このマニュアルでは、SunTM Cluster 3.0 12/01 (Update 2) ソフトウェアに関する次の情報について説明します。
このマニュアルの付録には、Sun Cluster 3.0 12/01 ソフトウェアとデータサービスのインストールを計画する際に使用する、インストール計画のワークシートと実例が含まれています。
次の表に、新しい機能と特長、および、それに伴う Sun Cluster マニュアルの変更内容を示します。2 番目の列は変更されたマニュアルを示します。サポートされるハードウェアとソフトウェアについては、ご購入先にお問い合わせください。
表 1-1 新しい機能と特長
機能、特長 |
変更されたマニュアル |
---|---|
インストールの強化 |
『Sun Cluster 3.0 12/01 ソフトウェアのインストール』には、scinstall(1M) と scsetup(1M) コマンドに追加された新しい機能が記載されました。
|
サポートされる Remote Shared Memory Application Programming Interface (RSMAPI) |
Sun Cluster 3.0 12/01 ソフトウェアのインストール』には、Sun Cluster 構成で RSMAPI をサポートするために必要なソフトウェアパッケージをインストールする手順が記載されました。 |
動的再構成のサポート |
『Sun Cluster 3.0 12/01 の概念』には、Sun Cluster 3.0 の動的再構成をサポートするときの初期段階について記載されました。つまり、この段階でユーザーが考えておかなければならない注意点や手動の操作が記載されました。 |
PCI-SCI インターコネクトのサポート |
『Sun Cluster 3.0 12/01 Hardware Guide』のインターコネクトハードウェアに関する章には、クラスタ内で PCI-SCI インターコネクトハードウェアの使用をサポートするための、サンプルのケーブル配線図、注意点、トラブルシューティングが記載されました。『Sun Cluster 3.0 12/01 ソフトウェアのインストール』にも、PCI-SCI ソフトウェアパッケージのインストール手順が記載されました。 |
ストレージエリアネットワーク (SAN) のサポート |
『Sun Cluster 3.0 12/01 Hardware Guide』の SAN 機能がサポートされるストレージアレイに関する 4 つの各章には、サンプルのケーブル配線図、サポートされる SAN 機能、注意点などの SAN 情報が記載されました。SAN をサポートするアレイは、シングルコントローラ構成とパートナグループ構成の Sun StorEdge A5200 アレイ、Sun StorEdge A3500FC アレイ、および Sun StorEdge T3/T3+ アレイです。 |
Sun StorEdge T3+ の制限 |
『Sun Cluster 3.0 12/01 Hardware Guide』のシングルコントローラ構成とパートナグループ構成の Sun StorEdge T3 アレイに関する 2 つの章には、Sun StorEdge T3+ アレイとの違いが記載されました。どちらの章でも、テスト中に遭遇した改良点が変更されました。 |
Sun Netra D130 と Sun StorEdge S1 の制限 |
『Sun Cluster 3.0 12/01 Hardware Guide』には、Sun Netra D130 と Sun StrEdge S1 ストレージ格納装置に関する新しい章が追加されました。 |
VERITAS File System (VxFS) のサポート |
『Sun Cluster 3.0 12/01 ソフトウェアのインストール』と『Sun Cluster 3.0 12/01 のシステム管理』には、VxFS クラスタファイルシステムを作成する手順が記載されました。詳細については、「VxFS サポートについてのガイドライン」を参照してください。 |
Sun Cluster HA for BroadVision One-To-One Enterprise の制限 |
『Sun Cluster 3.0 12/01 データサービスのインストールと構成』には、Sun Cluster HA for BroadVision One-To-One Enterprise をサポートするために必要な新しい章が追加されました。 このデータサービスは障害監視機能と自動フェイルオーバー機能を使用して、BroadVision One-To-One Enterprise インストールにおける障害の単一ポイントをなくします。 |
Oracle 9i における Sun Cluster HA for Oracle のサポート |
『Sun Cluster 3.0 12/01 データサービスのインストールと構成』には、Oracle 9i において Sun Cluster HA for Oracle をサポートするために必要な新しい手順が追加されました。 |
Sun Cluster のセキュリティ強化のサポート |
Sun Cluster のセキュリティ強化に関するマニュアルは http://www.sun.com/security/blueprints で入手できます。この URL にある「Architecture」には、 Sun Cluster セキュリティ強化に関する記事があります。詳細については、「Sun Cluster のセキュリティ強化」を参照してください。 |
新しい機能および特長の補足情報を以下に示します。
Sun Cluster のセキュリティ強化は、Sun BluePrints プログラムが推奨している Solaris オペレーティング環境の強化技術を使用し、クラスタの基本的なセキュリティ強化を達成しています。Solaris Security Toolkit は Sun Cluster のセキュリティ強化を自動的に実装します。Sun Cluster のセキュリティ強化により、次の 3 つのエージェントをサポートします。
Apache Web サーバー
iPlanet Web サーバー
iPlanet メールサーバー
Sun Cluster のセキュリティ強化に関するマニュアルは、 http://www.sun.com/security/blueprints で入手できます。この URL にある「Architecture」には、 Sun Cluster のセキュリティ強化に関する記事があります。
次の VxFS 機能は Sun Cluster 3.0 構成ではサポートされません。
クイック入出力
スナップショット
ストレージチェックポイント
キャッシュアドバイザリ (使用できますが、特定のノード上でしか効果が得られません)
VERITAS CFS (VERITAS クラスタ機能と VCS が必要)
VxFS に固有のマウントオプション
convosync (Convert O_SYNC)
mincache
qlog、delaylog、tmplog
その他のクラスタ構成でサポートされる VxFS の機能とオプションはすべて、Sun Cluster 3.0 ソフトウェアでサポートされます。VxFS オプションがクラスタ構成でサポートされるかどうかについては、VxFS のマニュアルとマニュアルページを参照してください。
次のガイドラインは、 VxFS を使用して高可用性クラスタファイルシステムを作成するためのガイドラインで、Sun Cluster 3.0 構成に固有のものです。
VxFS のマニュアルの手順に従って、VxFS ファイルシステムを作成します。
主ノード (VxFS ファイルシステムが常駐するディスクをマスターしているノード) から VxFS ファイルシステムを広域的にマウントおよびマウント解除して、操作が成功することを確認します。二次ノードから VxFS ファイルシステムをマウントまたはマウント解除すると、失敗することがあります。
すべての VxFS 管理コマンドは、VxFS クラスタファイルシステムの主ノードから実行します。
次のガイドラインは、VxFS クラスタファイルシステムを管理するためのガイドラインで、Sun Cluster 3.0 ソフトウェアに固有のものではありません。しかし、これらのガイドラインは、UFS クラスタファイルシステムを管理する方法とは異なります。
VxFS クラスタファイルシステム上のファイルは、クラスタ内の任意のノードからアクセスおよび管理できますが、ioctl だけは例外で、主ノードから発行する必要があります。管理コマンドが ioctl に関連するかどうかがわからない場合は、主ノードからコマンドを発行します。
VxFS クラスタファイルシステムが二次ノードにフェイルオーバーした場合、フェイルオーバー時に処理中であった標準のシステムコール操作はすべて、新しい主ノード上で透過的に再発行されます。しかし、フェイルオーバー時に処理中であった ioctl 関連の操作はすべて失敗します。VxFS クラスタファイルシステムがフェイルオーバーした後は、クラスタファイルシステムの状態を検査します。フェイルオーバーの前に古い主ノード上で発行された管理コマンドには修正が必要なものもあります。詳細については、VxFS のマニュアルを参照してください。
