この節では、クラスタの管理に使用する手順の変更内容について説明します。
Sun Management Center 用の Sun Cluster 3.0 U1 パッチは、Sun Management Center バージョン 2.1.1 と 3.0 用の Sun Cluster モジュールに適用されます。このパッチには、Sun Cluster モジュールのコンソールに対する次の変更が含まれています。
Sun Cluster モジュールコンソールの任意の場所から、リソースまたはリソースグループを作成する構成ツールにアクセスする - これにより、Sun Cluster モジュール階層 (ツリー) 表示やトポロジ表示から、このツールを使用できます。このツールを使用するには、「Sun Cluster operating sysytem」 をダブルクリックし、「Resource Groups」または「Resource Groups」サブツリー内の任意の項目を右ボタンでクリックします。そして、ポップアップメニューから「Create New Resource Group」または「Create New Resource」を選択します。
この構成ツールには、「Failover Resource Groups」ウィンドウや「Scalable Resource Groups」ウィンドウからアクセスすることもできます。これらのウィンドウからツールを使用する場合は、階層表示かトポロジ表示から「Sun Cluster operating system」を選択し、「Resource Groups」と「Status」を順にダブルクリックします。次に、どのタイプのリソースを変更するかによって「Failover Resource Groups」または「Scalable Resource Groups」を選択します。マウスポインタを「Resource Group Status」または「Resource Status」テーブルの任意のセルエントリ (ヘッダー行を除く) の上に置き、右ボタンをクリックします。そして、ポップアップメニューから「Create New Resource Group」 または 「Create New Resource」を選択します。
2 つの新しい場所に表示されたステータスまたは状態を編集する (リソースまたはリソースグループを削除する) - 「Failover Resource Groups」または「Scalable Resource Groups」ステータステーブルにあるステータスまたは状態を編集する (リソースまたはリソースグループを削除する) ことができます。階層 (ツリー) 表示またはトポロジ表示からこれらのテーブルにアクセスするには、「Sun Cluster operating system」を選択してから「Resource Groups」と「Status」を順にダブルクリックします。次に、どのタイプのリソースを変更するかによって「Failover Resource Groups」または「Scalable Resource Groups」を選択します。「Resource Group Status」または「Resource Status」テーブルから、編集または削除するリソースやリソースグループを選択 (強調表示) します。特定のリソースやリソースグループの「状態」を変更する場合は、そのリソースやリソースグループの行から状態セルを選択します。最後に、右ボタンをクリックし、ポップアップメニューから、行う作業を選択します。
ステータスを編集したり、リソースやリソースグループを削除すると、Sun Cluster モジュールによって「Probe Viewer」ウィンドウが表示されます。指定した作業が正しく行われると、このウィンドウに「Probe command returned no data. (検証コマンドから返されたデータはありません。)」というメッセージが表示されます。
Sun Management Center の詳細は、Sun Management Center のマニュアルと、関連するオンラインヘルプを参照してください。