Oracle Containers for J2EE サーブレット開発者ガイド 10g(10.1.3.1.0) B31859-01 |
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この付録では、Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Controlを使用してWebモジュールを管理するためのOC4J機能の参照ドキュメントを提供します。
Application Server Controlコンソールは、アプリケーションをデプロイ、構成および監視できるだけでなく、アプリケーションによって使用されるOC4JインスタンスおよびWebサービスを管理することもできるWebベースのユーザー・インタフェースを提供します。このユーザー・インタフェースは、OC4Jソフトウェアを(スタンドアロン環境またはOracle Application Server環境に)インストールすると自動的にインストールおよび事前構成され、起動されます。また、OC4Jインスタンスが使用するポートにバインドされます。スタンドアロン環境では、通常、このポートは8888です。Oracle Application Server環境では、通常、7777です。
たとえば、スタンドアロンOC4J環境では、適切なホストの8888ポートを使用してコンソールにアクセスできます。
http://host:1888
このインタフェースの使用方法の詳細は、Application Server Controlコンソールのオンライン・ヘルプを参照してください。
コンソールは、アプリケーション、管理、パフォーマンスおよびWebサービスの機能エリアに編成されています。Webモジュールは、アプリケーション・エリアを使用して管理できます。
Webモジュールの構成は、Application Server Controlコンソールの該当する「Webモジュール」ホームページから開始します。このページには、「一般」タブ、「パフォーマンス」タブおよび「管理」タブがあります。
この項の後半では、次の項目について説明します。
OC4Jホームページから「Webモジュール」ホームページにアクセスするには、「アプリケーション」タブを選択します。このタブから、次のいずれかの方法で、「Webモジュール」ホームページにアクセスすることができます。
または
「Webモジュール」ホームページから、次のタブにアクセスできます。
(OC4Jが再起動されると、これらのメトリックは維持されません。)
web.xml
またはorion-web.xml
ファイルの表示、Webモジュールに関連する様々な種類のマッピングの表示または編集が可能です。具体的には、次のページにアクセスできます。
これらのページについては、次項の「Application Server Control Webモジュールの構成ページ」で説明します。
前述のページの詳細は、Application Server Controlのオンライン・ヘルプで、状況依存トピックの「「Webモジュール」ホームページ」、「Webモジュールの「パフォーマンス」ページ」および「Webモジュールの「管理」ページ」を参照してください。OC4Jパフォーマンス・メトリックの詳細は、オンライン・ヘルプの「OC4Jパフォーマンス・メトリックのサマリー」を参照してください。
Webモジュールの「管理」ページから、「タスクに移動」を選択して、Webモジュールの構成に関連するいくつかの表示および編集機能を使用することができます。これらについて、次の項で説明します。
注意
orion-web.xml
プロパティについては、対応する要素および属性を「orion-web.xmlおよびglobal-web-application.xmlの要素と属性」で説明します。
<web-app>
要素にあると記述されている場合、既存の値は、web.xml
ファイルまたはorion-web.xml
ファイルのいずれかから取得されます。<web-app>
要素はweb.xml
のルート要素であり、スキーマはサーブレット仕様で定義されます。この定義も、orion-web.xml
スキーマ定義にインポートされます。orion-web.xml
の<web-app>
要素で設定することにより、web.xml
内の<web-app>
要素のすべての同じ設定を効率的にオーバーライドすることができます。Application Server Controlコンソールを使用してこれらのプロパティに加えられた変更は、orion-web.xml
ファイルで維持されます。
表A-1には、Application Server Controlコンソールの「構成プロパティ」ページを使用して構成できるWebモジュール・プロパティが示されています。このページは、Webモジュールの「管理」ページからアクセスできます。プロパティに関する追加情報は、「orion-web.xmlおよびglobal-web-application.xmlの要素と属性」に示されている該当する要素を参照してください。
「構成プロパティ」ページには、Webモジュール名とアプリケーション名も表示されます。
Application Server Controlのオンライン・ヘルプで、状況依存トピックの「Webモジュールの「構成プロパティ」ページ」も参照してください。
Application Server Controlのプロパティ | 対応するXMLエントリ | 説明 |
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表示名 |
|