この節では、Sun Cluster 3.0 12/01 でサポートされるソフトウェアとメモリーの必要条件について説明します。
オペレーティング環境とパッチ - サポートされる Solaris のバージョンとパッチは、次の URL で参照できます。
詳細については、「パッチとファームウェアレベル」を参照してください。
ボリューム管理ソフトウェア - Solstice DiskSuiteTM 4.2.1 と VERITAS Volume Manager 3.0.4、3.1、3.1.1、3.2
ファイルシステム - Solaris UFS と VERITAS File System (VxFS) 3.4
データサービス (エージェント) - サポートされるデータサービスとアプリケーションのバージョンについては、ご購入先にお問い合わせください。 scinstall(1M) ユーティリティを使用してデータサービスをインストールする場合や、scrgadm(1M) ユーティリティを使用してデータサービスと関連付けられるリソースタイプを登録する際には、リソースタイプ名を指定しま す。
表 1-2 Sun Cluster 3.0 12/01 ソフトウェアでサポートされるデータサービス
データサービス |
Sun Cluster のリソースタイプ名 |
---|---|
Sun Cluster HA for DNS |
dns |
Sun Cluster HA for NFS |
nfs |
Sun Cluster HA for iPlanet Web Server |
iws |
Sun Cluster HA for Netscape LDAP |
nsldap |
Sun Cluster HA for Oracle |
oracle |
Sun Cluster HA for Oracle Parallel Server |
なし |
Sun Cluster HA for Apache |
apache |
Sun Cluster HA for SAP |
sap |
Sun Cluster HA for Sybase ASE |
sybase |
Sun Cluster HA for BroadVision One-To-One Enterprise |
bv |
Sun Cluster HA for NetBackup |
netbackup |
メモリーの条件 - Sun Cluster 3.0 ソフトウェアでは、通常の負荷を想定して構成されているノードに対しては、メモリーを追加する必要があります。追加するメモリーは 128M バイト + 10% となります。たとえば、スタンドアロンのノードに通常 1G バイトのメモリーが必要な場合、Sun Cluster 3.0 のメモリーの必要条件を満たすには 256M バイトを追加する必要があります。
次回の Sun Cluster リリースでは、Public Network Management (PNM) はサポートされません。代わりに、Sun Cluster に対するネットワークアダプタの監視とフェイルオーバーは、Solaris IP マルチパスによって行われます。
ネットワークインタフェースカードの監視やフェイルオーバーの構成と管理には PNM を使用します。ただし、PNM デーモンや PNM 管理コマンドへのユーザーインタフェースはすでに旧式であるため、次回の Sun Cluster リリースでは削除されます。したがって、これらのインタフェースに基づくツールの開発は極力避けてください。現在のリリースでは、以下に示すインタフェースが正式にサポートされていますが、次回の Sun Cluster リリースからは削除される予定です。
pnmd(1M)
pnmconfig(4)
pnmstat(1M)
pnmset(1M)
pnmrtop(1M)
pnmptor(1M)
次回の Sun Cluster リリースにおける IP マルチパスへの移行に準備するために、次の問題を考慮してください。
次回のリリースには、IP マルチパスが組み込まれる予定です。したがって、ネットワーク可用性管理には、Solaris IP マルチパスの管理モデルとインタフェースを使用してください。詳細は、『IP ネットワークマルチパスの管理』を参照してください。
Solaris IP マルチパスでは、IP マルチパスグループが複数の物理インタフェースを持つ場合、各インタフェースは独自の IP アドレスを持つ必要があり、IP マルチパスデーモンが各インタフェースの状態を監視するときには、厳密にこれらの IP アドレスを使用する必要があります。したがって、IP マルチパスに移行する前に、NAFO グループ内にある (アクティブおよびバックアップの) インタフェースごとに追加の IP アドレスを準備する必要があります。これは、マルチアダプタの NAFO グループにとっては必須であり、シングルアダプタの NAFO グループにとっては推奨です。
たとえば、nafo0 が 75 サブネット上にあり、qfe0 と qfe4 を持つと仮定します。/etc/hostname.qfe0 には schostname-1 というホスト名があり、これが 75 サブネット上の IP アドレスにマッピングされると仮定します。将来 IP マルチパスに移行するためには、さらに、qfe0 と qfe4 のそれぞれが使用する 2 つの IP アドレスを 75 サブネット上に割り当てる必要があります。詳細は、『IP ネットワークマルチパスの管理』を参照してください。
IP マルチパスでは、IP マルチパスグループ内にあるすべてのインタフェースが個別のハードウェア (MAC) アドレスを持つ必要があります。つまり、eeprom プロパティの local-mac-address? の true が受け入れられます。これをサポートしないインタフェースカードには、次のようなものがあります。
X1018A SunSwift SBus Adapter
X1059A SunFastEthernet Adapter 2.0 SBus Card
これらのカードは、次回のリリースへのアップグレード時に交換する準備を整えておく必要があります。シングルアダプタ IP マルチパスグループは local-mac-address?=true のサポートがなくても機能しますが、このような構成は高可用性設定にとっては最適でありません。詳細は、『IP ネットワークマルチパスの管理』を参照してください。
日本語版のマニュアルは CD-ROM には含まれていません。この節の説明は、CD-ROM から英語版の AnswerBookTM をインストールする場合にのみ適用されます。日本語版のマニュアルは、docs.sun.com の Web サイトで参照できます。
Sun Cluster 3.0 12/01 のマニュアルは、AnswerBook2TM 文書サーバーでオンラインで利用できるように AnswerBook 形式で提供されています (英語版のみ)。Sun Cluster 3.0 12/01 の AnswerBook2 マニュアルセットには次のマニュアルが含まれています。
Sun Cluster 3.0 12/01 Collection - 次のマニュアルが含まれています。
『Sun Cluster 3.0 12/01 Software Installation Guide』
『Sun Cluster 3.0 12/01 System Administration Guide』
『Sun Cluster 3.0 12/01 Hardware Guide』
『Sun Cluster 3.0 12/01 Data Services Developer's Guide』
『Sun Cluster 3.0 12/01 Concepts』
『Sun Cluster 3.0 12/01 Error Messages Manual』
Sun Cluster 3.0 12/01 Data Sevices Collection - 次のマニュアルが含まれています。
『Sun Cluster 3.0 12/01 Data Services Installation and Configuration Guide』
Solaris オペレーティング環境のリリースには AnswerBook2 文書サーバーのソフトウェアが含まれています。Solaris の Documentation CD-ROM は Solaris オペレーティング環境 CD-ROM とは別になっており、この中に文書サーバーのソフトウェアも含まれています。AnswerBook2 文書サーバーをインストールするには Solaris の Documentation CD-ROM が必要です。
すでに AnswerBook2 文書サーバーがサイトにインストールされている場合には、その同じサーバーを Sun Cluster 3.0 12/01 AnswerBook に使用できます。インストールされていない場合には、自分のサイトのマシンに文書サーバーをインストールしてください。クラスタの管理インタフェースとして使用している管理コンソールに文書サーバーをインストールすることを推奨します。クラスタノードは、AnswerBook2 文書サーバーとして使用しないでください。
