Oracle Application Server Web Services開発者ガイド 10g(10.1.3.1.0) B31868-01 |
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この付録では、Webサービス・クライアントのAPIパッケージについて詳しく説明します。また、Webサービス・クライアントを実行するために必要なJARファイルも示します。
この付録の内容は、次のとおりです。
表A-1は、Oracle Application Server Web Servicesの現行リリースで使用可能なパブリックOracle APIのリストです。provider
パッケージは、OC4Jコンテナでのみ使用できます。その他のAPIは、コンテナまたはWebサービス・クライアントで使用できます。
パッケージ名 | 説明 |
---|---|
oracle.webservices |
すべてのモジュールに共通するOracle固有の拡張クラスおよび拡張インタフェースが含まれます。 |
oracle.webservices.attachments |
添付ファイルのストリーミングをサポートするクラスおよびインタフェースが含まれます。このパッケージの使用方法の詳細は、『Oracle Application Server Web Servicesアドバンスト開発者ガイド』の「メッセージ添付ファイルの処理」を参照してください。 |
oracle.webservices.databinding |
カスタム・シリアライズ用として使用可能な |
oracle.webservices.management-portability |
Webサービスのプラットフォーム・ポータビリティ・レイヤーです。 |
oracle.webservices.provider |
プロバイダ・ベースのエンドポイントを実装するために必要なインタフェースおよびクラスが含まれます。 |
oracle.webservices.reliability |
WS-Reliabilityを使用した信頼性の高いSOAPメッセージ交換を実装するために必要なインタフェースおよびクラスが含まれます。詳細は、『Oracle Application Server Web Servicesアドバンスト開発者ガイド』のクライアント・サイドの信頼性の動的な構成に関する項を参照してください。 |
oracle.webservices.security.callback |
Webサービスのセキュリティ・コールバックをサポートするクラスを提供します。 |
oracle.webservices.soap |
SOAP 1.2をサポートするOracleの拡張クラスおよび拡張インタフェースが含まれます。このAPIの詳細は、「OraSAAJ APIの概要」を参照してください。 |
oracle.webservices.transport |
トランスポートの複数のバインディングをサポートするクラスおよびインタフェースが含まれます。JMSトランスポートでこのパッケージのクラスを使用する方法の詳細は、『Oracle Application Server Web Servicesアドバンスト開発者ガイド』のJMSトランスポートをサポートするクライアント・コードの記述に関する項を参照してください。 |
oracle.webservices.wsdl |
WSDL 1.1でSOAP 1.2操作をサポートするためのOracle固有のインタフェースが含まれます。このインタフェースの詳細は、付録B「WSDL 1.1 APIのOracle実装」を参照してください。 |
Webサービス・クライアントを作成する場合、このクライアントを実行するには正しいクラスパスを指定する必要があります。次の各項に、クラスパスに含めることができるJARファイルをリストします。この項の各表では、Oracle Application ServerまたはスタンドアロンのOC4Jがインストールされている位置を指定するためにOC4J_HOME
環境変数を使用しています。
J2SE環境の構成を単純化するために、OracleAS Web Servicesには、Webサービス・クライアントをコンパイルおよび実行するために必要なすべてのクラスが含まれるwsclient_extended.jar
ファイルが用意されています。このファイルをクラスパス上にリストすることで、個々のJARをリストしないですみます。
wsclient_extended.jar
ファイルには、次のクラス・ファイルが含まれます。
wsclient_extended.jar
ファイルを使用してクライアントを実行する場合は、これらのJARファイルをクラスパスに含める必要はありません。
wsclient_extended.jar
ファイルは、Oracle Technology Networkから単独のダウンロードとして入手可能です。
http://download.oracle.com/otn/java/oc4j/10131/wsclient_extended.zip
また、このファイルはOC4J Companion CDからインストールすることもできます。この場合、このファイルは、ORACLE_HOME
/webservices/lib
ディレクトリにあります。
表A-2は、J2SE Webサービス・クライアントのクラスパスに含めることができるJARファイルのリストです。
表A-3は、J2SE Webサービス・クライアントでOC4Jセキュリティをサポートする際にクラスパスに含める必要があるJARファイルのリストです。wsclient_extended.jar
ファイルには、この表にリストされているJAR内のOC4Jセキュリティ関連のクラス・ファイルが含まれています。wsclient_extended.jar
ファイルを使用してクライアントを実行する場合は、これらのJARを含める必要はありません。
表A-4は、J2SE Webサービス・クライアントでWS-Securityをサポートする際にクラスパスに含める必要があるJARファイルのリストです。wsclient_extended.jar
ファイルには、この表にリストされているJAR内のWS-Security関連のクラス・ファイルが含まれています。wsclient_extended.jar
ファイルを使用してクライアントを実行する場合は、これらのJARを含める必要はありません。
表A-5は、J2SE Webサービス・クライアントでWS-Reliabilityをサポートする際にクラスパスに含める必要があるJARファイルのリストです。wsclient_extended.jar
ファイルには、この表にリストされているJAR内のWS-Reliability関連のクラス・ファイルが含まれています。wsclient_extended.jar
ファイルを使用してクライアントを実行する場合、このJARを含める必要はありません。
コンポーネント名 | 説明 |
---|---|
OC4J_HOME/webservices/lib/orawsrm.jar |
Web Services Reliability(WS-Reliability)APIおよびその実装が含まれます。 |
表A-6は、J2SE Webサービス・クライアントでトランスポート・メカニズムとしてJMSをサポートする際にクラスパスに含める必要があるJARファイルのリストです。wsclient_extended.jar
