この章では、Sun Cluster 3.0 5/02 Update リリースに追加された新しいハードウェア情報について説明します。この章の情報は『Sun Cluster 3.0 12/01 Hardware Guide』について補足するものです。
この章では、次の項目の新しい情報について説明します。
この製品に対するサポートは、Sun Cluster 3.0 12/01 Update リリースで追加されました。この製品サポートは、Sun Cluster 3.0 5/02 Update リリースおよび Sun Cluster 3.0 ソフトウェアの今後のすべての Update リリースに適用されます。付録 C 「Sun StorEdge 9910 / StorEdge 9960 Array の取り付けと管理」 を参照してください。
これらの製品に対するサポートは、Sun Cluster 3.0 12/01 Update リリースで追加されました。これらの製品サポートは、Sun Cluster 3.0 5/02 Update リリースおよび Sun Cluster 3.0 ソフトウェアの今後のすべての Update リリースに適用されます。付録 D 「Sun StorEdge A1000 または Netra st A1000 アレイの取り付けと管理」 を参照してください。
これらの製品に対するサポートは、Sun Cluster 3.0 12/01 Update リリースで追加されました。これらのサポートは、Sun Cluster 3.0 5/02 Update リリースおよび Sun Cluster 3.0 ソフトウェアの今後のすべての Update リリースに適用されます。 付録 E 「Sun StorEdge 3900 または 6900 シリーズシステムの取り付けと管理」 を参照してください。
以下に、『Sun Cluster 3.0 12/01 Hardware Guide』の新たな追加情報と、記述の訂正または削除を記載します。
Sun Cluster 3.0 5/02 リリースでは、認定サーバーにおける Solaris 8 の動的再構成 (DR) 処理をサポートしています。現在の 『Sun Cluster 3.0 12/01 Hardware Guide 』は、DR 機能によってクラスタノードが有効になるケースを特に考慮しません。
『Sun Cluster 3.0 12/01 Hardware Guide』の一部の処理では、クラスタノードにホストアダプタまたはパブリックネットワークアダプタを追加するか、あるいはそれらを削除する必要があります。 『Sun Cluster 3.0 12/01 Hardware Guide』に示されているストレージアレイのうち現在 Solaris 8 の DR 機能の対象となっているものを次に示します。
Sun StorEdge A5x00
Sun StorEdge A3500FC
Sun StorEdge T3 (シングルコントローラ構成)
Sun StorEdge 99x0 (直結構成)
Sun Cluster ソフトウェアで DR 機能を使用する場合は、あらかじめ使用しているハードウェアプラットフォームの Solaris 8 の DR 機能についての説明を参照してください。Solaris 8 の DR 機能について記載されているすべての必要条件、手順、制限は、すべて Sun Cluster 3.0 12/01 DR サポートに適用されます (オペレーティング環境の休止操作を除く)。
現在認定されているサーバープラットフォームの DR 機能について述べたマニュアルを次に示します。
『Sun Enterprise 10000 Dynamic Reconfiguration User Guide』
『Sun Enterprise 10000 Dynamic Reconfiguration Reference Manual』
『Sun Fire 6800, 4810, 4800, and 3800 Systems Dynamic Reconfiguration User Guide』
『Sun Fire 6800, 4810, 4800, and 3800 Systems Dynamic Reconfiguration Release Notes』
現在、『Sun Cluster 3.0 12/01 Hardware Guide』内の一部の作業では、ホストアダプタまたはパブリックネットワークアダプタ (PNA) の取り付け、取り外し、または交換を行う前にクラスタノードを停止し、電源を落とすよう記載されています。
しかし、そのノードが DR 機能が有効なサーバーである場合は、これらの作業の前にノードの電源を落とす必要はありません。代わりに以下の作業を行なってください。
『Sun Cluster 3.0 12/01 Hardware Guide』の作業手順に沿って操作を行います (アクティブなクラスタインターコネクトのホストアダプタまたは PNA を無効にして取り外す作業など)。
クラスタ構成からホストアダプタ (トランスポートアダプタ) または PNA を取り外す方法については、『Sun Cluster 3.0 12/01 のシステム管理』を参照してください。
ホストアダプタまたは PNA の取り付け、取り外し、または交換のために電源を切断する箇所では、電源切断の手順を省略してください。
ホストアダプタまたは PNA に対して DR 処理 (取り付け、取り外し、または交換) を行います。
『Sun Cluster 3.0 12/01 Hardware Guide』内のその次の手順を継続します。
DR 機能の Sun Cluster 3.0 12/01 サポートについての概念は、『Sun Cluster 3.0 12/01 の概念』を参照してください。
Netra st D1000 では Sun Cluster 3.0 の利用はすでに保証されていますが、『Sun Cluster 3.0 12/01 Hardware Guide』には Netra st D1000 における管理方法がまだ記載されていません。しかし、StorEdge D1000 についても『Sun Cluster 3.0 12/01 Hardware Guide』内の既存の説明に従ってクラスタ環境内の StorEdge D1000 を管理できます。Netra st D1000 を管理する場合は、StorEdge D1000 のマニュアルの代わりに次のマニュアルを使用してください。
『Netra st A1000 and Netra st D1000 Installation and Maintenance Manual』 (805-7147)
『Netra st A1000 and Netra st D1000 Product Notes』 (805-7148)
公開された『Sun Cluster 3.0 12/01 Hardware Guide』では、アレイをパートナーグループ構成で使用している場合には Sun StorEdge T3/T3+ アレイを定足数デバイスとして使用できないと説明されています。
この制限はその後廃止されました。つまり、アレイをパートナーグループ構成で使用する場合でもシングルコントローラ構成で使用する場合でも、Sun StorEdge T3/T3+ アレイを定足数デバイスとして使用できます。
『Sun Cluster 3.0 12/01 Hardware Guide』の「Installing and Maintaining a Sun StorEdge T3 or T3+ Array Single-Controller Configuration」という章には「Sun StorEdge T3 アレイコントローラを Sun StorEdge T3+ アレイコントローラにアップグレードする場合、クラスタ固有の手順は不要」と記載されていますが、この説明は正しくありません。正しい手順は次のとおりです。
この作業は、一度に 1 台のアレイで実行してください。この作業では、コントローラをアップグレードするアレイをオフラインにする必要があります。2 台以上のアレイが互いにサブミラーの役割を果たしている場合、それらをオフラインにすると、クラスタはデータにアクセスできなくなります。
コントローラをアップグレードする StorEdge T3 アレイに接続された ノードの 1 つで、そのアレイのサブミラーを切り離します。
詳細は、Solstice DiskSuiteTM または VERITAS Volume Manager のマニュアルを参照してください。
StorEdge T3 アレイコントローラを StorEdge T3+ アレイコントローラにアップグレードします。
手順は、『Sun StorEdge T3 Array Controller Upgrade Manual』を参照してください。
サブミラーをもう一度接続して同期を取り直します。
詳細は、Solstice DiskSuite または VERITAS Volume Manager のマニュアルを参照してください。