AnswerBook2 文書サーバーのインストールについての詳細は、Solaris の Documentation CD-ROM をサーバーにインストールし、README ファイルを参照してください。
Sun Cluster AnswerBook2 のマニュアルを、文書サーバーをインストールしたサーバーのファイルシステムにインストールします。Sun Cluster 3.0 12/01 AnswerBook にはインストール後実行スクリプトが含まれており、既存の AnswerBook ライブラリにマニュアルを自動的に追加します。
AnswerBook2 サーバーの設定する際には、以下のことを確認してください。
サーバーシステムには、サーバーソフトウェア用に約 34M バイトのディスク空間と、マニュアルコレクション用に約 600M バイトのディスク空間が必要です。
文書サーバーへの root (スーパーユーザー) アクセスが必要です。
AnswerBook2 サーバーに CD-ROM ドライブが必要です。
AnswerBook2 文書サーバーをインストールしているサーバーがない場合には、AnswerBook2 文書サーバーのインストールに必要なソフトウェアが含まれている Solaris オペレーティング環境の Documentation CD-ROM が必要になります。
Sun Cluster 3.0 12/01 CD-ROM には、Sun Cluster 3.0 12/01 コレクションが含まれています。 Sun Cluster 3.0 Agents 12/01 CD-ROM には、Sun Cluster 3.0 12/01 Data Services Collection が含まれています。
次の手順で、Sun Cluster 3.0 12/01 Collection と Sun Cluster 3.0 12/01 Data Services Colection の Sun Cluster AnswerBook パッケージをインストールします。
AnswerBook2 文書サーバーがインストールされているサーバーでスーパーユーザーになります。
旧バージョンの Sun Cluster AnswerBook をインストールしている場合は、古いパッケージを削除します。
# pkgrm SUNWscfab SUNWscdab |
以前に Sun Cluster AnswerBooks をインストールしていない場合は、この手順は省略してください。
Sun Cluster 3.0 12/01 CD-ROM または Sun Cluster 3.0 Agents 12/01 CD-ROM を文書サーバーの CD-ROM ドライブに挿入します。
ボリューム管理デーモンの vold(1M) が CD-ROM を自動的にマウントします。
Sun Cluster AnswerBook パッケージが含まれている CD-ROM のディレクトリに移動します。
AnswerBook パッケージは、次の場所にあります。
Sun Cluster 3.0 12/01 CD-ROM
/cdrom/suncluster_3_0_u2/SunCluster_3.0/Packages
Sun Cluster 3.0 Agents 12/01 CD-ROM
/cdrom/scdataservices_3_0_u2/components/ SunCluster_Data_Service_Answer_Book_3.0/Packages
pkgadd(1) コマンドを使用してパッケージをインストールします。
# pkgadd -d . |
インストールする Sun Cluster 3.0 12/01 Collection (SUNWscfab) と Sun Cluster 3.0 12/01 Data Services Collection (SUNWscdab) パッケージを選択します。
pkgadd のインストールオプションのメニューで heavy を選択し、すべてのパッケージをシステムに追加して AnswerBook2 カタログを更新します。
Sun Cluster 3.0 12/01 Collection (SUNWscfab) か Sun Cluster 3.0 12/01 Data Services Collection (SUNWscdab) を選択します。
各 CD-ROM の文書コレクションのパッケージには、文書サーバーのデータベースにコレクションを追加してサーバーを再起動するインストール後処理スクリプトが含まれています。これで文書サーバーを使用して Sun Cluster AnswerBook を表示できるようになります。
日本語版のマニュアルは CD-ROM には含まれていません。この節の説明は、CD-ROM に含まれている英語版の PDF ファイルを表示する場合にのみ適用されます。日本語版の PDF ファイルは、docs.sun.com の Web サイトからダウンロードできます。
Sun Cluster CD-ROM には、Sun Cluster の各マニュアルの PDF ファイルが含まれています (英語版のみ)。
Sun Cluster AnswerBook と同様に、6 つの PDF ファイルが Sun Cluster CD-ROM に、1 つの PDF ファイルが Agents CD-ROM に含まれています。PDF ファイルの名前は、マニュアル名の略語で示しています(表 1-3 を参照)。
PDF ファイルは、次の場所にあります。
Sun Cluster 3.0 12/01 CD-ROM
cdrom/suncluster_3_0_u2/SunCluster_3.0/Docs/locale/C/PDF
Sun Cluster 3.0 Agents 12/01 CD-ROM
cdrom/scdataservices_3_0_u2/components/ SunCluster_Data_Service_Answer_Book_3.0/Docs/locale/C/PDF
CD-ROM |
PDF の略語 |
マニュアルのタイトル |
---|---|---|
Sun Cluster 3.0 12/01 CD-ROM |
CLUSTINSTALL | 『Sun Cluster 3.0 12/01 Software Installation Guide』 |
CLUSTNETHW | 『Sun Cluster 3.0 12/01 Hardware Guide』 | |
CLUSTAPIPG | 『Sun Cluster 3.0 12/01 Data Services Developer's Guide』 | |
CLUSTSYSADMIN |
『Sun Cluster 3.0 12/01 System Administration Guide』 |
|
CLUSTCONCEPTS |
『Sun Cluster 3.0 12/01 Concepts』 |
|
CLUSTERRMSG | 『Sun Cluster 3.0 12/01 Error Messages Manual』 | |
Sun Cluster 3.0 Agents 12/01 CD-ROM |
CLUSTDATASVC |
『Sun Cluster 3.0 12/01 Data Services Installation and Configuration Guide』 |
Sun Cluster 3.0 12/01 のリリースには次の制限が適用されます。
Remote Shared Memory (RSM) トランスポートタイプ - これらのトランスポートタイプはマニュアルに記載されていますが、サポートされていません。RSMAPI を使用する場合は、トランスポートタイプとして dlpi を指定します。
Scalable Coherent Interface (SCI) - SBus SCI インタフェースはクラスタインターコネクトとしてはサポートされていません。ただし、PCI-SCI インタフェースは現在サポートされています。
自動ディスクパス監視 - ディスクパス監視機能はサポートされていません。定足数デバイスの二重エラーや定足数デバイスへのパスの切断を防止するには、個々のディスクパスを手作業で監視する必要があります。モニターでは、アクティブなディスクパスの障害は検出できますが、非アクティブなディスクパスは検出できません。
格納装置に対して複数の物理パスを持つストレージデバイス - 複数のパスはサポートされません。ただし、Sun StorEdge A3500 は例外です。Sun StorEdge A3500 では、2 つのノードのそれぞれに対して 2 つのパスがサポートされます。
SunVTSTM - サポートされません。
マルチホストテープ、CD-ROM、DVD-ROM - サポートされません。
Loopback File System - クラスタノードでのループバックファイルシステム (LOFS) の使用はサポートされません。
クラスタノードでのクライアントアプリケーションの実行 - サポートされません。リソースグループのスイッチオーバーやフェイルオーバーによって、TCP (telnet/rlogin) 接続が切断されることがあります。このスイッチオーバーやフェイルオーバーには、クラスタノードが開始した接続やクラスタ外のクライアントホストが開始した接続が含まれます。