ファイルには、この表にリストされているJAR内のJMSトランスポート関連のクラス・ファイルが含まれています。wsclient_extended.jar
ファイルを使用してクライアントを実行する場合、このJARを含める必要はありません。
コンポーネント名 | 説明 |
---|---|
J2EE_HOME/j2ee/home/lib/jms.jar |
JMS APIが含まれます。 |
表A-7にリストされているJARファイルをクラスパスに含める必要があるのは、J2SE Webサービス・クライアントが、SQL/XML書式またはWebRowSet
型であるパラメータまたは戻り値を使用するサービスを起動する場合です。また、ネイティブのWSIFバインディングを使用してデータベースWebサービスを起動する場合も、クライアントにこれらのライブラリを含める必要があります。
例A-1は、すべてのOracle Application Server Web ServicesクライアントJARファイルを対象とした、Windowsプラットフォームのset CLASSPATH
コマンドのサンプルです。UNIXプラットフォームのクラスパスも同じ方法で設定されます。
set CLASSPATH=%ORACLE_HOME%¥j2ee¥home¥oc4jclient.jar;%CLASSPATH% set CLASSPATH=%ORACLE_HOME%¥j2ee¥home¥lib¥adminclient.jar;%CLASSPATH% set CLASSPATH=%OC4J_HOME%¥j2ee¥home¥lib¥ejb.jar;%CLASSPATH% set CLASSPATH=%OC4J_HOME%¥j2ee¥home¥lib¥mail.jar;%CLASSPATH% set CLASSPATH=%ORACLE_HOME%¥j2ee¥home¥lib¥activation.jar;%CLASSPATH% set CLASSPATH=%J2EE_HOME%¥j2ee¥home¥lib¥jms.jar;%CLASSPATH% set CLASSPATH=%OC4J_HOME%¥j2ee¥home¥lib¥http_client.jar;%CLASSPATH% set CLASSPATH=%OC4J_HOME%¥j2ee¥home¥lib¥jaas.jar;%CLASSPATH% set CLASSPATH=%OC4J_HOME%¥j2ee¥home¥lib¥jazn.jar;%CLASSPATH% set CLASSPATH=%OC4J_HOME%¥j2ee¥home¥lib¥javax77.jar;%CLASSPATH% set CLASSPATH=%OC4J_HOME%¥j2ee¥home¥lib¥jax-qname-namespace.jar;%CLASSPATH% set CLASSPATH=%OC4J_HOME%¥j2ee¥home¥lib¥jta.jar;%CLASSPATH% set CLASSPATH=%OC4J_HOME%¥j2ee¥home¥lib¥jazncore.jar;%CLASSPATH% set CLASSPATH=%OC4J_HOME%¥j2ee¥home¥lib¥servlet.jar;%CLASSPATH% set CLASSPATH=%OC4J_HOME%¥j2ee¥home¥lib¥jmx_remote_api.jar;%CLASSPATH% set CLASSPATH=%OC4J_HOME%¥j2ee¥home¥lib¥jmxri.jar;%CLASSPATH% set CLASSPATH=%OC4J_HOME%¥j2ee¥home¥lib¥oc4j-schemas.jar;%CLASSPATH% set CLASSPATH=%OC4J_HOME%¥lib¥xmlparserv2.jar;%CLASSPATH% set CLASSPATH=%OC4J_HOME%¥xdk¥lib¥xml.jar;%CLASSPATH% set CLASSPATH=%OC4J_HOME%¥webservices¥lib¥orawsrm.jar;%CLASSPATH% set CLASSPATH=%OC4J_HOME%¥webservices¥lib¥xsdlib.jar;%CLASSPATH% set CLASSPATH=%OC4J_HOME%¥webservices¥lib¥relaxngDatatype.jar;%CLASSPATH% set CLASSPATH=%OC4J_HOME%¥lib¥dms.jar;%CLASSPATH% set CLASSPATH=%OC4J_HOME%¥webservices¥lib¥commons-logging.jar;%CLASSPATH% set CLASSPATH=%OC4J_HOME%¥webservices¥lib¥jaxrpc-api.jar;%CLASSPATH% set CLASSPATH=%OC4J_HOME%¥webservices¥lib¥wsclient.jar;%CLASSPATH% set CLASSPATH=%OC4J_HOME%¥webservices¥lib¥wsdl-api.jar;%CLASSPATH% set CLASSPATH=%OC4J_HOME%¥webservices¥lib¥wsif.jar;%CLASSPATH% set CLASSPATH=%OC4J_HOME%¥webservices¥lib¥wssecurity.jar;%CLASSPATH% set CLASSPATH=%OC4J_HOME%¥webservices¥lib¥saaj-api.jar;%CLASSPATH% set CLASSPATH=%OC4J_HOME%¥webservices¥lib¥orasaaj.jar;%CLASSPATH% set CLASSPATH=%OC4J_HOME%¥webservices¥lib¥orawsdl.jar;%CLASSPATH% set CLASSPATH=%OC4J_HOME%¥jlib¥osdt_wss.jar;%CLASSPATH% set CLASSPATH=%OC4J_HOME%¥jlib¥osdt_xmlsec.jar;%CLASSPATH% set CLASSPATH=%OC4J_HOME%¥jlib¥ojpse.jar;%CLASSPATH% set CLASSPATH=%OC4J_HOME%¥jlib¥osdt_saml.jar;%CLASSPATH% set CLASSPATH=%OC4J_HOME%¥jlib¥oraclepki.jar;%CLASSPATH% set CLASSPATH=%OC4J_HOME%¥jlib¥osdt_core.jar;%CLASSPATH% set CLASSPATH=%OC4J_HOME%¥jlib¥osdt_cert.jar;%CLASSPATH% set CLASSPATH=%OC4J_HOME%¥jlib¥jaxen.jar;%CLASSPATH% set CLASSPATH=%OC4J_HOME%¥jlib¥javax-ssl-1_1.jar;%CLASSPATH%
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