Sun Cluster 3.0 5/02 リリースでは、認定サーバーにおける Solaris 8 の動的再構成 (DR) 処理をサポートしています。現在の 『Sun Cluster 3.0 12/01 Hardware Guide 』は、DR 機能によってクラスタノードが有効になるケースを特に考慮しません。
『Sun Cluster 3.0 12/01 Hardware Guide』の一部の処理では、クラスタノードにホストアダプタまたはパブリックネットワークアダプタを追加するか、あるいはそれらを削除する必要があります。 『Sun Cluster 3.0 12/01 Hardware Guide』に示されているストレージアレイのうち現在 Solaris 8 の DR 機能の対象となっているものを次に示します。
Sun StorEdge A5x00
Sun StorEdge A3500FC
Sun StorEdge T3 (シングルコントローラ構成)
Sun StorEdge 99x0 (直結構成)
Sun Cluster ソフトウェアで DR 機能を使用する場合は、あらかじめ使用しているハードウェアプラットフォームの Solaris 8 の DR 機能についての説明を参照してください。Solaris 8 の DR 機能について記載されているすべての必要条件、手順、制限は、すべて Sun Cluster 3.0 12/01 DR サポートに適用されます (オペレーティング環境の休止操作を除く)。
現在認定されているサーバープラットフォームの DR 機能について述べたマニュアルを次に示します。
『Sun Enterprise 10000 Dynamic Reconfiguration User Guide』
『Sun Enterprise 10000 Dynamic Reconfiguration Reference Manual』
『Sun Fire 6800, 4810, 4800, and 3800 Systems Dynamic Reconfiguration User Guide』
『Sun Fire 6800, 4810, 4800, and 3800 Systems Dynamic Reconfiguration Release Notes』
現在、『Sun Cluster 3.0 12/01 Hardware Guide』内の一部の作業では、ホストアダプタまたはパブリックネットワークアダプタ (PNA) の取り付け、取り外し、または交換を行う前にクラスタノードを停止し、電源を落とすよう記載されています。
しかし、そのノードが DR 機能が有効なサーバーである場合は、これらの作業の前にノードの電源を落とす必要はありません。代わりに以下の作業を行なってください。
『Sun Cluster 3.0 12/01 Hardware Guide』の作業手順に沿って操作を行います (アクティブなクラスタインターコネクトのホストアダプタまたは PNA を無効にして取り外す作業など)。
クラスタ構成からホストアダプタ (トランスポートアダプタ) または PNA を取り外す方法については、『Sun Cluster 3.0 12/01 のシステム管理』を参照してください。
ホストアダプタまたは PNA の取り付け、取り外し、または交換のために電源を切断する箇所では、電源切断の手順を省略してください。
ホストアダプタまたは PNA に対して DR 処理 (取り付け、取り外し、または交換) を行います。
『Sun Cluster 3.0 12/01 Hardware Guide』内のその次の手順を継続します。
DR 機能の Sun Cluster 3.0 12/01 サポートについての概念は、『Sun Cluster 3.0 12/01 の概念』を参照してください。