mapping>、<env-entry-mapping>、<expiration-setting>、<jazn-web-app>、<mime-mappings>、<ojsp-init>、<request-tracker>、<resource-env-ref-mapping>、<resource-ref-mapping>、<security-role-mapping>、<service-ref-mapping>、<servlet-chaining>、<session-tracking>、<virtual-directory>, <web-app>、<web-app-class-loader>
必須、1つのみ
WebアプリケーションのOC4J固有の構成を指定するためのルート要素です。
名前 | 説明 |
---|---|
autojoin-session |
ユーザーがアプリケーションにログインすると同時に、そのユーザーにセッションを割り当てるかどうかを指定します。 |
default-buffer-size |
サーブレットのレスポンスに関する出力バッファのデフォルトのサイズを、バイト単位で指定します。 |
default-charset |
10.1.3.1では、JSPページおよびサーブレット・コンテナ、デフォルトで使用するISOキャラクタ・セットを指定します。 一般に、JSP 2.0ユーザーには、かわりに、標準 |
default-mime-type |
|
development |
開発時の便宜のために設けられたフラグです。
対象のディレクトリは、
OC4J JSPコンテナは |
directory-browsing |
「
このような状況で
アプリケーション・ルート・ディレクトリに、定義された初期ファイルまたは |
enable-jsp-dispatcher-shortcut |
|
file-modification-check-interval |
静的ファイル(HTMLファイルなど)について、タイムスタンプが変化しているかどうか、また、そのためにファイル・システムからリロードする必要があるかどうかをチェックするタイミングを決定します。静的ファイルに初めてアクセスする場合は、ファイルがファイル・システムからロードされ、キャッシュされます。各後続アクセスについては、次のロジックが使用されます。
この値は、ミリ秒単位で指定します。0(ゼロ)または負の数値を指定すると、ファイル・タイムスタンプが常にチェックされます。パフォーマンス上の理由から、本番環境では非常に大きな値(たとえば、 |
jsp-cache-directory |
デフォルト: ./persistence(アプリケーションのデプロイメント・ディレクトリからの相対パス) JSPキャッシュ・ディレクトリを指定します。このディレクトリは、JSPトランスレータからの出力ファイルに対するベース・ディレクトリとして使用されます。また、アプリケーション・レベルのTLDキャッシュのベース・ディレクトリとしても使用されます。 |
jsp-cache-tlds |
このフラグは、永続TLDキャッシュのJSPページにおける有効性を示します。
また、
また、
|
jsp-print-null |
このフラグを |
jsp-taglib-locations |
永続TLDキャッシュがJSPページで使用可能になっている場合(
ディレクトリの絶対パスまたは相対パスは、任意の組合せで指定できます。相対パスは、
重要: jsp-taglib-locations属性はglobal-web-application.xmlでのみ使用し、orion-web.xmlでは使用しないでください。 |
jsp-timeout |
期間を指定します。この時間を経過すると、リクエストされなかったJSPページがメモリーから削除されます。これによって、頻繁にコールされないページがある場合、リソースが解放されます。 |
persistence-path |
サーバーの再起動またはアプリケーションの再デプロイ中に、サーブレットの
この機能を有効にするには、セッション・オブジェクトは、シリアライズ可能(直接または間接的に 注意: OC4Jクラスタリングが有効になっている場合、この属性は無視されます。 |
schema-major-version |
注意: この属性は、 |
schema-minor-version |
注意: この属性は、 |
servlet-webdir |
OC4Jのシステム・プロパティの
この機能は、通常、開発またはテスト時にOC4Jスタンドアロン環境で使用されます。重大なセキュリティ上のリスクが発生するので、本番環境では使用しないでください。(本番デプロイでは、標準の
次に示すのは、クラス名によるサーブレットの起動例です。コンテキスト・パスを「 http://www.example.com:8888/servlet/foo.SessionServlet
注意: デフォルトを含むすべての |
simple-jsp-mapping |
|
source-directory |
デフォルト: /WEB-INF/src(存在する場合)または/WEB-INF/classes
|
temporary-directory |