クラスタノードでの高優先度プロセススケジューリングクラスの実行 - サポートされません。通常以上の優先度を持つタイムシェアリングスケジューリングクラスで動作するプロセスや、リアルタイムスケジューリングクラスで動作するプロセスをクラスタノードで実行しないでください。Sun Cluster 3.0 では、リアルタイムスケジューリングクラスを必要としないカーネルスレッドが使用されます。通常以上の優先度で動作するタイムシェアリングプロセスや、リアルタイムプロセスがあると、Sun Cluster カーネルスレッドが必要とする CPU サイクルが、それらのプロセスによって奪われることがあります。
ファイルシステム割り当て - 割り当て (quotas) は Sun Cluster 3.0 12/01 構成ではサポートされていません。
論理ネットワークインタフェース - これらのインタフェースは、Sun Cluster 3.0 12/01 ソフトウェアが使用するために予約されています。
クラスタファイルシステムの制限事項
umount -f コマンドは、-f オプションのない umount と同じ結果になります。つまり、強制的なマウント解除はサポートされません。
unlink (1M) コマンドは、空でないディレクトリに対してはサポートされません。
lockfs -d コマンドはサポートされません。代わりに lockfs -nを使用してください。
Solaris のファイルシステムには、ファイルシステム名前空間に通信エンドポイントを指定する機能がありますが、クラスタファイルシステムではこの機能はサポートされません。したがって、名前がクラスタファイルシステムへのパス名である UNIX ドメインソケットは作成できず、FIFO や名前付きパイプも作成できません。また、fattach も使用できません。
forcedirectio マウントオプションを使用してマウントされたファイルシステムから、バイナリを実行することはできません。
NAFO (ネットワークアダプタフェイルオーバー) の制限
すべてのパブリックネットワークアダプタは NAFO グループに属している必要があります。
各ノードでは、IP サブネットごとに 1 つの NAFO グループしか存在できません。Sun Cluster 3.0 ソフトウェアでは、同一のサブネットに複数の IP アドレスが存在するような弱い形式でも、 IP ストライピングはサポートされません。
同一の NAFO グループ内で一時にアクティブになれるのは 1 つのアダプタだけです。
Sun Cluster 3.0 ソフトウェアでは、OpenBootTM PROM の local-mac-address?=true 設定はサポートされません。
サービスとアプリケーションの制限
Sun Cluster 3.0 ソフトウェアを利用して提供できるサービスは、Sun Cluster と共に提供されているデータサービスか、Sun Cluster データサービス API を使用して設定されたデータサービスだけです。
Sun Cluster 環境は sendmail(1M) サブシステムをサポートしないため、クラスタノードをメールサーバーに使用しないでください。メールディレクトリは、Sun Cluster 以外のノードに置く必要があります。
クラスタノードをルーター (ゲートウェイ) に構成しないでください。システムがダウンした際にクライアントが代替ルーターを探すことができず、回復できません。
クラスタノードを NIS や NIS+ のサーバーに構成しないでください。ただしクラスタノードを NIS や NIS+ のクライアントにすることは可能です。
Sun Cluster を高可用性起動の提供や、クライアントシステムへのサービスのインストールを行うように構成しないでください。
Sun Cluster 3.0 を rarpd サービスを提供するように構成しないでください。
Sun Cluster 3.0 HA for NFS の制限
Sun Cluster ノードは、同じクラスタ内のノード上でマスターされている、HA-NFS エクスポートされたファイルシステムの NFS クライアントになることはできません。このような HA-NFS のクロスマウントは禁止されています。クラスタノード間でファイルを共有するときは、クラスタファイルシステムを使用してください。
アプリケーションは、NFS 経由でエクスポートされたファイルシステムにローカルにアクセスしてはなりません。ローカルでアクセスすると、ローカルのブロック (flock(3UCB) や fcntl (2) など) によって、ロックマネージャ (lockd) が再起動できなくなる可能性があります。再起動中、リモートクライアントの再要求によって、ブロックされているローカルのプロセスがロックされる可能性があります。これにより、予期せぬ動作が発生する可能性があります。
Sun Cluster HA for NFS では、すべての NFS クライアントがハードマウントされている必要があります。
Sun Cluster HA for NFS には、ネットワークリソースのホスト名別名は使用しないでください。クラスタファイルシステムをマウントする NFS クライアントがホスト名別名を使用すると、statd のロック復旧問題が発生する可能性があります。
Sun Cluster 3.0 ソフトウェアは Secure NFS または Kerberos with NFS の使用、特に、share_nfs(1M) サブシステムへの secure と kerberos オプションをサポートしません。
Sun Cluster HA for NetBackup の制限
マスターサーバーが動作しているクラスタ上では、マスターサーバーはバックアップできる唯一の論理ホストです。
バックアップメディアはマスターサーバーには接続できないので、他にメディアサーバーが必要です。
Sun Cluster と NetBackup の制限
NetBackup クライアントがクラスタの場合、bp.conf ファイルは 1 つしかないので、クライアントとして構成できる論理ホストは 1 つだけです。
NetBackup クライアントがクラスタで、クラスタ上の論理ホストの 1 つが NetBackup クライアントとして構成されている場合、NetBackup は物理ホストをバックアップできません。
ボリューム管理ソフトウェアの制限
メディエータを使用した Solstice DiskSuite の構成では、1 つのディスクセットに構成するメディエータホストの数は、必ず 2 つでなければなりません。
DiskSuite Tool (metatool) は Sun Cluster 3.0 ソフトウェアには対応していません。
同じノードからのマルチパスを管理するために、Sun Cluster 3.0 ソフトウェアの VxVM 動的マルチパス (DMP) を使用することはサポートされていません。
ソフトウェア RAID 5 はサポートされません。
ハードウェアの制限
クラスタノードのペアには、少なくとも 2 つの多重ホストディスク記憶装置がなければなりません (Sun StorEdge A3x00 を使用するクラスタは例外)。
RAID レベル 5 がサポートされるのは、現在、次のハードウェアプラットフォーム上においてのみです。
- Sun StorEdge A5x00/A3500FC アレイ
- Sun StorEdge T3 と T3+ アレイ しかし、これらのアレイをシングルコントローラ構成で使用している場合、データ冗長性のための追加のメカニズム (ホストベースのミラーリングなど) を使用する必要があります。これらのアレイをパートナグループ構成で使用している場合、コントローラは冗長であるので、ホストベースのミラーリングがなくても RAID 5 を使用できます。
Alternate Pathing (AP) はサポートされません。
Sun Enterprise 420R サーバーを使用しており、スロット J4701 に PCI カードを挿入している場合、マザーボードはダッシュレベル 15 以上 (501-5168-15 以上) である必要があります。マザーボードのパーツ番号とリビジョンレベルを見つけるには、PCI スロット 1 に最も近いボードの端を調べます。
Sun Enterprise 10000 サーバーのボードのスロット 0 に UDWIS 入出力カードを設置すると、クラスタでシステムパニックが発生します。このサーバーのボードのスロット 0 には、UDWIS 入出力カードを設置しないでください (「バグ ID 4490386」を参照)。
データサービスのタイムアウト期間の推奨
入出力が多く、クラスタ内に多数のディスクが構成されているデータサービスを使用するときは、データサービスのデフォルトのタイムアウト時間を増やすことを推奨します。これは、ディスクに障害が発生している間、入出力サブシステム内で再試行が発生し、長時間かかることに対処するためです。データサービスのタイムアウトについての詳細や、タイムアウト値を増やす方法については、ご購入先にお問い合わせください。
データサービスの制限