注意: これはApplication Server Controlによる読取り専用です。 |
説明 |
|
注意: これはApplication Server Controlによる読取り専用です。 |
分散可能 |
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サーブレット仕様に規定されているように、アプリケーションが分散可能かどうかを示します。このプロパティは、このページで編集できません。 注意: これはApplication Server Controlによる読取り専用です。 |
クラスパス |
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Webアプリケーションのクラスのロードに対する追加コードの場所(ライブラリ・ファイルまたは個別のクラス・ファイルの場所のいずれか)をOC4Jに通知します。 |
永続性パス |
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サーバーの再起動またはアプリケーションの再デプロイ中に、サーブレットの 注意: OC4Jクラスタリングが有効になっている場合、この属性は無視されます。 |
一時ディレクトリ |
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サーブレットおよびJSPページによりスクラッチ・ファイル用に使用される一時ディレクトリのパスです。パスは、絶対パスまたはデプロイメント・ディレクトリからの相対パスのいずれかにできます。 |
ファイル変更チェック間隔 |
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静的ファイル(HTMLファイルなど)について、タイムスタンプが変化しているかどうか、また、そのためにファイル・システムからリロードする必要があるかどうかをチェックするタイミングを、ミリ秒単位で決定します。デフォルトは、 |
セッション・タイムアウト |
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Webアプリケーションで作成されるすべてのセッションのデフォルト・セッション・タイムアウトを定義します。値が0以下の場合、タイムアウトは発生しません。 |
デフォルト・バッファ・サイズ |
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サーブレットのレスポンスに関する出力バッファのデフォルトのサイズを、バイト単位で指定します。指定のない場合、デフォルトは、 |
ディレクトリ参照を許可 |
|
「 |
web.xml
ファイルとorion-web.xml
ファイルは、それぞれ、Application Server Controlコンソールの「デプロイメント・ディスクリプタの表示」ページと「固有デプロイメント・ディスクリプタの表示」ページを使用して表示できますが、編集はできません。
Application Server Controlコンソールの「サーブレット・マッピング」ページでは、サーブレット名とURLパターンの間のマッピングを表示できますが、編集はできません。表A-2で、これらのマッピングについて説明します。
Application Server Controlのオンライン・ヘルプで、状況依存トピックの「Webモジュールの「サーブレット・マッピング」ページ」も参照してください。
表A-3には、「フィルタ・マッピング」ページを使用してサーブレット・フィルタについて構成できるプロパティが示されています。
Application Server Controlのオンライン・ヘルプで、状況依存トピックの「Webモジュールの「フィルタ・マッピング」ページ」も参照してください。
表A-4には、「フィルタ・マッピング」ページで参照用に表示される追加のサーブレット・フィルタ・プロパティが示されています。
「リソース参照マッピング」ページは、リソース(データソース、JMSキュー、メール・セッションなど)のJNDIの場所を指定するために使用します。表A-5に、このページで構成できるプロパティを示します。
Application Server Controlのオンライン・ヘルプで、状況依存トピックの「Webモジュールのリソース参照マッピング」も参照してください。
「リソース参照マッピング」ページからは、「リソース参照の参照コンテキスト」ページ(「「リソース参照の参照コンテキスト」ページ」を参照)に移動して、JNDIの参照コンテキストを編集することもできます。
「EJB参照マッピング」ページは、EJBのJNDIの場所を指定するために使用します。表A-6に、このページのプロパティを示します。
Application Server Controlのオンライン・ヘルプで、状況依存トピックの「Webモジュールの「EJB参照マッピング」ページ」も参照してください。
「環境エントリ・マッピング」ページは、環境エントリの新しい値を設定するために使用します。表A-7に、このページのプロパティを示します。
Application Server Controlのオンライン・ヘルプで、状況依存トピックの「Webモジュールの「環境エントリ・マッピング」ページ」も参照してください。
このページは、「リソース参照マッピング」ページ(「「リソース参照マッピング」ページ」を参照)からリンクされており、リソースのルックアップを行う新しいコンテキストを指定することができます。コンテキスト属性を編集することもできます。
