BPEL Serverでは、Oracle Service Registryインスタンスを問い合せて、BPELプロセス内でパートナ・リンクとして定義されているサービスの最新のエンドポイントを検索できるようになりました。この機能では、BPELプロセスに作成されたbpel.xmlファイルに、UDDIサービス・キーを追加する必要があります。
BPELパートナ・リンク・エンドポイントの動的検索を有効にするには、次の手順を実行します。
次のいずれかの方法でOracle BPEL Controlを開きます。
Windowsの「スタート」メニューから、「スタート」→「すべてのプログラム」→「Oracle - Oracle_Home」→「Oracle BPEL Process Manager」→「BPEL Control」を選択します。
ブラウザを起動して次のURLにナビゲートします。
http://ohs_host:ohs_port/BPELConsole
次に、各要素について説明します。
ohs_hostは、Oracle Application Serverのホスト・マシンのアドレスです。たとえば、server07.company.comのようになります。
ohs_Portは、OHSに割り当てられているHTTPリスナー・ポートです。
「Configuration」タブを選択します。
「Domain」タブを選択します。
uddiLocationプロパティの値を入力して、パートナ・リンク・エンドポイントの問合せ先Oracle Service Registryインスタンスを指定します。
URIの書式は、次のとおりです。
http://ohs_host:ohs_port/registry_context/uddi/inquiry
uddiLocationプロパティには、Oracle Service Registryの照会WSDL URLを指定する必要があります。次に例を示します。
http://hostname.us.oracle.com:42461/registryrc7/uddi/inquiry?wsdl
![]() | 注意 |
---|---|
Oracle BPEL Process Manager環境で指定できるOracle Service Registryは、常に1つのみです。 |
詳細は、http://download.oracle.com/docs/cd/E12524_01/relnotes.1013/e12523/bpelrn.htm#BABFFBAHを参照してください。
次のプロパティの値を入力して、HTTP Basic認証のクライアント(BPEL)を構成します。
registryUsername=admin
registryPassword=value
![]() | 注意 |
---|---|
現在、BPELではHTTP Basic認証を使用したUDDI検索のみがサポートされています(「HTTP Basic」を参照)。 この操作では、HTTPS/SSLはサポートされていません。 |
詳細は、『Oracle BPEL Process Manager管理者ガイド』のBasic認証によるクライアントの保護に関する項を参照してください。
「Apply」をクリックします。
Oracle Service Registryから、一意にサービスを識別するサービス・キーを取得します。
レジストリ・コントロール・コンソールを起動し、adminとしてログインします。
「Search」タブを選択し、Oracle Service Registryでパートナ・リンク・サービスを検索します。
「Service Name」フィールドにパートナ・リンク・サービス名を入力して、「Find service」をクリックします。
「Find service search results」で、「Bindings」列の下の「Find」リンクをクリックします。
表示されたserviceKey(uddi:で始まる)をクリップボードにコピーします。
JDeveloperを起動し、BPEL Designerでアプリケーションの*.bpelファイルを開きます。
目的のパートナ・リンクをダブルクリックします。
「Edit Partner Link」ダイアログ・ボックスで、「Property」タブを選択します。
「Create」を選択してプロパティを追加します。 プロパティ名としてregistryServiceKeyを使用し、プロパティ値としてレジストリ・コントロールからコピーしたUDDIサービス・キー値を貼り付けます。
「Apply」をクリックします。
「OK」をクリックします。
アプリケーションをビルドしてパッケージ化し、再デプロイします。