Solaris と Sun Cluster をインストールする前に、すべてのデータサービスの制限事項を確認してください。このような条件を理解していないと、インストールプロセスを正しく実行することができず、Solaris と Sun Cluster ソフトウェアの再インストールが必要になる場合があります。
たとえば、Oracle Parallel Server/Real Application Clusters の Oracle Parallel Fail Safe/Real Application Clusters Guard オプションは、クラスタ内で使用するホスト名/ノード名に対して特別な条件があります。Sun Cluster ソフトウェアをインストールした後はホスト名を変更できないので、Sun Cluster ソフトウェアをインストールする前にこれらの条件を満たす必要があります。ホスト名/ノード名に対する特別な条件の詳細については、Oracle Parallel Fail Safe/Real Application Clusters Guard のマニュアルを参照してください。
Sun Cluster 構成のパッチに関する情報を以下に示します。
Sun Cluster ソフトウェアは PatchPro という Sun の最新のパッチ管理ソリューションを採用しました。この新しいツールは、Sun Cluster ソフトウェアのインストールや保守に必要なパッチの選択およびダウンロードを大幅に簡単にします。 PatchPro には、パッチのインストールを簡単にするための Interactive Mode ツール (Sun Cluster に固有) と、最新のパッチセットで構成を保守するための Expert Mode ツールを提供します。Expert Mode は、特に、高可用性やセキュリティのパッチだけではなく、最新のパッチをすべて入手する場合に便利です。
Sun Cluster 製品に必要なパッチを表示およびダウンロードするには、SunSolve アカウントに登録しておく必要があります。アカウントを登録していない場合は、ご購入先に依頼するか、SunSolve Online Web サイトから登録してください。
Sun Cluster ソフトウェア用の PatchPro ツールにアクセスするには、http://www.sun.com/PatchPro/ にアクセスし、「Sun Cluster」から「Interactive Mode」または「Expert Mode」を選択します。 クラスタ構成を記述し、パッチをダウンロードする方法については、PatchPro ツールの指示に従ってください。
SunSolve OnlineSM Web サイトでは、Sun 製品のパッチ、ソフトウェア、およびファームウェアに関する最新の情報を提供しています。現在サポートされるソフトウェア、ファームウェア、およびパッチの最新のリビジョンについては、SunSolve Online サイト (http://sunsolve.sun.com) にアクセスしてください。
Sun Cluster 製品に必要なパッチを表示およびダウンロードするには、SunSolve アカウントに登録しておく必要があります。アカウントを登録していない場合は、ご購入先に依頼するか、SunSolve Online Web サイトから登録してください。
Sun Cluster 3.0 のパッチ情報の検索には、SunSolve EarlyNotifier Service を使用します。EarlyNotifier の情報を表示するには、SunSolve にログインし、メインページ上部のメニューから「Simple Search」を選択します。次に「Simple Search」ページで「EarlyNotifier」ボックスをクリックし、検索条件ボックスに Sun Cluster 3.0 と入力します。すると、Sun Cluster 3.0 ソフトウェア用の EarlyNotifier ページが開きます。
Sun Cluster 3.0 をインストールしたり、クラスタコンポーネント (Solaris オペレーティング環境、Sun Cluster ソフトウェア、ボリューム管理ソフトウェア、データサービスソフトウェア、ディスクハードウェア) にパッチを適用する前に、EarlyNotifier 情報と、パッチに付随する README ファイルをよく読んでください。クラスタが適切に動作するためには、すべてのクラスタノードが同じパッチレベルになっていなければなりません。
個々のパッチ手順や、パッチ管理のヒントについては、『Sun Cluster 3.0 12/01 のシステム管理』を参照してください。
実行可能モジュール sapstart (OSS note 0396321 を参照) の最新パッチでは、いずれかのノードで SAP インスタンスがすでにアクティブになっていると、新しいインスタンスは起動されません。SAP インスタンスを二重に起動すると、すでにアクティブになっているインスタンスがクラッシュしてしまうため、このパッチは重要です。さらに、クラッシュにより、SAP 停止スクリプトで SAP インスタンスを正常に停止できなくなります。この場合には、データが損傷することがあります。
この問題を防止するためには、sapstart 実行モジュールの最新パッチをインストールし、アプリケーションサーバーおよびコアインスタンス用の SAP 起動ファイルに新しいパラメータを指定する必要があります。
たとえば以下のようにして、プロファイル SC3_DVEBMGS00 (コアインスタンス用のプロファイル) に新しい SAP パラメータ sapstart/lockfile を追加します。
sapstart/lockfile =/usr/sap/SC3/DVEBMGS00/work/startup_lockfile |
新しいパラメータ名
コアインスタンスの作業ディレクトリ
Sun Cluster HA for SAP が使用するロックファイル名
クラスタファイルシステムにロックファイルのパスがあるかどうかを調べます。ロックファイルのパスが各ノードにある場合は、異なるノードから同じインスタンスが起動されても、それを防ぐことはできません。
ロックファイルを SAP プロファイルに指定するときに、ロックファイルを手作業で作成する必要はありません。ロックファイルは、Sun Cluster HA for SAP データサービスが自動的に作成します。
この構成で SAP インスタンスを起動すると、SAP ソフトウェアは startup_lockfile ファイルをロックします。SAP インスタンスを Sun Cluster 環境の外で起動し、それを Sun Cluster 環境に移行すると、Sun Cluster HA for SAP データサービスはそのインスタンスを起動しようとします。しかし、ファイルロック機能があるためにこの試みは失敗します。データサービスによって、エラーメッセージが syslog に記録されます。
SunPlex Agent Builder には次のライセンス条項が含まれています。
再配布可能: /usr/cluster/lib/scdsbuilder/src ディレクトリ内のファイルは、再配布可能です。ライセンス契約書の条項と条件に従います。
ライセンス条項の詳細については、Sun Cluster 3.0 に付属しているライセンス契約書を参照してください。
この節では、Sun Cluster 3.0 12/01 構成で Sun Management Center 2.1.1 を Sun Management Center 3.0 にアップグレードする手順を説明します。
Sun Cluster 3.0 12/01 構成で Sun Management Center 2.1.1 ソフトウェアを Sun Management Center 3.0 ソフトウェアにアップグレードする手順は次のとおりです。
次のものを用意します。
Sun Cluster 3.0 12/01 CD-ROM (または CD-ROM イメージへのパス)。Sun Management Center ソフトウェアをアップグレードした後で、この CD-ROM を使用して Sun Cluster モジュールパッケージをインストールし直す必要があります。
Sun Management Center 3.0 のマニュアル
Sun Management Center 3.0 のパッチと Sun Cluster モジュールのパッチ (もしあれば)。パッチの場所とインストール手順については、「パッチとファームウェアレベル」を参照してください。
すべての Sun Management Center プロセスを停止します。
Sun Management Center コンソールが動作している場合は、コンソールを終了します。
コンソールウィンドウのメニューバーから「File」、「Exit」の順に選択します。
個々の Sun Management Center エージェントマシン (クラスタノード) で Sun Management Center エージェントプロセスを停止します。
# /opt/SUNWsymon/sbin/es-stop -a |
Sun Management Center サーバーマシンで Sun Management Center サーバープロセスを停止します。
