1 つのクラスタに 3 つ以上のディスクセットを作成する場合は、ディスクセットを作成する前に、次の手順を実行します。この手順は、初めてディスクセットをインストールするときも、完全に構成されたクラスタにディスクセットを追加するときにも実行します。
md_nsets 変数に設定されている値が、クラスタ内に作成する予定であるディスクセットの合計数よりも大きいことを確認します。
クラスタ内の各ノード上で、/kernel/drv/md.conf ファイルの md_nsets 変数の値を確認します。
クラスタ内に作成する予定であるディスクセットの合計数が、md_nsets 変数の値から 1 を引いた数よりも大きい場合は、各ノード上で md_nsets の値を適切な値に増やします。
つまり、ディスクセットの最大数は「md_nsets の値 - 1」となります。md_nsets の最大値は 32 です。
クラスタの各ノード上の /kernel/drv/md.conf ファイルが同じであることを確認します。
このガイドラインに従わないと、重大な Solstice DiskSuite エラーが発生し、データが失われることがあります。
任意のノードからクラスタを停止します。
# scshutdown -g0 -y |
クラスタの各ノードを再起動します。
ok> boot |
クラスタの各ノード上で、devfsadm(1M) コマンドを実行します。
このコマンドは、クラスタのすべてのノード上で同時に実行できます。
クラスタの任意のノードから、scgdevs(1M) コマンドを実行します。
ディスクセットを作成する前に、各ノード上で、scgdevs コマンドが完了していることを確認します。
scgdevs コマンドは、1 つのノードから実行した場合でも、すべてのノードから自分自身をリモートで呼び出します。scgdevs コマンドが正常に終了しているかどうかを確認するには、クラスタの各ノード上で次のコマンドを実行します。
% ps -ef | grep scgdevs |