クラスタ内の各ノードで次の作業を行います。
クラスタノードのスーパーユーザになります。
CD-ROM から インストールする場合は、Solaris 8 SOFTWARE 2 of 2 CD-ROM をノードの CD-ROM ドライブに挿入します。
Solstice DiskSuite ソフトウェアパッケージは Solaris 8 SOFTWARE CD-ROM に収められています。
この手順では、ボリューム管理デーモン vold(1M) が実行されており、CD-ROM デバイスを管理するように構成されていることを想定しています。
Solstice DiskSuite ソフトウェアパッケージをインストールします。
Solstice DiskSuite ソフトウェアパッチをインストールする場合は、Solstice DiskSuite ソフトウェアをインストールした後に再起動しないでください。
ソフトウェアパッケージは、次の例に示す順序でインストールします。
# cd /cdrom/sol_8_sparc_2/Solaris_8/EA/products/DiskSuite_4.2.1/sparc/Packages # pkgadd -d . SUNWmdr SUNWmdu [SUNWmdx] optional-pkgs |
すべての Solstice DiskSuite のインストールには、SUNWmdr および SUNWmdu パッケージが必要です。64 ビット版の Solstice DiskSuite をインストールするには、SUNWmdx パッケージも必要です。ソフトウェアパッケージの詳細については、Solstice DiskSuite のインストールマニュアルを参照してください。
CD-ROM からインストールした場合は、CD-ROM を取り出します。
Solstice DiskSuite パッチをインストールしていない場合は、インストールします。
パッチの入手方法とインストール方法については、『Sun Cluster 3.0 ご使用にあたって』を参照してください。
/usr/cluster/bin/scgdevs コマンドを実行して、Solstice DiskSuite の広域デバイス名前空間を手作業で生成します。
Solstice DiskSuite ソフトウェアパッチをインストールしたら、そのクラスタを停止し、クラスタの各ノードを再起動します。
クラスタの最初のノードを再起動する前に、scshutdown コマンドを使用してそのクラスタを停止します。クラスタノードをインストールモードから削除するまでは、定足数 (quorum) の確立に使用される票 (quorum vote) は、クラスタを形成する最初のノード (スポンサーノード) にしかありません。形成されたクラスタがまだインストールモードにあり、最初のノードが再起動される前にクラスタが停止していない場合、残りのクラスタは定足数を得られず、クラスタ全体が停止します。
クラスタノードは、「インストール後設定を行う」 の手順で scsetup(1M) コマンドを最初に実行するまでは、インストールモードのままです。
Solstice DiskSuite ソフトウェアのインストールの詳細については、Solstice DiskSuite のインストールマニュアルを参照してください。
「root ユーザーの環境を設定する」に進み、ルートユーザーの環境を設定します。