# /opt/SUNWsymon/sbin/es-stop -S |
スーパーユーザーで、表 1-4 に示す場所から Sun Cluster モジュールパッケージを削除します。
すべての場所からすべての Sun Cluster モジュールパッケージを削除する必要があります。そうしないと、パッケージの相互依存関係のために Sun Management Center ソフトウェアのアップグレードに失敗することがあります。Sun Management Center ソフトウェアをアップグレードした後で、手順 5のパッケージをインストールし直します。
# pkgrm module-package |
ディレクトリの位置 |
削除するパッケージ |
---|---|
各クラスタノード |
SUNWscsam、SUNWscsal |
Sun Management Center コンソールマシン |
SUNWscscn |
Sun Management Center サーバーマシン |
SUNWscssv |
Sun Management Center ヘルプサーバーマシン |
SUNWscshl |
Sun Management Center 3.0ソフトウェアにアップグレードします。
Sun Management Center 3.0 のマニュアルに説明されているアップグレード手順に従ってください。
スーパーユーザーで、Sun Cluster モジュールパッケージを表 1-5が示す場所にインストールし直します。
Sun Management Center 3.0 ソフトウェアでは、ヘルプサーバーパッケージ SUNWscshl をヘルプサーバーマシンだけでなくコンソールマシンにもインストールします。
# cd /cdrom/suncluster_3_0_u2/SunCluster_3.0/Packages # pkgadd module-package |
ディレクトリの位置 |
インストールするパッケージ |
---|---|
各クラスタノード |
SUNWscsam、SUNWscsal |
Sun Management Center コンソールマシン |
SUNWscscn、SUNWscshl |
Sun Management Center サーバーマシン |
SUNWscssv |
Sun Management Center ヘルプサーバーマシン |
SUNWscshl |
すべての Sun Management Center パッチと Sun Cluster モジュールパッチをクラスタの各ノードに適用します。
関係するすべてのマシンで Sun Management Center エージェント、サーバー、コンソールの各プロセスを再起動します。
『Sun Cluster 3.0 12/01 ソフトウェアのインストール』の「Sun Management Center ソフトウェアを起動する」を参照してください。
Sun Cluster モジュールを読み込みます。
『Sun Cluster 3.0 12/01 ソフトウェアのインストール』の「Sun Cluster モジュールを読み込む」を参照してください。
Sun Cluster モジュールがすでに読み込まれている場合は、これをいったん読み込み解除してから再び読み込み、サーバーにキャッシュされているすべてのアラーム定義を消去する必要があります。モジュールを読み込み解除するには、コンソールの「Details」ウィンドウから「Module」、「Unload Module」の順に選択します。
Sun Cluster 3.0 12/01 リリースの動作に影響する問題には次のものがあります。最新情報については、docs.sun.com の Web サイトにあるオンラインの『Sun Cluster 3.0 12/01 Release Notes Supplement』を参照してください。
問題の概要:/etc/mnttab ファイルに、グローバルにマウントされている VxFS ファイルシステムの最新の largefile 状態が示されない。
回避方法:ファイルシステムの largefile 状態を確認するには、/etc/mnttab を参照するのではなく、fsadm コマンドを使用します。
問題の概要:広域 VxFS は、ローカル VxFS よりも、同じファイルサイズに割り当てるディスクブロックの量が多い。このことは、ls -ls コマンドで確認可能。
回避方法:ファイルシステムのマウントを解除して、マウントし直します。割り当てられたと報告された余分なディスクブロックが削除されます。
問題の概要:クラスタ内で Sun Enterprise 10000 サーバーを使用しているとき、ある構成で入出力カードを使用すると、これらのサーバーでパニックが発生する。
回避方法:クラスタ内にある Sun Enterprise 10000 サーバーの SBus 入出力ボードのスロット 0 には、UDWIS 入出力カードを設置しないでください。
問題の概要:N 個の対話管理ソフトウェアを構成した N ノードのクラスタでは、Interaction Manager (IM) を実行してクライアントにサービスを提供しているクラスタを停止すると、クライアントがセッションを失う。同じクライアントが他の IM に接続し直そうとすると、長時間かかる。この問題は BroadVision 製品に関連する問題である。BroadVision は IM セッションのフェイルオーバー機能をサポートしていない。
回避方法:Netscape ブラウザから「Stop/Reload」ボタンをクリックして、次に、「Start Broadway Application」ボタンをクリックします。こうすることで、BroadVision サーバーへの接続はすぐに応答するはずです。この回避方法は、IM ノードが停止した後で新しい接続を行うときに最も機能します。ただし、IM ノードが停止する前には機能しないこともあります。この回避方法が機能しない場合は、Netscape のディスクキャッシュとメモリーキャッシュをクリアします。
問題の概要:2 ノードクラスタで oracle-rg をノード 1 からノード 2 に切り替えた場合、BroadVision One-To-One は新しいユーザーを登録できるまでに 3 回試行する。1 回目の試行では、「Fail to create new user」と表示される。 2 回目の試行では、著作権情報が表示される。3 回目の試行では何も表示されず、正常に終了する。この問題が発生するのは、フェイルオーバー Oracle データベースを (クラスタの内または外で) 実行している任意の N ノードクラスタと、ノード 1 が http、oracle、roothost、backend、backend2 の主ノードであり、Interaction Manager (IM) がスケーラブルで動作している 2 ノードクラスタである。
この問題は、ログイン後のウェルカムページに新しいユーザーの名前が表示されないことです。この問題は、BroadVision One-To-One に関連することがわかっています。 BroadVision One-To-One にもこの問題を修正するようにバグが報告されています。このバグ ID は BVNqa20753 です。
回避方法:回避方法はありません。 3 回の試行後、ユーザーは作成されます。
問題の概要: VERITAS File System パッチ 110435-05 は、 mount_vxfs 用のデフォルトのロギングオプションを log から delaylog に変更する。Sun Cluster 上で VxFS をサポートするには、ロギングが必要である。
回避方法:vfstab ファイルの VxFS オプションリストに log オプションを手動で追加します。
問題の概要:入出力が多く、クラスタ内に多数のディスクが構成されているデータサービスを使用しているとき、ディスクに障害が発生すると、入出力サブシステムで再試行が行われ、データサービスがタイムアウトすることがある。
回避方法:Probe_timeout に対するデータサービスのリソース拡張プロパティ値を増やします。 タイムアウト値の詳細については、ご購入先に問い合わせてください。
# scrgadm -c -j resource -x Probe_timeout=timeout_value |
問題の概要:ロックされるデバイスがグローバルデバイス (/dev/global/rdsk/d4s0) であるとき、 record locking が正しく機能しない。ただし、指定したノード上でプログラムを複数回バックグラウンドで実行するときには、record locking は正しく機能する。プログラムの最初のコピーがデバイスの一部をロックした後、プログラムの他のコピーはデバイスのロックが解除されるまで、block waiting になるはずである。しかし、指定したノードとは異なるノードから実行されているとき、プログラム (の他のコピー) はデバイスのロックが解除されるまで block waiting とはならず、そのデバイスをもう一回ロックする。
回避方法:回避方法はありません。
