次の手順は、Sun Cluster 3.0 5/02 Update リリースから導入されます。この手順は、今回を含む Sun Cluster 3.0 ソフトウェアの今後のすべての Update リリースに適用されます。
クラスタにディスクセットを 4 つ以上作成する場合は、ディスクセットを作成する前に次の各手順を行う必要があります。これらの手順は、ディスクセットを初めてインストールする場合でも、完全に構成されているクラスタにディスクセットをさらに追加する場合でも必要です。
md_nsets 変数の値が、クラスタに作成しようとするディスクセットの合計数より大きいことを確認します。
クラスタの任意のノードで、/kernel/drv/md.conf ファイルの md_nsets 変数の値を検査します。
クラスタに作成するディスクセットの合計数が md_nsets の値に等しいかそれ以上の場合は、各ノードで md_nsets に必要な値を設定します。
作成できるディスクセットの最大数は、md_nsets の値から 1 を引いた数です。md_nsets に指定できる最大値は 32 です。
クラスタの各ノードの /kernel/drv/md.conf ファイルが同じであるか確認します。
この手順に従わないと、Solstice DiskSuite の重大なエラーを引き起こし、データの損失につながることがあります。
ノードの 1 つからクラスタを停止します。
# scshutdown -g0 -y |
クラスタの各ノードを再起動します。
ok> boot |
クラスタの各ノードで devfsadm(1M) コマンドを実行します。
このコマンドは、すべてのノードで同時に実行できます。
クラスタのノードの 1 つで scgdevs(1M) コマンドを実行します。
ディスクセットの作成に移る前に、各ノードで scgdevs コマンドが終了しているか確認します。
ノードの 1 つで scgdevs コマンドを実行すると、このコマンドはリモートから自分自身をすべてのノードで呼び出します。scgdevs コマンドが処理を終了したかどうかを確認するには、クラスタの各ノードで次のコマンドを実行します。
% ps -ef | grep scgdevs |