Oracle Enterprise Repositoryによって、SOAエコシステム内のすべての資産とその依存性を分類するための柔軟性のあるメタモデルが提供されます。 主に、サービスおよびコンポジット・アプリケーション開発用の単一の真のソースとしてライフサイクルの計画、設計および構築フェーズで使用されます。
Oracle Service Registryは、ランタイム環境にデプロイされているサービスの参照ポイントです。 主に、SOAインフラストラクチャの要素による、プログラムでの動的検出およびバインディングに使用されます。 通常、Oracle Service Registryには、ラインタイム検出用にOracle Enterprise Repositoryのメタデータのサブセットが含まれています。
Oracle Service Registryの主な目的は、選択したOracle Enterprise Repositoryコンテンツにアクセスしたり、公開することができるUDDIインタフェースを提供することです。 Oracle Service Registryは、ランタイム・ツールの統合ポイントとしても機能します。エンタープライズ・サービス・バス、Oracle BPEL PMなどのツールは、新しい資産や変更された資産をサブスクライブできます。ランタイム監視ツールは、メトリックをOracle Service Registryに公開でき、それらはOracle Enterprise Repositoryに順次伝播されます。 レジストリはフェデレートすることもできます。これは、単一の論理リポジトリを持つシステムと、複数のレジストリ(ライフサイクルの各主要環境またはステージに1つ)を持つシステムの構成が共通しているためです。 Oracle Enterprise RepositoryとOracle Service Registryは、Oracle Registry Repository Exchange Utilityによって同期化されます。
Oracle Enterprise Repositoryのエンタープライズ・メタデータ・リポジトリ機能と、Oracle Service RegistryにおけるUDDI v3の包括的なサポートによって、SOAのライフサイクルを完全に管理および制御するための機能が提供されます。 同時に、Oracle Enterprise RepositoryとOracle Service Registryによって、企業全体に可視性、再利用性および追跡可能性を提供するために、企業資産を管理する記録システムが提供されます。
Oracle Service RegistryとOracle Enterprise Repositoryの統合の詳細は、http://edocs.bea.com/oer/docs10134/index.htmlを参照してください。
特に次の場合は、特定の参照先を参照してください。
Oracle Service Registryに接続するようにOracle Enterprise Repositoryを構成する方法については、『Oracle Enterprise Repository Administration Guide』の外部統合設定のUDDIに関する項を参照してください。
Oracle Enterprise RepositoryとOracle Service Registryを双方向に統合して、それらの製品のいずれかのメタデータがいずれかの方向に流れることができるようにする方法については、Oracle Registry Repository Exchange Utilityを参照してください。