問題の概要:Sun Cluster 構成を Solaris 8 10/01 ソフトウェアにアップグレードするとき (Sun Cluster 3.0 12/01 へのアップグレードに必要)、Apache の起動スクリプトと停止スクリプトが復元される。Apache データサービスがすでにクラスタ上に存在し、デフォルトの構成で構成されている場合 (つまり、/etc/apache/httpd.conf ファイルが存在し、/etc/rc3.d/S50apache ファイルが存在しない場合)、Apache が起動する。したがって、Apache がすでに動作しているため、Apache データサービスが起動しない。
回避方法:各ノード上で次の手順を実行します。
アップグレードのためにノードを停止する前に、次のリンクがすでに存在しているかどうかを確認し、存在している場合は、ファイル名に大文字の K または S が含まれているかどうかを確認します。
/etc/rc0.d/K16apache /etc/rc1.d/K16apache /etc/rc2.d/K16apache /etc/rc3.d/S50apache /etc/rcS.d/K16apache |
これらのリンクがすでに存在しており、ファイル名に大文字の K または S が含まれている場合は、何もする必要はありません。そうでない場合は、ノードを Solaris 8 10/01 ソフトウェアにアップグレードした後に次の手順を実行します。
ノードを Solaris 8 10/01 ソフトウェアにアップグレードした後、ノードを再起動する前に、復元された Apache のリンク名を変更します (たとえば、ファイル名を小文字の k や s にします) 。
# mv /a/etc/rc0.d/K16apache /a/etc/rc0.d/k16apache # mv /a/etc/rc1.d/K16apache /a/etc/rc1.d/k16apache # mv /a/etc/rc2.d/K16apache /a/etc/rc2.d/k16apache # mv /a/etc/rc3.d/S50apache /a/etc/rc3.d/s50apache # mv /a/etc/rcS.d/K16apache /a/etc/rcS.d/k16apache |
問題の概要:クラスタ転送の自動発見機能を提供する対話型の scinstall(1M) を使用する場合、検証中に次のエラーメッセージが表示されることがある。
scrconf: /dev/clone: No such file or directory |
このエラーメッセージは、検証が中断し、自動発見機能が失敗したときに表示されます。デバイスがネットワークアダプタでない可能性があります。たとえば、デバイスが /dev/llc20 の場合です。 この問題に遭遇した場合は、ご購入先に問い合わせて、この問題を再現するための情報をバグレポートとして報告してください。
回避方法:ノードを再起動して scinstall をやり直します。これでも問題が解決しない場合は、scinstall の non-autodiscovery オプションを選択します。
問題の概要:Sun Cluster ソフトウェアを Sun Cluster 2.2 から Sun Cluster 3.0 12/01 にアップグレードするときに、scinstall -u begin -F コマンドを使用した場合、scinstall コマンドは依存関係があるパッチを削除できず、次のメッセージが表示されて中断する。
scinstall: Failed to remove patch-id.rev scinstall: scinstall did NOT complete successfully! |
この障害の原因はパッチの依存関係です。
回避方法:パッチの依存関係を手動でバックアウトして、アップグレードをやり直します。ログファイルを参照し、スクリプトが停止する原因となったパッチの依存関係を見つけます。showrev コマンドを使用しても、パッチの依存関係を見つけることができます。
showrev -p | grep patch-id |
問題の概要:クラスタの Cluster Configuration Repository (CCR) が無効な場合、読み取りも書き込みもできない。当該の無効な CCR 上で ccradm -r -f コマンドを実行すると、無効な CCR の読み取りと書き込みは両方とも無効になるはずである。しかし、ccradm -r -f コマンドを実行しても、CCR テーブルの書き込みは無効にならない。
回避方法:クラスタ全体を再起動します。
問題の概要:同じ JumpStart ディレクトリに対して対話型の scinstall(1M) を 2 回実行し、JumpStart サーバーをクラスタのインストール用に設定しようとすると、クラスタと JumpStart のディレクトリ名がなくなることがある。このプロセスで呼び出した scinstall コマンド行では、どちらの名前もなくなる。
回避方法:JumpStart ディレクトリから .interactive.log.3 ファイルを削除して、scinstall を実行し直します。
問題の概要:Oracle 9.0.1 の NLS ファイルは Oracle 8.1.6 や 8.1.7 ソフトウェアと下位互換性がない。パッチ 110651-04 が不良であることがわかっている。
回避方法:パッチ 110651-04 をバックアウトして、代わりにパッチ 110651-02 を適用し直します。
問題の概要:syslogd が異常終了し、(たとえば、バグ ID 4477565 が原因で) クラスタノード上で再起動できない場合、rgmd が 1 つまたは複数のノード上でハングする可能性がある。すると、scstat(1M) -g、scswitch(1M) -g、scrgadm(1M)、scha_*_get(1HA,3HA) などのコマンドがハングして、リソースグループのフェイルオーバーが失敗する。
回避方法:/etc/init.d/syslog スクリプトを編集し、/usr/sbin/syslogd を起動するコマンドの前に次の行を挿入してシンボリックリンク /etc/.syslog_door を削除します。
rm -f /etc/.syslog_door |
問題の概要:RSM (Remote Shared Memory) パッケージと SUNWscrif (RSMAPI Path Manager) パッケージをインストールした後、RSMAPI が使用するいくつかのパスが RSM_CONNECTION_ACTIVE 状態 になることができない。rsm_get_interconnect_topology(3rsm) を使用してトポロジ構造をダンプした場合、インタフェース {rsmapi.h} が各パスの状態を示す。
クラスタからノードを分離しないようにするために、次の回避方法は各パス上で一度に実行します。
回避方法:次のコマンドをクラスタの各ノード上で実行して、パスを RSM_CONNECTION_ACTIVE (3) 以外の状態にします。
# scconf -c -m endpoint=node:adpname,state=disabled # scconf -c -m endpoint=node:adpname,state=enabled |
この問題が発生するパス上のエンドポイント。
問題の概要:VxVM 3.1.1 リリースでは、マニュアルページのパスが /opt/VRTS/man に変更されている。以前のリリースでは、マニュアルページのパスは /opt/VRTSvxvm/man であった。『Sun Cluster 3.0 12/01 ソフトウェアのインストール』では、この新しいパスが説明されていない。
回避方法:VxVM 3.1.1 以降では、クラスタの各ノード上で、MANPATH に /opt/VRTS/man を追加します。
この節では、マニュアル類の記述の誤り、およびそれらの正しい情報について説明します。
『Sun Cluster 3.0 12/01 データサービスのインストールと構成』の「Sun Cluster HA for Oracle パッケージのインストール」の導入部分に、64 ビット Oracle で Sun Cluster HA for Oracle を実行しているクラスタにおいて、ユーザーに必要な追加のパッケージについて説明されていません。次に、『Sun Cluster 3.0 12/01 データサービスのインストールと構成』の「Sun Cluster HA for Oracle パッケージのインストール」の導入部分の正しい情報を示します。
構成によって異なりますが、scinstall(1M) ユーティリティを使用して、次のパッケージの片方または両方をクラスタにインストールします。このとき、非対話型の scinstall には -s オプション (すべてのデータサービスパッケージをインストールする) を指定しないでください。
SUNWscor:32 ビット Oracle または 64 ビット Oracle で Sun Cluster HA for Oracle を実行しているクラスタ
SUNWscorx:64 ビット Oracle で Sun Cluster HA for Oracle を実行しているクラスタ
SUNWscor は SUNWscorx の前提条件となるパッケージです。
