この手順では、コアインスタンスが動作する可能性があるすべてのノードで SAP コアインスタンスの起動と停止をテストします。
ネットワークリソースとコアインスタンスリソースを保持するフェイルオーバーリソースグループを作成します。
# scrgadm -a -g sap-ci-resource-group |
SAP コアインスタンスを特定のノード群で実行する場合は、scrgadm(1M) コマンドに -h オプションを指定します。
# scrgadm -a -g sap-ci-resource-group [-h nodelist] |
使用するすべてのネットワークリソースがネームサービスデータベースに追加されているかどうかを確認します。
scrgadm コマンドを実行し、フェイルオーバーリソースグループにネットワークリソース (論理ホスト名または共有アドレス) を追加します。
# scrgadm -a -L -g sap-ci-resource-group -l logical-hostname [-n nafo0@node1,nafo0@node2] |
リソースグループを有効にします。
scswitch(1M) コマンドを実行し、リソースグループを管理状態に移行し、これをオンラインにします。
# scswitch -Z -g sap-ci-resource-group |
コアインスタンスリソースグループを持つクラスタメンバーにログインします。
コアインスタンスとデータベースを起動します。
SAP GUI を起動し、SAP の初期化が正しく行われるかどうか確認します。
デフォルトのディスパッチャポートは 3200 です。
コアインスタンスとデータベースを停止します。
scswitch コマンドを実行します。
次の例の変数 sap-ci-resource-group は、コアインスタンスリソースのネットワークリソース (論理ホスト名または共有アドレス) を保持するリソースグループを示します。このリソースグループを、コアインスタンスを収容できる別のクラスタメンバーに切り替えます。
# scswitch -z -h node -g sap-ci-resource-group |
手順 5 から 手順 7 を繰り返し実行し、コアインスタンスを収容できるすべてのクラスタノードでコアインスタンスの起動と停止ができることを確認します。