Application Server Controlのオンライン・ヘルプで、状況依存トピックの「「リソース参照の参照コンテキスト」ページ」も参照してください。
標準準拠のMBeanは、OC4Jのランタイム構成で使用できます。次の項で、概要を説明します。
OC4JではJMX仕様がサポートされているので、J2EE環境でリソース(リソース・アダプタ関連のリソースなど)を動的に管理するための標準インタフェースを作成することができます。OC4JのJMX実装は、JMXクライアントのシステムMBeanブラウザを提供します。これにより、OC4Jに付属のMBeanを使用してOC4Jインスタンスを管理することができます。
MBeanは、JMXの管理可能なリソースを表すJavaオブジェクトです。OC4J内の各管理可能リソース(アプリケーション、リソース・アダプタなど)は、適切なMBeanのインスタンスによって管理されます。OC4Jに付属の各MBeanは、Application Server ControlコンソールのシステムMBeanブラウザからアクセス可能な管理インタフェースを公開します。MBean属性の設定、MBeanでメソッドをコールする操作の実行、エラーまたは特定のイベントの通知のサブスクライブ、および実行統計の表示を行うことができます。
注意 この情報は参照用に提供されますが、Webモジュールの主要な構成設定はApplication Server Controlコンソールの他の機能によってユーザーによりわかりやすい方法で公開されます。「Application Server Control Webモジュールの構成ページ」を参照してください。 |
OC4Jホームページからブラウザにアクセスするには、「管理」タブを選択し、タスクのリストからJMXタスクの「システムMBeanブラウザ」を選択します。ブラウザでは、次のことを実行できます。
MBeanおよびその属性は場合によって変更が有効になる時点が異なることに注意してください。ランタイム・モデルでは、変更はただちに有効になります。構成モデルでは、一部の変更はリソースが再起動されると有効になり、一部の変更はアプリケーションが再起動されると有効になり、OC4Jが再起動されたときに有効になるものもあります。変更が維持されるかどうかも、場合によって異なります。
詳細は、『Oracle Containers for J2EE構成および管理ガイド』を参照してください。システムMBeanブラウザ自体も、MBeanに関する情報を提供します。
OC4Jは、アプリケーション実行時の管理を支援するために、各Webモジュール(OC4JのデフォルトWebアプリケーションなど)のMBeanセットをエクスポートします。J2EE管理仕様をサポートするにはいくつかのOC4J MBeanが必要ですが、それらによって拡張機能が提供される場合もあります。その他のOC4J MBeanは、そのモデルへのOracleの拡張機能です。
表A-9に、Webモジュールに関連し、JSR-77によってアプリケーション・サーバーに必要とされるMBeanのOC4J実装をまとめます。これらの実装は、oracle.oc4j.admin.management.mbeans
パッケージに含まれています。
注意
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MBean | 説明 |
---|---|
Servlet |
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WebModule |
WebModule MbeanのloadAllServletMBeans()メソッドは、基礎となるサーブレットをロードせずにサーブレットMbeansを作成します。 OC4Jは、起動時または事前ロードがリクエストされた場合に、サーブレットをロードします。詳細は「サーブレットの事前ロード」を参照してください。 |
表A-10に、Webモジュールに関連し、Oracleの拡張機能でもあるOC4J MBeanをまとめます。このMBean実装も、oracle.oc4j.admin.management.mbeans
パッケージに含まれています。
MBean | 説明 |
---|---|
OC4JWebModule |
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<web-app>
サブ要素の<context-param>
、<servlet-mapping>
、<filter-mapping>
および<session-timeout>
に対応するWebModule
属性には、Application Server Controlコンソールからアクセスできます。
<orion-web-app>
属性およびサブ要素のfile-modification-check-interval
、directory-browsing
、<classpath>
、<resource-ref-mapping>
、<env-entry-mapping>
、<ejb-ref-mapping>
に対応するOC4JWebModule
属性には、Application Server Controlコンソールからアクセスできます。
<orion-web-app>
属性のjsp-cache-directory
、jsp-cache-tlds
、jsp-taglib-locations
、jsp-print-null
、jsp-timeout
は、本質的にグローバルであり、OC4JWebModule
には適用されません。
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