Sun Cluster 初期インストールの一部として SUNWscor データサービスパッケージをインストールしている場合は、「Sun Cluster HA for Oracle の登録と構成」に進みます。そうでない場合は、次の SUNWscor と SUNWscorx パッケージをインストールする手順に進みます。
SunPlex Manager ソフトウェアでは、SunPlex Manager をインストールする前に、Apache ソフトウェアパッケージがすでにノードにインストールされている必要があります。これは、SunPlex Manager を手動でインストールする場合にも、対話型の scinstall(1M) メソッドまたは scinstall JumpStart メソッドを使用して自動的にインストールする場合にも適用されます。 SunPlex Manager をインストールする前に Apache ソフトウェアがインストールされていない場合は、次のようなメッセージが表示されます。
NOTICE: To finish installing the SunPlex Manager, you must installthe SUNWapchr and SUNWapchu Solaris packages and any associatedpatches. Then run '/etc/init.d/initspm start' to start the server. |
『Sun Cluster 3.0 12/01 ソフトウェアのインストール』の「SunPlex Manager Software をインストールする」には、Apache ソフトウェアを先にインストールしておくための手順が示されています。しかし、「最初のクラスタノードに Sun Cluster ソフトウェアをインストールする (scinstall)」、「Sun Cluster ソフトウェアを追加のクラスタノードにインストールする (scinstall)」、「Solaris と Sun Cluster ソフトウェアをインストールする (JumpStart)」には、この手順が示されていません。
SunPlex Manager を使用するつもりであり、対話型の scinstall(1M) メソッドまたは scinstall JumpStart メソッドを使用して Sun Cluster ソフトウェアをインストールする場合は、Sun Cluster ソフトウェアのインストールを開始する前に、Apache ソフトウェアパッケージがインストールされていることを確認します。手順については『Sun Cluster 3.0 12/01 ソフトウェアのインストール』の「SunPlex Manager ソフトウェアをインストールする」の手順 3 を参照してください。
『Sun Cluster 3.0 12/01 ソフトウェアのインストール』には、VERITAS Volume Manager (VxVM) の最新リリースの新しいマニュアルページ用パスが記述されていません。マニュアルに記載されている MANPATH の値、/opt/VRTSvxvm/man は VxVM 3.0.4 と 3.1 に有効です。VxVM 3.1.1 と 3.2 の場合は、MANPATH の値に /opt/VRTS/man を使用します。
『Sun Cluster 3.0 12/01 ソフトウェアのインストール』のアップグレード手順には、Sun Cluster 3.0 汎用データサービスパッケージ SUNWscgds をインストールする手順が記述されていません。このパッケージは scinstall(1M) アップグレードオプションでは自動的にインストールされません。Sun Cluster ソフトウェアをアップグレードした後、pkgadd(1M) コマンドを使用して、Sun Cluster 3.0 12/01 CD-ROM から SUNWscgds パッケージをインストールする必要があります。このパッケージをインストールした後、ノードを再起動する必要はありません。
『Sun Cluster 3.0 12/01 ソフトウェアのインストール』と『Sun Cluster 3.0 12/01 のシステム管理』の「クラスタファイルシステムを追加する」の手順において、newfs(1M) コマンドを使用して新しいファイルシステムを作成する手順は、 UFS ファイルシステムだけに有効です。新しい VxFS ファイルシステムを作成するには、VxFS マニュアルで説明されている手順に従ってください。
1 つのクラスタに 3 つ以上のディスクセットを作成する場合は、ディスクセットを作成する前に、次の手順を実行します。この手順は、初めてディスクセットをインストールするときも、完全に構成されたクラスタにディスクセットを追加するときにも実行します。
md_nsets 変数に設定されている値が、クラスタ内に作成する予定であるディスクセットの合計数よりも大きいことを確認します。
クラスタ内の各ノード上で、/kernel/drv/md.conf ファイルの md_nsets 変数の値を確認します。
クラスタ内に作成する予定であるディスクセットの合計数が、md_nsets 変数の値から 1 を引いた数よりも大きい場合は、各ノード上で md_nsets の値を適切な値に増やします。
つまり、ディスクセットの最大数は「md_nsets の値 - 1」となります。md_nsets の最大値は 32 です。
クラスタの各ノード上の /kernel/drv/md.conf ファイルが同じであることを確認します。
このガイドラインに従わないと、重大な Solstice DiskSuite エラーが発生し、データが失われることがあります。
任意のノードからクラスタを停止します。
# scshutdown -g0 -y |
クラスタの各ノードを再起動します。
ok> boot |
クラスタの各ノード上で、devfsadm(1M) コマンドを実行します。
このコマンドは、クラスタのすべてのノード上で同時に実行できます。
クラスタの任意のノードから、scgdevs(1M) コマンドを実行します。
ディスクセットを作成する前に、各ノード上で、scgdevs コマンドが完了していることを確認します。
scgdevs コマンドは、1 つのノードから実行した場合でも、すべてのノードから自分自身をリモートで呼び出します。scgdevs コマンドが正常に終了しているかどうかを確認するには、クラスタの各ノード上で次のコマンドを実行します。
% ps -ef | grep scgdevs |
SunPlex Manager のオンラインヘルプにある以下の説明は正確ではありません。これは、 Oracle データサービスのインストール手順に記載されています。以下に訂正内容を示します。
(誤)
Note: If no entries exist for the shmsys and semsys variables in the /etc/system file when SunPlex Manager packages are installed, default values for these variables are automatically put in the /etc/system file. The system must then be rebooted. Check Oracle installation documentation to verify that these values are appropriate for your database.
(注: SunPlex Manager パッケージをインストールするときに shmsys および semsys 変数が /etc/system ファイルに指定されていない場合は、これらの変数のデフォルト値が /etc/system ファイルに自動的に指定されます。この場合には、システムを再起動する必要があります。使用するデータベースにとってデフォルト値が適切であるかどうかを、Oracle のインストールマニュアルで確認してください。)
(正)
Note: If no entries exist for the shmsys and semsys variables in the /etc/system file when you install the Oracle data service, default values for these variables can be automatically put in the /etc/system file. The system must then be rebooted. Check Oracle installation documentation to verify that these values are appropriate for your database.
(注: Oracle データサービスをインストールするときに shmsys および semsys 変数が /etc/system ファイルに指定されていない場合は、これらの変数のデフォルト値を /etc/system ファイルに自動的に指定することができます。この場合には、システムを再起動する必要があります。使用するデータベースにとってデフォルト値が適切であるかどうかを、Oracle のインストールマニュアルで確認してください。)