サーブレットおよびJSPページによりスクラッチ・ファイル用に使用される一時ディレクトリのパスです。パスは、絶対パスまたはデプロイメント・ディレクトリからの相対パスのいずれかにできます。 サーブレットは、一時ディレクトリを使用する場合があります。たとえば、ユーザーがフォーム(情報がデータベースに書き込まれる前の、仮または短期間の格納用)にデータを入力するときに、ディスクに情報を書き込むために使用します。
次に、特定のディレクトリは、サーブレット・コンテキストから再コールされます。このコンテキストは、属性 File file = (File)application.getAttribute("javax.servlet.context.tempdir");
|
なし
オプション、0以上
リクエストのトラッキングに使用するサーブレットを指定します。リクエスト・トラッキングは、対応するレスポンスがコミットされるとき(レスポンスが実際に送信される直前)、ブラウザからサーバーに送信される各個別のリクエストに対して起動されます。リクエスト・トラッキングは、ログを記録する場合などに役立ちます。
global-web-application.xml
ではなく、orion-web.xml
にすべてのリクエスト・トラッキングを定義する必要があります。これは、<request-tracker>
要素が同じアプリケーション内で定義される1つのサーブレットを指し示すためです。リクエスト・トラッキングが複数存在する場合がありますが、各トラッキングは個別の<request-tracker>
要素で定義されています。
名前 | 説明 |
---|---|
servlet-name |
起動するサーブレットを指定します。 |
なし
オプション、0以上
この要素を使用して、環境リソースのJNDIの場所を宣言します。これは、リソースを宣言するweb.xml
ファイルの対応する<resource-env-ref>
要素とともに使用します。<resource-env-ref-mapping>
要素のname
属性は、web.xml
の<resource-env-ref-name>
要素に対応し、location
属性はJNDIの場所を指定します。
名前 | 説明 |
---|---|
name |
|
location |
リソースのルックアップを行うJNDIの場所を指定します。 |
オプション、0以上
この要素を使用して、データソースやJMSキュー、メール・セッションなどの外部リソースのJNDIの場所を宣言します。これは、リソースを宣言するweb.xml
ファイルの対応する<resource-ref>
要素とともに使用します。<resource-ref-mapping>
要素のname
属性は、web.xml
の<res-ref-name>
要素に対応し、location
属性はJNDIの場所を指定します。
次に、この要素とそのサブ要素を使用した例を示します。
<resource-ref-mapping location="jdbc/HyperSonicDS" name="jdbc/myDS"> <lookup-context location="foreign/resource/location"> <context-attribute name="java.naming.factory.initial" value="classname" /> <context-attribute name="name" value="value" /> </lookup-context> </resource-ref-mapping>
名前 | 説明 |
---|---|
name |
name="jdbc/TheDSVar" |
location |
リソースのルックアップを行うJNDIの場所を指定します。 次に例を示します。 location="jdbc/TheDS" |
オプション、0以上
特定のユーザーとグループ、または全ユーザーに、セキュリティ・ロールをマップします。web.xml
ファイルの<security-role>
要素によって指定されている同じ名前のセキュリティ・ロールにマップします。 impliesAll
属性または適切なサブ要素の組合せ(<group>
または<user>
、あるいはその両方)のいずれかを使用します。
OC4J構成ファイルの<security-role-mapping>
要素に関する追加情報は、『Oracle Containers for J2EE Enterprise JavaBeans開発者ガイド』を参照してください。
名前 | 説明 |
---|---|
impliesAll |
このマッピングを全ユーザーに適用するかどうかを指定します。 |
name |
|
その独自のスキーマ定義に基づく
オプション、0以上
この要素は、Webサービスを宣言するweb.xml
ファイルに出現する<service-ref>
要素とともに使用します。この要素を使用して、対応するWebサービス(セキュリティ、ロギング、監査など)のOC4J固有のサービス品質機能を指定することができます。 詳細は、『Oracle Application Server Web Services開発者ガイド』を参照してください。
<service-ref>
