Oracle Business Rules ユーザーズ・ガイド 10g(10.1.3.1.0) B31866-02 |
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この付録では、Rule Authorのファイルと名前に関する既知のネーミング制約と、Rules SDKの特定の制限事項について説明します。
この付録の内容は次のとおりです。
この項では、Rule Authorのネーミング規則について説明します。
Rule Authorには、ルールセット名に関する制限事項があります。ルールセット名に使用できるのは、文字(a〜zおよびA〜Z)と数字(0〜9)、またはアンダースコア文字(_)のみです。
Rule Authorのディクショナリ名に使用できるのは、大文字と小文字(a
〜z
およびA
〜Z
)、数字(0
〜9
)、ピリオド(.
)、アンダースコア文字(_
)およびハイフン(-
)のみです。特殊文字は使用できません。
Rule Authorのディクショナリ名では、大/小文字は保持されますが、区別されません。これは、Dictionary
とDICT
の両方のディクショナリ名が有効であることを意味します。また、Test
という名前のディクショナリを作成している場合、TEST
という名前の別のディクショナリは、最初にTest
というディクショナリを削除した場合のみ作成できます。
また、ディクショナリ名には、1つ以上の文字を含める必要があります。たとえば、1.1
という名前のディクショナリは有効ではありませんが、Version1.1
は有効です。
Rule Authorには、バージョン名に関する制限事項があります。バージョン名に使用できるのは、文字(a
〜z
およびA
〜Z
)と、数字(0
〜9
)、またはアンダースコア文字(_
)のみです。特殊文字は使用できません。
Rule Authorのバージョン名では、大/小文字は保持されますが、区別されません。これは、Version
とVERS
の両方のバージョン名が有効であることを意味します。また、Test
という名前のバージョンを作成している場合、TEST
という名前の別のバージョンは、最初にTest
というバージョンを削除した場合のみ作成できます。
Rule Authorの別名には、単一のスペースも含めてすべての文字を使用できます。式で使用する別名の先頭が文字、ドル記号($
)またはアンダースコア(_
)で、次にこれらの文字のみが使用されている場合は、別名を引用符で囲む必要はありません。
特殊文字や埋め込まれたスペースを含む別名を拡張式で使用する場合、その別名は、逆引用符('
)文字で囲む必要があります。たとえば、別名のDriver@
は、次のように指定する必要があります。
'Driver@'
「XMLスキーマ・セレクタ」ページ上で、XMLファクトに指定するターゲット・パッケージ名は、ASCII文字、数字およびアンダースコア文字に制限されます。
非アクティブ期間後はRule Authorセッションがタイムアウトになるため、作業に応じて定期的にディクショナリを保存してください。タイムアウト期間は、<session-timeout>
要素を使用してRule Authorアプリケーションのweb.xml
ファイルに指定します。
Rule Authorがタイムアウトになると、ロードされたディクショナリの現在の作業がリポジトリ内のSCRATCH_
<login user name>という名前のバージョンに自動的に保存されます(login user nameは、Rule Authorにログインしているユーザーの名前です)。
Rule AuthorはユーザーごとにSCRATCH_
ファイルを1つしか保存しません。したがって、Rule Authorが一度タイムアウトになった場合、SCTATCH_
バージョンはログイン・ユーザー名を使用してリポジトリに保存されます。同じユーザーが再度ログインし、同じリポジトリに接続すると、Rule Authorによって、SCRATCH
バージョンを新しいバージョン名に保存する必要があることを示す警告メッセージが表示されます。Rule Authorが再度タイムアウトになった場合で、SCRATCH
バージョンを別のバージョンに保存しない場合、2回目以降のタイムアウトによって、既存のSCRATCH
バージョンが(Rule Authorユーザーごとに)上書きされます。
Rule Authorがタイムアウトになると、Oracle Single Sign-Onログイン・ページにリダイレクトされます。Oracle Single Sign-Onが使用可能でない場合、タイムアウト後にRule Authorのデフォルト認証ページにリダイレクトされます。
ファイル・リポジトリを更新すると、Rules SDKによってテンポラリ・ファイルが作成および使用されます。通常の動作条件では、テンポラリ・ファイルを使用する操作が完了すると、Rules SDKによって、これらのテンポラリ・ファイルがシステムから削除されます。ただし、異常終了の特定の条件によっては、これらのテンポラリ・ファイルがシステムに残る場合があります。
ファイル・リポジトリとテンポラリ・ファイルの詳細は、B.3項「ファイル・リポジトリの使用」を参照してください。
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