要素がweb.xml
、ejb-jar.xml
またはapplication-client.xml
ファイルに出現することが可能であるように、対応する<service-ref-mapping>
要素もorion-web.xml
、orion-ejb-jar.xml
またはorion-application-client.xml
ファイルに出現することが可能です。<service-ref-mapping>
要素のサポートされる機能は、orion-web
、orion-ejb-jar
、およびorion-application-client
XSDにインポートされる独自のXSDに基づきます。
なし
オプション、0以上
現在のサーブレットのレスポンスが特定のMIMEタイプに設定されているときにコールするサーブレットを指定します。指定されたサーブレットは、現在のサーブレットの後にコールされます。これは、サーブレット・チェーンと呼ばれ、特定の種類の出力をフィルタリングまたは変換します。
名前 | 説明 |
---|---|
mime-type |
チェーンをトリガーするMIMEタイプ( |
servlet-name |
特定のMIMEタイプの場合にコールするサーブレットを指定します。サーブレット名は、 |
なし
オプション、0以上
<session-tracking>
のこのサブ要素は、セッション・トラッカとして使用するサーブレットを指定します。セッション・トラッカは、セッションが作成されると同時に起動されます。特に、HTTPセッション・リスナー(javax.servlet.http.HttpSessionListener
インタフェースを実装するクラスのインスタンス)のsessionCreated()
メソッドが起動されると同時に起動されます。セッション・トラッキングは、たとえば、ログを記録する場合に役立ちます。
global-web-application.xml
ではなく、orion-web.xml
ですべてのセッション・トラッカを定義する必要があります。これは、<session-tracker>
要素が同じアプリケーション内で定義される1つのサーブレットを指し示すためです。セッション・トラッカが複数存在することがありますが、各トラッカは個別の<session-tracker>
要素で定義されます。
オプション、0または1つ
このアプリケーションに対してセッション・トラッキングの設定を指定します。セッション・トラッキングは、Cookie(Cookie対応のブラウザの場合)を使用して行われます。セッション・トラッキングに使用するサーブレットは、<session-tracker>
サブ要素により指定します。
名前 | 説明 |
---|---|
cookies |
セッションCookieを送信するかどうかを指定します。セッションCookieの名前は、 |
cookie-domain |
<session-tracking cookie-domain=".us.oracle.com" />
この場合、ユーザーが
ドメイン仕様は少なくとも2つの要素( 次に、Cookieドメイン機能が役立つ例を2つ示します。
|
cookie-path |
オプションで、 |
cookie-max-age |
この数値は、 |
なし
オプション、0以上
<security-role-mapping>
のサブ要素を使用して、親の<security-role-mapping>
要素で指定されているセキュリティ・ロールにマップするユーザーを指定します。
名前 | 説明 |
---|---|
name |
ユーザーの名前を指定します。 |
なし
オプション、0以上
たとえば、UNIXシステム上のシンボリック・リンクと理論的には類似した方法で動作し、静的コンテンツに仮想ディレクトリ・マッピングを追加します。仮想ディレクトリを使用すると、WebアプリケーションのWARファイルには物理的に存在しないアプリケーションに使用できる、実際のドキュメント・ルート・ディレクトリのコンテンツを作成できます。これは、たとえば企業全体のエラー・ページを複数のWARファイルにリンクさせる際に役立ちます。
名前 | 説明 |
---|---|
real-path |
実際のパス。UNIXの場合は |
virtual-path |
指定された実際のパスにマップする仮想パス。 |
サーブレット仕様でのその独自のスキーマ定義に基づく
オプション、0または1つ
この要素は、標準的なweb.xml
ファイルなどで使用します。 概要は「標準web.xml構成ファイル」を、詳細はサーブレット仕様を参照してください。global-web-application.xml
の<web-app>
設定のデフォルトを設定できます。web.xml
では、アプリケーション固有の<web-app>
設定によって、デフォルトをオーバーライドできます。orion-web.xml
では、デプロイ固有の<web-app>
設定によって、web.xml
の設定をオーバーライドできます。
なし
オプション、0または1つ
この要素は、クラスのロードの指示に使用します。
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